ヘッジファンドダイレクトは詐欺なのか?実績や評判を調査

ヘッジファンドダイレクトは詐欺なのか?実績や評判を調査

個人投資家に向けて、海外のヘッジファンドに関する投資助言を行っているヘッジファンドダイレクトは、どのようなサービスを展開しているのでしょうか。

今回の記事では

  • 運営会社の概要
  • サービス概要
  • 契約・解約方法
  • 助言実績
  • 行政処分の過去
  • ネットの評判・評価

など詳しく紹介していきます。

ヘッジファンドダイレクトとは?

ヘッジファンドダイレクトは冒頭でもお伝えしましたが、投資助言業として海外の有名ヘッジファンドを購入したいという方に向けた投資助言を行っています。

参画している「中小企業からニッポンを元気にプロジェクト」の公式アンバサダーに、女優の小雪さんが起用されていることでも有名です。

また、代表取締役を務める高岡壮一郎氏が、ヘッジファンドの書籍も出版しています。

ここからは、ヘッジファンドダイレクトの会社概要や代表、サービスなど見ていきましょう。

運営会社の概要

ヘッジファンドダイレクト株式会社の公式サイト
ヘッジファンドダイレクト株式会社公式サイト

ヘッジファンドダイレクトは、投資助言業として国から認められた証「金融商品取引業者(投資助言・代理業)関東財務局長(金商)第532号」を取得。

以前まで東京都千代田区大手町のビルにオフィスが存在しましたが、2022年12月に東京都千代田区丸の内のビルへ移転しています。

ヘッジファンドダイレクトの歴史を知りたい方は、下記をご覧ください。

ヘッジファンドダイレクトの歴史

2008年、海外ファンドを専門とする投資助言会社アブラハム・インベストメントが商号をアブラハム・プライベートバンクに変更し、事業をスタート。

2010年、証券会社アブラハムウェルスマネジメント証券が香港に設立。

2013年10月、アブラハム・プライベートバンクは行政処分を受け、6ヶ月間の業務停止処分を課される。(詳細は後述します)

2014年4月、業務改善を行い再開。

2016年1月、商号をアブラハム・プライベートバンクから現在のヘッジファンドダイレクト株式会社に変更。この商号変更に伴い、アブラハム・グループ・ホールディングス有限会社というグループ名を、現在のあゆみトラストグループに変更。

現在は未上場会社ながら、投資助言の実績を持っていることから、近日中に上場するかもしれません。

代表を務めるのはアブラハム創始者の高岡壮一郎ですが、妻・経歴・年収など詳細を知りたい方は下記をご覧ください。

契約方法

ヘッジファンドダイレクトで契約する際の大まかな流れは下記の通りです。

  1. 公式サイトより資料請求
  2. 資料にアンケートが同封されているため回答
  3. アンケートの結果と複数の提案資料を確認
  4. 担当者との対面もしくはオンラインで面談
  5. 面談の中で投資するかを決める
  6. 専門家と契約内容を確認し契約締結
  7. 運用開始

公式サイトの資料請求フォームでは、職業や年齢など一般的な質問から、投資経験や純金融資産など、いくつかの質問に答える必要があります。

それらの質問に回答し資料請求すると、後日、アンケートと資料請求時に回答した内容を基に、複数のヘッジファンド提案資料が自宅へと届きます。

その後、担当者と面談を行い実際に投資するかを決め、担当者や行政書士などの専門家を交えて契約内容を確認し、契約締結&運用開始が一連の流れです。

解約方法

一方、ヘッジファンドダイレクトの解約については、3年未満で解約すると手数料が掛かってしまいます。

  • 1年未満…契約解除直前の評価額の3%
  • 2年未満…契約解除直前の評価額の2%
  • 3年未満…契約解除直前の評価額の1%
  • 海外からの送金手数料…4,000〜6,000円

また、投資中のヘッジファンドによっては、申請した当日の解約は出来ないファンドもあり、送金や換金処理などで時間を要する場合があるため注意が必要です。

主な助言実績

前述のとおり、ヘッジファンドダイレクトの前身であるアブラハム・プライベートバンクは2008年に設立され、2008年6月〜2013年9月で投資助言契約額の累計が877.4億円となっていました。

それから約4年後となる2017年に、投資助言契約額の累計が900億円を突破。

2023年12月末時点では、投資助言契約額が累計1,395.9億円を突破。ヘッジファンドとしては、国内最大手の実績となっているんですね。

また、主なヘッジファンドの助言実績としては下記の表をご覧ください。

平均年利回り運用年数リターン
A17.0%17年10ヶ月+1,543%
B9.42%25年3ヶ月+870%
C6.2%26年4ヶ月+387%
D14.97%15年3ヶ月+739%
E12.56%21年1ヶ月+1,112%
F12.02%16年5ヶ月+545%

金融庁から行政処分を受けた

前項でお伝えしたように、2023年末時点で投資助言契約額の累計が1,395.9億円を突破しているヘッジファンドダイレクトですが、前身であるアブラハム・プライベートバンク時代の2013年10月3日。金融庁から行政処分を受けていました。

これにより、アブラハム・プライベートバンクは6ヶ月間の業務停止処分を受け、業務改善が命じられています。

6ヶ月の業務停止処分明けの2014年4月。アブラハム・プライベートバンクは業務を再開。

その約2年後の2016年1月に、ヘッジファンドダイレクトへと商号変更しました。

ヘッジファンドダイレクトの前身、アブラハム・プライベートバンクが受けた行政処分の詳細が知りたい方はこちらをご覧ください。

ヘッジファンドダイレクトのサービス概要・特徴・手数料

ヘッジファンドダイレクトが提供しているサービスは冒頭でもお伝えしたように、個人投資家に向けて海外ヘッジファンドに関する投資助言を行っています。

受けられるサービス内容は、下記をご覧ください。

  • ポートフォリオの作成
  • リスク・リターン志向にあったヘッジファンドの選定・案内
  • 投資実行時・売却時の手続サポート
  • 分析部による国内外マーケット分析情報
  • 所持している金融資産の運用アドバイス

また、ヘッジファンドダイレクトが他社の投資助言業よりも強みとしているところは以下の通り。

  • 世界のヘッジファンドに直接投資が可能
  • 低コストで最大のリターン化が可能

海外ファンドへ直接投資可能

ヘッジファンドでは、利用者の資産を預かって運用するサービスが一般的。

ですが、ヘッジファンドダイレクトでは資産を預からずに助言のみを提供し、利用者自身が直接投資を行う仕組みを採用しています。

これにより、日本にいながら海外のヘッジファンドに直接投資が可能となり、資産の流れを自分で管理できる点が大きな強みです。

低コストを実現

一般的なヘッジファンド型投資信託では、日本の販売・運用会社、海外の運用会社など複数の工程が関わるため、手数料が高くなりがち。

一方、ヘッジファンドダイレクトでは中間業者を排除。利用者が直接海外ファンド運用会社に投資する形を取るため、低コストの実現に成功しています。

最低出資金額2000万円

ヘッジファンドダイレクトの最低出資金額は2000万円から。

証券会社からヘッジファンドを購入する際は、2000万円以下から購入可能となっているところが大半です。

ですが、ヘッジファンドダイレクトは富裕層向けサービスとなっていることから、少し高めの設定となっていることが分かりますね。

手数料

ヘッジファンドダイレクトを利用する際は、下記の手数料が掛かってきます。

項目手数料
サービス利用料初期報酬…年間3%(1年目)
継続報酬…年間0.9%(2年目~)
行政書士費用15,000円~
海外送金手数料約5,000円
管理報酬運用額の年2%
成功報酬運用額の年20~40%
解約・ファンド変更時費用解約直前資産額の1~3%

利用初年度は投資金額の3%掛かりますが、2年目以降は年間0.9%の手数料です。専門家への相談や、ヘッジファンドの情報収集は無料で利用できます。

ヘッジファンドダイレクトの評判

ここまで、ヘッジファンドダイレクトの会社概要やサービス概要など紹介してきました。

ここからは、ヘッジファンドダイレクトの評判について紹介していきます。

良い口コミ

まずは良い口コミから。

ヘッジファンドダイレクトの良い口コミですが、現在はネット上で見つけられませんでした。

そのため、ヘッジファンドダイレクトの代表取締役を務める高岡壮一郎氏の良い口コミについて紹介します。

求めている情報を吸収できた。アメリカの富裕層が巨額投資をする手法こそ参考にするべき。2000円以下で読めるのは素晴らしい。
納得できる内容。著者の自信や信念が熱い。こういう人が金融業界に増えると真のキャズムを超えるのでは?

上記の口コミは前述でも紹介しましたが、高岡壮一郎氏が出版した富裕層のNo.1投資戦略のレビューによるものです。

悪い口コミ

一方、悪い口コミも見られます。

ヘッジファンドダイレクトはいつかはゆかしで行政処分喰らったアブラハムが社名変更した会社だからね。
助言サービスに良い部分はあるが、料金設定や契約内容が思っていたのと違う。

上記のように、行政処分を受けた過去から怪しいと感じる方も少なくはありません。

また、プランの内容について不満を持つ方もいました。

ヘッジファンドダイレクトの評価

ヘッジファンドダイレクトは賛否両論の声が見て取れました。

ここからは、そんなヘッジファンドダイレクトを利用するメリットとデメリットについて考えていきたいと思います。

メリット

ヘッジファンドダイレクトを利用するメリットは、下記の内容が挙げられるでしょう。

  • ヘッジファンドを学べる
  • 海外ファンドで資金運用が可能
  • 投資初心者でも可能

ヘッジファンドダイレクトは、個人投資家向けヘッジファンド専門投資助言会社の業界トップ。利用者は専門家による面談でアドバイスも受けられるため、資金に余裕がある投資初心者の方は利用しても良いでしょう。

デメリット

一方で、ヘッジファンドダイレクトを利用するデメリットについては下記のとおり。

  • 最低投資金額が高い
  • 過去に行政処分を受けた
  • 契約後3年以内に解約すると手数料が掛かる

ヘッジファンドダイレクトは、富裕層に向けて海外有名ヘッジファンドの購入助言を行うため、最低投資金額が2,000万円からと高額であり、投資初心者であれば手が出ない金額ではないでしょうか。

また、前述でもしたように、行政処分を受けた過去があったり、3年以内に解約すると解約金が掛かったりなど不安要素もあります。

ヘッジファンドダイレクトは詐欺?

今回の記事では、ヘッジファンドダイレクトの概要や口コミなど紹介しました。

ネット上で「詐欺を行っているのでは?」という噂もありますが、公式サイトでは2023年12月末時点で投資助言契約額が累計1,395.9億円を突破していて、リピート率93%と高い顧客満足度を誇っています。

そのため、詐欺を行っているかは不明ですが、気になる方は実際に自分の目で確かめるべく、無料の資料請求を行ってみるといいでしょう。

ヘッジファンドダイレクト株式会社
名称ヘッジファンドダイレクト株式会社
URL
住所〒100-0005
東京都千代田区丸の内1-8-2
鉄鋼ビルディング10F
株サイト比較ナビ 編集者

株サイト比較ナビ

2016年にサイトを設立。専門性を軸とした編集者が、多種多様な金融サービスを調査&比較し、"投資初心者向け"の紹介を行っています。

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