栄光インデックス ウソと欺瞞で塗り固められたヤバイ実態

栄光インデックスは投資顧問サービスを提供しているサイトです。

機関投資家がひた隠しにしてきた“有望な成長株法則”をプレゼントするというネット広告を見かけた方もいるのではないでしょうか。

管理人は2000以上の投資顧問や投資先サービスを調査してきたのですが、栄光インデックスという投資顧問は聞いたことがありませんでした。

そこで栄光インデックスにについて調べ始めたところ、恐るべき事実が明らかに。

栄光インデックスは嘘と欺瞞に満ち溢れたとんでもない投資顧問だったのです。

無料で貰える”有望な成長株法則”は中身がスカスカ。金融庁から隠れてこそこそ違法営業をしているうえに、過去に”詐欺疑惑”が出ていたサイトとの癒着も確認。

公式HPではあることないことを言い散らかして、投資意欲を刺激してきますが用心してください。栄光インデックスを利用すると、ロクに稼げないどころか尻の毛まで毟られてスカンピンになる恐れがあります。

栄光インデックスに会員登録すると貰える「有望な成長株法則」は、インターネットの情報を寄せ集めた電子書籍(PDFファイル)です。

全10スライドで「成長株とは何なのか、成長株を見つけるにはどうすればいいのか」という内容を紹介しています。

読んでみた感想ですが、「機関投資家がひた隠しにしてきた」割には、インターネットで調べたらすぐに出ることばかり記載されていて唖然としました。(こんな特典でユーザーを募集して大丈夫…？)

成長株の条件としてよく挙げられる「新興市場」「上場年数が短い」「時価総額が低い」とほぼ同程度の内容しか扱っていないです。

間違ったことは言っていないものの、これと言って目新しい観点はありません。

実際に資料を見てみたところ、「成長株とは何なのか？」の解説ばかりで、肝心の「成長株の見つけ方」に関してはほぼ説明がありませんでした。

どうせだったら成長株を見つける具体的な方法が知りたかったですね汗。

たしかに成長株は大きな株価上昇を果たす銘柄が多く、ハイリターンが狙える人気の投資先です。ただ、国内3800以上の銘柄がある中で、どれが大化けする銘柄なのか判断するのは困難です。

というか、そもそも栄光インデックスに期待するのが間違いでした。

栄光インデックスは金融庁未認可の悪徳な投資顧問サイトだったからです。

栄光インデックスは「財務局に許可を取らず営業」を行なっています。

投資情報の提供や売買助言を行う場合、本来は財務局で「金融商品取引業者」に登録をして金商という商号を取得しなければなりません。金商とはいわば金融業を行なうのに必要なライセンス的なもの。

栄光インデックスの運営会社である「株式会社 栄光」は金融商品取引業者に登録されていません。

金商を取得するには「①コンプライアンスの遵守」「②投資知識を有していること」「③金融業に従事した人員が在籍していること」などの条件があるのですが、栄光インデックスは審査基準をクリアしていないのと同義です。

金商を持っていないのに投資助言を行うのは明確に禁じられています。なので、投資助言業を営む場合は必ず金融庁からの認可をもらう必要があります。

栄光インデックスのような金商未登録の業者は、金商を取得しない理由として「独自の情報を会員に提供するために、あえて金商を取得していない」と説明することがあるのですが、正式な手続きを”あえて”しない必要あります…？

まさか国から認可されていないような、グレーゾーンな情報を会員に教えるつもりなのでしょうか。

もし仮に。もし仮に100歩譲って顧客に利益を出せているなら「Win-Win」ですから問題はないのかもしれません。

しかし、栄光インデックスに蔓延るウソの実績を見る限り、会員が利益を得られる可能性は低いと見れます。

栄光インデックスは銘柄の提供実績をサイト内に掲載していますが、本当にその実績を出せているのかは疑問です。

というのも、栄光インデックスはあるはずのない実績を掲載しているから。

栄光インデックスはサイト上に「2020年度の銘柄提供実績」を掲載しているのですが、会社が設立されたのは2021年です。

2021年に会社が設立しているのに、2020年度の銘柄を提供できるはずがありません。栄光インデックスの実績はウソの可能性が高いです。

公式HPには「栄光インデックスを利用した9割以上の会員が、3年以内に資産5000万円を達成！」とあるのですが、これも疑わしいですね…。

2021年に会社設立なので、3年以内というと2024年の話になります。まるでタイムマシンに乗って未来を見てきたかのよう。栄光インデックスはドラ〇もんを擁立しているのかもしれないです。

栄光インデックスはこれまでに問題のあった投資顧問との関連性が見て取れます。

例えば、富士投資顧問というサイトと銘柄提供実績の見せ方がそっくりなのです。

富士投資顧問では銘柄、銘柄の提供日、買値・売値、株価上昇、利用者のインタビューという項目があるのですが、栄光インデックスも同様。

ここまで見せる情報やレイアウトが似ていることは滅多にあるものではありません。

栄光インデックスと一緒のサービスである疑いがある富士投資顧問は、過去に何度も名称を変更してサービスを続けてきた経緯があります。

①投資顧問四季

↓

②投資顧問豊

↓

③投資顧問都

↓

④投資顧問富士

これまでのサイトはいずれもコンセプトが同じで、サイトの作りも瓜二つ。

なぜここまで執拗に名前を変更しているかというと「金融庁から警告を受けている」からでしょう。

引用元：無登録で金融商品取引業等を行う者について

金融庁から目を付けられたくないから、何度も名前を変えて営業を続けているわけです。

今回新しく登場した栄光インデックスに関しても、過去の同一サービスが生まれ変わったのかもしれません。

※2023年に「スリーエスジャパン投資顧問」という新たな悪徳サイトを確認。やり口が栄光インデックスとそっくりなので、また新たにサイトを作り直した可能性があります。

疑問点にツッコミ出したらキリがない栄光インデックス。

銘柄が騰がる仕組みもワケが分かりませんでした。

・栄光インデックスは大口投資家や富裕層会員を多数抱えている

↓

・栄光インデックスが推奨する銘柄を会員に買い続けてもらう

↓

・栄光インデックスが推奨した銘柄が騰がる

どうやら大口投資家による資金流入があるから、あとから入ってきた人でも株価上昇銘柄にありつけるという理屈のようですが…

この仕組み、大口投資家にメリット無くないですか？

なんで他の投資家のために資金を投入して株価を上げなくてはならないのか。そもそも後から入ってきた人が損する可能性が高すぎます。

この仕組みを見て協力したがる投資家って存在するのでしょうか。

栄光インデックスは機関投資家、外資系投資銀行、証券会社とも関係があると述べていますが、金融庁未認可の業者と誰が好き好んで付き合おうと思うのか甚だ疑問です。

銘柄分析のエキスパートがいるわけでもなく、世界情勢を見通すアナリストがいるわけでもない。栄光インデックスがやっているのは、単なる御用聞きです(それすらやっているのかも怪しいですが…)。

世の中には株式投資で勝つための新たなアプローチが誕生している中、栄光インデックスがやっていることを見ると情けなくなります。

栄光インデックスはサービスを開始したばかりで、まだ利用者の口コミは見つかっていません。

ただ栄光インデックスが過去に名義を変えて運営している疑惑があるのは周知の通りかと存じます。ここでは、当サイトに寄せられた類似サービスの口コミや評判を見ていきたいと思います。

▼投資顧問豊に寄せられた口コミ

『豊は完全に詐欺団体です。個別銘柄を購入しようと思い申し込みしたところ2000万円到達定期コースを60万で案内されました。 2000万の利益ぐでるまで無料で銘柄ﾝを出してくる。平均的に参加者が2000万円の利益を得る時間は3カ月と言ってました。しかし実際は3銘柄しかもらえず、ファンドが空中分解したと言って、さらに高い金額のコースへの移行を進められました。もちろん断りました。ちなみに提供された銘柄の2つは損切りでした。皆さん気をつけてくださいね』

『 3ヶ月で２０００万円にで50万円を騙されました。提供の３銘柄は全て損切り。都合100万円、豊の社員のボーナスになりました。 いろんな騙しのパターンが用意されていて、カモと思っているのか今も毎日勧誘のメールが来ます。貴方だけ、特別です、今回は間違いなし、後悔しないように、私を信じて等々。 豊の社員、地獄に落ちろ。』

▼投資顧問都に寄せられた口コミ

『「豊」の焼き直しという感じですね。「豊」は、しつこいメールで勧誘し、金商の資格がないと突っ込むと、情報提供だから資格は要らないと何の罪悪感もない感じ。「豊」から紹介されたと別の人？がメールで勧誘してくるが、もともと信用のない「豊」から紹介された人？が信用できるわけがないことがわからない人？たちでした。この「都」は大丈夫か？』

寄せられた口コミを見ると「提供銘柄すべて損切り」という酷い惨状も見られました。

過去に営業していた同サービス系列とみられる投資顧問の評判がこんな状態だと、栄光インデックスの今後についても察しが付いてしまいそうです。

栄光インデックスにあるサービスは大きく3つ。

・市況ニュース

・本日のセレクト銘柄

・銘柄診断

■市況ニュースはブルームバーグの転載コンテンツ

栄光インデックスに会員登録すると見れる「市場ニュース」や「相場観の概況」は、大手投資情報サイトの記事をそのまま転載しています。

フィスコやブルームバーグの記事を後出しで掲載しているだけなので、特に得られるものはありません。

■本日のセレクト銘柄は株探のパクリ

毎日提供される「本日のセレクト銘柄」は、株探という大手株式情報サイトからコピペしています。

栄光インデックスで紹介された段階では「完全な後出し」になるため、投資しないのが賢明です。

■銘柄診断

保有している銘柄について質問をすると回答がもらえます。

過去に栄光インデックスが推奨している銘柄の場合は、参加者の権限を守るために詳細を教えてもらえない場合もあるようです。

栄光インデックスで確認できたプランは1つのみ。

栄光インデックス内のアンケートに回答すると有料情報の勧誘が行なわれます。

▼栄光インデックスのプラン

値段：36,000円

期待上昇値：株価2.14倍

取り組み期間目安：約2週間

必要投資金目安：約20万円～

情報提供日：メールにて通知

栄光インデックスのプランは、もともと10万円前後の料金だったところを「限定で安くしてもらえる」という説明がありました。

本当に実績が出せるかどうかは定かでありません。

最後に栄光インデックスの会社情報を調べて検証を締めくくりたいと思います。

栄光インデックスは会社情報すらウソである可能性があります。

栄光インデックスの運営会社「株式会社 栄光」の住所には、家賃6.5万円の木造アパートが建っています。

▼株式会社 栄光の住所

到底オフィスとは思えないアパートですね…。セキュリティもあったものではありません。

顧客の情報管理が適切に行われているか心配になります。

検証の結果、栄光インデックスは悪徳投資顧問の可能性が高いことが分かりました。

違法営業を続ける傍ら、掲載しているサイトの実績までウソである可能性が浮上。関連性が高いとみられるサービスは、金融庁から警告を受けるような業者でした。

有望な成長株法則という特典資料もインターネットで収集した情報の寄せ集めに過ぎず、栄光インデックスはリターンが見込める投資顧問では到底ありません。

騙されたくない人は、近づかないで置くのが無難でしょう。