『THEO』の会社情報と評価
会社名: | 株式会社お金のデザイン Money Design Co., Ltd. |
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口コミ件数: | 35件 →口コミを見る← |
『THEO』の検証結果
- THEOの評判を徹底検証
- THEOに「やばい」という評判が上がる理由
- THEOを好感する人の評判
- THEOの運用実績
- THEO 9つのメリット
- THEO 3つのデメリット
- THEOと他のロボアドバイザーサービスの手数料を比較
- THEOとTHEO+の違い
- THEO+とTEHOの手数料を比較
- THEOが向いている人・THEO+が向いている人
- THEOの口座開設の流れ
- THEOのキャンペーン情報
THEOは株式会社お金のデザインが2016年より提供を開始した資産運用支援ロボアドバイザーのひとつです。
投資未経験者でも手軽に資産運用を始められるとあって、将来に向けた資産運用を行ないたい人から人気のサービスです。
ただ、THEOの評判を調べてみると「やばい」「やめたほうがいい」などの口コミも寄せられています。
どうやら投資経験や資産形成の目標期限によってTHEOの評価は分かれる模様。
利用ユーザーの評判や実績を見ていくと、THEOというサービスのメリット・デメリットが浮き彫りになりました。
THEOの評判は賛否両論。
THEOを「やばい」と感じる不支持派の口コミとしては「FX初心者の私とほとんど変わらないレベル」「自分で考えて投資をする人には向かない」などの声があがっています。
引用元:みん評
引用元:みん評
THEOは長期投資が前提のロボアドサービスです。不支持派ユーザーの多くは「短期間のパフォーマンス」を求めていました。
最短1ヶ月程度で解約した人も見受けられ、その間にTHEOは満足のいくパフォーマンスを出せていなかったのかもしれません。
またTHEOに「やばい」という評判が特に増えたのはコロナショック以後からです。
2020年3月のTHEOの投資パフォーマンスはマイナス10%近く。
THEOはリスク分散を徹底するという触れ込みでしたが、コロナショックの暴落では大きく下落。リスク分散しているはずなのに含み損を増やした件で、THEOの利用を辞めた投資家も続出しました。
いくら長期投資をしているとはいえ、実際に資産が目減りしたところを見るのは辛いものです。THEOを利用していたユーザーが「やばい」と感じるのも無理ないでしょう。
さらに2022年3月、THEOの運営会社であるSMBC日興証券は「相場操縦事件」を引き起こしました。
SMBC日興証券の相場操縦事件では、副社長まで逮捕されてニュースでも話題を集めました。
THEOを運営する会社で起きた不祥事事件。今後のTHEOの展望を心配する声から「やばい」と思う人もいたようですね。
THEOを支持する人の口コミを見てみると、「素人でも続きそう」「資産運用にくわしくない人でも続けやすい」「初心者におすすめ」など手軽に資産運用できる点を評価した評判が多いです。
引用元:みん評
投資経験者からは「ほったらかしでいいのでストレスがない」と投資のストレスから解放されたと喜ぶ声もあります。スマホで始められる手軽さ、コツコツ安心投資、おまかせ運用で楽、サイトの使いやすさ等使い心地の良さに魅了されているユーザーも多い様子。
引用元:みん評
THEOは数十年単位の長期投資で着実に資産を積み上げていく投資手法を採用しています。数ヶ月単位で思うような実績を出せなくても、日々の値動きに振り回されずコツコツと資産運用を続けられる人に向いていると言えます。
THEOのこれまでの年間リターンは以下の通りです。
2022年の実績(2月時点) -3.72%
2021年の実績 +15.57%
2020年の実績 -1.64%
2019年の実績 +12.40%
2018年の実績 -8.26%
2017年の実績 +5.65%
2016年の実績 +8.72%
西暦 | 年間 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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2022年 | -3.72% | -3.15% | -0.57% | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – |
2021年 | 15.57% | 1.71% | 1.12% | 3.51% | 1.20% | 1.58% | 1.13% | -0.29% | 0.81% | -0.07% | 3.59% | -0.90% | 2.18% |
2020年 | -1.64% | -0.46% | -3.35% | -11.19% | 4.61% | 1.85% | 1.24% | 1.28% | 2.15% | -1.55% | -1.96% | 5.22% | 0.52% |
2019年 | 12.40% | 2.55% | 2.95% | 0.93% | 1.48% | -2.52% | 1.05% | 0.91% | -1.44% | 2.21% | 1.94% | 1.22% | 1.11% |
2018年 | -8.26% | -2.94% | -3.52% | -0.86% | 2.21% | 0.52% | 0.65% | 1.24% | 0.32% | 1.53% | -4.17% | 0.94% | -4.18% |
2017年 | 5.65% | -1.34% | 0.98% | -0.80% | 0.17% | 0.46% | 1.24% | -0.21% | -0.16% | 2.24% | 1.65% | -0.15% | 1.55% |
2016年 | 8.72% | – | – | 2.54% | 0.56% | -0.75% | -6.06% | 3.89% | -1.41% | -1.84% | 1.50% | 6.32% | 3.99% |
(※THEOの設定を「グロース31%、インカム49%、インフレヘッジ20%」とした場合)
THEOで最もリターンが高かったのは2021年、低かった年は2018年でした。
※2021年の高パフォーマンス、2018年のマイナスパフォーマンスを出した考察は以下を参考にしてみてください。
↓クリックで開閉できます↓
2021年の高パフォーマンスの要因
2021年に最も高いリターンを出した要因として、各国で講じられた新型コロナ関連の経済対策の影響が大きいでしょう。
2021年はコロナショックに伴う経済市場の回復のため、各国は積極的な金融緩和政策と財政出動、ワクチン普及を進めました。その対策が功を奏し、経済活動再開と景気回復に伴ってマーケット市場の株価は上昇。
新型コロナの蔓延が継続する中でも世界の多くの株式市場がプラスに転じ、株価回復に伴いTHEOのリターン率も上昇しました。
2020年の新型コロナに起因する相場下落時により、THEOが多くの積立資産を取得したことで収益率を高めたことも、リターン率上昇に貢献したと考えられます。
相場下落局面は短期的には損失となる反面、長期的には絶好の買いタイミングになります。THEOは相場に合わせた買い付けを行なって投資パフォーマンスを向上させられたのでしょう。
2018年の低パフォーマンスの要因
2018年にTHEOのリターンが下落した要因は「米中貿易摩擦」が考えられます。
米中貿易摩擦とは、アメリカと中国がお互いに輸入製品に対する関税を引き上げたことで経済活動が停滞した事件のこと。米中貿易摩擦は世界の株式市場にも影響を与え、世界同時株安を起こしました。
2018年中に大きくリターンが下落したのは3月と12月。3月は米国が中国に対し輸入制限を発動する方針を表明し、鉄鋼とアルミニウムに高関税を課すことを決定した時期。その後、米国経済の堅調さを背景に株価は上昇します。
しかし同年10月に株価は再び下落。米国長期金利の高まりによりマーケットに不透明感が広がったのが原因です。12月に入るとFRB(米連邦準備理事会)が利上げ方針を示し※、トランプ政権の高官辞任が相次いだことでマーケットは不安定感を増しさらに急落。
2018年にTHEOの投資パフォーマンスが落ちていたのは、株式市場全体に影響を及ぼす下落要因が次々に重なったのが原因だと言えるでしょう。
※金利が上がると株価が下がります
金利が上がると企業は借入がしにくくなり事業が縮小、事業収入が減り株価が下落します。また金利が上がるとリスクの高い株式より安全性の高い預貯金にシフトする人が増えるため、売り圧力がかかり株価を押し下げます。
THEOを利用するメリットは9つ。
①ほったらかしで資産運用ができる
②投資のプロと同等の投資パフォーマンスを期待できる
③長期的な資産形成ができる
④分散投資ができてリスク回避が可能
⑤1万円から資産運用が始められる
⑥5つの質問に答えれば個人に適したポートフォリオが分かる
⑦確定申告は不要なので手間がかからない
⑧税金の最適化(節約)を自動でしてくれる
⑨ESG投資でSDGsの取り組みに貢献できる
①ほったらかしで資産運用ができる
THEOを利用すれば、資産運用をすべて「おまかせ」できます。
ユーザーが行なうのはTHEOの口座を開設して資金を入金するだけ。あとはTHEOが自動で投資を行なって資産運用をします。
引用元:THEOのおまかせ資産運用
自分で資産運用を始める場合、多くの労力と時間が必要です。資産運用の知識を身につける、運用方針を立てる、銘柄を選んで売買するなど、一回の投資だけでも覚えることは沢山。
資産運用を始めたあとも、資産バランスや投資方針の見直し、時には為替取引をすることもあり多くの知識と手間がかかります。
THEOは投資の手間と時間のかかる作業をすべて自動化。初心者でも手軽に資産運用に取り組めるように設計されています。
②投資のプロと同等の投資パフォーマンスを期待できる
THEOは投資のスペシャリストがシステムの監修をしています。
加藤康之は東京都立大学や京都大学等で講師を務め、年金運用機関GPIFの役員。世界最大の資産運用会社ブラックロックの元運用責任者であるスチュワートボックスマットの二人がTHEOを監修。
引用元:THEOの監修者
株式投資が初めてのユーザーであっても、THEOを利用すればプロと同等のパフォーマンスが期待できるでしょう。
またTHEOには下落リスク抑制機能が付いています。
THEOは特定の銘柄やポートフォリオが大幅に下落する恐れがあると判断した場合、自動的にポートフォリオを組み替えて下落幅を抑制します。
株価下落を感知するために、THEOのAIは世界中のニュース、ブログ、SNS等の膨大なデータを分析し、値動きを予測しています。
金融業界屈指のスペシャリストと独自のAIによるリスク管理を行なうTHEOは、機関投資家からも利用されています。
③長期的な資産形成ができる
THEOは10年、20年と長期的な資産形成を行えるように設計されています。
THEOは将来的に成長が期待できる分野であることを重視して、11,000以上の銘柄から投資対象を選別。
さらに「リバランス」機能で、常に最適な資産配分で運用を継続できるようサポートしてくれます。
引用元:THEOのリバランス
・リバランス(月1回)…資産配分の見直し
・リアロケーション(3か月1回)…ETFの配分の見直し
・リクリエーション(年に1回)…市場の変化に合わせて資産配分の見直し
・リプロファイリング(年齢に応じて)…年齢に適した資産配分に調整
資産運用の目的は年齢に応じて変化するものです。30~50歳までは結婚資金や住宅購入費、子供の教育費等ですが、50歳以降は老後の生活資金確保など。
THEOは長期的な目線での投資に加えて、市場の変化によって資産配分を変更する自動リバランス機能を備えています。
④分散投資ができてリスク回避が可能
THEOは世界の様々なETF(上場投資信託)で資産運用をしているため、分散投資によるリスク回避が可能です。
THEOの投資先は11,000銘柄以上。世界86の国・地域の金融資産への投資が行なわれます。そのポートフォリオの中心は最大30種類以上のETFです。
引用元:THEOの投資ポートフォリオ
ETFとは複数の株式をパッケージにした金融商品のこと。1つのETFに投資をすれば、複数の銘柄に分散投資していることになります。
THEOではポートフォリオに様々なETFを組み入れているので、結果的に1万以上の銘柄への分散投資に繋がっているわけですね。
投資を行なううえで、分散投資は最も有効なリスク回避手段として知られます。1つの銘柄(金融商品)に集中投資をすると、その銘柄が大きく下落した時、保有資産も大きく値下がりします。しかし、分散投資をしておけば資産全体が受けるリスクを軽減できます。
THEOでは投資先を世界規模で分散させる「グローバル分散投資」により、徹底したリスク軽減を図っています。
⑤1万円から資産運用が始められる
THEOがパートナー企業と提供している「THEO+(テオプラス)」を利用すれば、1万円から資産運用を始められます。
THEO+とはTHEOの資産運用機能はそのままに、各企業の特徴を活かした特典が付いているサービスです。
THEO+を提供しているのは、Docomo、JAL、新生銀行、地方銀行など。Docomoではdポイントのサービス、JALではマイルが貰えるなどの特典が付きます。
引用元:THEO+の例
THEO+はいずれも最低投資金額が1万円に設定されています。
オリジナルのTHEOは最低投資額10万円ですから、THEO+のハードルは低いと言えるでしょう。
資産運用を体験してみたい、少額で資産運用を始めたいという人にはTHEO+がおすすめです。ただし1万円では購入できるETFが限られるため、最適な資産配分で運用をすることが難しくなります。
THEO+でも10万円前後を予算に資産運用を始めると良いでしょう。
(THEO+で貰える特典は、記事後半に詳しく記載しています)
⑥5つの質問に答えれば個人に適したポートフォリオが分かる
THEOは5つの質問に答えるだけで、個人に合った最適なポートフォリオを提案してくれます。
1分ほどで完了する簡単な質問のみで、専門知識は必要無し。
質問項目は「年齢・年収・毎月の貯蓄額・金融資産額・THEOを始める金額」の5つ。
引用元:THEOはじめての方へ
THEOが5つの質問の答えを分析し、231通りのポートフォリオから最適な投資計画を導き出します。ユーザーはTHEOの口座に投資金を入金すれば、あとは勝手にTHEOがポートフォリオを構築して、自動で売買を行なってくれます。
ポートフォリオの作成は資産形成をするうえで非常に重要です。
資産配分が悪いと資金が増えないことや、リスクとリターンのバランスを見極められずハイリスクな運用で資金を失ってしまうこともあります。
THEOの強みは他社ロボアドバイザーに比べポートフォリオ数が多く、その人に合った細かなポートフォリオを提案できることです。
もちろん、提案されるポートフォリオは中身を確認できます。どの地域の、どの国の、どのような金融商品に、どのような割合で投資するかの詳細や資産予想額も分かります。
ユーザー自らポートフォリオを調整することもでき、「値上がり重視」「配当・利息重視」「インフレ対策重視」の3つの項目を変更すれば、自分好みのポートフォリオに組み替えることも可能となります。
THEOではポートフォリオの作成が5つの質問に答えるだけで完了。THEOの口座に入金すれば、あとは自動で資産運用をスタートしてくれます。
⑦確定申告は不要なので手間がかからない
THEOは「特定口座(源泉徴収あり)」で資産運用すれば、確定申告する必要はありません。
THEOが損益を計算して所得税と住民税を源泉徴収し納税してくれるからです。納税に関する手間がかからないので、投資初心者や税金の計算等が苦手な人にはとても便利です。
「特定口座(源泉徴収あり)」の開設には難しい手続き等はなく、THEO登録時に無料で開設できます。
⑧税金の最適化(節約)を自動でしてくれる
THEOには「THEO Tax Optimizer(テオ タックス オプティマイザー)」という機能があります。これはポートフォリオの資産配分を維持しながら、本来必要だった税負担を軽減する2種類の取引を自動で行う機能です。
1つ目の取引は、「実現利益」が出ている場合に評価損を実現する取引で利益を相殺することで税負担を軽減する取引です。
THEOは月1回ポートフォリオのメンテナンスを行いますが、メンテナンスのタイミングによっては売却益が発生したり、配当金を受け取ることもあります。こうした「実現利益」は課税対象です。
THEOは含み損が発生している銘柄を売却することで損失を確定し、売却益と相殺させます。同時に、類似の銘柄や類似の指数を参照するETFを同額分買い戻すことで、ポートフォリオの資産配分を維持します。
課税対象となる「実現利益」を低減し、税負担を翌年以降に先延ばしにすることで、今年の税負担を軽減するのが一つ目の税金の最適化です。
2つ目の取引は、「実現損失」が出た場合に含み益が発生している銘柄を売却することで利益を確定し、損失を相殺することで翌年以降の税負担を軽減する取引です。
類似の銘柄や類似の指数を参照するETFを同額分買い戻すことで、ポートフォリオの資産配分を維持します。この取引により、翌年以降に発生し得る税負担を本年中に相殺し軽減できます。
THEO Tax Optimizerは「特定口座(源泉徴収あり)」にのみ備わっている機能です。
2,000円以上の税軽減効果があると判断された場合に適用されます。
競合ではウェルスナビも同様の機能を導入していますが、軽減効果20,000円以上の場合に適用されるため、THEOの方が手厚い機能が備わっていると言えそうです。
⑨ESG投資でSDGsの取り組みに貢献できる
新サービス「THEO GREEN」を通してESG投資をすることで、SDGsの取り組みに貢献できます。
ESG投資とは、「環境(Environment)」「社会(Social)」「企業統治(Governance)」の3要素を評価軸にした投資活動のことです。
従来の投資が財務指標を重視してきたのに対し、ESG投資は財務指標に加え「持続可能な社会」を目指し環境や社会課題に配慮した企業活動を行う企業に投資します。
引用元:THEOGreen
ユーザーはESG投資を行えば、SDGs(Sustainable Development Goals持続可能な開発目標)に協力していることになります。SDGs とは2030年をゴールとして持続可能な世界を実現するために国連が2015年に採択した17の国際的な開発目標のこと。
例えばSDGsでは貧困撲滅や地球温暖化、海洋汚染等の解決に取り組んでいます。
ESG投資はユーザーにとってもメリットがあります。
ESG評価の高い企業は、社会的価値の高い企業として企業価値の向上が期待できます。企業価値の向上とともにESG投資の拡大も後押しして株価が上昇すれば、資産評価額の上昇や配当金の受け取りにより経済的なリターンを得られるでしょう。
ESG投資額は過去10年で約6倍、世界の運用資産額の1/4以上に拡大し(2018年時点)世界的な潮流となっています。昨今ではSDGsを経営戦略に取り組む企業も増えてきました。
引用元:ESG、SDGs(SMBC日興証券)
「THEO GREEN」を使えば、ESG投資を通して社会貢献に参加できるとともに経済的なリターンを得ることも期待できます。
THEOのデメリットは3つ。
①NISA・つみたてNISA・iDeCoは非対応
②短期間の資産形成には不向き
③手数料が割高
①NISA・つみたてNISA・iDeCoは非対応
THEOはNISA・つみたてNISA・iDeCoには非対応です。
一般的に投資一任型のロボアドバイザーはNISA口座に対応していないことが多く、THEOに限ったことではありません。
NISAは少額投資非課税制度のことで、年間120万円を上限に購入した金融商品で得た配当金や売却益が非課税になります。
つみたてNISAは年間40万円を上限に積み立てた投資信託で得た配当金や売却益が非課税になります。
iDeCoは個人型確定拠出年金で、掛金や運用益を受け取る時に税制優遇措置を受けることが可能です。
THEOはNISA・つみたてNISA・iDeCoはいずれにも対応していないので、THEOで運用して得た利益は課税対象となります。
なお、THEOと同じ投資一任型ロボアドバイザーでは、ウェルスナビとらくらく投資(楽天証券)はNISA口座に対応しています。
②短期間の資産形成には不向き
THEOは長期の資産運用でリスク分散を図りながら確実な資産形成を目指すため、短期間での資産形成には向いていません。
元々THEOでは世界86の国・地域のETFによる国際分散投資でリスク分散を図りつつ、長期積立で確実な資産形成をするのが投資方針。そもそもが短期間での資産形成をする人向けに設計されていません。
ポートフォリオに採用されるETFの選定基準も10~20年後に将来有望な分野に重点を置いており、短期で大きな利益をあげることを目的としないものばかり。
短期間で資産を増やしたい人は、頻繁に売買が可能で値動きのある個別株投資がおすすめです。ただし短期間でリターンが得られる反面、ハイリスクである点に注意しましょう。
THEOは長期積立投資によりローリスクな資産形成を支援します。短期的な株価の上下に振り回されることなく、長期的な目線で運用を継続することで着実に資産を増やしていけるのがTHEOの運用スタイルです。
約1か月で3倍に化けたグローバルウェイを選定した実力は本物です。THEOと併せて参考にしてみてください。
③手数料が割高
THEOの手数料は預かり資産の1.10%(税込み・年利)です。
自分で資産運用ができる人にとっては「手数料が割高」感じる人もいるようです。
『3年前からはじめたウェルスナビやTHEOといったロボアドバイザー投資を止めます。 投資していた金額は先日、現金化して銀行口座に出勤しました 当時は何やればいいかわからなかったので手当たり次第にやってましたが、改めてみると手数料割高に見える。 何にも考えないで投資を始めるにはいいのかもだが』
近年は運用コストの安いETFが増えてきており、インデックスファンドの信託報酬も低下傾向にあります。ETFのコストは0.1~0.2%、インデックスファンドの信託報酬は0.5%~2.0%が一般的です。
THEOの運用手数料は1.1%ですが、自分でポートフォリオを組み運用すればより安い手数料で済ませることもできます。
また運用益よりもTHEOの手数料が高くなってしまい、資産がマイナスになる可能性があります。
THEOはまとまった金額で資産運用したい人には好条件が揃いますが、少額投資を希望する人には割引特典のメリットも大きくないため不向きかもしれません。
THEOには運用資産額に伴って割引率が大きくなる「カラーパレット」という制度があるので、手数料をなるべく抑えたい人は利用してみましょう。
THEOの手数料を大手ロボアドバイザー3社と比較してみましょう。
比較するのはいずれもTHEOと同じ投資一任型のウェルスナビ、楽ラップ、マネラップです。
項目 | THEO | ウェルスナビ | 楽ラップ | マネラップ(ONCOMPASS) |
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手数料 | 1.10% | 1.10% | 0.715% | 1.0075% |
割引特典 | 最大0.35%(預け入れ金額による) | 最大0.1%(預け入れ期間と金額による) | – | – |
ファンド費用 | – | – | 0.24805% | – |
基本手数料はTHEOとウェルスナビが1.1%で4社の中で最も高額です。
楽ラップは基本手数料が4社中最も安いように見受けられますが、別途ファンド手数料が約0.25%かかります。
以上の点を考慮すると、いずれも基本手数料は1%前後となり大差はありません。
しかしTHEOとウェルスナビには割引特典や税金最適化機能があります。
割引特典は利用状況や運用資金額により変わりますが、最大1.1%から条件次第で最大0.715%まで引き下げることが可能です。
税金最適化機能で削減できる税負担額を考慮すれば、結果的に他社より利用コストを抑えられるかもしれません。
THEOの税金最適化機能「THEO Tax Optimizer(テオ・タックス・オプティマイザー)」は、「特定口座(源泉徴収あり)」を開設している人であれば自動的に機能します。
さらにTHEOの割引特典はウェルスナビに比べ割引率が大きいので、まとまった資金を運用したい人はTHEOを利用すると良いでしょう。
THEOとTHEO+の最大の違いは「特典が付いているかどうか」です。
THEO+では、THEOの資産運用サービスはそのままに、パートナー企業ごとに独自の特典を付与しています。
提携パートナー企業は docomo、JAL、新生銀行と18の地方銀行。dポイントやマイルなどの自社製のポイントサービス、手数料の割引などが受けられます。
またTHEO+は1万円から資産運用が始められます(THEOの最低投資金額10万円)。
1万円で資産運用に取り組むことができる上、ポイントも貯められるためメリットの多いサービスと言えるでしょう。
■THEO+docomoの特典
引用元:THEO+docomo
【dポイント獲得】
THEO+docomoなら資産運用をしながらdポイントが貯まります。
毎月の運用資産額に応じてdポイントが付与され、docomo回線を利用している人はポイントが1.5倍になります。
例えば運用資産1万円につき1.5ポイント、100万円で運用した場合、1年で1,800ポイントを貯めることが可能です。
【おつり積立】
dカードで「おつり積立」を設定すれば、dカードで決済するたび設定金額に満たなかった決済金額分を「おつり」に見立て、自動でTHEO+docomoに積み立てられます(設定金額500円-決済額350円=おつり150円)。
【d払い残高】
「d払い残高」に連携すれば、THEO+docomoにワンクリックで入金が可能です。
d払いはdocomoが提供するQRコード決済サービスです。d払い残高は銀行口座やセブン銀行ATM、コンビニからチャージした金額をd払いでの支払いや送金に利用できます。
■THEO+JALの特典
引用元:THEO+JAL
【マイレージ獲得】
THEO+JALで運用すれば、毎月JALのマイルがもらえます。
付与上限はないため、運用した分だけマイルを貯めることが可能です。運用開始時に初回で50マイル、その後運用資産1万円につき毎月0.5マイルが積算されます。
例えば300万円を1年間運用すれば毎月150マイル、初回50マイルと合算して年間1,850マイル獲得できます。500万円を1年間運用すれば3,050マイル、1,000万円を1年間運用すれば6,050マイル獲得可能です。
■THEO+地方銀行の特典
【振込手数料無料】
THEOは全国18の地方銀行と提携しTHEO+を提供しています。
THEO+地方銀行を利用すると、提携する地方銀行からTHEO+口座への振込手数料が無料になります。
ただしインターネットバンキングからの振込のみ無料としている銀行もあるため、利用の際には各行にて確認が必要です。
〈THEO+を提供する地方銀行〉
筑波銀行、武蔵野銀行、朝日信用金庫、山梨中央銀行、富山第一銀行、大垣共立銀行、十六銀行、南都銀行、広島銀行、山口銀行、もみじ銀行、福岡銀行、十八親和銀行、北九州銀行、熊本銀行、沖縄銀行、佐賀銀行、SBJ銀行
【Wallet+(ウォレットプラス】
提携する地方銀行のうち9行がWallet+内での振込手数料が無料になります。
Wallet+は地方銀行が提供するマネー管理アプリです。Wallet+に登録した銀行口座の残高照会、収支管理、明細紹介をスマホでいつでもチェックできます。
Wallet+内でTHEO+を管理でき、毎月の収支で余ったお金をWallet+を通してTHEO+の運用に回すことも可能です。
〈Wallet+を利用できる地方銀行〉 沖縄銀行、熊本銀行、佐賀銀行、十八親和銀行、十六銀行、南都銀行、広島銀行、福岡銀行、山梨中央銀行
THEO+の運用手数料はTHEOと同様に運用資産の1.1%となっていますが、運用手数料や割引の仕組みが異なるため実際にはTHEO+の方が割高になる場合があります。
THEOの手数料割引体系「THEO Color Palette(テオ カラーパレット」は、ユーザーの利用状況に応じてカラーが決定し、1.1%の通常手数料から最大0.715%まで引き下げます。
カラー適用条件は毎月積立をしていることと、出金をしていないことです。
【THEO+docomo】
・基本の運用手数料:1.1%
・Color Palette適用条件:dカードゴールド会員であること、「おつり積立」を設定している
dカードゴールドの会員になるには年会費10,000円が必要です。Color Paletteの適用とポイントの取得があるにしても、年会費を考慮するとコストメリットがあるとは言い切れません。
【THEO+JAL】
・基本の運用手数料:1.1%
・Color Palette適用条件:運用資産額100万円以上
THEO+JALのカラーパレットにはブルーとグリーンの設定がありません。つまり、運用資産額1万円~100万円未満のTHEO+JALユーザーは手数料割引の対象外となります。
【THEO+新生銀行および地方銀行】
・基本の運用手数料:1.1%
・Color Palette適用条件:THEOと同じ
THEOとTHEO+に運用の違いはありませんが、THEO+にはパートナー企業独自の様々な特典が付いてきます。
特典を確認してみて、自分にとってどちらを利用する方がメリットがあるのか見極めるようにしましょう。
【通常のTHEOが向いている人】
縛りなく資産運用を続けたい人はTHEOがおすすめです。
THEO+のようにポイントやマイルの獲得等の特典はありませんが、利用にあたって約束事が少ないのがTHEOです。
THEO+はパートナー企業のサービスを利用したり、銀行口座を使用することが前提となっていたりします。またTHEOより割引特典のメリットが少ないこともあります。
提供されるサービスはTHEO+と変わらないため、条件に縛られたくない人はTHEOを選択すると良いでしょう。
【THEO+をおすすめする人】
資産運用をしながら特典をもらいたい人はTHEO+がおすすめです。
ただしTHEO+の利用にはメリットが出やすい人と出にくい人がいます。各種THEO+でメリットが出やすい人を確認してみましょう。
〈THEO+docomo〉
・docomo回線を利用している
・普段からdポイントを貯めている
・dカードゴールドをすでに持っている
・「おつり積立」に興味がある
docomo回線利用者はポイントが1.5倍になります。THEO+docomoの割引特典を利用するにはdカードゴールドの契約と「おつり積立」の設定が条件ですが、dカードゴールドは年会費10,000円が必要です。
〈THEO+JAL〉
・普段からJALマイルを貯めている
・100万円以上の資産を運用する予定がある
THEO+JALの割引特典を利用するには100万円以上の運用資産が必要です。
〈THEO+新生銀行〉
・新生銀行の口座をすでに持っている
・メインバンクが新生銀行
THEO+新生銀行の特典は新生銀行の会員プログラムに則っているため、新生銀行に口座を持っている人にメリットがあります。
〈THEO+地方銀行〉
・提携地方銀行の口座をすでに持っている
THEO+地方銀行の特典は、提携地方銀行口座からTHEO+口座への振込手数料無料です。口座を持っている人にメリットがあります。
①登録前に準備すること
口座開設手続きにはマイナンバーカードまたは本人確認書類が必要です。
マイナンバーカードを持っていない人は通知カードを準備しましょう。申し込み手続きの段階で、マイナンバーカードや本人確認書類の写真データをアップロードする必要があります。
事前に写真データを用意しておくと、手続きをスムーズに進めることができます。
②ユーザー登録の方法
ユーザー登録の手順は以下の通りです。
1.THEOの公式ウェブサイトから「無料診断」をクリックします。
2.無料診断の画面に遷移したら、画面に従って質問に答えます。
年齢・年収・毎月の貯蓄額・金融資産額・THEOを始める金額の5つの質問に答え、「結果を見る」をクリックします。
3.資産予想シュミレーションが表示されます。「次へ」をクリックするとユーザー登録画面に遷移します。
4.ユーザー登録画面でメールアドレスを入力し「ユーザー登録する」をクリックします。※無料診断画面にて「診断をスキップして新規登録」をクリックすると、直接ユーザー登録画面に遷移します。
5.THEOから登録メールアドレス宛に確認メールが届きます。確認メール内の「メールアドレスを認証する」をクリックすると「パスワード設定画面」が表示されるので、8文字以上のパスワードを設定します。
③口座開設の手順
口座開設の手順は以下の通りです。
1.ユーザー登録が完了すると「お客様情報入力画面」が表示されるので、氏名・生年月日・性別・職業・投資経験等13項目を入力します。
2.「THEO口座種別選択画面」が表示されるので、希望箇所にチェックを入れ確認事項に同意します。
3.口座選択の段階で「特定口座(源泉徴収あり)」を選択すると、THEOが確定申告を行ってくれる上、税金最適化機能「THEO Tax Optimizer(テオ タックス オプティマイザー)」が利用できます。その他の口座を選択すると、自分で納税手続きを行う必要があります。
4.本人確認書類の提示では「マイナンバーカード」「通知カード」「マイナンバー記載住民票」の中から1点を選びアップロードします。本人確認書類では「運転免許証」「その他の確認書類」のどちらかを選びアップロードします。
5.「証券口座契約締結前交付書面」等の書類を確認・同意の上、申し込みます。
6.口座開設申込後、口座開設に関する審査完了の旨を記載した簡易書留通知が約3日で登録住所に届きます。
THEOでは定期的にキャンペーンを実施しています。
これまで実施されてきたキャンペーンはシーズナルキャンペーンが多く冬に3回、秋に2回、夏に1回実施されました。いずれも開催期間は約2~3ヶ月間と長く、秋冬のほとんどの期間がカバーされています。
THEOで資産運用を始めるなら、キャンペーンの実施期間の多い秋冬がおすすめです。
すべてボーナスや現金プレゼント等を得られる内容のキャンペーンですが、金額や条件がそれぞれ異なるので事前に確認しましょう。
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『THEO』の口コミ
投稿者:名無し
自分でリバランスしなくていいっていうだけでロボアドがいいなとは思ってたけど、THEOのりバランスの精度はなかなかだと思う。手数料は高いけどね。
投稿者:名無し
長期投資だったらTHEOはありってことだけど、短期じゃ結果が出ないのはどのロボアドも同じような気がする。もうほったらかしでやってるんだからある程度は気にしないのがいいんだろうな。
投稿者:名無し
THEOはそこまでいいんですかね?見ていると長期だったらと言っている人が多い感じです。多いけど、長期としての期間は実際どれくらいなんでしょうか。今入れば底で上手く買えるんですかね?
投稿者:名無し
THEOはdポイントのポイ活としてはじめたけど、dポイントの現金化という点で非常に優秀に思える。
投稿者:名無し
THEOプラスはじめてみたけど、まだまだ増える気配ないなあ。今の相場からすれば仕方がないのかな?それにしたって、増えないポートフォリオは見てても期待も何もないな。
投稿者:名無し
THEOがそこまで稼げるようには見えなかったんだけど、やっぱりそこそこに稼げてるみたい?この大荒れ相場でもマイナスじゃないんだったら大したものだよね。乗り換えありかな。
投稿者:名無し
長期ならTHEOも使って良さげなのかなと思って見てたけど、やっぱり今の相場だと「やっとプラ転!」って意見が多いなあ。はじめたばかりだったらもっと望み薄なんだろうか。
投稿者:名無し
THEOの調子がここのところ良かったんですが、また下げましたね。やっとプラスになって安心した所だったんですが、まだ早かったようです。暫く見ないで放っておくほうが精神的にはいいんでしょうか。
投稿者:名無し
THEOの調子が良かったと思ったけど、ぬか喜びに終わったなあ。
投稿者:名無し
THEOの評価は悪くないと思いますが、やはり長期が前提になるというのは忘れちゃいけない点だと思いますよ。今入れば後は上がるだけっていう簡単な話しではないでしょう。
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