「それって、あなたの感想ですよね?」のフレーズでお馴染み、論破王・ひろゆき(西村博之)氏。
鋭いコメントや合理的な思考に魅了される人は多いですよね。
そんなひろゆき氏が投資について語るなら、どんな方法をおすすめするのでしょうか?
結論から言えば──「NISAのつみたて投資枠でインデックスファンド、それ一択」。
「え、それだけ?」と思うかもしれません。
しかし、そこにこそひろゆき氏の「面倒くさがり」かつ「合理性オタク」な本質が凝縮されています。
本記事では、ひろゆき氏がなぜ投資初心者にこのシンプルな方法をすすめるのか、背景となる哲学、具体的な実践手順、SNS上の評判までを徹底解説します。
記事を読み終える頃には、あなたも「投資なんて放置でいいじゃん」と肩の力が抜け、お金の不安を減らす第一歩を踏み出せるはずです。
【結論】ひろゆき(西村博之)がおすすめする投資方法は「インデックス投資」
数ある投資手法の中で、なぜひろゆき氏は「インデックス投資」をおすすめするのでしょうか?
そこには、その徹底した合理主義と、自他ともに認める「面倒くさがり」な性格が大きく関係しています。
インデックス投資とは?市場全体をまるごと買うシンプルな手法
まず、「インデックス投資って何?」という方のために、ざっくりご説明します。
インデックス投資とは、株式市場全体の値動きを示す「指数(インデックス)」に連動する投資信託を購入する方法です。
日経平均株価やS&P500のような指標に丸ごと乗っかることで、個別株の当たり外れを気にせずに済みます。
要するに「市場全体を買って放置すれば、世界経済が伸びる分だけ自分の資産も伸びる」という極めてズボラな投資法です。
ひろゆき氏はインデックス投資を絶賛しています。
「細かいことを考えるのはプロに任せればいいじゃん」という潔さです。
なぜ「インデックスファンドの積立」だけをすすめるのか?
その理由はシンプルです。
ひろゆき氏が「自他ともに認める面倒くさがり」だからです。
毎日株価をチェックして右往左往するなんて、ひろゆき氏にとっては人生の無駄遣い。
市場全体にベットしておけば、いちいち銘柄を分析する必要がなく、放置しておくだけでいいというわけです。

プロの投資家すら市場平均を超えるのは難しいのですから、素人が挑んで勝てるはずがありません。
ならば「市場の平均点を取って、長期的に伸びる波に乗るのが最適解」というわけです。
具体的に買うべき投資信託は?おすすめの2大ファンドを解説
ひろゆき氏がよく挙げるのが以下の投資信託の2本です。
ファンド名 | パフォーマンス | 特徴 |
eMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー) | 1年:+20.63% 3年:+91.16% 5年:+165.52% | 世界中の株式に自動的に 分散投資してくれる万能型 |
eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) | 1年:+20.61% 3年:+97.77% 5年:+196.77% | 米国500社に集中投資。 アップルやマイクロソフトなど、 米国の強者企業に丸乗りできる |
ちなみに、この「『オルカン』と『S&P500』、どっちがいいの?」論争について、ひろゆき氏は「あまり意味はありません」と一蹴しています。
「オルカン」の6割は米国株ですし、どっちを選んでも「まあ同じようなもん」とひろゆき氏は語ります。
悩む暇があったら、さっさと投資を始めろというスタンスです。
ひろゆきが「素人は手を出すな」と警告する3つの投資対象
ひろゆき氏はインデックス投資を唯一解とする一方で、世にはびこる多くの投資話に対しては「それ、カモられるだけですよ」と冷ややかな視線を送っています。
とくに、初心者が手を出すべきではないと警鐘を鳴らす3つの投資対象を見ていきましょう。
【個別株投資】一般人がプロを相手にするのは厳しい
個別株に関しては全否定というわけではありません。
しかし、とくに初心者については、「あの会社の株、これから上がりそう!」なんていう勘は、「プロから見れば寝言に等しい」というのがひろゆき氏の考えです。
「プロでも勝つのが難しい世界で初心者が何夢見てるんですか?」ってところでしょう。
【不動産投資】専門家の領域
ひろゆき氏が不動産投資をしない理由は、実に明快です。
まず、株式や投資信託と違って、不動産は素人を守る法律やルールが整備されていません。
専門知識を持つプロの業者を相手に、カモにされるリスクが非常に高い「ゼロサムゲーム」だと指摘しています。
さらに、「東京でマンション買うとか怖くて無理っすよ」と震災リスクを懸念しています。
「震災リスクが高い日本で不動産を持つのは合理的じゃない」との立場です。
不動産は法律や地価動向の知識が必須で、素人が片手間でやればカモになるだけです。
よって、ひろゆき氏は一切不動産投資をしていません。
【暗号資産(仮想通貨)】長期で保有するのは高リスク
技術的な可能性には興味があるものの、「現金化が面倒だから興味ない」とひろゆき氏はバッサリ切り捨てています。
実際に、ひろゆき氏が運営する会社では暗号資産(仮想通貨)決済を導入した結果、多額の暗号資産が貯まったそうですが、その面倒くささから放置しているとのことです。
ボラティリティ(価格変動性)の高さもあり、長期保有には不向きです。
価格が10倍になるかもしれないけれど、10分の1になるかもしれない。
そんなギャンブル性の高いものに、大切な資産を長期間置いておくのは合理的ではない、という判断とのことです。

【初心者向け】ひろゆき流・投資の始め方ステップガイド
では、ひろゆき氏の哲学に共感したあなたが、今日から投資を始めるための具体的な手順を5つのステップで解説します。
非常にシンプルなので、拍子抜けするかもしれません。
ステップ1:【大前提】投資の前に「貯金1,000万円」を達成する
いきなり高いハードルで驚いたかもしれません。
しかし、ひろゆき氏は「少なくとも1,000万円の貯蓄ができるまでは、投資を始めるべきではない」と断言しています。
これは、少額の元手で一攫千金を狙うような人を「カモになるだけ」と切り捨て、投資における精神的な安定を何よりも重視しているからです。
例えば、50万円で年10%の利回りで運用しても5万円にしかなりません。
「これじゃあ満足できない!」となって、無茶な投資方法や怪しい儲け話などに手を出して、お金を失ってしまう人が多い。
それに対して、1,000万円で年10%の利回りなら100万円です。
同じ利回りでも資金量によってこれだけ違いが出るため、資金量が多いほうが「心のゆとり」が生まれます。
それこそがひろゆき流の長期投資の成功のコツです。
ステップ2:【口座開設】税制優遇のある「NISA」を最大限活用する
無事に1000万円の貯金を達成したら(あるいは、それを目指しつつ余剰資金ができたら)、証券口座を開設します。
ひろゆき氏は、国が用意した「NISA(少額投資非課税制度)」を知らないなら、投資をすべきでないとまで言い切っています。

通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかります。
100万円儲けても、手元に残るのは約80万円となります。
しかし、NISA口座内で得た利益には、この税金が一切かかりません。
つまり100万円儲けたら、まるまる100万円があなたのものになるのです。
国が「どうぞ、これを使ってお得に資産形成してください」と用意してくれたチート制度を使わない手はありません。
まずはNISAの「つみたて投資枠」から始めることを強く推奨します。
ステップ3:【商品選択】手数料の安いインデックスファンドを選ぶ
NISA口座を開設したら、いよいよ商品選びです。
ひろゆき氏の答えは、もうおわかりですね。
「手数料のかからない(あるいは極めて安い)インデックスファンド一択」です。
具体的には、先ほど紹介した「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」や「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」などが代表格です。
重要なのは早く投資を始めることです。
「オルカン」か「S&P500」か、どちらでもよいので即スタートすべきです。
ステップ4:【実践】毎月、一定額を「自動で積立」設定する
商品を選んだら、あとは「毎月、決まった日に、決まった金額を、自動で買い付ける」設定をするだけです。
これを一度設定してしまえば、仕事はほぼ終わりです。
「ドルコスト平均法」をフル活用し、毎月同じ金額で買い続けることで、高値づかみリスクを平均化できます。
「買うタイミングを悩むのは時間の無駄」というわけです。
ステップ5:【心構え】一度設定したら「放置」する
最後のステップにして、最も重要な心構え。それは「放置する」ことです。
ひろゆき氏は、投資を「植物を育てる」ことに例えています。
毎日じっと鉢植えを眺めていても、芽が出るのが早くなるわけではありません。
重要なのは、定期的に水(毎月の積立)をやることです。
根掘り葉掘り掘ったら枯れるため、残高を毎日チェックして一喜一憂するのは愚行です。
放置こそが最大の戦略なのです。
【評判】ひろゆき流の投資法は本当に正しい?口コミを徹底分析
さて、このあまりにもシンプルな「ひろゆき流投資術」。
世間ではどのように受け止められているのでしょうか?
SNSなどでの評判を分析してみました。
正論すぎると共感の意見
まず、圧倒的に多いのが「正論すぎる」「これこそが凡人の最適解」といった共感の声です。
やはり、ひろゆき氏の「効率的で無駄がない」「手間をかけずに堅実に」というスタイルは、多忙な現代人や、投資に多くの時間を割きたくない層から絶大な支持を得ているようです。
知識不足との声あり
一方で、投資を専門的に学んでいる人や、積極的にリターンを狙いたい層からは、批判的な意見も見られます。
こうした指摘があるのも事実です。
まあ、このあたりはひろゆき氏も「僕に投資について本格的なことを聞くのは間違いです」と述べていますからね。

ひろゆき氏のメッセージは、あくまで「投資に時間をかけたくないけど、何もしないのは不安」と感じている多数派に向けられたものです。
広く浅くという感じですし、そもそも投資については聞かれたから答えているにすぎないでしょうね。
ひろゆき流は「リターン最大化」ではなく「後悔最小化」の戦略
ここまで見てきたように、ひろゆき氏が提唱する投資方法は、金融的なリターンを最大化するためのものではありません。
それは、投資におけるストレス、手間、そして何より「後悔」を最小化し、人生における「心のゆとり」を最大化することに最適化された戦略なのです。
市場の平均点を狙い、コツコツと積み立て、あとは放置する。
この方法は、大きな成功も生まないかもしれませんが、同時に大きな失敗もしません。
- 投資に多くの時間や手間をかけたくない「面倒くさがり」な人
- 日々の値動きに心を乱されたくない人
- 投資で後悔したくないと強く願う人
上記の人にとって、ひろゆき流は間違いなく、最も賢明で合理的な選択肢の1つといえるでしょう。
『ひろゆき(X)』の口コミ
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