ファイナンシャルアカデミーは、お金の教養や投資の知識が学べる金融スクール。
2002年の運営開始から、延べ75万人も金融や資産運用について学んでいますが、セミナーがわかりやすいといった肯定的な評判がある一方で、否定的な評判もあるようです。
本記事では評判やメリット・デメリット、費用などについて解説します。ファイナンシャルアカデミーの受講を検討している人は参考にしてください。
目次
ファイナンシャルアカデミーについて
まずはファイナンシャルアカデミーの基本情報について説明します。特徴を知るために、次の5点について見てみましょう。
- 運営会社の概要
- 無料体験セミナーの開催
- 主な講師紹介
- メリット
- デメリット
運営会社の概要
ファイナンシャルアカデミーは、2002年に設立された金融経済教育スクールです。
運営会社は株式会社FinancialAcademyで、代表取締役は泉正人氏が務めています。泉氏は、日本初の商標登録サイトを立ち上げた後、金融経済教育の重要性を感じてスクールを創立しました。
本校は、東京都千代田区にあり、ほかに東京に5か所、横浜に3か所、名古屋に2か所教室があります。
無料体験セミナーも開催
ファイナンシャルアカデミーは、無料体験セミナーを定期的に開催しています。受講者が実際の授業の雰囲気を体験できるため、入学前にスクールの内容を確認可能です。
代表的な「お金の教養講座」では、効率的なお金の貯め方や資産運用の考え方を学んだ上で、具体的な投資対象である株式や不動産、投資信託の説明が行われます。
無料体験セミナーのメリットは、講師の質やカリキュラムの内容を事前に確認できる点です。受講者はファイナンシャルアカデミーの講義が自分にあっているかどうかや、実際の学習の進め方を具体的にイメージできます。
さらに、教室での受講とZOOMでの受講が選択できます。ZOOMであれば、Web環境が用意できる場所であれば、全国どこからでも参加可能です。忙しいビジネスパーソンや地方在住の人でも、自分の都合にあわせて参加できます。
主な講師紹介
ファイナンシャルアカデミーの講師は全員、それぞれの分野で活躍している専門家、もしくは現役の投資家です。代表的な講師は次の通りです。
講師名 | 担当スクール | 経歴や肩書 |
---|---|---|
藤川太 | 定年後設計 | 生活デザイン株式会社代表取締役 |
中原圭介 | 株式投資 | アセットベストパートナーズ株式会社経営アドバイザー経済アナリスト |
黒田尚子 | 定年後設計 | 黒田尚子 FP-Office 代表ファイナンシャルプランナー |
野瀬大樹 | 会計 | 公認会計士・税理士 |
小野原薫 | 投資信託 | ファイナンシャルプランナー相続診断士 |
講師の多くがFP事務所の代表や金融関連の資格保持者で、著書が多数ある人もいます。深い知識と経験を活かしたリアリティのある授業が魅力の一つです。
ファイナンシャルアカデミーのメリット
ファイナンシャルアカデミーのメリットには次の3点が挙げられます。
- 実践的な金融知識を体系的に学べる
- 経験豊富な講師陣が揃っている
- 教室とZOOMで受講方法が選択できる
ファイナンシャルアカデミーの最大のメリットは、実践的な金融知識を体系的に学べる点です。教材は独自に作成したもので、基礎から実践までを網羅した内容となっています。受講者は自分の学びたい金融や投資の知識を効率的に習得できます。
次に、経験豊富な講師陣が揃っていることも大きな魅力です。講師は金融業界での実務経験を持つプロフェッショナルであり、実際の投資経験に基づいた具体的なアドバイスを提供します。これにより、受講者は理論だけでなく、実践的なスキルも身につけることができます。
また、受講方法を選択できる点もメリットです。受講方法には教室での受講に加えてZOOMでのリアルタイムオンライン受講を選択できます。また、講座から数日後には動画も公開され、好きな時間に視聴が可能です。忙しいビジネスパーソンや地方在住の人でも、時間や場所に縛られずに質の高い金融教育を受けることができます。
ファイナンシャルアカデミーのデメリット
ファイナンシャルアカデミーのデメリットには、次の3点が挙げられます。
- 授業料が高い
- 講師を選べない
- 利益の保証はない
授業料が高い
まず、挙げられるデメリットは受講料が高額である点です。
例えば、株式投資スクールや不動産投資スクールの受講料は基本プランで408,000円(税抜)と高額で、初期投資としては人によっては大きな負担となる可能性があります。初心者が投資で40万円を超える利益を出すことは、決して容易ではありません。
投資の考え方や資産運用の知識は、一般に販売されている書籍でも勉強でき、最近ではWebやYouTubeなどで詳しく解説しているサイトや番組もあります。
これら独学で勉強できる人やすでにある程度の知識を持つ投資の中級者や上級者は、受講料に見合う価値を感じられない可能性が高いでしょう。
講師を選べない
講師を選べない点もデメリットです。講師の説明が分かりやすく、実践的な内容を提供してくれる場合は良いですが、そうでない場合、受講者の満足度が低下する可能性があります。
しかし、講師に不満を感じても別の講師に変更はできません。講師の教え方やコミュニケーションスタイルが自分に合わないと感じた場合、学習効果が減少し、受講料に見合わないと感じることもあるでしょう。
利益の保証はない
ファイナンシャルアカデミーで学べば利益が出せる、とは限らない点にも注意が必要です。
講義では、投資の知識やノウハウを学べますが、投資は自己責任で行うものであり、利益が保証されるものではありません。市場の変動や予測不可能な要因によって損失を被るリスクは誰にでもあります。
ファイナンシャルアカデミーの評判
続いてファイナンシャルアカデミーの評判を確認します。
SNSの投稿などを参考に、肯定的な評判と批判的な評判を見てみましょう。
肯定的な評判
ファイナンシャルアカデミーの口コミを見ると、講座の内容がわかりやすく勉強になったとの評価が複数見られます。
無料体験セミナーに参加した人からは「セミナーでの説明が分かりやすく、実際の講義内容を事前に確認できたため安心して受講を決めた」との意見が寄せられています。
また、ある受講者は「株式投資の講義を受けたことで、財務やチャートの分析ができるようになり、自信がついた」とのことです。
これらの肯定的な評判から、多くの受講者にとって有益な学びの場であることが伺えます。講師の質やカリキュラムの充実度が、受講者の満足度を高めている要因となっているでしょう。
「怪しい」「失敗」など批判的な評判
ファイナンシャルアカデミーに対しては、肯定的な意見だけでなく、怪しいあるいは失敗などの批判的な意見も存在します。
スクールでの受講満足度は、担当講師の能力に大きく依存します。講師の話が分かりやすく内容が充実していると、受講者は学びやすく満足度も高まるでしょう。
しかし、講師の質にはばらつきがあり、すべての講師が同じレベルの授業を提供できるわけではありません。そのため、質の低い講師の授業を受けると、受講者は授業内容が受講料に見合わず怪しいと感じ、不満を抱くことがあります。
また、別の受講者は数年前であれば充実した内容だったが、現在ではYouTubeでお金を払わずに聞ける内容だと意見している人も。
とくに、金融や投資に関する基礎知識を既に持っている中級者や上級者にとっては、講義内容が浅く感じられることがあります。これにより、期待していた以上の学びが得られず、失敗と感じるケースもあるようです。
「出会いの場」という評判も
ファイナンシャルアカデミーは、学びの場としてだけでなく、出会いの場としての評価も。ファイナンシャルアカデミーでは、懇親会やサロンなど受講者同士あるいは講師と、講義以外で出会う場が提供されています。
懇親会やサロンで同じ投資や金融に興味を持つ仲間と出会うことができ、共通の話題で盛り上がることができる点は大きな魅力です。投資の成功例や失敗談を共有することで、他の受講者から新たな視点やアドバイスを得ることができます。
単に知識やスキルを学ぶだけでなく、人脈を広げたり、新たな価値観に触れたりできる場でもあります。同じ目標を持つ仲間との出会いは、学習意欲の向上やモチベーション維持に繋がり、学習効果を高めることにも貢献するでしょう。
ファイナンシャルアカデミーの主なコース費用
ここからは次に挙げる主な5つのコースの内容と費用について解説します。
- 株式投資スクール
- 不動産投資スクール
- 投資信託スクール
- お金の教養スクール
- 定年後設計スクール
株式投資スクール
株式投資スクールは、株式投資の基礎から応用までを体系的に学べるコースです。
まず、株式投資の仕組みからはじまり、決算書の見方や売買タイミングの見極め方、リスク管理の方法まで幅広くカバー。投資経験豊富な講師陣による実践的でわかりやすい授業により株式投資の基本を習得できます。
株式投資をこれからはじめようとしている人や、株式投資で安定的に利益を出して資産を増やしたい人に適した講義内容です。また、過去に株式投資で失敗した経験のある人や現在なんとなくの勘や感覚で株の売買をしている人にも新しい発見があるかもしれません。
受講期間は1年間で、授業は全15回にわたります。費用は、基本プラン(カリキュラム一式+年間授業料(教室・Zoom・動画授業))が408,000円(税抜)、動画プラン(カリキュラム一式+動画授業)が328,000円(税抜)です。
どちらのコースも1年間の受講期間内であれば何度でも繰り返し授業の参加や動画視聴が可能で、以降紹介するスクールすべてで同じです。
不動産投資スクール
不動産投資スクールは、不動産投資の基礎から実践までを体系的に学べるコースです。受講者は、物件選びや収支計算、融資の受け方や節税対策など、安定した家賃収入を得るための知識やノウハウを幅広く習得できます。
給与以外の収入を求めて不動産投資を始めようとしている人や、すでに不動産投資を始めているが追加の融資を受けられない人、利益が出ずに行き詰まっている人などは、不動産投資スクールの受講を検討してみるとよいかもしれません。
受講期間は1年間で、授業は全15回にわたります。費用は、基本プラン(カリキュラム一式+年間授業料(教室・Zoom・動画授業))が408,000円(税抜)、動画プラン(カリキュラム一式+動画授業)が328,000円(税抜)です。
株式信託スクール
投資信託スクールは、投資信託の基礎から応用までを体系的に学べるコースで、投資信託の仕組みや選び方、リスク管理の技術などを習得できます。
NISAやiDeCoのような税制優遇措置を利用しながら投資をしている人も、投資信託スクールで学ぶことでステップアップが可能です。
良い投資信託を見極める知識とノウハウを身につけたい人や、投資信託を通じて少額から資産形成をしたい人に向いているスクールです。
受講期間は1年間で、授業は全8回にわたります。費用は、基本プラン(カリキュラム一式+年間授業料(教室・Zoom・動画授業))が358,000円(税抜)、動画プラン(カリキュラム一式+動画授業)が278,000円(税抜)です。
お金の教養スクール
お金の教養スクールは、お金の教養を学ぶ、つまり金融リテラシーを高めるための講座です。お金の教養スクールでは、家計管理やライフプラン、資産運用や税金など、日常生活で役立つお金の知識を体系的に学ぶことができます。
お金にゆとりがなく将来に不安を感じている人やお金に振り回されることなく人生を楽しみたい人は、お金の教養スクールの受講が向いています。また、現在の家計管理や保険の加入などに自信がない人にも適しているでしょう。
受講期間は1年間で、授業は全24回にわたります。費用は、基本プラン(カリキュラム一式+年間授業料(教室・Zoom・動画授業))が358,000円(税抜)、動画プラン(カリキュラム一式+動画授業)が278,000円(税抜)です。
定年後設計スクール
定年後設計スクールは、40代〜60代を対象とし、定年後の家計設計とマネープランからはじまり、定年後に必要となるお金の知識や公的年金制度の仕組み、自分年金の作り方などを体系的に学びます。さらに、定年との向き合い方や老後の生きがいについての講義もあり。
定年後に必要な金額や生活設計を勉強したい人や、自分や親の医療あるいは介護にかかるお金が心配な人は、定年後設計スクールの受講に向いているでしょう。
受講期間は1年間で、授業は全24回にわたります。費用は、基本プラン(カリキュラム一式+年間授業料(教室・Zoom・動画授業))が358,000円(税抜)、動画プラン(カリキュラム一式+動画授業)が278,000円(税抜)です。
ファイナンシャルアカデミーがおすすめな人
ファイナンシャルアカデミーは、お金の教養や投資の知識が学べるスクールです。2002年の運営開始から延べ75万人が、ファイナンシャルアカデミーで金融や資産運用について学んでいます。
おすすめな人は、資産運用や金融の知識を体系的に学びたい人です。特に、株式投資や不動産投資、投資信託に興味がある人、将来の資産形成を考えている人に適しています。
無料体験セミナーがあるため、初めての人でも安心して、試しに参加してみることできます。また、ZOOMでの受講や動画配信にも対応しているため、仕事が忙しい人や地方在住の人でも、自分のペースで学習を進められる点も魅力です。
反対におすすめできない人は、高額な費用を負担できない人や費用に見合う価値を感じない人です。
資産運用や金融の基礎知識は、書籍やWebなどを利用して自分で勉強できます。独学できる人やすでに資産運用の知識がある程度ある人は、ファイナンシャルアカデミーの高額な費用を負担して受講する必要はないでしょう。
『ファイナンシャルアカデミー 』の口コミ
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