配当太郎のポートフォリオ|年間100万円配当の銘柄・投資戦略・評判を紹介

配当太郎のポートフォリオ|年間100万円配当の銘柄・投資戦略・評判を紹介

「配当太郎のポートフォリオが気になる…。どんな銘柄を保有してるの?」

「配当金で生活したい」「安定した資産を築きたい」。そう夢見る投資初心者たちの心を鷲づかみにしているのが、人気投資家・配当太郎氏です。

著書は15万部のベストセラー、Xは登録者23万人以上、有料note「配当太郎のミソ」では会員2,000人超──ここまで来ると、もはや一大ブランドです。

SNSやWEB記事で情報を追ってはいるものの、断片的な情報ばかりで、結局どの銘柄をどう組み合わせればよいのかわからない…と悩んでいませんか?

結論からいえば、配当太郎氏は、ポートフォリオの全銘柄を懇切丁寧に公開しているわけではありません。

しかし、ご安心ください。

配当太郎氏の数々の発言や著書を丹念に読み解けば、その投資哲学の根幹をなす銘柄選びの絶対的な軸は十分読み取れます。

この記事では、配当太郎氏のポートフォリオの核心に迫り、年間100万円という金額を生み出す「配当金ダルマ」戦略の考え方を整理します。

さらにレビューやSNSの反応から配当太郎氏の客観的な評判もチェックします。

最後まで記事を読んで、雪だるま式に資産を増やす「配当金ダルマ」の転がし方を手に入れてください。

配当太郎のポートフォリオ戦略と保有銘柄

配当太郎氏の投資戦略は、一見すると非常にシンプルです。

しかし、そのシンプルさこそが、多くの個人投資家が挫折してきた長期投資を継続させるための「キモ」といえるでしょう。

ポートフォリオ戦略は、主に2つの鉄則によって成り立っています。

9割を「毎年配当金が増える増配銘柄」で構成

配当太郎氏の特徴は、とにかく「増配銘柄」への偏愛です。

保有銘柄の約9割を以下のように、長期で見て配当金を増加させる企業(銘柄)で固めています。

出典:マネックス証券

「え、配当利回りが高い株じゃなくて?」と疑問に思うかもしれません。

もちろん高利回りも魅力的ですが、それ以上に「増配」を重視するのが配当太郎流です。

なぜなら、増配を続けられる企業は、それだけ業績が安定・成長しており、株主への還元意識も高いという、優良企業の証だからです。

目先の利回りの高さに飛びついて、業績悪化であっさり減配…なんていう悲劇は、高配当株投資家が陥りがちなワナなのです。

配当太郎氏はそのリスクを熟知しており、持っているだけで配当金が育っていく「金のなる木」を着実に育て上げる戦略を徹底しているのです。

また、単純に増配しているだけでなく、「増配率」を重視しており、配当金の成長率で銘柄を選んでいるのも特徴です。

保有銘柄の中心は参入障壁が高い日本株の「優良銘柄」

保有銘柄数は非公開ですが、配当太郎氏が「地盤」として何度も言及するのが以下の顔ぶれです。

セクター銘柄
銀行三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)
三井住友フィナンシャルグループ(8316)
商社三菱商事(8058)
伊藤忠商事(8001)
保険東京海上ホールディングス(8766)
通信キャリアNTT(9432)
KDDI(9433)
ソフトバンク(9434)
化学信越化学工業(4063)

上記のように、銀行・商社・自動車・化学といった、日本経済のコア産業を代表する面々であり、日本を代表する大企業がズラリと並んでいますね。

これらの特徴はいずれも「参入障壁が高い業界の優良銘柄」であることです。

「参入障壁が高い」ビジネスとは、要するに「他の会社が真似しようとしても、簡単には同じ土俵に上がれない」ビジネスのことです。

例えば、莫大な設備投資が必要な通信業や、国からの免許が必要な銀行業、圧倒的なブランド力を持つ自動車産業などがこれにあたります。

ライバルが少ない「ガリバー企業」は価格競争に巻き込まれにくく、安定して利益を上げ続けられるため、配当金の源泉も枯れにくいというわけです。

配当太郎氏はこうした優良銘柄を中心にポートフォリオを組んでいると推察されます。

実際、Xのポストでは頻繁にそれらの銘柄に言及しています。

また、銘柄選びの基準は以下になるとのことですので、必然的に選択候補は先に紹介したような銘柄になるでしょう。

出典:マネクリ

年間100万円の自動収入を生み出す配当太郎の「配当金ダルマ」戦略

配当太郎氏の戦略の真骨頂は「配当金ダルマ」です。

銘柄選びの軸がわかったところで、次はその銘柄たちをどう育てていくのかカギとなる「配当金ダルマ」について解説します。

配当金ダルマ戦略は4つのシンプルな行動原則から成り立っています。

  • 配当金の再投資の徹底
  • 超長期的な視点
  • 心理的な規律の重視
  • パッシブな保有

配当金の再投資の徹底

配当金ダルマのエンジン、それは「配当金の再投資」です。

年に数回、証券口座にチャリンと振り込まれる配当金。

この配当金は消費せず、即座に同じ、あるいは別の優良株を買い増すための軍資金とします。

「配当金で株を買う」

「保有株数が増える」

「次にもらえる配当金が増える」

「増えた配当金でさらに株を買う」

この無限ループこそが、資産を雪だるま式に大きくしていく「複利」の魔法の正体です。

最初は小さな雪玉でも、転がし続けることで加速度的に大きくなっていくのです。

この地味で、しかし最も確実な方法を徹底できるかどうかが、凡人と配当富裕層を分ける境界線なのです。

超長期的な視点

配当金ダルマ作りには、何よりも「時間」が必要です。

配当太郎氏は、数年単位ではなく、数十年単位での資産形成を目指すよう一貫して説いています。

今日の株価が上がった、下がったと一喜一憂するのは、短期トレーダーの仕事です。

そうではなく、目的は、10年後、20年後に、働かなくても生活できるだけの「配当金マシーン」を完成させることです。

そのためには、嵐が来ようが槍が降ろうが、どっしりと構え、優良企業の株を手放さずに保有し続ける忍耐力が求められます。

心理的な規律の重視

配当太郎氏はこの戦略における最大のリスクは、「中途半端な状態でやめてしまうこと」だと語っています。

出典:日興フロッギー

暴落局面で恐怖に駆られて狼狽売りしてしまう。

あるいは、少し利益が出たところで満足して売ってしまう。

これらはすべて、長期的なリターンを自ら手放す愚かな行為です。

配当金ダルマ戦略は、言わば「何もしない」ことを極める投資法なのです。

市場のノイズに耳を貸さず、ただ淡々と優良株を買い増し、配当金を再投資し続ける。

この鉄の規律を自分に課すことができるか。

途中で止めたくなったり、他の投資方法に浮気しそうになったりするでしょうが、ダルマのように転んでも起き上がり、淡々と続ける規律こそ勝敗を分けます。

パッシブな保有

上記の3つの原則は、ある1つのマインドセットに行き着きます。

それは「自分は短期的なトレーダーではなく、優良企業の長期的なオーナーである」という考え方です。

企業の事業活動が生み出す利益の一部を、配当金という形で分けてもらう株主(オーナー)。

そう考えると、細かい株価チャートの上下など気にならなくなります。

むしろ、市場の喧騒からは距離を置くべきであり、「何もしない」という選択が有効です。

最終的にやることはただ、株数を増やしていくだけと配当太郎氏は語っています。

配当太郎の評判は?口コミを調査してみた!

さて、これだけ影響力のある人物ですから、配当太郎氏の評判が気になるところです。

SNSやブログの海を泳ぎ回り、配当太郎氏に関するリアルな声を集めてみました。

ポジティブな評判・口コミ

結論から言うと、圧倒的にポジティブな評価が多いのが現状です。

とくに投資初心者からの支持は絶大で、「配当太郎さんの本を読んで投資を始めた」という声が後を絶ちません。

そのため、評価する口コミで最も多いのが、ベストセラーとなった著書への賛辞です。

複雑な金融理論を振りかざすのではなく、誰にでも理解できる平易な言葉で、配当投資の本質を説いている点が、多くの読者の心をつかんでいるようです。

投資手法の再現性も評価されています。

日本の優良大型株に投資し、配当金を再投資するという王道戦略だからこそ、多くの人が「自分事」として捉え、実践に移しやすいのでしょう。

最後に、銘柄や手法だけでなく、配当太郎氏の投資家としての哲学や、毎日情報発信を続ける真摯な姿勢そのものを尊敬する声も多く見られました。

ネガティブ評判・口コミ

正直なところ、配当太郎氏に関する決定的なネガティブ評判を探すのは困難でした。

高額な情報商材を売りつけたり、ハイリスクな投機を煽ったりするタイプでは全くないため、批判の的になりにくいようです。

しかし、全くのゼロというわけではありません。

ごく少数ですが、以下のような指摘が見られました。

影響力が大きいだけに、投資以外の発言に違和感を覚える人もいるようです。

とはいえ、これらは手法そのものへの批判というよりは、インフルエンサーとしての側面に対する意見といえるでしょう。

配当太郎の投資術を学ぶには?

ここまで読んで、「もっと配当太郎氏の考えを深く知りたい!」と思った方も多いでしょう。

配当太郎氏の投資術を学ぶには、主に3つの方法があります。

自分のレベルや目的に合わせて活用してみてください。

【無料】まずはX(旧Twitter)をフォロー

出典:X

最も手軽なのが、配当太郎氏のXアカウントをフォローすることです。

毎日のように配当株に関する有益な情報や、投資を続けるための心構え(マインドセット)が発信されています。

市場が荒れた日にこそ、配当太郎氏のブレないポストが心の安定剤になることもあるでしょう。

まずは気軽に情報収集を始めたい、という方に最適です。

【書籍】体系的に学びたいなら

出典:Amazon

代表作である『年間100万円の配当金が入ってくる最高の株式投資 お金がお金を生み続けるすごい仕組み』をはじめとする書籍は、配当太郎氏の投資哲学から具体的な銘柄選定法まで、網羅的に学ぶことができます。

ネットの情報は断片的になりがちですが、書籍であれば1つの筋道だったストーリーとして、その考え方の全体像をインプットできます。

本気で配当株投資に取り組むなら、一度は読んでおくべきバイブルといえるでしょう。

【有料note】より深く、リアルタイムで知りたいなら

出典:note

「もっと核心的な情報が欲しい」という欲張りなあなたには、月額制マガジン「配当太郎のミソ」がおすすめです。

ここでは、無料では公開されないタイムリーな市況分析やポートフォリオの微調整など、一歩踏み込んだ情報が発信されています。

いわば、配当太郎氏の「脳内」を覗き見できる場所です。

もちろん月額480円と有料ですが、本気で配当太郎氏の投資術をトレースしたいと考えるならば、その価値は十分にあるかもしれません。

【まとめ】配当太郎から学ぶべき「鉄の規律」と「超長期的な思考」

配当太郎氏が運用していると思われるポートフォリオは、誰もが知る大型株ばかりで、目新しさはありません。

しかし、その「平凡」を徹底することで年間100万円の配当を実現する戦略は、再現性が高く王道です。

ただし、注意すべきは増配する優良大型株を買うだけでは不十分だということです。

本当に学ぶべきは、その投資哲学の根幹をなす「鉄の規律」「超長期的な思考」です。

市場の熱狂や悲観に惑わされず、自分を律し、10年、20年先を見据えて淡々と資産を育てていく。

この精神性こそが、配当太郎氏が最も伝えたいメッセージであり、自身の投資に活かすべき最大の教訓です。

もしあなたが「配当金生活」という夢への一歩を踏み出したいのなら、最初の一歩はシンプルです。

配当太郎氏のXをフォローし、書籍を読む。

そして余力があれば「配当金ダルマ」を小さく転がしてみる。

あなたの将来の雪だるまは、意外と早く大きく育つかもしれません。

配当太郎(X)
名称配当太郎(X)
URL
株サイト比較ナビ 編集者

株サイト比較ナビ

2016年に本サイトを設立。専門性・独自性を軸に多種多様な金融商品・サービスを調査&比較し、初心者から中上級者までの投資家の方々へお役立ち情報を提供しています。

インフルエンサー 有名投資家 検証済み記事一覧

『配当太郎(X)』の口コミ

口コミを投稿する

口コミ一覧

           配当太郎(X)についての口コミを掲載しています。良かったことや悪かったこと、評判や気になる話題などをお寄せください。