奨学金400万円の借金生活からスタートし、徹底した節約術で資産1億円を築き上げたのが投資・節約系YouTuber「倹者の流儀」くらま氏です。
節約家でかつ投資家と聞くと、日々の生活の足しになる「配当金」や「株主優待」を好むイメージを抱く方が多いかもしれません。
しかし、くらま氏の投資は高配当株を避けて全世界株式を中心とし、価格変動の激しいビットコインをポートフォリオに組み込むなど独自の特徴があります。
本記事では、くらま氏のプロフィールや、なぜ王道の高配当株を選ばないのか?
手取り24万円で資産1億を築き上げた狂気にも近いストイックな倹約生活、
株や金、暗号資産を組み合わせた「守りの分散戦略」の全容に迫ります。
登録者40万以上!人気チャンネル「倹者の流儀」とは?
YouTubeを中心に多数の支持を集めるチャンネル「倹者の流儀」は、徹底した節約術と堅実な資産運用を発信する人気動画配信者です。

運営者であるくらま氏は、ごく普通の収入からスタートし、自身の体験談を交えながらお金に関するリアルな情報を視聴者に届けています。
誰もが真似できるわけではない極端な節約エピソードも含まれますが、その根底にある論理的な思考は多くの投資家にとって学びの宝庫と言えます。
ここでは、チャンネルが持つ独自の特徴と、発信者であるくらま氏の背景について詳しく掘り下げていきます。
節約と資産形成を発信する動画の魅力
「倹者の流儀」が多くの視聴者を惹きつける最大の理由は、リアルなお金の話にあります。
一般的な金融メディアでは、収入を増やすことや華やかな投資テクニックが強調されがちです。
しかし、くらま氏は身近な話題(現在は婚活)にフォーカスしつつ「まずは支出を極限まで減らすこと」の重要性を説き続けています。
毎月の収支を把握し、どのような生活を送れば投資の原資を最大化できるのかを具体的に示してくれる点が視聴者の共感を呼んでいます。
ただし、動画やXでのつぶやき紹介される節約術は、時に常軌を逸していると感じられるほどの厳しさを持っています。
倹者の流儀・くらま氏の会社員時代の仕事
くらま氏が異常とも言える節約と資産形成に目覚めた背景には、公務員への就職に失敗し、ニート生活を続けていた背景があります。
借金があって収入も少ない、「このままだと一生、お金の奴隷として終わる」という恐怖がピークに達し、「お金をためて、自分の人生を変えてやる」と自分に誓ったことがきっかけだったようです。
くらま氏自身は、ホテル業界へ就職し、会社員として定期的な収入を得て借金返済、そしてさらに投資に回すことで、現在の資産基盤を築き上げました。
倹者の流儀くらまのプロフィール
くらま氏の投資哲学を深く理解するためには、その生い立ちを押さえておくことが重要です。
華やかな経歴を持つ金融エリートではなく、多額の借金を背負った就職浪人からスタートしたという事実は、多くの一般視聴者に共感や勇気を与えています。
ここでは、年齢や前職など、くらま氏のパーソナリティを形成する基本的なプロフィールを確認していきます。
倹者の流儀・くらま氏の(年齢・本名・職業・大学 etc)基本情報
くらま氏は、自身のプライバシーを守るために一部の情報を非公開としていますが、メディアでの発言や動画内のエピソードから、基本的なプロフィールを知ることができます。以下の表に、くらま氏の主な情報をまとめました。

| 項目 | 内容 |
| 活動名 | くらま(本名は非公開) |
| 年齢 | 32歳(2026年3月現在) |
| 職業 | 会社員(ホテル業界) |
| 出身大学 | 神奈川大学 |
| 実績 | 奨学金400万円の完済、その後32歳で資産1億円を達成 |
| 運営媒体 | YouTubeチャンネル「倹者の流儀」など |
| 著書 | 「最速で1000万円貯めてFIREも目指せる!すごい貯蓄」「手取り26万円でもできる資産1億の作り方 普通の会社員が着実にお金を増やせる投資法」 |
年齢的に30代という若さで1億円の資産を築いたことは驚異的と言えます。
奨学金400万円の返済から「資産1億円」までの道のり
資産1億円と聞くと、もともと裕福な家庭に育ったか、あるいは宝くじのような幸運に恵まれたと想像する人が多いかもしれません。
しかし、くらま氏のスタート地点は「マイナス」でした。
奨学金という借金を抱えた状態から、どのようにして経済的自由を達成するに至ったのか、その過酷な道のりを紐解いていきます。
借金返済のマイナススタートから「億り人」へ至った経緯
大学を卒業した時点で、くらま氏は約400万円という多額の奨学金返済を抱えていました。
毎月少しずつ返済していくのが一般的な奨学金ですが、くらま氏はこの借金がもたらす精神的な重圧を極端に嫌いました。
会社員として得た給料の大部分を返済に充て、驚異的なスピードで400万円を完済するという決断を下します。
しかし、その裏で実行した倹約は凄まじく、食事は1日1食、家具は段ボールで手作りなど、月の生活費を5万円以下にするストイックなものでした。

家賃5000円の極限生活と徹底した節約の理由
奨学金の早期返済と、その後の爆発的な投資資金を生み出した要因の一つが、「家賃5000円」の生活です。
くらま氏は会社員時代、福利厚生を利用して家賃が月額5000円という極端に安い住居代を実現しました。
固定費の大部分を占める住居費を極限まで圧縮したことが、巨額の余剰資金を生み出すエンジンとなったのです。
とはいえ、家賃5000円の住環境は、多くの人にとって実現が難しいものです。
くらま氏もそこは敢えて、社宅完備や家賃補助の手厚い就職先を優先して探していたことを語っています。
この「固定費をハック」するという考えは資産形成において重要なポイントです。
なぜ「優待株」ではなく「オルカン」を選ぶのか?
節約家と聞くと、生活費の足しになる「株主優待」や、定期的な現金収入が得られる「高配当株」を好むイメージが強いのではないでしょうか。
■桐谷さん(桐谷広人)の株主優待生活とは?資産7億円・配当・投資術を解説
実際、こちらの記事の桐谷氏に代表されるように、個人投資家がカタログギフトや配当金を目当てに投資を行うことは一般的です。
しかし、くらま氏はそうした分かりやすい利益をあえて避け、全世界株式インデックスファンドを投資の核に据えています。
その背後にある合理的な理由を詳しく解説しましょう。
くらま氏が高配当株を買わないのはなぜか?
くらま氏は、高配当株や優待株に投資をしない理由は、「将来の成長性に対して投資をしているから」と述べています。
会社が配当や優待を出すということは、その分、成長のための再投資に回す資金が減るということになります。
配当や優待に資金を拠出するのではなく、会社の成長のためにお金を使ってほしい、というのがくらま氏の思想です。
企業の株主還元策には様々な方法がありますが、利益を成長のための投資に使い、さらに利益を拡大させていくことは株式会社経営の王道であり、くらま氏の思想はその本質をとらえているといえます。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を核に投資
高配当株の代わりにくらま氏が絶大な信頼を寄せているのが、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、通称「オルカン」です。

くらま氏は投資をするにあたって「情報の相見積もり」を徹底的に行っています。
具体的には、本を何冊も読み、YouTubeで様々な投資家の意見を照合し、その結果として「オルカン」への投資を決定したのです。
「オルカン」は、世界株式市場の成長をダイレクトに享受することができ、さらに運用にかかる手数料が非常に低いという特徴があり、
倹約家であるくらま氏の考えにもジャストフィットする投資信託だといえるでしょう。
株・金・ビットコインで組む「守りの分散戦略」
現在、くらま氏の投資戦略は、単に株式だけを対象としてはいません。
資産規模が大きくなるにつれて、株式だけではカバーしきれないリスクに対する備えを強化しています。
その代表例が、金(ゴールド)やビットコインといった代替資産への投資です。
ここでは、くらま氏の資産1億円ポートフォリオの内訳と、それらの資産を組み込む意図について分析します。
くらま氏の資産1億ポートフォリオの全貌
くらま氏のポートフォリオは、全世界株式を20~30%保有しつつも、金を10~15%前後、暗号資産であるビットコインを35~40%程度組み込んでいます。

資産が100万円や1000万円の段階では、ひたすら株式に資金を投下して資産を増やす「攻め」の姿勢が有効でした。
しかし、資産が1億円という大台に乗ると、増やすことよりも「減らさないこと」の重要性が増してきます。
そのため、株式市場全体が暴落した際のクッション役として、株式とは異なる値動きをする資産を意図的に保有しているのです。
また、現金を一定程度保有し、相場の大きな下落時には下値で投資ができるよう待機させています。
倹者の流儀流・ビットコインや金を取り入れる意図
なぜ、値動きの激しいビットコインや、利息を生まない金(ゴールド)に投資をするのでしょうか。
その最大の理由は、法定通貨(日本円など)への不信感とインフレへの対策です。
中央銀行が紙幣を刷り続ければ、相対的に現金の価値は下落していきます。
その点、地球上の埋蔵量に限りがある金や、発行上限がプログラムで定められているビットコインは、現金の価値目減りに対する強力なヘッジ機能を持っています。
くらま氏は、ビットコインを「デジタルゴールド」と位置づけ、将来の通貨危機に対する保険として一部の資金を投じているのです。
ビットコインがデジタルゴールド呼ばれる理由
| 項目 | 法定通貨 | ビットコイン | 金(ゴールド) |
|---|---|---|---|
| 管理者 | 国や中央銀行 | 特定の管理者はいない | 特定の管理者はいない |
| 実体の有無 | あり (硬貨や紙幣) | なし (デジタルデータ) | あり (実物資産) |
| 発行量 | 発行上限なし (必要に応じて発行) | 2,100万枚の 上限がある | 埋蔵量に限りがある |
| 国際送金 | 銀行を通すため 時間がかかる | 個人間で直接 やり取りでき早い | 現物の移動は困難 |
| 地域性 | あり | なし | なし |
「倹者の流儀」式・生活費最適化と支出コントロール術
くらま氏が資産1億円という偉業を達成できたのは、投資の手法が優れていたからだけではありません。
むしろ、投資に回すための原資を最大化する生活費の最適化こそが、資産形成の真の原動力となっています。
ここでは、くらま氏が実践する支出コントロールの極意と、その裏に潜む注意点について解説します。
倹者の流儀・くらま氏の投資法を支える固定費削減
資産形成の第一歩としてくらま氏が重視しているのが、毎月必ず発生する「固定費」の削減です。
家賃、保険料、通信費、車の維持費といった固定費は、一度見直してしまえば、その後は何の努力もせずに節約効果が持続します。
くらま氏は、下図のように手取り24万円で家賃5,000円を可能にする職場を自ら探し出して実行しています。
この固定費の軽さが、月々の投資資金を生み出しているのです。

ただし、過剰な固定費削減は、生活の利便性や安全性を大きく損なう可能性があります。
例えば、保険料を節約するために自動車保険の車両保険を外したり、火災保険の補償内容を削りすぎたりすれば、万が一の事故や災害時に生活が完全に破綻してしまう恐れがあります。
自分にとって本当に必要な保障や機能は何なのかを見極めず、ただ金額だけを見て削ぎ落とすのは、節約ではなく単なる無謀な行為です。
支出の無駄を徹底的に削ぎ落とす倹約生活の極意
固定費だけでなく、日々の変動費に対する厳しさも「倹者の流儀」の真骨頂です。
コンビニエンスストアでの買い物は一切行わず、外食は極力控えて自炊を徹底する。
こうした日々の小さな無駄遣いを封じ込めることで、確実にお金を積み上げていきます。
くらま氏には、本当に価値を感じるもの以外には1円たりとも支払わないという強い意志が感じられます。
【まとめ】無理なコピーではなく自分に合ったスタイルを
ここまで、「倹者の流儀」くらま氏の投資手法や節約に対する哲学を詳しく見てきました。
徹底的な情報収集から「全世界株式(オルカン)」を選び、インフレリスクに備えて金やビットコインをポートフォリオに組み込む姿勢は、極めて論理的で理にかなっています。
家賃5000円というエピソードに代表される圧倒的な節約術も、資産形成を加速させる強力なエンジンとして機能していることは間違いありません。
しかし、正直なところ、くらま氏と全く同じレベルの節約とリスク管理を一般の人が完璧にコピーして再現するのは、ほぼ不可能です。
「倹者の流儀」から学ぶべきは、過度な節約テクニックではありません。
自分自身がどこまでなら我慢できるのか、自分にとって本当に必要なお金と無駄なお金を見極めることであり、
自分に最も合った持続可能な資産形成スタイルを見つけだすことなのです。



『倹者の流儀(X)』の口コミ
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