YouTube「バンクアカデミー」の評判は?小林亮平の新NISA活用法を徹底解説

YouTube「バンクアカデミー」の評判は?小林亮平の新NISA活用法を徹底解説

2024年からスタートした新NISA(少額投資非課税制度)をはじめ投資や資産運用のことを「YouTubeの『バンクアカデミー』を観て勉強しようかな?」と考えている方も多いでしょう。

バンクアカデミーの運営者は元・三菱UFJ銀行員の小林亮平氏です。

穏やかな口調とペンギンキャラでおなじみですが、

  • 新NISAの解説、そしてその評判は実際どうなの?
  • 新NISAの内容は初心者でも理解できる?
  • 運営者の小林氏は本当に信頼できる?

といったことが気になっている人は多いかもしれません。

結論からいえば、バンクアカデミーは投資初心者が新NISAや投資・資産運用を理解するのに適したチャンネルです。

ただし、わかりやすい解説が好評な一方、「内容がやや初歩的すぎ」という声も見られます

本記事では、バンクアカデミーがYouTubeや書籍で教える新NISA活用法の具体的な中身から、ネット上のリアルな評判・口コミまでを徹底分析します。

「新NISAで投資・資産運用を始めてみたい」という人は、この記事を読めばバンクアカデミーを参考にすべきかどうか、理解できると思いますよ。

バンクアカデミーの新NISA解説に関する「評判・口コミ」

まずは、世間ではバンクアカデミーをどう見ているのか、気になる評判・口コミから斬り込んでいきます。

【良い評判】「わかりやすい」「初心者に最適」

結論からいうと、バンクアカデミーの評判は「おおむね高評価」です。

とくに、投資経験ゼロの初心者・未経験者層から圧倒的な支持を集めているのが特徴です。

SNSには、以下のような称賛の声が多いです。

バンクアカデミーのモットーは「超初心者でも理解できるよう優しく伝える」こと。

難しい専門用語をできるだけ使わず、自作のイラストや図解をふんだんに使って解説しています。

「ペンタごん」という可愛いペンギンのキャラクターも登場し、複雑な金融の概念を視覚的にほぐしてくれているのも特徴です。

「投資って怖い」と思っていた層が、安心して一歩を踏み出せる導線を作っている点で、バンクアカデミーは「金融教育の入り口」として存在感を放っています。

【悪い評判】「初歩的すぎる」「目新しい情報がない」

バンクアカデミーの否定的な口コミは全体的に少ないものの、「初心者向けすぎる」という意見が散見されます

  • すでに投資経験がある人にとっては物足りない
  • 内容がYouTubeと書籍で重複している
  • 最近は過去動画の焼き直しが多い

上記のように、中級者以上の層からはマンネリ感を指摘する声もあります。

ただし、悪評というよりは「期待とのギャップ」といったところです。

「詐欺っぽい」「怪しい」といった類の批判は皆無で、炎上もほぼゼロです。

つまり、「安全で誠実、でもちょっと退屈かもしれない」

それが、バンクアカデミーの正直な評価です。

バンクアカデミーの運営者・小林亮平とは何者?その経歴と活動内容

出典:カドセミ

では、バンクアカデミーの運営者である小林亮平氏とはいったい何者なのでしょうか?

小林氏の経歴と活動内容を見てみましょう。

小林亮平は元・三菱UFJ銀行の銀行員

氏名小林 亮平(こばやし りょうへい)
生年月日1989年
学歴横浜国立大学経営学部卒
職歴2011年:三菱UFJ銀行に入社
2016年:独立

小林氏は新卒で三菱UFJ銀行(当時)に入行した、金融エリート街道まっしぐら、という経歴の持ち主です。

この「メガバンク出身」という経歴が、小林氏の発信する情報に「信頼性」と「権威性」を与えていることは間違いありません。

しかし、意外にも小林氏の投資人生は失敗からスタートしています。

小林氏は、銀行員時代に十分な知識がないまま投資を始め、短期間で損失を出して早々に市場から撤退してしまったとのことです。

この「しくじり体験」こそが、バンクアカデミーの原点です。 

「当時、お金についてやさしく教えてくれる人がいてほしかった」と強く感じたことが、「じゃあ自分がその役をやろう!」と決意する動機になりました。

YouTubeチャンネル「BANK ACADEMY(バンクアカデミー)」の特徴

小林氏は独立後、ブログ運営での挫折(Googleのアルゴリズム変更でアクセス激減)を経て、2019年に開設したのがYouTubeチャンネル「BANK ACADEMY(バンクアカデミー)」です。

出典:YouTube

バンクアカデミーのコンセプトは一貫して、「学校で教えてくれないお金の知識」を「超初心者でも理解できるよう優しく伝える」こと。

その戦略は見事にハマり、チャンネルは急成長します。

とくに「つみたてNISA(現:新NISAの「つみたて投資枠」)の始め方」に関する動画は300万回以上再生される大ヒットとなり、チャンネル登録者数は2025年10月現在では82万人以上に達しています。

取り扱うテーマは、新NISAやiDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)といった投資・資産形成の基礎知識から、楽天経済圏、ふるさと納税、キャッシュレス決済、税金対策といった日常のお金に関するトピックまでカバーしています。

「金融リテラシーの基礎」を学ぶ場として多くの視聴者に利用されています。

ベストセラー「お金の教科書」など書籍(本)も人気

YouTubeだけでなく、書籍でも高い評価を受けています。

代表作は以下の2冊です。

  • 『これだけやれば大丈夫!お金の不安がなくなる資産形成1年生』(KADOKAWA、2021年)
  • 『イラストと図解で丸わかり!世界一やさしい新NISAの始め方』(KADOKAWA、2024年)

書籍もYouTubeと方向性は同じで、わかりやすさ重視です。

「フルカラーの漫画・対話形式」で書かれており、「小学生でもわかる言葉」に置き換えられています。

活字が苦手な人でも挫折しないよう、徹底的に「やさしさ」を追求した作りになっています。

バンクアカデミーが教える「新NISA」の投資戦略

ここでは、バンクアカデミー(小林亮平氏)が具体的にどのような新NISAの投資戦略を教えているのか、その中身をかみ砕いて解説していきます。

投資哲学は「長期・積立・分散」と「ほったらかし」

バンクアカデミーの投資哲学は、驚くほどシンプルです。

それは「低コストのインデックスファンドへの長期的・受動的な積立投資」

そして、「一度設定したら後はほったらかす」ことです。

これぞ投資の王道中の王道で、奇をてらったものは一切ありません。

小林氏が目指すのは、投資初心者が陥りがちな「短期売買で一攫千金!」という欲望を鎮め、長期的な成功確率を最大化させる、極めて保守的で実証的なアプローチです。

推奨銘柄の結論は「全世界株式」か「S&P500」の2択

バンクアカデミーが大多数の投資家(とくに初心者・未経験者)に向けておすすめする銘柄は、実質的に以下の2択に絞り込まれています。

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

この2本の銘柄を、資産運用の「王道」と位置づけています。 

なぜなら、「極めて低い信託報酬(コスト)」であり、かつ「それ1本で世界中、あるいは米国全体に広範な分散投資が実現できる」からです。

「じゃあ、どっちの銘柄を選べばいいの?」という悩みに対しても、答えは明快です。

  • 「将来どの国が成長するか予測できないから、世界を丸ごと全部に投資したい」と考えるなら…→「オール・カントリー」
  • 「いやいや、今後も最強の米国経済が世界をリードし続けるはずだ」と信じるなら…→「S&P500」

非常にわかりやすい判断基準ですね。

「どっちでもいいから、とにかく早く投資を始めなさい」というメッセージすら聞こえてきそうです。

積立投資の注意点やアドバイスなどもしている

ただ銘柄を推奨するだけでなく、投資の初心者・未経験者への注意喚起も忘れません。

「新NISAの非課税枠を焦って埋めようとしない」「相場が下がっても投資を止めない」といったメンタル面の助言も多く、投資初心者の「心の保険医」のような存在です。

小林氏がとくに警鐘を鳴らしているのが、「新NISAの非課税枠(年間360万円、生涯1,800万円)を急いで埋めようとすること」です。

初心者が焦って一括投資をすると、もしそれが高値づかみだった場合、その後の市場下落時にパニックになって売ってしまう(=狼狽売り)危険性があると指摘しています。

これは、投資で失敗する最も典型的なパターンです。

そうした失敗を避けて、多くの人が安心して積立投資デビューできるような動画もあるため、非常に初心者にやさしいです。

よりリスクを取りたい人向けの選択肢も提示

「王道の『オルカン』か『S&P500』だけじゃ、つまらない!」

そんな血気盛んな(?)投資家のために、よりハイリスク・ハイリターンを狙うための補足的な選択肢も提示しています。

  • 「NASDAQ100(ナスダック100指数)」や「FANG+(ファングプラス)」:米国のハイテク大手企業に集中投資するファンド
  • インド株ファンド:高い経済成長が期待されるインド企業に投資するファンド
  • SCHD(米国高配当株ETF):高い配当金(インカム)を重視する人向けの上場投資信託

例えば、以下の動画ではFANG+について解説しています。

FANG+への投資の有効性や積立投資シミュレーションを視聴することができます。

こうした「オルカン」と「S&P500」以外の解説があるのもバンクアカデミーの特徴です。

ただし、「『オルカン』や『S&P500』の基礎があってこそ」という前提は崩さないのは一貫しています。

【結論】バンクアカデミーは投資学習の「最適な教科書」

バンクアカデミーこと小林亮平氏が提供する情報は、投資の初心者・未経験者が新NISAを始めるのに役立ちます。

小林氏の元メガバンク行員という経歴の信頼性、自身の失敗談を語る誠実さ、そして何より「超初心者」に徹底的に寄り添う解説のわかりやすさは、他の追随を許さないレベルです。

バンクアカデミーの利用をおすすめしたいのは、以下のような人です。

  • 投資を始めたいけど何から学べばよいかわからない人
  • 情報が多すぎて混乱している人
  • コツコツ堅実に資産を増やしたい人

一方で、短期売買で一発逆転を狙うタイプや、高度なテクニカル分析を求める投資の中級者以上には物足りないでしょう。

もしあなたが「バンクアカデミーの利用がおすすめな人」に当てはまるなら、バンクアカデミーのYouTubeチャンネルや本(書籍)は、新NISAを始める上で信頼できるパートナーの1つになるかと思います。

■バンクアカデミーの過去の実情について知りたい方はコチラの記事へ

バンクアカデミーの評判 学べる投資知識とおすすめの投資先

BANK ACADEMY / バンクアカデミー
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株サイト比較ナビ 編集者

株サイト比較ナビ

2016年に本サイトを設立。専門性・独自性を軸に多種多様な金融商品・サービスを調査&比較し、初心者から中上級者までの投資家の方々へお役立ち情報を提供しています。

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