「株塾は勝てないって本当だろうか?」
「スパルタすぎて続かないって口コミは本当?」
相場師郎(あいばしろう)氏が主催する「株塾」には、「練習が厳しすぎて挫折した」「月額3万3,000円の費用が高すぎる」など、さまざまな声があります。
結論から言えば、株塾は入っただけでは勝てません。
なぜなら、株塾は「楽して儲けるスクール」ではなく、「株の道場」だからです。
一方で、株塾に入って勝てるようになった声があるのも事実です。
この記事では、ネット上の株塾にまつわる口コミを徹底調査しました。
株塾が「勝てない」と言われる理由、実際に成果を出している人の共通点、そしてあなたが入るべきかどうかの判断基準を具体的に解説します。
さあ、月額3万3,000円の価値があるのか、一緒に確かめていきましょう。
そもそも「株塾」とは?投資塾の内容は?

まずは「株塾」の基本情報から確認していきましょう。
株塾が一体どのような組織で、どんな人物が運営しているのかを知ることは、その実態を理解する上で欠かせません。
サービス提供者は「株式会社ファームボンド」
株塾の運営そのものに関わっているのは、「株式会社ファームボンド」という会社です。
サービス提供者 | 株式会社ファームボンド |
所在地 | 東京都千代田区九段北4-3-22 ファームボンド九段ビル8F TEL: 03-6264-8419 |
運営責任者 | 根本 卓 |
相場師朗氏のセミナー運営やコンテンツ提供などで、協力体制を築いているようですね。
とはいえ、塾の顔であり、その哲学のすべてを体現しているのは、やはり主宰者である相場師朗氏その人です。
主宰者「相場師朗(あいばしろう)」とはどんな人物?

相場師朗(あいばしろう)氏は、40年以上のキャリアを持つ「株職人」です。
過去には「日本郵船」1銘柄だけを20年間売買し続けて利益を出した逸話があり、まさに職人気質のトレーダーです。
その知名度は業界でも広く認知されており、
- ラジオNIKKEIで長年人気番組のパーソナリティを務める
- 東京証券取引所(東証)や日本経済新聞社が主催するセミナーで講師を務める
- 多数の株本を出版
などと、その活動は多岐にわたります。
相場氏の哲学は「株は技術である」。
ギャンブルではなく、正しい技術を徹底的に鍛錬すれば、誰でも上達できるという信念のもと、株塾を「自身の研究発表の場」と位置付けています。
株塾の学習スタイル:「うねり取り」と「スパルタ式」
では、相場氏の提唱する「技術」とは何なのでしょうか?
株塾の最大の特徴は、そのシンプルさと徹底した反復練習にあります。
分析手法はシンプルな「うねり取り」
株塾の代名詞は「うねり取り」。
株価の「波」を読んで安く買い、高く売るという伝統的手法です。

うねり取りの分析に使う武器は、「ローソク足」と「移動平均線」の2つだけです。
複雑なテクニカル指標や、企業の業績を分析するファンダメンタルズ分析は一切行いません。
この潔さこそが、相場式メソッドの真骨頂です。
徹底した反復練習を重んじる「スパルタ式」
株塾では「ペイント練習」を徹底的に行います。
これは、過去のチャートを何枚も何枚も印刷し、もし自分がそのとき売買していたらどう動くかを色ペンでひたすら書き込んでいく、という非常に地道なトレーニングです。
株塾ではそれが「再現性」だとしているのです。

ペイント練習は、まさに野球の素振りや、ボクシングのシャドーのようなもの。
「わかっている」を「できる」に変えるための、血のにじむような鍛錬が求められます。
この厳しいスタイルから、株塾は「スパルタ式」とも呼ばれているのです。
その他、全体的な特徴は以下のとおりになります。

株塾の費用は?料金体系を調査
さて、気になるお値段の話です。
このスパルタ道場に入門するには、一体いくらかかるのでしょうか。
- 入塾費:3万3,000円(税込)
- 月額費用:3万3,000円(税込)
つまり、入塾初月には6万6,000円が必要で、その後は毎月3万3,000円がかかり続けます。
初年度の年間費用は、合計で42万9,000円。なかなかの金額です。
これに加えて、セミナー後の懇親会費(一例:6,600円)や、「3ヶ月集中レッスン」のような短期集中講座(一例:25万円)など、追加で費用が発生する場合もあります。
なかなか容赦のない料金体系ですので、 財布にもメンタルにもスパルタです…。
【本音の口コミ】株塾は「入っても勝てない」といわれる5つの理由
ここからが本題です。
なぜ、これだけの費用と実績がありながら、「株塾は入っても勝てない」という声が絶えないのでしょうか?
ネット上の口コミや評判を徹底的に分析し、その理由を5つに絞り込みました。
理由①:手法の再現性が低い
株塾のコア技術である「うねり取り」。
横ばいのボックス相場では機能するものの、トレンドが強い局面では逆張りになり損失を抱えやすいという指摘が多いです。
「理論は理解できるけど、実践で同じようにできない」との声も多数あります。
机上の空論という厳しい声もあります。

理由②:相場師郎の実績の不透明さ
「株職人」として絶大なカリスマ性を誇る相場師朗氏ですが、一部ではその実績について疑問の声が上がっています。
具体的には、「実際のトレード履歴が公開されていない」「そもそも、リアルタイムで取引しているところを誰も見たことがない」という指摘です。


批判的な意見の中には、「商材屋」「セミナー屋」という辛辣なものまであります。

理由③:練習量がスパルタすぎて挫折してしまう
株塾の代名詞ともいえる「ペイント練習」。
成功者たちは口をそろえてその重要性を語りますが、その推奨量は常軌を逸しています。
なんと、最低でも2,000枚以上!
考えてみてください。1日1枚のペースでこなしたとしても、2,000枚に到達するには約5年半かかります。
これを仕事や家事と両立しながら続けるのは、まさに至難の業です。
多くの塾生がこの果てしない練習量の前に心が折れ、挫折してしまっているのが現実です。

理由④:練習と実践のギャップが大きい
仮に、超人的な精神力でペイント練習を2,000枚やり遂げたとしましょう。
チャートのパターンは完璧に頭に入り、練習では百発百中の神トレーダーです。
しかし、いざ自分のお金を賭けてリアルトレードに臨んだ瞬間、全く同じようにトレードできるでしょうか?
答えは、多くの場合「NO」です。
それはただ「素振り」をやっただけなので、実践では通用しないという意見が多いです。

実際のトレードは練習とまったく違います。
「もっと儲けたい」という欲望や、「損したくない」といった恐怖の感情がトレードの邪魔をします。
また、同じ相場は二度と来きません。
この練習と本番のギャップが、「わかっているのに、できない」というジレンマを生み、勝てなくなるケースが多いです。
理由➄:高額な月額費用が利益を圧迫
最後にして、最も現実的な問題が「費用」です。
毎月、問答無用で3万3,000円のコストが発生します。
これは、精神的にかなりのプレッシャーになります。
トレードで利益を出す以前に、まずは「月額3万3,000円以上の利益を出して、塾の費用をペイしなければならない」というミッションが課せられるのです。
とくに、投資資金が少ない初心者にとっては、この固定費は非常に重い足かせとなります。

焦りから無謀なトレードをしてしまったり、損切りが遅れたり…。
高額な月額費用が、かえって冷静な判断を狂わせる「精神的なデバフ(不利な効果)」となり、結果的に「勝てない」状況を自ら作り出してしまう皮肉な構造が存在するんですね。
悪い評判だけじゃない!株塾の「良い口コミ」
ここまで、かなり辛口な意見を中心に見てきましたが、もちろん株塾は悪い評判ばかりではありません。
中には成果を出し、満足している塾生がいるのもまた事実です。
ここでは、光の側面である「良い口コミ」も公平に見ていきましょう。
成功者の声:「給与所得を超えた」「資産が増えた」
SNSや口コミサイトでは、「地道に練習を重ねれば、本当に勝てるようになる」「技術を磨けば、大きく負けることはなくなる」といった肯定的な意見があります。


重要なのは、これらの成功者たちは、例外なく「膨大な反復練習をやり遂げた人たち」であるという点です。
そして、「反復練習の継続の大切さを主張していること」です。
楽して勝てるようになった人は、一人もいないので、やはりスパルタ式の塾なのでしょう。
満足の声:コミュニティで同じ志を持つ仲間とつながれる
株塾の価値は、相場師朗氏の技術だけではありません。
多くの塾生が評価しているのが、「コミュニティ」の存在です。
塾生専用のLINEグループや、月に1度開催される大規模なセミナー、そしてその後の懇親会。
これらは、同じ目標に向かって努力する仲間たちとつながり、情報交換をしたり、モチベーションを高め合ったりするための貴重な場となっています。
孤独な戦いになりがちな株式投資において、悩みを相談したり、成功を喜び合ったりできる仲間の存在は、お金には代えがたい価値があるでしょう。
月額3万3,000円という費用は、この質の高いコミュニティへの「参加費」という側面も大きいのかもしれません。
【まとめ】株塾は「楽して儲ける場所」ではなく「技術を習得する道場」
「株塾に入っても勝てない」という噂は、確かに一理あります。
この塾の本質は、「テクニカル分析の筋肉を鍛える道場」だからです。
入っただけでは勝てない。練習しなければ何も変わりません。
成功している人は、愚直に練習し、疑問点を積極的に質問し、仲間と切磋琢磨している人たちです。
このため、長期的に努力を継続できる人やチャート分析が好きな人に向いている塾ですね。
一方で、「入れば勝たせてもらえる」「簡単な必勝法を教えてもらえる」と考える受け身タイプには向きません。
期待して入っても、その「スパルタ」に撃沈間違いないなしです。
■相場師郎氏の経歴や実績に関する記事はこちらをご覧ください
『株塾』の口コミ
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