クラウドバンクについて
クラウドバンクは大損すると評判?怪しい噂を徹底調査
クラウドバンクは平均利回り5.8%で資産運用を行なえるソーシャルレンディングサービスです。
元本回収率は100%を記録(2016年~2022年8月)。毎月配当金が受け取れる・1万円から投資可能という手軽さも相まって人気を集めています。
ただクラウドバンクと検索してみると「怪しい」「大損」「危ない」など、不安を感じてしまうキーワードが並んでいます。
クラウドバンクが怪しいという評判は本当なのか?クラウドバンクの実績と口コミを元に徹底調査を行ないました。
目次
クラウドバンクの実績・利回り
「大損した」「怪しい」などの噂を検証するためにも、まずはクラウドバンクの実績と利回りを確認しておきましょう。
クラウドバンクの実質平均利回りは5.80%(2022年8月時点)。
融資元本回収率は100%となっています。
もし100万円を平均利回り5.80%で運用すると、108万円に増える計算。
出典:Crowd Bank
投資信託の平均利回りが3%~10%であることを考慮すると、クラウドバンクの平均利回り5.8%はそれほど大きなものではありません。
クラウドバンクが支持されているのは「融資元本回収率100%」である点です。
融資元本回収率100%とは、投資した資金がそのまま全額戻ってくるということ。つまり、損失の可能性を考えずに、利益だけを見込んで投資できます。
ユーザーの中には、クラウドバンクを「ほぼ元本保証」と捉えている人もいるようです。
クラウドバンクが元本保証を謳っているわけではありませんが、「融資元本回収率100%」は公式HPで大きく取り上げられています。これがクラウドバンクのウリなのでしょう。
ただクラウドバンクの過去の実績を調べてみると、為替差によって損失が生じている投資案件が存在していました。
クラウドバンクで大損するパターン
クラウドバンクは「融資元本回収率100%」であり、融資先を担保に取っているため基本的に損失は出ない仕組みになっています。
しかしクラウドバンクの検索結果を見ると「大損」「損失」などのキーワードが散見される状況。
クラウドバンクで損失を出すのは「為替差損が生じるファンドに投資している」ことが要因です。
例えば米ドル建てファンドは、「日本円⇔米ドル」に変換する際に為替差が生じます。
<出資時>
・1ドル=120円
・100万円分をドルに変換して出資 ⇒ 8333ドル
<分配・償還時>
・483ドルの分配金リターンを取得(利回り5.8%)
・1ドル=110円
・8816ドル ⇒ 969,760円
100万円を出資して分配金も得られているはずなのに、約3万円分の損失が出ました。
カンボジアに投資を行なうファンドでは、融資時の元本よりも返還額の方が少なくなっていました。
出典:Crowd Bank
クラウドバンクには外国為替で運用されるファンドがあり、償還時期によっては損失が生じる可能性もあるようです。
SNS上で評判を調査してみると、クラウドバンクで損失を被ったユーザーの姿を確認できました。
引用元:なかちゃん -Twitter
出典:Crowd Bank
2022年は1ドル140円台という未曾有の円安に突入。為替差損が大きくなる可能性があるため、海外ファンドに投資する際は注意が必要です。
他にもクラウドバンクでは運用をほとんどされないまま資金が戻ってくることがあり、「資金拘束期間が無駄になった」という声も上がっています。
引用元:ウォンバット -Twitter
運用開始1か月で資金の99%が償還されては、ほとんど利益が出せません。損失は出ていないものの、「機会損失に繋がっている」と考える投資家もいるのでしょう。
クラウドバンクのファンド募集は、すぐに目標金額が集まって募集終了することがあります。新規ファンドの募集が始まった時には、サイトが繋がらなくなる瞬間もあるほどです。
頑張って参加したファンドにもかかわらず、運用がすぐに終了したらショックを受けるのも無理ありません。
ちなみに最近では無料で資産運用の相談ができるサービスも増えています。
当サイトで特に評判になっているのが、実践的な投資ノウハウを教えているJ.P.モルガン出身の『凄腕投資アドバイザーの公式LINE』です。
当サイトでも「短期間で利用者の資産を9.7倍に激増させた」と話題を呼んでいます。
ご自身の状況にもよりますが資産運用を始める前に、まずは無料で相談してみても良いかもしれません。
クラウドバンクに「怪しい」という評判が出る理由
クラウドバンクの評判を調べたところ「怪しい」と感じる投資家の姿を発見。
・クラウドバンクは好条件すぎて不自然
・クラウドバンクの投資先が不明
などの懸念点が「怪しい」という評価に繋がっている様子が伺えます。
引用元:Twitter
引用元:Twitter
さらにもう一つ怪しい評判に繋がっていそうなのが、クラウドバンクは過去2回にわたって行政処分を受けているという点です。
クラウドバンクは好条件すぎて怪しい?
クラウドバンクは平均利回り6.8%・融資元本回収率100%を謳っています。
銀行の定期預金の金利が0.2%台に対して、クラウドバンクは6.8%と約34倍。
融資元本回収率100%は「元本保証」とも捉えられるため、クラウドバンクは投資をしても損失を出す可能性が限りなく低い投資先と見ることもできます。
しかし甘い話には裏があるというのが世間の常識。実際クラウドバンクの利回りの高さを見て、「怪しい」と感じる投資家は存在するようです。
引用元:引用元
身銭を切って投資する以上、掲げているリターンがちゃんと得られるのかは気になるところ。
そこでクラウドバンクの実績を確認してみたところ、2016年~2022年まで分配金を出し続けていることが分かりました。
引用元:クラウドバンク公式
広告で謳っている高利回りも元本回収率100%も達成中。いまのところ「事前に聞いていた話と違う!」とハシゴを外される可能性は低そうです。
ただ先述した通り、為替差によって生じる評価損は考慮されていません。
クラウドバンクは投資先が不明で怪しい?
クラウドバンクでは投資先の詳細を知れない時期がありました。
不動産や太陽光エネルギーなど、どんなテーマを持っているファンドなのかは閲覧できましたが、具体的にどの事業者に投資をしているのかは不明となっていたのです。
「投資先の情報が分からない」と不安を感じる投資家が出るのも無理ない話です。
しかし2019年4月17日以降に募集を開始したファンドは、融資先の情報や担保の詳細を知れるようになりました。
会員登録をしているユーザー限定とはなりますが、融資先の事業者を特定しうる情報も載っているため透明性は高くなっています。
引用元:クラウドバンク公式
▼クラウドバンクで確認できるファンドの情報例
・企業名
・担保の住所
・財務諸表
・想定利回り
・運用期間
・応募人数 etc…
情報の開示をするようになった理由は、金融庁がソーシャルレンディングでの情報開示ガイドラインを出したため。ソーシャルレンディングを巡って行政処分が頻発していたことを問題視した金融庁は、投資家保護を目的に情報開示の要件を変更しています。
以前よりも投資先の詳細を知れるようになりましたが、全てのファンドで投資先が分かるとは限らないのでその点は認識しておきましょう。
クラウドバンクは2回の行政処分を受けている
クラウドバンクは過去2回の行政処分を受けています。
1回目(2015年7月3日):分別管理を適切に行なっておらず、顧客に対して必要な情報を適切に通知していない
2回目(2017年6月9日):事実と異なる表示や人を誤認させる広告を出す行為
「クラウドバンクは金融庁から行政処分を受けた」と聞くと身構えてしまうのは当然でしょう。「クラウドバンクはやばい、危ない」という評判が上がるのも分かります。
2022年5月現在、金融庁から指摘を受けた行政処分の内容は改善済みです。
■クラウドバンク 1度目の行政処分の内容
クラウドバンクが1度目の行政処分を受けた理由は「分別管理ができておらず、顧客に対して適切な情報を通知していない」ことでした。
分別管理とは、顧客から預かった資産を会社とは別に保管しておくことで、万が一会社が破綻した場合でも顧客の資産を保護できる管理方法の事を指します。
2015年当時のクラウドバンクは、分別管理ができていませんでした。経営陣の法令順守意識が不十分だったため、社内規定や業務システム整備などの内部管理体制を構築していなかったのが要因です。
引用元:関東財務局式
クラウドバンクは正確ではない取引残高報告書の交付も行なっていたとのこと。どれくらいの資金を保有しているのか会社も把握できていなかったのは恐ろしいですね…汗。
当時は金融庁から重たい処罰である「業務停止命令」がクラウドバンクに下されました。
2022年現在は業務システムの改善が行なわれて、業務を再開しています。
■クラウドバンク 2度目の行政処分の内容
クラウドバンクの2度目の行政処分では「事実を誤認させる広告を出していたこと」が要因です。
クラウドバンクは不動産取得の特別目的会社(SPC)に「メザニン」という資金供給の手法で融資すると顧客に説明していましたが、実際は事業会社を通じて一部が出資に回っていました。
元々の説明資料と本来のスキームがコチラ↓↓
引用元:Fintenna
さらに当時のクラウドバンクの社長(運用担当)は、支払う意思がなかったにも関わらず「営業車報酬の一部を皆さまに還元することで特別目標利回り6.5%で提供します」と題した広告も打っていました。
引用元:関東財務局
社長が率先してユーザーを誤認させる広告を出していたという衝撃の事実。クラウドバンクが2回目の行政処分を受けた時、ネット上でも騒ぎになりました。
『社長が会社のカネを横領してるような企業に融資してるにも関わらず、成長性の高い企業に投融資しますと言って、カネを集めた「クラウドバンク」。担保物件が法人の代表者が保有する価値のない自社株で、カネを集めた「みんなのクレジット」。行政処分喰らうずっと前から、悪い兆候はたくさんあった。』
引用元:たなかたかゆき -Twitter
行政処分を受けた後、手数料還元キャンペーンの利益はユーザーに無事支払われました。
当時、誤認広告を出して運用を担当していた元社長は会社を去り、新しく金田創が代表取締役に就任。
2015年と2017年以後は、クラウドバンクは行政処分を受けなくなっています。
クラウドバンクに「怪しい」という評判が上がっている原因を調べてみましたが、投資家が疑問や不安に感じる要素を少なからず持っているソーシャルレンディングサービスであることが分かりました。
とはいえ、2022年時点では平均利回り6.8%・融資元本回収率100%である投資案件である点に変わりはありません。
利用者の資産を9.7倍に激増させた凄腕投資アドバイザーに比べるとリターンに差はあるものの、以前よりもクラウドバンクの透明性や安全性は高まっているようです。
クラウドバンクが怪しいと言われる要因を認識したうえで、投資するかどうか考えてみると良いでしょう。
クラウドバンクに寄せられるポンジスキーム疑惑
クラウドバンクは投資詐欺の一種である「ポンジスキームではないか?」という疑いを持つ人もいます。
引用元:ちもり -Twitter
結論から言うと、現時点でクラウドバンクがポンジスキームという話はありません。
ソーシャルレンディングは運用している資金の投資先が明かされないことが多く、ポンジスキームという疑惑が持たれやすい投資です。
ポンジスキームとは「資金を運用して配当金を出す」という名目で投資家から資金を募りますが、実際には集めた資金を後から参加した投資家に配る投資詐欺の一種。
自転車操業のような形で資金を回しているイメージです。
「実際に運用しているかが、出資者から分かりにくい」という点で、ソーシャルレンディングサービスを提供する会社はポンジスキームを疑われやすい傾向にあります。
実際にソーシャルレンディングサービスからポンジスキーム詐欺も起きています。「みんなのクレジット」というソーシャルレンディングサービスは、投資家の資金を流用して約31億円を騙し取りました。
みんなのクレジットは2017年に行政処分を受けており、クラウドバンクも同時期に行政処分を受けています。このことから「クラウドバンクもポンジスキームなのでは?」という疑惑を持たれているのでしょう。
2017年以降、クラウドバンクは投資先ファンドの情報を公開することが増え、運用している実態が見えるようになってきました。
全ての情報が公開されていない以上「絶対にポンジスキームではない」と断定することは出来ませんが、以前よりもその可能性は低くなってきているのが現状です。
クラウドバンクの総括
クラウドバンクに「怪しい」という評判が上がる理由を調べたところ、
①好条件の投資すぎて逆に怪しい
②投資先の詳細が分からない
③過去2回の行政処分が気になる
などの要因があることが分かりました。
ソーシャルレンディングは資金を預け入れるだけで資産運用できるのが魅力ですが、自分の資金を誰かに任せることに不安を感じる人もいます。
クラウドバンクは業務改善やファンド詳細情報の公開などで問題は概ね解決されているものの、未だに信頼性に疑問を感じる投資家は少なくないようです。
自動で資産運用が行なえるという点では、AIを用いた投資も近年人気が高まっています。
CMも放映されている「ウェルスナビ」は、全自動で株式投資を行なってくれるAI投資サービスです。
クラウドバンクと比較してみても面白いかもしれませんね。
『クラウドバンク』の口コミ
口コミ一覧
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