トンピン(山田亨)氏は、“令和の相場師”の異名を持つ個人投資家でありながら、株式投資で稼いだ金額は400億にも上ります。自身の保有銘柄や値上がりしそうな銘柄を予想し、的中した回数は数知れず。
あまりにも鮮やかな的中に、「一体何者なのか?」「本名は?」「過去が知りたい」と話題になることが多々ありますが、投資手法は「仕手株」「個人投資家を買い煽っている」と言われることも。
2021年3月には株価相場の操縦疑いで逮捕。2022年4月に有罪判決を受けていますが、2022年6月にTwitterで復活。現在もSNSでの発信を行っています。
そこで今回の記事では、トンピン氏の経歴・投資手法・ネット上の評判などを解説しますので最後までご覧ください。
トンピン(山田亨)とは何者?素顔に迫る
トンピン氏は個人投資家でありながら「令和の相場師」の異名を持ち、これまでに株式投資でかなりの高額を稼いでいますが、何者なのでしょうか。
ここからは、トンピン氏の経歴・投資手法・資産推移などを紹介します。
トンピンのプロフィール
トンピン氏は大阪府出身の1973年生まれ、現住所は東京都港区もしくはシンガポール。投資経験は約30年ほどと言われており、政治家に投資のアドバイスを行っている、父親も同じように個人投資家、相場師だったという噂があります。
プライベートは、住居の間取りが2Kというだけで裕福な生活をしているわけではないと語っていますが、唯一の趣味が車で、投資で儲けたお金で高級車を6台所有。
結婚は不明ですが、2018年12月にXでトンピン氏の娘が何者かによって襲撃されたことを報告しています。
先日深夜、一人暮らしのウチの娘を襲撃したゴミへ
— トンピンフィナンシャル CEO 山田 亨 (@Tonpin1234) December 1, 2018
女子供にしかそんな事出来ないのか?
俺はいつも一人で行動してるで
俺にやって来いゴミが
まさか怖くて来れねーのか?
アチコチの監視カメラからお前の写真取得しとるよ
府警西署より先にとっ捕まえたるからw pic.twitter.com/10zKfLXywJ
トンピン氏が言及する銘柄は株価の変動が大きく、人によっては大きな損失を被ることもあります。そのことに対して恨みを持った人物が娘を襲った、という説がSNS上で巻き起こりました。
犯人がどうやってトンピンの娘を特定したのか?結局、犯人は捕まったのか?は明かされていません。
SNS上では、「普段から攻撃的なツイートばかりするから、こんな目に遭うんだ」とトンピンの普段の行動を諫める声がある一方、「いくらトンピンに恨みがあるからと言って、これは無い」という声もあります。
一方、妻の存在は明かしていないため、既婚者もしくは過去に結婚していたのかもしれません。
トンピン氏の資産推移や年収は詳細不明。過去に約400億円以上の利益を株式投資だけで出していますが、2020年のコロナショックでは、当時約450億円あった資産のうちの約80億円ほど損失を出したことがわかりました。
トンピンの経歴
トンピン氏が個人投資家として活動を始めたのは2013年からで、過去にはヘッジファンドマネージャーとして中国政府系のファンドで日本株を担当。
その後、香港のファンドでも運営を経験した後、現在では北浜山田亨事務所の代表取締役社長に。
資産運用や投資運用を始めとした投資関連サービスを提供していますが、投資助言などを提供することが可能な証である金商登録番号を所持していないようです。
ちなみに、利用料金はタイムチャージが1時間あたり165,000円で、手数料は下記の表をご覧ください。
取引価格等 | 手数料率 |
---|---|
10億円未満 | 13%〜 |
10億円〜30億円未満 | 10%〜 |
30億円〜50億円未満 | 9%〜 |
50億円以上 | 応相談 |
大阪府大阪市中央区のビルに本社を置き、シンガポール・香港・マレーシアに海外オフィスを構えています。
過去のSNSトラブル
トンピン氏は現在、XやインスタといったSNSアカウントを運用しています。
Xは、2017年10月からアカウントを開設し、17万人のフォロワーが。銘柄情報に加えて、プライベートで訪れた場所の写真や、投資にまつわる情報や感想などを述べています。
インスタは1.3万人のフォロワーが。ストーリーズにて投資関連の情報を上げており、投稿では訪れた場所や観光地の写真や、趣味の車の写真を公開しています。
また、SNSにて注目銘柄などを公開していますが、2022年9月には株株という投資顧問会社が「トンピン氏が関連する銘柄」と称して、利用者へ投資情報をしていたとのこと。
しかし、当の本人であるトンピン氏が2022年9月19日に一切無関係であることをXにて訴えると、株株は翌日にXで本人の承諾を得ずに販売していたと明かしました。


人の名を騙って投資情報を提供するのは“明らかにヤバイ”ですが、トンピン氏の銘柄という情報が投資顧問から高く評価されている点も印象的です。「トンピンが関連している」という情報が、それだけユーザーにとって魅力があると投資顧問は判断していたのでしょう。
他にもツイッター上では、「トンピンが関与している」という風説を流している人物も見受けられます。一時期、「界王神(仕手株ハンター)」という人物ともゴタゴタが起きていました。
そんなトンピン氏の振る舞いは、「株式市場が盛り上がるからもっとやれ」という肯定的な評判がある一方で、「見てる分には面白いけど、関わりたくない」というスタンスの投資家の姿があります。
トンピン氏が言及する銘柄は、いい意味でも悪い意味でも注目を浴びます。投資するかは、自分の投資スタイルと相談して決めると良いでしょう。
投資手法や実績
トンピン氏の投資実績は前述したように、株式投資のみで約400億円以上の利益を出しています。
また、注目銘柄である「トンピン株」は影響力が絶大で、紹介された後に短期間で株価が上昇することも少なくありません。
そんなトンピン氏の投資手法は、主に下記の4つが使われています。
発行株数が少ない銘柄へ投資
トンピン氏は発行株数が少ない銘柄に投資することが多いです。
発行株数が少ないと、需要と供給のバランスが崩れやすくなるため、株価も大きく変動。
短期間で大きな利益を出しやすくなるためです。
トレンドを先読みした先行投資
ありとあらゆる情報網を活用し、株式市場のトレンドを先読みして先行投資を行い、株価が上昇するタイミングを見計らって売却し利益を出しているようです。
このトレンドの先読み投資も、短期間で大きく利益を出しやすい手法と言えるでしょう。
時価総額が低い銘柄に投資
時価総額が低く、50億円以下の銘柄に投資しているようです。
時価総額が低ければ低いほど少ない資金で株価を動かせると考え、トンピン氏は時価総額が低い銘柄に大量投資し、株価を操作する手法を取っていると言われています。
6勝4敗のスタンス
投資スタンスとして「6勝4敗でいい」と割り切っています。
誰もが勝ち続けるのは無理があり、400億円以上の利益を出した経験のあるトンピン氏でも株式投資は難しいと考えているようです。
トンピン氏は「株で一番大事なのは需給」という考えを持っています。
ファンダメンタルズや株主構成が良いというのを大前提にした上で、需給を株の神髄と捉えています。


株式市場において、「需要(買いたい人)が多ければ株価は上がり、供給(売りたい人)が多ければ株価は下がる」というのが通説になっています。
トンピン氏はこのような需給バランスを見極めて、これから需要が高まる銘柄を買い付ける投資手法で利益を上げてきました。
例えば、大口投資家が株式を買い付けたというニュースが出ると、個人投資家は「大口投資家が買ったなら、これから株価があがるかもしれない」と考えるので需要が集まり、株価の上昇幅は大きくなります。
ちなみに、三ツ星(5820)という銘柄は、トンピンが注目を示唆していた後に、機関投資家からの大量保有報告書が出ていました。
一部投資家の間では「トンピンが買うこと自体が材料になっている」という説も囁かれています。

SNSには「トンピンが購入した銘柄をいち早く知りたい」という声は多く、トンピンに期待を寄せる投資家はいるようです。
ただ“トンピン相場”においては、高騰を果たした後に暴落するのが通例となっています。
トンピン銘柄は、初動に乗れれば天国ですが、逃げ遅れれば地獄が待っているケースも少なくありません。ハイリスクハイリターンであることを認識すべきでしょう。
トンピン(山田亨)の銘柄
トンピン氏の銘柄について詳しく解説します。
トンピン銘柄とは?
トンピン銘柄とは、トンピン氏の注目銘柄あるいは保有銘柄のこと。保有銘柄については、株式の5%以上を保有すると提出する義務がある「大量保有報告書」から知れます。
取り上げられた銘柄に対しては、フォロワーはもちろんのこと、個人投資家であれば誰でも注目すべき銘柄になる事が多いです。また、その取り上げられた銘柄は高確率で値上がりします。
上手く相乗りできていれば稼げる反面、高値で掴むと大損をしかねません。
この特徴は「仕手株」と同様であるため、トンピンが手掛ける銘柄は良くも悪くも話題を集める傾向にあります。
※大量保有報告書には「IC(4769)」という銘柄も出てきますが、ICはトンピンが保有している銘柄ではありません。
IC株式会社の元社長がトンピンの本名である「山田亨」と同姓同名のため、よく勘違いされるようですね。
過去銘柄
過去のトンピン銘柄は下記にまとめました。
過去のトンピン銘柄
- ビューティカダンホールディングス(3041)
- 海帆(3133)
- THE WHY HOW DO COMPANY(3823)
- データセクション(3905)
- 株式会社IC(4769)
- 富士興産(5009)
- テリロジーホールディングス(5133)
- 不二ラテックス(5199)
- トーヨーアサノ(5271)
- 三ッ星(5820)
- ニチダイ(6467)
- アジャイルメディア・ネットワーク(6573)
- 天昇電気工業(6776)
- ヘリオステクノホールディング(6927)
- TWOSTONE&SONs(7352)
- アースインフィニティ(7692)
- マツモト(7901)
- エムティジェネックス(9820)
- 愛光電気(9909)
上記の中でも、東海地方を地盤とする居酒屋経営の海帆は、トンピン氏が5%以上の株を保有していると、大量保有報告書の提出で明らかとなっています。

過去銘柄は、トンピンのインスタグラムやツイッターにて「保有」を匂わせる形跡がありました。
トンピン銘柄(と思われる)のチャートを見てみると、いずれも出来高の増加・株価の急騰を確認できます。






トンピン氏がこれらの銘柄に言及した当時は、時価総額が低く注目度が低い銘柄でした。
しかし、チャートを見ると株価は大きく上昇。これといった好材料が出ていなくても騰がる銘柄も確認できます。
次なる銘柄は?
2025年2月時点の次なるトンピン銘柄は、下記が挙げられます。
- 海帆(3133)
- JALCOホールディングス(6625)
- TWOSTONE&SONs(7352)
上記の中でも海帆は前項でもお伝えしたように、トンピン氏が5%以上の株を保有している事から、話題になりやすい銘柄です。
また、「トンピン氏が関連する銘柄は騰がる」という説が広がっているため、トンピン氏が次に注目する銘柄を知りたい投資家は多いでしょうが、実は自身のインスタにて注目銘柄を匂わせる傾向があります。
例えば、マツモトであれば自民党の元外務大臣「松本たけあき」の選挙ポスターをアップ。三ツ星なら「星飛雄馬・星野仙一・星野源」を一つまとめた画像をインスタにアップするといった具合です。
トンピン氏は、「分かる人にはわかる」ように注目銘柄に言及しますので、注目銘柄を知りたい人は、彼のインスタやツイッターをチェックするのがおすすめです。
トンピン(山田亨)が相場操縦容疑で逮捕
過去に約400億円以上の利益を出していたトンピン氏ですが、2021年3月に相場操縦容疑で逮捕されました。
2021年3月26日。証券取引等監視委員会は、金融商品取引法違反(安定操作)の嫌疑で、トンピン氏を含む2名を大阪地方検察庁に告発したと公表。
その内容は下記のとおりです。
- 犯則嫌疑者AおよびBは共謀し、株式会社ニチダイの株価を一定水準以下に維持することで信用取引の保証金率引き上げ措置を回避しようとした。
- 2018年3月9日、Aらは東京証券取引所において、大量の売り注文を出して株価の上昇を抑え、株価を3050円以下に安定させた。
- 3月16日にも同様の手法で株価を3820円以下に維持しようとし、金融商品取引法施行令に違反する形で市場操作を行った。
株式会社ニチダイは2018年1月時点の株価が約600円でしたが、トンピン氏の発言で1ヶ月ほどで4000円と上昇。
その後、2018年3月9日にトンピン氏は、高騰した株式会社ニチダイの株価を3050円以下に安定させるべく大量の売り注文を出して操作しました。

また、2018年3月16日にも同じように株価操作をしようとした事から、金融商品取引法違反(安定操作)で逮捕。2022年4月に判決が下され、懲役1年6ヶ月、執行猶予3年の有罪判決。追徴金として1億8650円が課せられました。
検察はニチダイの株価上昇の背景には、トンピン氏による個人投資家の買い煽りや不正な株取引の疑いがあるとして起訴。検察と弁護人の意見を踏まえて、裁判所が出した結論は「有罪の判決」でした。
被告(トンピン氏)が反省していたので執行猶予が付き、追徴金額に関しては「実際の売買差額と大きな差がある」とし、売買差益分の1億8650万円が追徴の対象になっています(求刑は5億9600万円)。
この判決に対して、SNS上では「機関投資家がいつもやってることを個人投資家がやっているだけで、トンピンさん悪くないじゃん!」と擁護する声がある一方で、「買い煽りをしていたのは明らかだから、トンピンも悪いだろ」などの声が。
トンピン氏と同じく、ニチダイの買い煽り疑惑のあるウルフ村田という投資家も、「トンピンさんは悪くない」と擁護。この裁判は、個人投資家と機関投資家の間で大きな論争を生むきっかけとなりました。
トンピン(山田亨)の評判
トンピン氏は過去に大きな過ちを犯してしまったものの、現在は以前と同じようにトンピン銘柄を個人投資家へ向けて公開中。
ここからは、トンピン氏のネット上の評判を良い口コミ、悪い口コミに分けて紹介します。
良い口コミ|効率よく稼げる
まずは良い口コミからです。
上記のように、短期間で効率良く稼ぐには、トンピン銘柄が最適であるという声が多く見られました。
悪い口コミ|リスクが大きいなど
一方で、悪い口コミも確認できました。
このように、トンピン銘柄はリスクが大きいという声も見られます。
『トンピン(山田亨)』の口コミ
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