米国株の専門家として注目される岡元兵八郎氏。
YouTubeやメディアでの発信も多く、「参考にすべき」という声がある一方で、「本当に信頼できるのか?」と疑問を持つ投資家も少なくありません。
最後まで読めば、岡元兵八郎の投資アドバイスを信じるべきかどうかが明確になり、自分の投資判断に役立つ情報が得られます。
信頼できる情報源のもと、投資パフォーマンスを上げたいときに活用してみてください。
岡元兵八郎とは何者?wiki風に紹介

岡元兵八郎氏は、マネックス証券のチーフ外国株コンサルタント。
米国株を得意とし、同国の情報をインターネットを中心に発信しています。
経歴・プロフィール
岡元氏は宮崎県出身であり、おもなプロフィールは下記のとおり。
1987年4月 | ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社 (現シティグループ証券株式会社) |
2001年12月 | 合弁日興シティグループ証券株式会社 マネージング・ディレクター |
2013年12月 | SMBC日興証券株式会社 エクイティ部 投資情報部 外国株式課長 |
2018年7月 | 株式会社デルタ 21 ジャパン 代表取締役兼CEO |
外国株の投資歴は30年以上。
北米滞在10年、世界80カ国を訪問し、33カ国以上の証券取引所や企業経営陣と交流するなど、国際的な金融分野で豊富な経験と実績を誇ります。
新興市場へ投資サポート経験もあるとのことですので、経歴に関しては文句の付けようがありません。
X(Twitter)で情報発信
岡元氏は「HUTCH(ハッチ)」のアカウント名で、Xで活動しています。
内容は得意とする米国市場の情報が多いです。
米国市場の動向や個別銘柄の分析、経済指標・金融政策の解説を行い、長期投資の視点から企業業績や成長性に注目した投稿が中心。
米国株には一貫して強気に見ているようで、短期的な値動きに一喜一憂せず、大局的には買いという意見の投稿が多いように感じます。
YouTubeでも活躍中
岡元氏は、さまざまなYouTubeチャンネルに出演。
代表的なのは、チーフ外国株コンサルタントを務める「マネックスオンデマンド」でしょう。

2025年3月ですと、最新の投稿動画は下記のように、インド株とベトナム株の解説が投稿されていました。
インド株とベトナム株の動向をプロがどう見てるのか、知りたいときに視聴して見るのも良いかもしれません。
投資本を出版
岡元氏は投資本の出版もしています。

人気書籍は「本当に資産を増やす米国株投資」。

この書籍は、全世界株式(オールカントリー)より高いリターンを目指すための本とのこと。
米国株を中心にし、そこのプラスアルファを加えて利益の拡大を目指すという方向性ですね。
女性版ウォーレン・バフェットとも呼ばれる「キャシー・ウッド」氏も絶賛の内容だそう。
ちなみに、岡元氏はキャシー・ウッド氏に本を直接渡したとXに投稿していました。
レビューは高評価のものが多く、具体的なデータと事例があるので説得力があり、なぜ米国株に投資すべきなのかが理解できたというものが多かったです。


マネックス証券で米国株中心の記事執筆
岡元氏はマネックス証券で、「岡元兵八郎の米国マスターへの道」という米国株コラムの連載を持っています。

記事内容は米国の市場動向や注目銘柄を解説しています。
直近だと、市場動向を解説した記事なら下記のとおり。

個別銘柄の記事には、「エヌビディア(NVDA)」の解説もありました。

その他、中国製AI「DeepSeek」や「ウォルマート(WMT)」の決算、「パランティア・テクノロジーズ(PLTR)」の下落など、個人投資家が気になっているテーマをその都度解説してくれている印象。
岡元兵八郎の米国マスターへの道はすべて無料で読めます。
マネックス証券の口座開設は不要なので、気になったら試しに読んでみるのがおすすめです。
岡元兵八郎の評判
岡元氏兵八郎氏の評判は、総じて高評価でした。
米国株の専門家としての豊富な経験と知識は多くの投資家に支持されています。
ただし、一部否定的な意見も。
実際にどんな口コミがあるのか確認していきましょう。
良い口コミ
良い口コミは下記のようなものが多かったです。
- 米国株の専門家として豊富な経験と知識がある
- 実績に裏打ちされた発言は信頼性が高い
- 専門的な内容を噛み砕いて伝えてくれるのでわかりやすい
- 長期投資の視点を重視した解説は米国株をガチホするのに心強い
とくに、米国株を長期目線で投資している人達から支持されているようです。
岡元氏は一貫して米国株に強気。
2025年になってからは米国株がパっとしませんが、岡元氏の主張は変わっていません。
「今は資産が減ってるけど長期で考えれば大丈夫なんだ」そんな風に思わせてくれる存在なのでしょう。
悪い口コミ
悪い口コミはほとんどありませんでしたが、「テスラ(TSLA)」に関して予想がいくつかありました。
「2025年はテスラの年になる」
岡元氏はこのような発言をしていたそうですが、現在のところテスラ株は下落し続けています。

見事に予想を外してしまったので一部から叩かれています。
また、米国株に強気すぎるところから、「意見が極端」「バイアスがかかっており参考にならない」といった意見もありました。
岡元兵八郎のポートフォリオや投資の実力
ここでは、岡元兵八郎氏のポートフォリオや投資の実力についての調査結果について解説していきます。
現在のポートフォリオは?
岡元氏がどのような銘柄を保有しているかはわかりませんでした。
ただし、書籍の「本当に資産を増やす米国株投資」で推奨されているポートフォリオが参考になるでしょう。
書籍では「SNEポートフォリオ」というものが推奨されています。
SNEポートフォリオとは、Sは「S&P500」、Nは「NASDAQ」、Eは「Emerging(新興国)」の3つを組み合わせたポートフォリオ。
四季報オンラインのインタビューで下記のように述べていました。

上記を要約すると、新興国は今後成長が見込まれるので投資対象として欠かせない。
オルカンにも含まれているが10%と少ないため、別に追加する必要があるというものです。
SNEポートフォリオについては、大橋ひろこ氏や馬渕磨理子氏のような著名人も絶賛していました。
また、岡元氏はコア・サテライト戦略を推奨しています。
SNEポートフォリオをコアとし、サテライトの部分で個別銘柄を運用して収益を拡大するという狙いです。
2025年だと金融業界や中小型株、具体的な銘柄だと「ボーイング(BA)」の名前を注目銘柄に上げていました。
投資の勝率はどうなの?
岡元氏の具体的な勝率は公開されていないため不明。
ただし、過去にマネクリで推奨した銘柄のリターンが104%だったようです。
また、2024年には年末に、S&P500の株価が5,500ポイントを超えると予想していたとのこと。
結果は年末どころか、7月あたりに5,500ポイントを超え、年末には6,000ポイントを超えていましたので、予想は当たったと言えるのではないでしょうか。

もちろんこのようにすべての予想が当たっているわけではありません。
口コミのところで触れたテスラのように、予想を大きく外しているケースもあります。
とはいえ、一定の的中率があるところから、まったく的外れな予想をしているわけではないかと思います。
過去にバフェットへインタビュー
2023年に、オマハの賢人と呼ばれる「ウォーレン・バフェット」氏が来日しました。
バフェット氏の来日時、岡元氏はインタビューに成功しています。
インタビューの内容は「みんかぶプレミアム」に掲載中です。

- 米国市場の現状
- 日本企業と米国企業の違い
- バフェット流の投資ルール
- 来日の理由
- 日本市場について
上記のような内容をインタビューしています。
ただし、みんかぶプレミアムは有料記事ですので、課金しないと途中までしか読めません。そこは残念ですね。
また、岡元氏は「バークシャー・ハサウェイ(BRK)」の株主総会に足を運んでおり、そこでも、バフェット氏へ質問する機会を得られたとのこと。
こちらに関しては、マネックス証券の記事で詳しいレポートがありますので、興味があれば読んでみても良いでしょう。

岡元兵八郎の投資は参考になる?
米国株の情報を求めているなら参考になるかと思います。
岡元兵八郎氏は、米国株の専門家としての豊富な経験と知識があり、経歴も確かな人物。
少なくとも、素性や実績のよくわからないインフルエンサーよりは遥かに信頼できます。
やや米国に強気すぎる気もしますが、主張がブレないところは安心できるのではないでしょうか。
まずはXやYouTube、マネックス証券のコラムなどを確認してみて、自分の求める情報を発信している人物なのか確認してみるのがおすすめです。
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