アブラハム・プライベートバンク改め、ヘッジファンドダイレクト株式会社の創始者で代表取締役を務めている「高岡壮一郎氏」
2018年からは、世界最大級のクリプトリワードプラットフォームを展開するSocialGood株式会社の取締役CEOも務めています。
今回の記事では高岡壮一郎氏のプロフィールや経歴、世間の評判など詳しく解説しますので最後までご覧ください。
目次
高岡壮一郎氏とは?
冒頭でもお伝えした通り、高岡壮一郎氏は現在、ヘッジファンドダイレクト株式会社の代表取締役を務めている方です。
そんな高岡壮一郎氏のプロフィールについて、詳しく調べたので紹介していきますね。
プロフィール
高岡壮一郎氏は1974年に富山県高岡市で生まれ、金融機関に勤めていた父親の影響から、大阪・福岡・広島など、主に西日本の県庁所在地を転々とする転勤族。全国様々な場所で過ごした経験がありますが、幼少期時代にその土地その土地で文化が違うことに気づいたそうです。
例えば、チョロQが流行っている学校がある一方で、違う学校ではキン肉マンが流行っている学校もあったのだとか。そんな地域による文化の違いに新鮮さを感じたと同時に、もっと広い世界を見てみたい、全国各地の様々な人々と会ってみたいと思うようになり始めた、とインタビューにて答えていました。
また、学生時代は小学校から12年間剣道を習っていたようで、【気・剣・体の一致】【正々堂々と戦うこと】はビジネスにおいて王道を目指す土台になっている。と語っていますが、剣道が好きでは無かったとのこと。
好きではない剣道を12年も続けられた要因について、高岡壮一郎氏は下記のように語っています。
やるからには一番になるまでは辞めないと決めて、気付いたら12年経っていました。好きでやっていたわけではなく、結果を出す前に辞めたくなかっただけ(笑)結局、一番になれなかったので、次は浪人して勉強で勝負しました。
ToBeMagazine
その後、東京大学に進学し、学業に励んでいたことはもちろんですが、
- 哲学書
- 古典
- 社会科学の本
- 歴史書
などの書籍を読むことや、バックパッカーとして
- インド
- 東南アジア
- メキシコ
上記などの世界各国を飛び回っている中で、グローバルカンパニーで働きたい思いが芽生え、東京大学を卒業後、三井物産へと就職しました。
そんな高岡壮一郎氏ですが、現在は東京都に住んでおり、よく行く街に赤坂や六本木を挙げています。また、仕事が休みの時にはドライブをしながらラジオを聞くことが好きとのこと。
座右の銘、好きな言葉については「挑戦する者にのみ未来は拓かれる」と答えています。
将来の夢については「事業を通じて社会的課題を解決する。ビジネスの力で新しい価値を提供し、日本社会を良くすること」と回答していることが分かりました。
妻はいる?年収は?
現在の高岡壮一郎氏に妻がいるか調査したところ、そのような情報はありませんでした。
年収についても調査しましたが、詳細情報がなく不明です。
ですが、2社の代表取締役を務めていることもあり、高額の所得があることは言うまでもありませんね。
高岡壮一郎の経歴
ここまで高岡壮一郎氏のプロフィールについて紹介してきましたが、ここからは経歴について順に紹介していきます。
転勤族から東大へ
高岡壮一郎氏は前述でもお伝えしたように、全国各地の公立小学校から中学校を経験した後、浪人して合格した東京大学に進学。
バックパッカーとして世界各国を巡っていた中で、社会の役に立つ仕事をしたいと思うようになりますが、当時検討した職業は下記のとおりです。
- 官僚
- 新聞記者
- 政治家
しかし、いずれの職業もしっくりこなかったようで、進路についてもっと深く考えたときに、グローバルカンパニーに行きたいと思うようになりました。
そして、1999年に東京大学を卒業した高岡壮一郎氏は、総合商社である三井物産へと就職しています。志望動機については、下記のように語っていることが分かりました。
一個人の力を、伝統と実績のある巨大組織を通じて、世界レベルにまで拡大させたいと考えたから。
Medium
三井物産へ就職
入社後、ビジネススクールのような知識を身に着けたいという希望を伝えたところ、ハーバードのMBAを取得した先輩が多く所属する海外投資の審査部門「海外審査室」に配属されます。
この海外審査室は、主にあらゆるビジネスの投資や事業計画の稟議書を審査する部署とのこと。海外審査室に配属された高岡壮一郎氏は基本スキルを徹底的に身につける機会を得たようです。
また、仕事をしているうちに、高岡壮一郎氏は下記のように考えるようになったとインタビューにて答えていました。
世界を見渡してみると、企業が生き残るために必要なのは、「伝統や資金力、規模の大きさ」よりも、最終的には「時代の変化に柔軟に対応する力」であることがわかりました。
情熱社長
3年目には情報産業本部へ異動。それまでに培った投資の知識を活かし、高岡壮一郎氏は米国企業との提携によるIT事業の立ち上げや、数百億円規模のM&Aプロジェクト、ベンチャー投資に積極的に取り組んだと言います。
三井物産に入社して6年がたった2005年に30歳の節目を迎えた高岡壮一郎氏は、過去にも目指していた社会の役に立つ仕事をしたいと思い独立を決意し、富裕層向けの投資分析レポートを販売。
具体的には機関投資家の基本である「Discounted Cash Flow法」等によるValuationを元にした投資分析ノウハウを、月額26万円でオンライン販売したとのこと。
2005年当時は、株価算定の専門家に依頼すると数百万円もの費用が26万円で手に入るということで、富裕層からの注文が殺到したようです。
この結果、高岡壮一郎氏は1年間で1億円を貯め、起業資金としました。
アブラハム・グループ・ホールディングス株式会社を設立
企業資金1億円をもとに2005年、東京大学時代の知り合い5人と東京都の築26年ワンルームマンションの一室を借り、アブラハム・グループ・ホールディングス株式会社を設立しています。
ちなみに、社名のアブラハムというのは、アメリカ出身の心理学者で人間性心理学の生みの親とも言われているアブラハム・マズローに由来。
なぜ、アブラハム・マズローの名前から社名を取ったのか下記のように語っています。
彼はその「欲望の5段階説」のなかで、社会が成熟していくに伴って、人々は物品や食料といった基本的な生活条件を欲する段階からより高次の欲求、つまり、承認や自己実現を欲する段階へと移行すると説いています。
これまでの日本社会が上り坂の、物欲の強い社会だったと位置づけると、既に「成熟期」に入っている日本では、それこそ自己実現のような、いわゆる「高次の欲求」がコアなニーズになっていくだろうと考えられます。
お金以上の精神的価値を求めたいという成熟社会ならではの個人の気持ちを、自分たちがエンパワーメントしていける会社になろうという思いを込めてアブラハム・グループと名づけました。
社会に良い影響を与え、かつ個人も豊かにするような事業をしたい。これが私の考えの根幹になっています。
情熱社長
起業後、高岡壮一郎氏が起業資金調達で商材としていた投資分析レポートを始めとする各種専門情報サービスを提供し続け、創業初年度から黒字経営。
この結果を見ていた大手証券会社が、アブラハム・グループ・ホールディングス株式会社に、直接株式上場を持ちかけてきたことも。
さらに、各種専門情報サービスが多くの富裕層から支持され始めた結果、当時としては異例中の異例であった5億円の資金調達に成功。
この資金を初期投資として、アブラハム・グループ・ホールディングスとして初めての事業である、金融資産1億円以上の富裕層限定コミュニティサービス「YUCASEE(ゆかし)」をスタートしました。
YUCASEE(ゆかし)では順調に利用者を集めていき、利益が5億円を達成。
その後、2008年には海外ファンドを専門とする投資助言会社「アブラハム・プライベートバンク」を立ち上げました。
余談ですが、アブラハム・プライベートバンクは行政処分を過去に受けています。詳細は以下をご覧ください。
アブラハムからヘッジファンドダイレクト株式会社へ
アブラハム・プライベートバンクは、日本の証券会社を介さずに海外金融商品を紹介する事業を始めます。
YUCASEE(ゆかし)の運営経験からアブラハム・プライベートバンクを立ち上げた経緯について、高岡壮一郎氏は以下のように語っていました。
富裕層同士がネットワークを築いて、非公開の情報やノウハウを共有したい」というニーズにはまり、紹介が紹介を呼び、会員が増えていき、日本で唯一の富裕層プラットフォームになり、海外の新聞でも大きく取り上げられました。
その運営を通じて、「日本の証券会社に満足していない。海外の優良商品をダイレクトに買いたい」との強いニーズが富裕層にあることが分かりました。
そこで、金融商品取引法という新しい法律が登場したことを機会に捉えて、「国内の大手証券会社をすっ飛ばして、個人投資家がダイレクトに海外金融商品を入手できる仕組み」を2008年に構築しました。
Medium
このアブラハム・プライベートバンクも、YUCASEE(ゆかし)同様スタートと同時に爆発的にヒット。2010年には日本国内だけでなく、香港で証券会社「アブラハムウェルス・マネジメント証券」を設立しています。
日に日に利用者が増えていき、アブラハム・プライベートバンクの投資助言実績は2008年6月〜2013年9月の期間で877.4億円を達成しました。その後も、アブラハム・プライベートバンクから「ヘッジファンドダイレクト株式会社」へと商号を変更しますが、2017年12月に投資助言実績が累計900億円を達成。
また、2018年からは前述でもお伝えしたように、世界最大級のクリプトリワードプラットフォームを展開するSocialGood株式会社の取締役CEOも務めます。このように、様々な事業を始めては結果を出している高岡壮一郎氏ですが、過去に下記の3冊の書籍を出版しています。
- 『富裕層のためのヘッジファンド投資入門』
- 『富裕層のNo.1投資戦略』
- 『富裕層はなぜ、YUCASEE(ゆかし)に入るのか』
高岡壮一郎の評判
ここまで高岡壮一郎氏の経歴を見てきましたが、ネット上でどのような評価を受けているでしょうか。
ここからは、高岡壮一郎氏の良い口コミと悪い口コミの両方を紹介していきます。
良い口コミ
まずはじめに良い口コミについて紹介していきます。
『富裕層のためのヘッジファンド投資入門』(ダイヤモンド社)髙岡壮一郎 (著)、ヘッジファンドダイレクト株式会社 (編集)
— 北村宣慈 (@KitamuraSenji) February 29, 2024
私はヘッジファンドに投資できるほどの富裕層ではありませんが、この手の投資は興味があるので拝読しました。富裕層の世界が垣間見えて面白いです。#読書 #読書垢 pic.twitter.com/uiR5J0VK3p
上記口コミは前述で紹介した高岡壮一郎氏の書籍についての評価ですが、考え方が面白い、感銘を受けたという評価が多く見られました。
悪い口コミ
続いて悪い口コミです。
昨日のついでに、
— うーさん通信。 (@UdonSoba_Eater) August 7, 2022
俳優使ってCMうって、海外のほぼ黒のグレーの金融商品で、積立投資のイメージを壊した『いつかはゆかし』を検索したら、その後もヤバかった…
「元アブラハム」高岡壮一郎氏の仮想通貨ICO事業『ソーシャルグッド財団』への懸念と疑念【やまもといちろう】 https://t.co/9ddHQqStc2
ヘッジファンドダイレクトさんが使っている図すげー恣意性を感じる。日本株の指標をTopixにしていたり、金のリターンとリスクの関係しかりいやこれツッコミどころ万歳過ぎるだろうに。でもこれでもう既に1000億近く集めているらしいが…大丈夫なのかしら… pic.twitter.com/TgkFFCK3vh
— dormir30 (@dormir300) May 30, 2021
高岡壮一郎氏が代表取締役を務めるあゆみトラストグループのヘッジファンドダイレクト株式会社や、その海外積立投資である「いつかはゆかし」に苦言を呈すコメントも見られます。
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