「悪徳」「怪しい」「行政処分」…。株式会社NEOについて検索すると、カオスワードがわんさかヒットして不安になります。
その一方で「助言は堅実」「利益が出た」なんて声もチラホラ。
結論から言いましょう。NEOは金融庁登録済みの合法企業。
しかし、「合法=安全」ではないのがこの業界の怖さ。
この記事では、株式会社NEOの実態を暴くべく、評判や行政処分の噂、サービス内容、実積などあらゆる情報を集めて丸裸にしていきます。
旨い話だらけの投資業界。見えない地雷を踏みたくないなら、最後まで読むことをおすすめします。
株式会社NEOの公式情報をチェック!【会社概要と代表者】

株式会社NEOは、「株株」を中心に投資サービスを提供している会社です。
まずは、NEOの基本的な情報から確認していきましょう。
会社概要は怪しくないか?金融庁登録の有無
株式会社NEOの会社概要は下記のとおりです。
商号 | 株式会社NEO (NEO Co.,Ltd) |
金融商品取引業者登録番号 | 関東財務局長(金商)第2801号 |
本店所在地 | 150-0002 東京都渋谷区渋谷1-8-6 VORT渋谷宮益坂ビル 5階 |
代表取締役 | 稲垣 明徳 |
資本金 | ¥90,000,000 |
事業内容 | 投資助言・代理業 |
金商登録番号が確認できますので無登録業者ではありません。
所在地を検索してみたところ、実在する住所でした。

よって、会社としての商売を始めるための最低限のハードルはクリアしていると言ってよいでしょう。
とはいえ、それが安全証明にはなり得ません。
商売の中身が真っ当かどうかは、また別の問題なのですから。
代表の稲垣明徳とは何者か?その信頼性
株式会社NEOの代表は稲垣明得氏です。

稲垣氏は複数のテンバガー銘柄を的中させた実績があるとのこと。
しかし、同氏について隅々まで探してみましたが、驚くほど情報が少ないです。
輝かしい経歴や投資哲学、メディアへの露出といったものはほぼ不明。
まさにベールに包まれたミステリアスな存在です。
会社のトップの顔が見えにくいのは大分不安になりますよね。
どんな人物が舵取りしているのか分からずに、自分の資産の預け先が泥船か、不沈艦なのかも判別できないのですから。
【本音】株式会社NEOのリアルな評判・口コミを徹底分析
公式情報だけでは見えてこない「生の声」を探るべく、ネットの評判や口コミの海にダイブしてみましょう。
光と影、両方の側面からNEOの実態に迫ります。
良い評判・口コミから見えるメリット
NEOのポジティブな評価は「安定性」に関するものが多いです。



堅実で安定重視であり、仕手株のような銘柄を紹介することもないため、その点は信頼できると評価されています。
実際に利益を出せたという口コミもありました。
このため、投資初心者や堅実な運用をしたい方にはメリットがありそうです。
悪い評判・口コミから見えるデメリット
ネガティブな口コミは「無難すぎる」というものが目立ちます。



安定性重視がゆえでしょうか。
今一つ、パンチがなくて、大して利益が出ないという不評が多いです。
「劇的な成果を求めていたのにあまり変わらなかった」「特別な情報が手に入るわけではなかった」という感じの不満ですね。
こうした声が多いため、NEOは大きなリターンや、独自の強みがある投資顧問ではなさそうです。
株式会社NEOは過去に行政処分!?その真相を調査
ネット上で燻る「株式会社NEOはヤバい」という噂。
その根源は過去に行政処分を起こしたというものです。
ここでは、その真相に迫ってみました。
NEO本体は処分なしも、関係人物に要注意
まず、結論から。
株式会社NEO自体が、過去に行政処分を受けたという事実はありません。
なので、クリーンな会社です…と言えれば良かったのですが残念。
直接手を汚していなくとも、その周辺が真っ黒だとしたら…?
問題はNEO本体ではなく、NEOの顔というべき元中心人物にあったのです。
元助言者・橋本明男氏とストックジャパンの関係
NEOの投資助言サービス「株株」の顔であり、最高投資助言者として君臨していたのが橋本明男氏です。

投資顧問一筋38年の経験と「橋本罫線」という独自手法をもとに、一部の個人投資家からカリスマ的な人気がある方になります。
さて、この橋本氏、過去には「ミリオンストック投資顧問」の最高顧問として活動していました。
人気の投資アドバイザーが複数の会社で活躍するのはよくある話です。
ですが、問題はここから。
2023年12月、「株式会社ストックジャパン」という投資顧問会社が行政処分を受けました。

ここでピンと来た方も多いでしょう。「ミリオンストック」と「ストックジャパン」という酷似した名称…。
2つの会社は関連会社だという指摘があります。つまり、親戚同士のようなものです。
こうした展開は悪徳投資顧問の典型的なパターン。
違う会社に見えても、フタを開けてみれば「ラベルを張り替えただけ」の状況でズブズブの関係だった…。そんなケースが腐るほどあります。
橋本氏がそうだとは断言できませんが、狭い投資業界です。
これだけ会社名が酷似していれば、どちらか一方からクレームが来そうなものですが…。
そうした情報もない以上、「関連会社なのでは?」と思ってしまいますよね。
悪徳投資顧問「CELL」との関係性も指摘
さらに調査を進めると、「株式会社CELL」という別の悪評高き企業の関係も浮上。
株式会社CELLは2016年に行政処分を受けた投資顧問会社です。

CELLは過去に、「ジャパン・ストック・トレード」・「日本証券投資顧問」と2つのサイトを運営していました。
橋本氏が関わった「ミリオンストック投資顧問」は、この2つのサイトが統合して生まれたものだ、という指摘があります。
これが事実だとすれば、投資助言業界、裏で手を取り合ってる感が半端ないです。
悪徳業者が名前を変え、看板を塗り替え、再び市場に現れる。
まるでゾンビのようですね。そして、そのゾンビ企業の顔として、橋本氏が存在していることになります。
これでは、信じるほうが難しくありませんか?
有名相場師の名前を無断使用した過去も 【ポンコツ投資顧問事件】
そして極めつけが「トンピンさん無断使用事件」。
2022年、NEOはあろうことか、SNSでも有名な相場師トンピン氏の名前を勝手に使って「情報提供」なるものを開始。
トンピン氏からは「ポンコツ投資顧問」とまで言われ、X(旧Twitter)上で怒りの鉄槌が炸裂。
この一件でNEOは謝罪しますが、失った信頼は簡単には戻りません。
有名人の名前を無断で使う。そんな虎の威を借りて客を集めようという、安易で姑息な手口を本人に無断におこなうなど悪質極まりません。
初歩的なコンプラも守れてない企業の提供情報などまったく期待できませんね。。。
株式会社NEOの提供サービス「株株 」を辛口評価

さて、疑惑のデパートと化したNEOですが、彼らが提供するサービス「株株」の中身はどうなっているのか。メスを入れてみましょう。
橋本罫線とは?手法の中身と信頼性
「株株」の最大のウリは、前出の橋本明男氏が編み出したとされる秘伝の分析手法「橋本罫線」です。
この名前から、多くの人は何か特別なテクニカル指標や、独自のチャート分析法を想像するでしょう。
ところがです。橋本罫線がどんな手法なのかは具体的に明かされていません。
一応、「特殊なチャートの動きから流れが変化したところを素早く捉え、買い転換、売り転換を見極めることでトレンドに乗る」と解説はありますがその程度です。

株株の公式サイトの解説はあまりにも説明不足。
チャートをどう読むのか、何を根拠に判断しているのかはブラックボックスに包まれたまま。透明性ゼロです。
このような不透明なものにお金を預けて儲けようとするのは、福袋に夢を見るのと同じではないでしょうか。
各プランの料金とサービス対応表
株株の提供プランは無料と有料に分かれています。
まず、以下に関しては無料で利用可能です。
- 無料推奨銘柄:毎営業日夕方にレポートで公開
- 耳より株通信:代表自ら入手した㊙情報を公開
- 銘柄無料相談:株株のアナリストに銘柄相談可能
- 株価材料:急騰が期待できる材料銘柄を市場開催前にお届け
次に有料プランは下記のとおりです。
プラン名 | 料金 |
---|---|
スタートアップ会員 | 3万円~15万円 |
短期利益追求プラン | 10万円~45万円 |
プレミアムプラン | 20万円~90万円 |
TOTAL+100%完遂プラン | 90万円(投資資金300万円~) |
成功報酬プラン | 50万円~90万円+成功報酬20%(投資資金1,000万円以上) |
シングルスポット契約 | 記載なし |
有料プランは、「1ヶ月コース(30日)」・「3か月コース(90日)」・「6ヶ月コース(180日)」の3種類があるのが基本です。
そして、契約期間の長さによって料金が決まります。
はっきり言って、料金は強気の設定と言ってよいでしょう。
よって、かなりのパフォーマンスがないと元がとれなさそうです。
なお、それぞれのプランのサービス対応表は次のとおりになります。

株株の実績は?投資パフォーマンスを調べてみた
投資顧問の価値を測る最も客観的な指標、それは「実績」です。
しかし、株式会社NEOの公式サイトや「株株」のサイトを見ても、具体的なパフォーマンスは見つかりませんでした。
一応、橋本罫線の的中実績とされるものは掲載されています。

ただし、「的中」と記載されているだけだあり、具体的なことは不明です。
そもそも切り取られた成功事例かもしれません。
的中箇所だけ集めれば、お手軽操作で大谷翔平並みのホームランバッターを作れてしまいますので。
そのため、株株の投資パフォーマンスの評価はしようがないですね。
まあ、実積を大々的に公開していない時点でお察しなのですが。
【結論】株式会社NEOは「悪徳」なのか?最終評価
株式会社NEOは、法的には金融庁に登録された事業者であるため、違法会社ではないです。
しかし、その内実は限りなく黒に近いグレーだと判断しました。
- 事業の顔である主要人物が行政処分を受けた企業と密接な関係にあった疑い
- 有名人の名前を無断使用するなど、モラルハザードが疑われる行為が過去にあった
- 「橋本罫線」という主力サービスの中身は不透明なブラックボックス状態
- 客観的で検証可能な実績データに乏しい
これらの事実を総合的に判断すると、とてもまっとうな企業には見えないです。
法的には「悪徳」とも言えませんし、口コミを見る限り、「詐欺だ!」という声が目立つわけでもありません。
とはいえ、このようなグレーな投資顧問に課金するのは、何かの罰ゲームか修行に感じてしまいます。
他にもっとよいサービスはありますので、それらを利用したほうがよいでしょう。
『株式会社NEO』の口コミ
口コミ一覧
匿名
大塚勝秋
株太郎
匿名
名無し
名無し
橋本明男を許すな