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投資信託への投資で得た利益をできるだけ多く受け取るためには、具体的に何をすればよいと思いますか?
特に初心者の方には、購入時手数料が無料の投資信託(ノーロードファンド)や、運用中にかかる信託報酬が格安の投資信託の品ぞろえが豊富なネット証券の利用をおすすめします。
自分自身がふだん使いしている経済圏(ドコモ、Vポイント、PayPay、au、楽天など)のポイントが貯まったり使えたりできる、自分に合ったネット証券を選ぶとさらにお得ですよ!
投資信託の利用に向いているネット証券はどれ?3つの基準
投資信託の利用に向いているネット証券を選ぶポイントは以下の3点です。
・手数料の安さ
・取扱商品の豊富さ
・ポイント還元などのお得感
上記3つのポイントをネット証券は基本的に満たしています。
それぞれのポイントの選定基準について詳しく解説します。
1.【手数料の安さ】ノーロードで信託報酬の低い投資信託を扱っている
まずは、購入時手数料(「販売手数料」「買付手数料」ともいいます)が無料の投資信託(ノーロードファンド)の品ぞろえが多く、信託報酬の低い投資信託を扱っているネット証券を選ぶことをおすすめします。
投資信託の「購入時」「保有中」「売却(換金)時」のそれぞれのタイミングでかかる手数料は以下のとおりです。
購入時 | 保有中 | 売却(換金)時 | |
手数料の 種類 | 購入時手数料 | 信託報酬 (運用管理費用) | 信託財産留保額 |
内容 | 販売会社(証券会社、 銀行など)に 支払う手数料 | 投資信託の管理・運営に かかる費用。 保有期間中、 毎日差し引かれる | 投資信託を途中で 売却(換金)する際に、 換金代金から 差し引かれる費用 |
投資信託で運用した結果、せっかく利益が出ても、手数料が高いとその分受取額が減ってしまうのでもったいないです。
大手のネット証券5社であれば、取り扱う投資信託はノーロードファンドなのでお得に購入できます。
投資信託によるコストのうち、購入時手数料と信託報酬の差でどれだけリターンに差がつくのか、シミュレーションしてみましょう。
■シミュレーション条件
・元本:1,000,000円(一括投資)
・運用期間:20年
・年利(信託報酬控除前):5%
※税金・信託財産留保額は考慮せず
1. 購入時手数料の違いによる投資信託のリターン比較(信託報酬:年0.5%で固定)
購入時手数料 | 初期投資額 | 実質利回り | 20年後の評価額 | 0%との差額 |
0%(ノーロード) | 1,000,000円 | 4.5% | 2,411,714円 | 0円 |
1% | 990,000円 | 4.5% | 2,387,597円 | ▲24,117円 |
3% | 970,000円 | 4.5% | 2,339,363円 | ▲72,351円 |
出典:三菱UFJアセットマネジメント「一括投資シミュレーション」を参考に計算
購入時手数料は、投資信託の購入時に一度かかるだけですが、それでも購入時手数料が3%かかる場合は、20年という長期で見ると、ノーロードに比べて7万円以上もの差が生じます。
2.信託報酬の違いによる投資信託のリターンの比較(購入時手数料:0%で固定)
信託報酬 | 初期投資額 | 実質利回り | 20年後の評価額 | 年0.1%との差額 |
年0.1% | 1,000,000円 | 4.9% | 2,603,213円 | 0円 |
年0.5% | 1,000,000円 | 4.5% | 2,411,714円 | ▲191,499円 |
年1.0% | 1,000,000円 | 4.0% | 2,191,123円 | ▲412,090円 |
出典:三菱UFJアセットマネジメント「一括投資シミュレーション」を参考に計算
投資信託を保有している間に毎日かかる信託報酬に関して、年0.1%と年1.0%では、20年という長期で見ると約41万円もの差がつきます。
このように取り扱っている投資信託がノーロードファンドであるか、信託報酬が低いファンドであるかが、ネット証券を選ぶポイントになります。
2.【取扱商品の豊富さ】自分の投資スタイルに合う商品が選べる
次に、取り扱う投資信託の品ぞろえが豊富なネット証券を選ぶことをおすすめします。
取り扱っている商品の種類や本数が充実していると、それだけ選択肢が広がります。
ただし、ネット証券ごとで取り扱う商品に違いがあります。
購入したい商品が明確に決まっている場合は、口座開設前にあらかじめネット証券のWebサイトなどでチェックしましょう。
特定の国・地域や業種を対象とする投資信託に興味がある場合は、その分野に特化したファンドを扱っているネット証券を確認する必要もあります。
【お役立ち情報】ネット証券Webサイトの投資信託ランキングに注目
投資信託の取扱本数が多いと、特に初心者は「自分にとってどの商品を選べばよいのかわからなくなる…」といったケースになりやすいです。
そんな場合は、ネット証券のWebサイトに掲載されている「投資信託のランキング」をチェックすることをおすすめします。
ネット証券のWebサイトのカテゴリ別ランキングでは、たとえば、実際に多くの人が購入しているファンドや、低コストのファンドなどを簡単に探せるので便利です。
5大ネット証券の投資信託のランキングページは以下のとおりです。
・SBI証券(注:ページを見るにはログインが必要です)
・楽天証券
・松井証券
投資信託を選ぶ際の参考にしてください。
3.【お得感】よく使うポイントが貯まるネット証券を選ぶのも◎
ネット証券では、ふだんのお買い物などでよく貯めているポイントを投資信託の購入代金として使ったり、クレジットカードで投資信託を積み立てる「クレカ積立」を利用してポイントを貯めることもできます。
ネット証券ごとに、貯まる&使えるポイントやクレカ積立対象の提携カードなどが異なるため、以下の点を比較しながら自分に合ったサービスを選ぶとよいでしょう。
・ポイントの付与条件
・ポイントの還元率
・自分がふだん使いしている「ポイント経済圏」かどうか
5大ネット証券の投資信託サービスを徹底比較
5大ネット証券が取り扱う投資信託のサービスについて、以下の7つの項目で比較してみました。
①投資信託の取扱本数
②最低積立投資金額
③購入時手数料
④貯まるポイント
⑤クレカ積立
⑥投信保有に対するポイント還元率
⑦投資信託向けのアプリ
それぞれのネット証券がどのような投資信託にまつわるサービスを提供しているのか、具体的に見ていきましょう。
SBI証券:国内最大の口座数を誇る人気と業界最多水準の幅広い品ぞろえ

①投資信託の 取扱本数 | 約2,600本 | |
②最低積立 投資金額 | 100円 | |
③購入時 手数料 | 原則無料 | |
④貯まる ポイント | ・Vポイント ・Pontaポイント ・dポイント ・PayPayポイントJALマイレージ | |
⑤クレカ積立 | 対象の クレジットカード | ・三井住友カード ・Olive |
月々の 積立の上限額 | 10万円 | |
還元率 | 0~3.0% | |
⑥投信保有に対する ポイント還元率 | ・通常銘柄:最大0.2%相当 ・SBIプレミアムセレクト銘柄:最大0.25%相当など | |
⑦投資信託向けの アプリ | かんたん積立アプリ |
SBI証券の投資信託の取扱本数は2,600本を超えており、ネット証券業界最多となっています。
SBI証券の「かんたん積立アプリ」は投信積立に特化したアプリです。
中でも「積立スタイル診断」では、簡単な質問に答えるだけで自分に合ったファンドの組み合わせを提案してくれます。
SBI証券の「クレカ積立」の場合、クレジットカードの種類や前年度の年間カード利用額によってポイント還元率は異なりますが、最大で3.0%となっています。
三井住友カード(一般カード:前年度年間カード利用額10万円以上)で毎月5万円をクレカ積立した場合、年間で3,000Vポイント貯まります。
※5万円×0.5%×12ヶ月=年間3,000ポイント
投資信託の保有金額に応じて、毎月ポイントを獲得できる「投信マイレージ」もあり、クレカ積立と合わせてダブルでポイントを貯められます。
ポイント還元率はファンドによって違いますが、SBI証券がNISAの成長投資枠の対象ファンドの中から厳選した「SBIプレミアムセレクト」のファンドだと最大0.25%相当のポイントが貯まります。
国内最大の口座数を誇るネット証券で安心感を持って投資信託を始めたい人、ふだんからVポイントを貯めている人には使いやすいネット証券といえます。
■SBI証券に関する口コミ
初めてのネット証券でしたが、評判上々で信用できるネット証券です。積み立てニーサ(新NISA「つみたて投資枠」)を行っており将来はどうなるのか楽しみです。銀行振込手数料が5回無料と大変便利に有益に使用中です。また出金はコンビニにて行っており手数料無料は嬉しいです!
おすすめ銘柄や投資情報などが頻繁にメールで来るのでいろいろな情報が手に入ると思います。住信SBIネット銀行の口座を作っていれは手数料かからず入金、出金できるので便利です。大手なのでセキュリティもしっかりしてると思うので安心して使ってます。
出典:Yahoo!ファイナンス
楽天証券:NISA口座数国内最多!楽天会員はお得に投資できる

①投資信託の 取扱本数 | 約2,600本 | |
②最低積立 投資金額 | 100円 | |
③購入時 手数料 | 無料 | |
④貯まる ポイント | 楽天ポイント | |
⑤クレカ積立 | 対象の クレジットカード | 楽天カード |
月々の 積立の上限額 | 10万円 | |
還元率 | 0.5~2.0% | |
⑥投信保有に対する ポイント還元率 | 0.017~0.05% | |
⑦投資信託向けの アプリ | iGrow |
楽天証券の取扱投資信託本数は約2,600本となっており、SBI証券と並んで品ぞろえが業界トップクラスです。
楽天証券のNISA口座数は国内最多で、ネット証券の中でも特に人気があります。
楽天証券の「iGrow(アイグロー)」は、投資信託の積立設定や購入ができ、自分の資産の状況や推移をグラフによってひと目で確認できるアプリです。
「iGrow」に搭載されている「かんたん積立診断」では、ロボアドバイザーが今の自分に合った投資信託を提案してくれます。
楽天カードでクレカ積立をすると、積立額の最大2.0%の楽天ポイントが貯まります。
たとえば、楽天カード(一般カード)で毎月5万円をクレカ積立した場合、年間で3,000楽天ポイント貯まります。
※5万円×0.5%×12ヶ月=年間3,000ポイント
対象商品を積立すると、保有残高に応じて楽天ポイントが貯まる「投信残高ポイントプログラム」があります。ポイント進呈率は、対象商品によって異なり、年率0.017~0.05%となっています。
取引次第で楽天ポイントが貯まりやすいので、特に楽天経済圏の人にはお得なネット証券となっています。
■楽天証券に関する口コミ
初めての証券口座でしたが安心して使えています。ポイントがつくのもいいですね。投資信託で選べる種類が多いのもありがたかったです。楽天銀行との相性もよく使い勝手がいいです。楽天グループをよく利用していたので、証券口座も楽天証券を選びました。
つみたてNISA(新NISA「つみたて投資枠」)用に初めて口座開設しました。一般NISA(新NISA「成長投資枠」)とつみたてNISA(新NISA「つみたて投資枠」)の違いがわかっておらず誤って口座開設してしまいましたが、電話でサポートを求めたところ真摯に対応していただけました。繋がりにくいですがサポート自体は良かったと思います。
出典:Yahoo!ファイナンス
松井証券:ロボアド「投信工房」で最適なファンドを選定!親切なサポート体制が魅力

①投資信託の 取扱本数 | 約1,900本 | |
②最低積立 投資金額 | 100円 | |
③購入時 手数料 | 無料 | |
④貯まる ポイント | ・OkiDokiポイント ・松井証券ポイント | |
⑤クレカ積立 | 対象の クレジットカード | JCBカード |
月々の 積立の上限額 | 10万円 | |
還元率 | 0.5%(一般カード) 1.0%(プレミアムカード) | |
⑥投信保有に対する ポイント還元率 | 最大1.0% | |
⑦投資信託向けの アプリ | 松井証券投信アプリ |
「松井証券投信アプリ」を使えば、投資信託の検索・購入・運用状況の確認まで一括管理できます。
8つの質問に答えるだけで初心者にも最適な投資信託の組み合わせ(ポートフォリオ)を自動提案してくれる「投信工房(ロボアドバイザー)」は、金融知識がなくても手軽に使えて便利です。
松井証券では、投資信託の保有残高に応じて、業界最高水準の最大1.0%のポイント還元が受けられます。
松井証券のクレカ積立を利用すると、JCBのポイントである「OkiDokiポイント」が一般カードでは0.5%、プレミアムカードでは1.0%貯まります。
たとえば、JCBカード(一般カード)で毎月5万円をクレカ積立した場合、年間で600OkiDokiポイント貯まります。
※積立額1,000円につき1OkiDokiポイント付与されるので、5万円÷1,000円×12ヶ月=年間600OkiDokiポイント
松井証券では、口座開設後に投資信託の専門スタッフによる銘柄選びや、運用についての無料のアドバイス、提案が受けられます。
メールやチャットでの相談では心配な人は、「投資信託専用の電話窓口(投信サポート)」の活用もできます。
■松井証券に関する口コミ
株式売買の取引手数料が安く、取引画面が見やすくスムーズにお取引ができます。投資信託の種類が多く便利です。検索システムや投資家の選ぶ商品ランキング等情報もたくさんありますので、情報収集にも最適な証券口座です。
複数の証券会社を利用していますが、手数料の安さと各ページの操作のし易さが気に入ってメインで使っています。また投資信託などはグラフや色分けなどで資産管理が見た目(直感的)で分りやすいことが良いと思います。
出典:Yahoo!ファイナンス
マネックス証券:積立最大3.1%のdポイント還元!診断系ツールも充実

①投資信託の 取扱本数 | 約1,800本 | |
②最低積立 投資金額 | 100円 | |
③購入時 手数料 | 無料 | |
④貯まる ポイント | ・Dポイント ・マネックスポイント | |
⑤クレカ積立 | 対象の クレジットカード | ・dカード ・マネックスカード |
月々の 積立の上限額 | 10万円 | |
還元率 | ・dカード:0.2~3.1% ・マネックスカード:0.2~1.1% | |
⑥投信保有に対する ポイント還元率 | 0.03~0.26% | |
⑦投資信託向けの アプリ | マネックス証券アプリ |
「マネックス証券アプリ」では、株式投資のほか、「投資信託」や「投信つみたて」の売買や積立の申し込み、積立状況の確認も簡単に行えます。
「MONEX VISION(マネックス ビジョン)」では、簡単な質問に答えるだけで自分に合ったおすすめポートフォリオを診断してもらえ、診断結果からそのまま投資信託の購入もできます。
マネックスカードまたはdカード(dアカウントの連携が必要)でクレカ積立をすると、マネックスポイントまたはdポイントが貯まります。
クレカ積立によるポイント還元率は、dカードでは0.2〜3.1%、マネックスカードでは0.2〜1.1%となっています。
たとえば、dカード(一般カード)で毎月5万円をクレカ積立した場合、年間で6,600dポイント貯まります。
※5万円×1.1%×12ヶ月=年間6,600ポイント
投資信託の保有残高に対して、毎月マネックスポイントまたはdポイントが貯まる「投信保有ポイントプログラム」もあります。
投信保有ポイントプログラムによる付与率は、銘柄によって異なりますが、最大で0.26%つくファンドもあります。
dポイントが貯めやすいので、ドコモユーザーはお得に使えるネット証券といえます。
■マネックス証券に関する口コミ
新NISAをどこにしようかと思い色々な会社を見てマネックス証券にしました。基本的には投資信託での長期投資用です。サイトは比較的見やすく投資信託を選ぶ際にあまり迷うことなく注文できます。クレカや保有ポイントもありますが、これは会社的に無理のない範囲でやってて賢明かなと思います。
数年前から積立nisa(新NISA「つみたて投資枠」)に興味がありましたが、なんだが難しそうでためらっていました。いくつかの本やネットで勉強してだいたいのことを理解し、米国株に特化しているという点でマネックスさんに決めました。サイト内で投資信託についてじっくり解説してくれる動画が提供されたので、それがとても役に立ち、銘柄を選ぶことができました。とても参考になりました。20年後の老後資金として頑張って続けていきます!
出典:Yahoo!ファイナンス
三菱UFJeスマート証券(旧:auカブコム証券):Pontaポイントが貯まりやすくauユーザーがお得
①投資信託の 取扱本数 | 約1,800本 | |
②最低積立 投資金額 | 100円 | |
③購入時 手数料 | 無料 | |
④貯まる ポイント | ・グローバルポイント ・Pontaポイント | |
⑤クレカ積立 | 対象のクレジットカード | ・三菱UFJカード ・auPAYカード |
月々の積立の上限額 | 10万円 | |
還元率 | ・0.5〜1.0%(三菱UFJカード) ・0.5〜3.0%(auPAYカード) | |
⑥投信保有に対する ポイント還元率 | 0.005〜0.24%(Pontatポイント) | |
⑦投資信託向けの アプリ | 三菱UFJ eスマート証券 アプリ |
三菱UFJeスマート証券には、「投資信託の取引機能」と「SNS機能」が一体化したプラットフォーム型サービス「ファンドスクエア」があります。
「ファンドスクエア」を活用すれば、スマホでいつでも投資家同士でコミュニケーションが取れ、投資信託について気軽に話し合えたりできます。
三菱UFJeスマート証券には、月間平均保有額に応じて最大0.24%のPontaポイントが毎月還元される「資産形成プログラム」があります。
三菱UFJカードまたはauPAYカードでクレカ積立をすると、グローバルポイントまたはPontaポイントが貯まります。
クレカ積立によるポイント還元率は、三菱UFJカードもauPAYカードも0.5〜1.0%となっています。
たとえばauPAYカード(通常)で毎月5万円をクレカ積立した場合、年間で3,000Pontaポイント貯まります。
※5万円×0.5%×12ヶ月=年間3,000ポイント
Pontaポイントが貯まりやすいので、auユーザーにおすすめのネット証券といえます。
■三菱UFJeスマート証券に関する口コミ
新しくバージョンアップしたアプリがとても使いやすいです。また、投資信託のラインナップが、豊富です。auじぶん銀行とセットで、取引すると、資金の移動がとてもスムーズにできます。三菱UFJグループなので、安心して取引ができます。
初心者ですが、サイトは見やすいし使いやすいです。設定変更も取引もストレスなく使えていますし、申し込み中の反映も早くて今どういった状況なのかを把握出来るのが良いです。したい事をするのに割とスムーズに進めるので初めての人に向いてると思います。
出典:Yahoo!ファイナンス
NISAやiDeCoを使うと投資信託の運用が有利になる!
投資信託を始めるネット証券が決まったら、次に検討したいのが、活用する口座の種類です。
同じ投資信託を買うなら、「税制優遇」が受けられるNISAやiDeCoを活用しない手はありません。
具体的にどのように投資信託の運用が有利になるのか、詳しく見ていきましょう。
NISA:投資信託の運用益は非課税!長期運用向きで自由に資金の引き出しが可能
■NISAの主な概要
主な目的 | 自由な資産形成・運用 | |
対象年齢 | 18歳以上 | |
税制優遇 | 購入時 | なし |
運用時 | 生涯にわたり非課税 | |
受取時 | なし | |
引き出し制限 | いつでも可能 | |
投資対象商品 | ・投資信託 ・株式 など | |
上限額 | ・年間最大360万円 ・生涯1,800万円 | |
NISAの利用が 向いている人 | これから資産形成・運用を 行いたい人 |
NISA(ニーサ/少額投資非課税制度)とは、少額からの投資で得た運用益が非課税になる税制優遇制度です。
NISAでは、投資信託で得られる売買益や分配金が非課税となるため、通常の約20%の税金がかからず、利益をそのまま受け取れます。
資金の使い道に制限がなく、いつでも引き出し可能です。
非課税期間が無期限のため、長期運用にも向いています。
NISAはどなたでも始められますが、特に教育資金や住宅購入資金など目的を持って資産形成・運用を行う人は、NISAで投資信託を始めることをおすすめします。
iDeCo:投資信託の購入時・運用益・受取時の全てで税制優遇を受けられる
■iDeCoの主な概要
主な目的 | 老後資金の準備 (私的年金制度) | |
対象年齢 | 20歳〜65歳になるまで (※国民年金被保険者) | |
税制優遇 | 購入時 | 掛金全額が 所得控除対象 |
運用時 | 受取開始まで 非課税 | |
受取時 | 退職所得控除 ・公的年金等控除の対象 | |
引き出し制限 | 原則60歳まで 引き出し不可 | |
投資対象 | ・投資信託 ・定期預金 ・保険商品 など | |
上限額 | 年間14.4万円〜81.6万円 | |
iDeCoの利用が 向いている人 | 老後資金を貯めたい人 |
iDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)とは、毎月の掛金を自分で運用しながら積み立てていき、原則60歳から公的年金(国民年金・厚生年金)に上乗せして給付を受けられる私的年金制度です。
掛金が全額所得控除となっており、その分所得税・住民税が軽減され、節税効果が非常に高いのがiDeCoの特徴です。
たとえば、年収500万円の人がiDeCoに加入し、掛金月額23,000円を毎月積み立てた場合、所得税・住民税が年末調整でおおよそ5万円が還付されます。
NISAと同じく、iDeCoも投資信託の運用益が非課税になります。
iDeCoの資産の受取時にも、受け取り方によって下記の控除制度が使えます。
・一時金で受け取る場合:退職所得控除
・年金として分割して受け取る場合:公的年金等控除
投資信託の購入時・運用時・受取時のすべてで税制優遇を受けられるiDeCoですが、原則60歳まで運用資産を引き出せない点に注意が必要です。
老後資金をしっかり貯めたい人に、iDeCoで投資信託を始めることをおすすめします。
【ユーザー体験談】ネット証券を活用した投資信託の活用法
実際にネット証券を活用して投資信託で運用している、当サイトユーザー3名の方に取材しました。
投資信託の活用法のひとつの選択肢として参考にしてみてはいかがでしょうか?
1.佐藤さん(50代女性・主婦):NISA口座開設!1万円購入して投資信託デビュー【SBI証券】
最近、投資信託で利益が出たよと友人に話を聞いて興味が湧き、投資で出た利益に税金がかからないNISA口座を作って、投資信託を始めてみようと思いました。
ネット証券の中で投資信託の本数も多く評判が良いSBI証券でNISA口座を作りました。
どの投資信託を選ぶか迷いましたが、まずは人気のある投資信託の中で、日本を含む先進国や新興国の株式に投資する「三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」に、少額ですが1万円を投資しました。
2025年7月24日現在で約定してから約2週間経ち、現在の残高は1万259円になっています。
短期間の値動きで一喜一憂はできませんが、やはり利益がプラスになるとうれしいですね。
2.田辺さん(40代男性・会社員):インデックスファンド5年間保有で60%のリターン獲得【三菱UFJeスマート証券】
約10年前に勤めている会社の同僚から「一緒に投資をやってみない?」と誘われたことがきっかけで、ネット証券の中から三菱UFJeスマート証券(当時:カブドットコム証券)を勢いで選び、証券口座(特定口座)を開きました。
株はなんとなくコワいな~と思い、値段の上がり下がりが少なそうな投資信託の購入を決意しました。
投資信託の本数が多すぎて悩みましたが、世界の経済・金融をけん引している米国株に投資したいと思い、米国株(S&P500)のインデックスファンドに5万円投資しました。
その後5年間で、この米国株(S&P500)のインデックスファンドで約60%のリターンを獲得し、残高がなんと8万円ほどに増えました。
結果がうれしかったので、この投資信託を売却して利益を確定させたのですが、実はその後もどんどん上昇しているので、今となっては「売らなきゃよかった…」とちょっと後悔しています。
現在は5年前に、5万円分購入した金価格に連動するファンドを保有し続けていますが、最近の金価格上昇に伴い資産残高も増えているので、ちょっとホクホク顔になっています。
3.石井さん(50代女性・会社員):iDeCoで投資信託の分散投資を実現【SBI証券】
10年前に老後資金を確保したいと思い、掛金全額が所得控除され税制優遇がスゴいという話を聞いたことがきっかけでiDeCoを始めました。
商品ラインアップも充実していて、各種手数料が最も低い部類であることが決め手となり、SBI証券にiDeCo口座を開設しました。
実はiDeCo加入当初、なんとなく掛金の全額を定期預金にしていたのですが、これでは利息がまったくつかず資産が増えないと知り、焦って投資信託を始めることにしました。
とにかく複数の投資信託をバランスよくそろえた分散投資を心がけようと購入した投資信託は、「米国株」「海外債券」「海外不動産」のインデックスファンドと「金」のファンドでした。
10年の長期であることや、積立と分散の投資の効果もあって、トータルリターンは50%を超え、さらに年末調整時に4万円ほども税金が還付されるので、ダブルでメリットが得られています。
そろそろ定年退職を見据えてリスクのある投資信託を整理したいと思い、スイッチング(投資信託を別の投資信託に乗り換えること)を行い、現在は定期預金と金のファンドを5:5の割合で保有・運用しています。
【まとめ】手数料が低いネット証券で投資信託を始めよう
投資信託を始めるなら、ネット証券選びがポイントになります。
「手数料の安さ」「取扱商品の豊富さ」「ポイント還元などのお得感」の3つの基準を意識すると、自分に合ったネット証券を見つけやすくなります。
NISAやiDeCoで税制メリットを活用しながら、自分に合ったネット証券で、まずは少額から投資信託への第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
『』の口コミ
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