株の学校123に悲惨な評判？主な講師や投資手法を紹介

株の学校123は2005年に設立された投資スクールで、基本的な内容を教える講座である「ベーシックコース」には2,000名以上が参加をしています。

しかし、評判を調べると営業に関する悪い評判があったり、悲惨と言われていたりと決して良い評判ばかりではありません。

本記事では、株の学校123の評判やメリット・デメリットを解説し、さらにおすすめな人の特徴を説明します。

投資スクールの受講を検討している人は参考にしてください。

株の学校123とは？

まずは、株の学校123とはどのような投資スクールなのか説明します。

運営会社やサービス概要、主な投資手法について見てみましょう。

運営は株式会社トレードイノベーション

株式会社トレードイノベーションは東京都新宿区に本社を置く企業で、株式投資に関する教育事業を手掛けています。

また、株式投資システム「TradeWare」を提供。

サービス概要

続いて株の学校123のサービス概要について説明します。公式サイトによれば、スクールで現在提供されている講座と受講費用は次の通り。

主な投資手法

株の学校123では「123理論」と呼ばれる独自の投資手法を学びます。

これは、創設者である泉幹氏が考案したテクニカル分析の手法。チャートに表示される「方向線」を分析することで株価の動きを予測し、売買のタイミングを判断するもの。

「123理論」における方向線とは75日移動平均線のことを指し、具体的には次の3つの要素を組み合わせて分析します。

「123理論」は複雑な計算や指標を必要とせず、視覚的に理解しやすい点が特徴です。そのため、初心者でも比較的容易に習得できると考えられます。

株の学校123の主な講師

次に株の学校123の主な講師である次の3名を紹介します。

• 小島奉之氏
• 酒井智白氏
• 大場隆史氏

小島奉之（小島塾）

小島奉之氏は株の学校123の看板講師で、日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト （CMTA）の資格を持ちます。

元マイクロソフトのソフトウェアエンジニアという肩書をもち、40歳半ばで株式投資を開始。

ネット検索で「株の学校123」を見つけて受講すると、2015年には脱サラして専業トレーダーに転身。自身の経験を元に、現在はスクールの講師を勤めています。

また、「小島塾」というブログの運営をしており、2024年4月までは日々の相場状況を解説する記事を更新していました。2024年4月以降は、登録会員のみへの情報提供に変更となっています。

酒井智白

株の学校123の講師である酒井智白氏は、一級建築士という独特の背景を持つ講師。

自分でも取引を行う現役のトレーダーであり、特に株式を売買する際の感情をどのようにコントロールするのか、心理やメンタル面を重視しているとのことです。

しかし、公式サイトの講師紹介には名前が出てこないことから、現在では株の学校123の講師を辞めている可能性があります。

大場隆史

大場隆史氏はもともと株の学校123の生徒で、仕事を辞めて専業トレーダーとして活動。トレーダーとしての実績を認められ、スクールの講師を勤めるようになりました。

しかし公式サイトの講師紹介には名前が出てこないことから、現在では株の学校123の講師を辞めている可能性があります。

株の学校123の評判

ここからは株の学校123の評判について解説します。

評判には厳しいものが多数あり、スクールに興味がある人は営業に関する評判と悲惨な評判についてよく確認した上で、受講を検討すると良いでしょう。

営業に関する評判

株の学校123では低額のオンライン講座や体験講座、LINEによる情報提供に参加した後に、高額講座への勧誘を受けるケースがあるとの声があります。

オンライン講座や体験講座は、株式投資の基礎知識を学ぶ上で有益な内容である場合も多いですが、その後、数十万円する高額な講座を強く勧められることもあるようです。

高額講座は実践的な内容を学べるなど魅力的な側面もありますが、費用に見合うだけの効果があるのか疑問視する声も少なくありません。

受講を検討する際は、内容や費用をよく吟味し、本当に自分に必要な講座なのか慎重に判断することが重要です。

悲惨な評判

インターネット上では「悲惨」と評価されるような厳しい意見も散見されます。

株の学校123に対する批判的な意見として特に目立つのは、講座内容の薄さと費用対効果の低さに関するもの。

数十万円、場合によっては数百万円にも及ぶ高額な受講料を支払ったにもかかわらず、実際の講座内容がそれに釣り合っていないと感じている受講生が多いようです。

具体的には、

• 基礎的な知識ばかりで、実践的な内容が少なかった
• 内容が薄く、独学でも十分理解できるレベルだった
• 高額な割に、得られる情報が限定的だった

といった不満の声が挙げられています。

講師の質が悪いとの意見も複数見られます。講師の質は投資スクール全体の質を左右すると言っても過言ではありません。

また近年では、情報量の減少を指摘する声も上がっています。以前は提供されていた最新の市場分析データや個別銘柄の情報提供サービスが、現在は更新されていないケースも見受けられます。

加えて、株の学校123では、空売りを推奨している点も懸念材料です。

空売りは、株価の下落局面で利益を狙う投資手法ですが、株価が上昇した場合、損失が無限に膨らむリスクがあります。特に投資初心者にとっては非常にハイリスクな手法と言えるでしょう。

経験豊富な投資家であれば、リスク管理を徹底した上で、空売りを有効な投資戦略として活用できる場合もありますが、投資初心者にはリスクが高すぎると言わざるを得ません。

株の学校123の評価

株の学校123には、ネガティブな評判がある一方で、メリットと感じられる点も確かに存在します。ここでは、スクールのポジティブな側面に焦点を当てて評価してみましょう。

メリット

スクールのメリットは独自の「123理論」を学べる点にあります。これは、創設者である泉幹氏が自身の経験に基づいて構築した独自の株式投資理論。

テクニカル分析をベースに理解しやすいよう体系化されており、複雑な指標や分析手法を覚える必要がなく、シンプルなルールに従って売買タイミングを判断できる点が特徴。

実際に受講した人の中には、

• 簡単でわかりやすく、すぐに実践できた
• 実践した結果、短期間で利益を出すことができた

もちろん、株式投資で必ず利益が出せる保証はありませんが、123理論は初心者でも取り組みやすく一定の成果を期待できる手法と言えるかもしれません。

また、経験豊富な講師陣が在籍している点もメリットとして挙げられます。

小島奉之氏をはじめとする長年株式投資に携わってきた講師が、知識やノウハウを伝授してくれるでしょう。

さらに、スクールではオンラインやLINEを活用した情報提供も。オンライン講座や動画教材を通じて、場所や時間に縛られずに学習できます。

デメリット

株の学校123は注意すべき点もいくつか存在します。

まず、最も大きなデメリットとして挙げられるのが受講料が高額である点です。数十万円を超える高額な費用がかかるため、経済的な負担が大きくなってしまう可能性があります。

また、「123理論を実践しても儲からない」との意見も少なくありません。シンプルなルールで売買タイミングを判断できるメリットがある反面、市場の状況や個別銘柄の特性によってはうまく機能しないケースもあるようです。

評判の悪い講師が存在する点もデメリットです。経験や指導力不足の講師に当たってしまうと、期待していたような学習効果を得られない可能性があります。

高額な受講料を支払う以上、質の高い講師から指導を受けたいと考えるのは当然のことですが、株の学校123では講師の質にばらつきがあるというリスクを考慮する必要があるでしょう。

株の学校123がおすすめな人

株の学校123は、すべての投資初心者に最適なスクールとは言えないかもしれません。しかし、特定のニーズを持つ人にとっては選択肢となり得ます。

• テクニカル分析や123理論を学びたい人
• テクニカル分析を習熟度に応じて、体系的に学びたい人
• 経験豊富な講師の講座を受けたい人

上記に該当する人は選択肢の1つとして良いかもしれませんね。

ただし、高額な費用負担を避けたい人にはおすすめできません。株の学校123の受講料は数十万円～数百万円と高額です。費用対効果を重視する人や経済的な余裕がない人は、他のスクールや教材を検討した方が良いでしょう。

また、テクニカル分析以外の投資手法を幅広く学びたい人にもおすすめできません。スクールのカリキュラムは、テクニカル分析に偏っている傾向があります。

ファンダメンタルズ分析やマクロ経済分析など、他の投資手法も学びたい場合は、より総合的なカリキュラムを提供しているスクールを選ぶべきです。