THEO+docomoは大手携帯キャリアであるNTTドコモと、株式会社お金のデザインが提携して提供する運用サービスです。
ロボアドバイザーによるお任せ投資が可能な「THEO」に、dポイントを活用した特典が加えられており、ドコモユーザーにメリットの多い運用商品。
本記事では、THEO+docomoが実際に儲かるのか、評判やメリット・デメリットについて解説します。
目次
THEO+docomoとは?
まずはTHEO+docomoの内容を知るために、運営会社やサービス概要、契約・解約の方法を解説します。
運営は株式会社お金のデザイン
株式会社お金のデザインは、谷家衛氏(現取締役会長)と廣瀬朋由氏(現取締役副会長)によって2013年に設立。
2016年に、ロボアドバイザーによるおまかせ資産運用サービス「THEO」をリリースしました。
サービス概要
THEO+docomoはロボアドバイザーによる自動運用で、世界中の株式や債券に分散投資できます。
1人ひとりに最適なポートフォリオを自動で作成。その後も、自動でリバランスを行い最適な状態を保ちます。
NTTドコモが運営するdポイントとの連携も大きな特徴。ポイントを投資に回したり積立投資したりと、ドコモユーザーには利用しやすいサービスが充実しています。
毎月の積立金額は1万円から設定可能で、dカード決済時のおつりで投資する「おつり投資」というサービスもあります。
運用手数料は年率最大1.1%(税込)、最大30%割引となる手数料割引プログラムもあります。
契約・解約方法
THEO+docomoを契約するためには、公式サイトにアクセスし、ポートフォリオ診断を実施。質問に回答するだけで、運用シミュレーションが提示されます。
続いて、ユーザー登録をして申し込みを行い、証券口座の開設後に入金を行えば運用開始です。
一方、解約する場合は、公式サイトからマイページにログインして申請を行います。
主なキャンペーン
THEO+docomoでは、過去に以下のようなキャンペーンも実施されていました。
- 夏のボーナスキャンペーン!300名の方に抽選で1万円をプレゼント!
- 【最大10万円分Amazonギフト券当たる!】12/1開始 冬のボーナスキャンペーン
THEOとの違い
基本的なサービス内容はTHEOと同じで、最適なポートフォリオを自動で作成・運用してくれます。
最も大きな違いは、dポイントとの連携。dポイントを投資に利用したり、運用資産に応じてdポイントが貯まったり、さらにdカード積立でdポイントが貯まったりと、ポイントを活用できます。
そのほかに、投資できる金額が異なり、THEOは最低投資金額10万円から(積立は1万円)、THEO+docomoは1万円からです。また、THEOにはおつり積立のサービスはありません。
THEO+docomoの評判
ここからはTHEO+docomoの評判を見ていきましょう。
5chでの口コミや、やってみた人の評判を見ると、良い口コミも悪い口コミもあるようです。とくに手数料やパフォーマンスの評判については、さらに詳しく解説します。
5ch(旧2ch)での評判
THEO+docomoに関する評判は、5ch(旧2ch)などの匿名掲示板でも見られます。さまざまな意見がありますが、全体的に肯定的な意見と否定的な意見が混在している印象。
肯定的な意見としては、「パフォーマンスが良い」「銀行預金よりまし」といった点が挙げられています。
一方、否定的な意見としては、「リターンが低い」「思ったように儲からない」といった点が。
投資を始めた時期によっても評価が分かれるため、全てのユーザーに共通した意見ではなく、あくまで参考として捉えたほうがよいでしょう。
資産運用をやってみた人の口コミ
THEO+docomoを実際に利用している人の口コミを調べてみると、「初心者でも簡単に始められた」という意見が多く見られました。
また、「dポイントが貯まるのが嬉しい」との口コミも多く、運用やdカード積立でdポイントを効率的に貯めている人が多いようです。
ドコモユーザーであることがきっかけで始めた人も多く、dポイントとの連携によるメリットを実感している人が多いことが分かります。
手数料が高いという意見
ロボアドバイザーの利用を検討する上で手数料は気になるポイントの一つですが、「手数料が高い」という意見も少なくありません。
THEO+docomoでは、預かり資産額に対して年率0.715%~1.10%(税込)の手数料が発生します。これは、他のロボアドバイザーと比較しても、やや高めの設定と言えるでしょう。
手数料は長期運用をすればするほど累積していくものであり、パフォーマンスを引き下げる要因となるため注意が必要です。
投資に失敗した意見
中には「THEO+docomoで投資に失敗した」という意見も見られます。
投資は元本保証ではありません。市場環境の変化などにより、THEO+docomoも例外ではなく、損失が発生する可能性もあります。
とくにTHEOの運用は長期分散投資を実践しているため、短期的な利益を求める人からすると、不満を感じる可能性もあるでしょう。
また、ロボアドバイザーの運用方法が自分の考えていたものと異なり、期待外れだったと感じるケースもあるようです。
ぶっちゃけ”儲かる”のか?
結論から言うと、THEO+docomoで必ず儲かるという保証はありません。
投資には、常に価格変動のリスクが伴います。市場環境が悪化すれば、元本割れを起こす可能性も。
一方、公式サイトによれば、2016年からTHEOの代表的なポートフォリオで運用した場合のリターンは年率+8.03%とのことです。
3年以上投資を続けた投資家の9割が、プラスの収益となっていることも公表されています。
もちろん、これはあくまでも過去のデータであり、将来のリターンを保証するものではありません。
THEO+docomoの評価
続いてTHEO+docomoの評価として、メリットとデメリットについてそれぞれ解説します。
メリット
- dポイントが貯まる
- 初心者でも簡単に始められる
- 少額から始められる
THEO+docomoの魅力は、dポイントとの連携によるメリットです。
dカード積立を利用すれば、積立額に対して0.1%〜1%分のポイントがもらえます。加えて毎月の預かり資産額に応じてポイントが付与され、ドコモユーザーは1.5倍。
また、ロボアドバイザーが自動で資産運用してくれるため、知識や経験は必要ありません。
さらに、THEO+docomoは1万円から投資を始められますね。
デメリット
- 手数料がやや高め
- NISAに対応していない
THEO+docomoは、預かり資産額に対して最大年率1.10%(税込)の手数料が発生します。
これは他のロボアドバイザーや投資信託と比較すると、やや高めの設定。
また、THEO+docomoはNISA(少額投資非課税制度)を利用できない点がデメリットと言えるでしょう。
投資信託がNISAに対応していることは当然ですが、同じロボアドバイザーでも対応している商品はありますからね
THEO+docomoがおすすめな人
THEO+docomoは、以下のような人におすすめです。
- ドコモユーザー
- 投資初心者
- 少額から投資を始めたい人
THEO+docomoはドコモユーザーのための運用商品とも言え、dポイントを効率的に貯めたい人、dカードを利用している人におすすめ。
また、ロボアドバイザーが自動で資産運用してくれるため、投資の知識や経験が無くても1万円から始められます。
一方で、運用に関して手数料をできるだけ抑えたい人や、ある程度の知識を持っており自分で投資対象を選べる人にはおすすめできません。
また、投資にあたってNISAを利用したい人にも適していないでしょう。
THEO+docomoのQ&A
最後にTHEO+docomoのQ&Aとして、次の4つの質問に回答します。
- カラーパレットは廃止したの?
- 確定申告は必要?
- NISAは対応している?
- ポイントサイトはある?
カラーパレットは廃止したの?
THEO+docomoの手数料割引サービス「カラーパレット」は、2024年6月末で廃止されました。
カラーパレットとは、預かり資産額に応じて手数料が5段階で変動する仕組み。預かり資産額が多ければ多いほど手数料が安くなります。
しかし、2024年7月以降はこのカラーパレットに代わって、新たな手数料割引プログラムが導入されています。
確定申告は必要?
THEO+docomoを運用して利益が実現した場合には、原則として確定申告が必要となります。
具体的には、ETFの売却益と分配金に対して課税されます。なお、分配金は源泉徴収して支払われるため申告不要にできます。
NISAは対応してる?
THEO+docomoはNISA(少額投資非課税制度)に対応していません。
NISAを利用できない点は、デメリットと言えるでしょう。
ポイントサイトはある?
2024年10月11日現在、THEO+docomoでポイントがもらえるポイントサイトはありません。
過去には、「ポイント広場」で証券口座開設と5万円以上入金して運用すると、5,000ポイントがもらえる企画が実施されていたこともあります。
『THEO+docomo (テオプラスドコモ)』の口コミ
口コミ一覧