大岩川源太(本名:岩永勝美)は、日本の投資インストラクター・株式評論家として活動している元証券マンです。
現役時代は、リテラ・クレア証券(旧:今川証券)で株式ディーラーを務めており、1日に8億円もの利益を出したと自称していますが、「怪しい」という評判もチラホラ…。
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— 高山静夫 (@kvVnKeRnm8qwp1d) July 8, 2023
大岩川源太のいかがわしいトレード手法 引っかかる人いるのかね。と言いうぐらいに酷いのに、あちこちに貼られてしょうがない。迷惑極まりない。
そこで本記事では、大岩川源太の経歴、評判・口コミを調査。
提唱する「先乗り投資」が、本当に稼げる投資手法なのかを徹底検証していきます。
目次
大岩川源太の評判
大岩川源太が提唱する先乗り投資では、「全く稼げなかった」とほぼ同義の評判が相次いで寄せられています。
先乗り投資の料金は38万円(割引サービス等除く)。「株で必ず儲かる仕組み」「無料の必勝ツール」といった派手な宣伝をしておきながら、一向に利益が出ない…。
先乗り投資に対し、怪しい・胡散臭いといった評判が出回ってしまうのも頷けます。
しかし、なぜ多くの生徒が、大岩川源太の先乗り投資で稼ぐことが出来なかったのでしょうか?
大岩川源太の先乗り投資は、機関投資家・大口投資家よりも先に銘柄を仕込んで利益を狙う投資手法です。
莫大な資金力を有する機関投資家が買い付けるであろう銘柄に、先回りをして投資します。
その銘柄を機関投資家が買い集めれば、株価が上昇して利益が得られるという理屈です。
理論としては、利益が出ても何らおかしくないでしょう(実現可能であれば、ですが…)。
では、なぜ先乗り投資で稼げない生徒が多いのか。それは先乗り投資が、一朝一夕で身に付く技術ではないからだと考えられます。
曲がりなりにも大岩川源太は元証券マン。投資歴においては40年以上の大ベテランです。元々プロとして活躍してきたわけですから、水面下で動く機関投資家の思惑など、手に取るように判る…のかもしれません。
しかし一方で、我々個人投資家はどうでしょうか?三ツ星レストランのシェフから料理の作り方だけ教わっても、肝心の材料が判らなければ、味を家庭で再現することは到底不可能に近いでしょう。
つまり、理論だけ教わっても、肝心の銘柄が判らなければ、机上の空論に過ぎないということ。
先乗り投資株カレッジは投資顧問会社ではないため、個別銘柄の推奨や、売買サポートは出来ません。株カレッジでコツを教わったとしても、先乗り投資を使って稼げるであろう銘柄は、自分で探す必要があるのです。
そのため、先乗り投資の実践者からも「その辺の無料投資情報と変わらない」との口コミが寄せられています。
本気で先乗り投資を身に着けるには、それ相応の経験値が必要になるのではないでしょうか。
大岩川源太と株式会社カイザーの関係性
株式会社カイザーは、大岩川源太が絡んでいるサービスのみを取り扱っているため、大岩川源太をマネージメントするために作られた企業の可能性があります。
株式会社カイザーの設立は2019年、先乗り投資塾の開校は2020年1月。
法人登記を見てみると、最初は福岡県で法人登録されていましたが、2020年には住所を東京に移しています。福岡で何の事業を行なっていたのかは、調べても何も出てきませんでした。
株式会社カイザーの代表取締役を務める「松尾瑠雅」を調べても、何も情報が出てこず。大岩川源太との関係性は謎のままです。
情報を整理すると、以下のようになります。
- 運営サービスは大岩川源太に関するもののみ
- 株式会社カイザーは先乗り投資塾の前に設立
- わずか1年でオフィスを福岡から東京に移動
なぜ、大岩川源太は会社の代表を務めていないのか?
なぜ、1年という短期間でオフィスを移動させたのか?
株式会社カイザー代表の「松尾瑠雅」とは何者なのか?
このように、株式会社カイザーには不透明な情報が多く、その点が「やばい」という評判に繋がっている可能性は無きにしも非ず。
しかし、法的に問題があるワケではありません。先乗り投資塾を利用する分には、特に問題はないでしょう。
先乗り投資は入会金が33万円と高額のサービスなので、ユーザーも運営会社が気になってしまうのかもしれませんね。
大岩川源太とはいったい何者?
ここで改めて、先乗り投資を提唱する大岩川源太について整理しておきましょう。
現在、大岩川源太は“先乗り投資塾”という投資スクールで講師を務めています。
先乗り投資塾のHPで大岩川源太は「証券会社時代に、1日で8億円の利益を出したことがある」と自身のことを紹介。
先乗り投資手法のルーツを知るためにも、まずは大岩川源太の経歴を確認してみましょう。
大岩川源太の経歴・学歴
大岩川源太のキャリアは、今川証券(現:リテラ・クレア証券)という証券会社から始まります。
今川証券時代に、大岩川源太がどんなトレードを行なって数億の利益を出していたのかは公開されていません。
ただ、今川証券は野村や大和と比べると小規模な証券会社だったため、ユーザーの中には「今川証券では(1日で8億の利益を出すような)そんなに大きなポジションを取れないのでは?」と疑問視する声もありました。
証券会社時代を経て、大岩川源太は「自身で投資顧問を設立→廃業→他投資顧問でアドバイザー→投資塾を設立」という流れで、投資業界に関連した経歴を歩みます。
- 1958年10月生まれ
- 株式・投資評論家
- 学歴:山口県立高森高校卒業、桃山学院大学卒業
大岩川源太の経歴
1981年4月:大阪今川証券に入社。個人営業、株式ディーラー、事業法人・金融法人部門等を経験
1997年2月:今川証券を退社
1998年1月:「株式会社アセットレボリューション」を設立
2003年:アセットレボリューションと新報投資顧問が合併。会長職に就く
2004年~2006年2月:BS放送「源太の即効投資戦略」のレギュラー司会を務める
2006年:新報投資顧問を退社
2010年10月4日:関東財務局長(金商)2459号を取得し、株式会社アセットレボリューションで投資顧問業を開始。同時期に「新生ジャパン投資」での投資助言も兼業。
2011年:ルナージア・インベストメントに入社
2013年:ルナージアインベストメント社長に就任。会社名をアセットレボリューションに変更。
2016年~2022年:ラジオNIKKEIで新生ジャパン投資代表の前池秀樹と共に「源太緑生株教室」を担当。
2017年:アセットレボリューション破産
2018年:新会社を設立して、投資情報を発信
大岩川源太は山口県立高森高等学校を卒業した後、偏差値は42.5~47.5の「桃山学院大学」に進学。今川証券に入社した大岩川源太ですが、1997年に退社しています。
1990年代後半はバブル崩壊後の株価低迷で証券会社の収益が悪化しており、当時の4大証券会社の一角だった「山川証券」が倒産するなど、銀行や証券会社はリストラを推し進めていた時期。
証券会社各社も資金繰りが大変だったみたいですね…。
今川証券を退職した後、大岩川源太は「アセットレボリューション」という投資顧問会社を設立。自らユーザーに投資助言を行なっていました。
しかし残念ながら、株式会社アセットレボリューションは2017年に破産してしまいます。
破産手続きをしたということは、支払不能や債務超過などによって継続的な運営が難しくなっていたことを意味します。
アセットレボリューションは「成功報酬型」の投資顧問サービスがメイン。
2016年~2017年に日経平均は最安値「1万5000円」から最高値「2万2666円」に至る大変動の年。その相場変動の中で、結果を残せなかったのかもしれません。
破産当時は、海外の大手ヘッジファンドがAIを用いた市場予測の導入を進めていた頃。今までの経験を元に投資助言を行なう投資顧問では、太刀打ちできなかったのかもしれません…。
こうして大岩川源太は、証券会社から退社、投資顧問の廃業などを経験。以後しばらくの間、投資系情報商材の販売や、投資セミナーへの出演、自身のブログ運営などで活動していました。
アセットレボリューションが破産した2017年当時、販売していた投資商材は「常勝投資家育成講座」。先乗り投資でも“常勝”という言葉が使われていますが、以前から常勝というフレーズを用いて集客をしていたようですね。
そんな大岩川源太は、2021年に入って「先乗り投資」という投資手法を提唱。投資スクールの「先乗り投資塾」を開講しました。
大岩川源太の投資スクール
大岩川源太は「先乗り投資塾」の他に、「源太の塾」「源太の会」というオンライン株スクールも運営しています。
源太の塾は大岩川源太の投資理論の基礎を学ぶことができ、源太の会では大岩川源太の最新の相場観を知ることができます。
先乗り投資を再現しやすくする「源太流3種の神器」を使いたい人は、先乗り投資塾ということになりますね。
大岩川源太の株カレッジ Asset Management Academy
大岩川源太の先乗り投資を学べる場所として「Asset Management Academy」というスクールが開校されています。
Asset Management Academyは先乗り投資塾によるプロデュース。学べる内容は株カレッジと特に違いはなさそうです。
公式HPは、2022年1月の「資産運用Exspoに出演した」というお知らせを最後に更新停止。
HP上部には、生徒数6,022名(2023年3月現在)という記載があるものの、入会方法・利用料金・プランなどは説明ページすら存在しません。
入会申し込み方法も書かれていないのに生徒数が増えていることから察するに、セミナー参加者にだけ入会申し込み方法を案内しているのかもしれませんね。
ちなみに、Asset Management Academyの運営会社は「株式会社リザブワー」と「株式会社キャナル」という広告運用会社です。
大岩川源太が関連する投資スクールの宣伝を任されているのでしょう。
大岩川源太が関わる投資サービス一覧
大岩川源太は先乗り投資を提唱する以前にも、複数の投資サービスに関わっていました。
- 源太式カレンダー投資法
- 大岩川源太の先読み運用術マスター講座
- 大岩川源太の常勝投資家育成講座
現在はいずれのサービスも停止中。
大岩川源太は投資スクールの運営だけでなく、投資系情報商材も販売していました。サービス名こそ違うものの、それぞれの商材で述べている投資手法はほぼ一緒。
「プロだけが知っている特別な投資手法を教えます」という内容です。この宣伝文句は先乗り投資にも通ずる部分がありますね。
それぞれのサービスの評判や口コミも調べてみたのですが、残念ながら見当たらず。
当時は大岩川源太が提供する投資サービスを利用するユーザーが少なかったのかもしれません。
大岩川源太のブログを検証
大岩川源太は「大岩川源太の相場GTO」というブログを運営中。ブログでは、相場の展望や大岩川源太が気になる銘柄についての解説がメイン。
相場の展望は大岩川源太独特の言葉で解説がなされています。ブログで言及する銘柄については「買いなのか、売りなのか」教えるワケではなく、大岩川源太が気になった銘柄を紹介しているようです。
こちらブログは平日毎日更新であるため、大岩川源太の相場観を知るのに有用に使えるでしょう。
大岩川源太のYoutubeチャンネルを検証
2020年4月から、大岩川源太は相場解説を主に行なうYoutubeチャンネルを運営しています。
その日の相場がどういう動きをしたのか、今後どういう動きを見せるのかを解説。
毎日のように更新されるわけではなく、更新は月に1~2回程度となっています。
まとめ
大岩川源太が提唱する先乗り投資は、投資手法としては有用に見えるものの、使う人の投資知識や経験値が試されるシロモノのようです。
残念ながら、「怪しい」「胡散臭い」などの評判もありますが、それは先乗り投資の広告で使われている強気な言葉が原因です。
「必勝の法則」や「負けない方法」といった宣伝文句には、「過剰広告ではないか?」という声が上がっていました。
あくまで大岩川源太は、投資のやり方を教えている人物です。先乗り投資を学んで利益を得るには、自ら勉強して投資を実践する必要もあるのでしょう。
『大岩川源太』の口コミ
口コミ一覧
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