育児をしながら資産2億円を築いた女性投資家「ちょる子」氏。
SNSでは「育ママ投資家」「2億り人」として知られ、数々のメディアにも登場しています。
とはいえ、「子育てしながら2億円?」「なんだか怪しくない?」と疑う声も少なくありません。
一方で、「もし本当に堅実な投資で資産を築いたのなら、自分も真似してみたい」と思う人も多いでしょう。
この記事では、そんなちょる子氏の素顔(本名・年齢・マスクの理由)や、外資系企業勤務→独立の経歴、さらに「コバンザメ戦略」と呼ばれる株式投資法の中身をわかりやすく解説します。
加えて、ネットやSNS上に散見される「良い評判」と「気になる評判」も客観的に整理してみました。
投資界隈で注目を集めるちょる子氏が、果たして信頼できる情報源なのか、冷静に検証していきましょう。
ちょる子とは?「育ママ投資家」の異名を持つ人物像

ちょる子氏とは、育児をしながら株式投資で2億円超(最高2億6,000万円)の資産を築いた「育ママ投資家」です。
まずは、ちょる子氏のプロフィールや経歴などの人物像から確認していきましょう。
本名・年齢・プロフィールの基本情報
ちょる子氏はその輝かしい実績とは裏腹に、多くの個人情報を非公開にしています。
まさに「謎多き凄腕投資家」ですが、公開されている情報をもとにプロフィールをまとめました。
| ハンドルネーム | ちょる子 |
| 本名 | 非公開 |
| 年齢 | 非公開 (平成生まれ、30代前半と推定) |
| 職業 | PR・マーケティング・IR支援コンサルタント (兼業投資家) |
| 家族構成 | 夫、2人の娘 |
| 投資歴 | 2011年~ |
| 主な活動場所 | ・X (旧Twitter) ・note ・各種メディア (日興フロッギー、日経WOMAN、日経CNBCなど) |
| 資産規模 | 約2.4億円(2025年5月時点)、最大2.6億円 |
経歴まとめ:外資系企業→スタートアップ→独立
ちょる子氏のキャリアパスは、いわゆる「専業主婦トレーダー」とは一線を画す、筋金入りのビジネスパーソンです。
初期キャリアは外資系大手企業です。
新卒で入社し、セールス(営業)およびマーケティング業務に従事していました。
ここでビジネスの基礎と市場を見る目を養ったことが、後の投資活動にも生きているのかもしれません。
その後、スタートアップ企業へ転職します。
PR(パブリック・リレーションズ)部門の立ち上げを担当するという、なかなかのチャレンジ精神です。
2024年に独立し、現在はPR、マーケティング、そしてIR(インベスター・リレーションズ=投資家向け広報)支援を専門とするコンサルタントとして活動しています。
特徴は、ちょる子氏が「企業のIRを支援するプロ」であるという点です。
その投資パフォーマンスは、企業が市場(投資家)にどう見られるかを知り尽くしてるというのは間違いなく大きいでしょう。
顔を隠す理由とマスクの意味
ちょる子氏は、メディア出演やYouTubeに出演する際、常にマスクを着用し、素顔を一切公表していません。
実はこれ、単なる恥ずかしがり屋だからではありません。
PR・IRという仕事柄、クライアント企業との信頼関係を損ねないための匿名性なのです。
「投資家としての顔」と「職業人としての顔」をきっちり分離することで、利害関係やプライバシーリスクを防ぐのが狙いです。
また、家族の安全を守るという目的もあるでしょう。
とはいえ、SNSではマスク越しでも笑顔が伝わるような写真が増えており、親しみを感じさせる距離感の取り方は巧みです。
ちょる子の投資開始から資産2億円までの軌跡
今でこそ2億円を超える資産を持つちょる子氏ですが、その道筋は決して平坦ではありませんでした。
むしろ、ちょる子氏の投資キャリアは「幸運」と「地獄」の両極端を経験しながら進化してきました。

「オリエンタルランド」の240万円からがスタート
ちょる子氏の投資人生の始まりは2011年です。
「株主優待のため」と買った、240万円分のオリエンタルランド株です。
当時は投資にほとんど興味もなく、ほったらかし状態だったそうですが、7年ほどで、240万円→約2,000万円ほどに爆増します。

ちょる子氏は父親から、「株を買ったら絶対売るな。優待や配当が人生の楽しみになるから」と言われていたそうですが、流石にオリエンタルランド株は売ったと語っていました。
育児中の「デイトレード・スキャルピング」で資産1億円を達成
2018年、育児休暇に入ったことを機に、本格的な短期売買を開始します。

「授乳の合間にスマホでデイトレ」という伝説的なエピソードはここから生まれました。
オリエンタルランド株の売却資金を東京エレクトロン株へ一気に投下します。
この集中投資を皮切りに、短期スイングとスキャルピングで資産を急増させていきます。
そして2021年初頭には、ついに資産1億円を突破します。
まさに「片手に哺乳瓶、もう片手にスマホ」で成し遂げた快挙でした。
決算またぎで1日に2,400万円の損失を経験
ちょる子氏の投資人生は、ずっと順風満帆だったわけではありません。
2021年2月、AI Insideの決算またぎでわずか1日で2,400万円を失う大惨事を経験します。
自虐ネタにしてしまうほどの失敗ですが、この経験が後の転機となりました。
短期売買の危うさと、グロース株の予測不能さを痛感し、以降は安定・堅実へと舵を切ることになります。
2025年には約2.4億円に到達
決算またぎの大失敗を経てちょる子氏は戦略を刷新します。
以後は「大型株中心のスイングトレード」へシフトし、Fear & Greed Indexなどの指標を駆使して冷静に取引します。
その結果、2025年には資産が約2.4億円に到達します。
もはや、1,000万〜1,500万円程度の資産変動では一喜一憂しないメンタルを手に入れたようです。
ちょる子流・株式投資法とは?「コバンザメ戦略」の核心を解説
ちょる子氏の最新の投資手法は「コバンザメ戦略」です。
これは、育児と本業で忙しいちょる子氏が、リスクを管理しつつ利益を狙うための論理的な戦術となります。
機関投資家に追随する手法が「コバンザメ戦略」
ちょる子氏の戦略の根幹は、「時価総額1兆円以上」という厳格なルールです。
ちょる子氏はこれを「コバンザメ手法」と表現しています。
この比喩でいう「サメ」とは、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)や海外投資家といった、市場を動かす巨大な資金力を持つ機関投資家のことです。
ちょる子氏の狙いは、サメたちが主戦場とする「流動性の高い大型株」に追随(コバンザメ)することです。
なぜなら、大型株は以下のようなメリットがあるからです。

- 回復しやすい:市場全体につられて下がっても、元の水準に戻りやすい
- 予測しやすい:ネットやSNSによるゴシップより、指数や為替などマクロ要因で動くため読みやすい
- 変な動きが少ない:個人投資家が主体ではないため、「見せ板」などのリスクが少ない
この戦略は「長期順張り、短期逆張り」という言葉に集約されます。
まず、AIや防衛、金融といった構造的な上昇トレンド(長期順張り)にあるテーマを特定します。
その後、売られすぎたタイミングで買う(短期逆張り)という手法です。
市場全体がパニックになったときが買うタイミング
では、その「売られすぎ」のタイミングをどう判断するのでしょうか?
ちょる子氏は、市場の「恐怖」を測るテクニカル指標を駆使します。
- Fear & Greed Index(米国市場):「20」を下回り、市場が極度の恐怖(Fear)に包まれると、買い場が近いと判断
- 日経ボラティリティ・インデックス(日本市場):「28」を超えるような急騰を見せると、「異常事態=パニックのシグナル」と捉える
- RCI(順位相関指数):長期線と短期線の両方が「マイナス90」以下に沈んだ状態を、明確な買いシグナル(売られすぎ)とみなす
市場全体が恐怖に慄いているときにこそ、冷静にこれらの指標を確認し、割安に放置された優良大型株を(時にはレバレッジをかけて)買い向かうのです。
X(旧Twitter)に、ちょる子氏の投資手法をまとめてくれている方がいましたので、共有しておきますね。
ちょる子の長期保有&短期売買ポートフォリオ
ちょる子氏のポートフォリオは「二刀流」です。
高配当株・株主優待銘柄を長期保有銘柄から、半導体・防衛・金融などテーマ性の高い大型株の短期回転用の銘柄まで幅広く保有しています。


「地味な資産形成」と「大胆なトレード」を両立させる構成で、安定と刺激のバランスを取っています。
最近ではAI・電力・円安関連などのセクターを注視しており、相場全体の流れに合わせて柔軟に入れ替えを行っているようです。
ちょる子の口コミ・評判を調査
2億円も稼いでいれば、当然「怪しい」「嘘だ」という声もありそうですが、実際のところはどうなのでしょうか?
SNSなどでのちょる子氏に対する評判を調査しました。
ポジティブな評判・口コミ
SNSやネット上での評判は総じて非常に高いです。
SNS上の「ちょる子銘柄」が本当に上昇しているケースも多く、実力の裏付けとして信頼を集めています。
育ママ投資家ということで、「育児しながらこれだけ結果を出すのはすごい」「自分も頑張ろうと思える」と、主婦層からの支持も多いようです。
ネガティブな評判・口コミ
輝かしい実績を持つインフルエンサーにはアンチがつきものですが、ちょる子氏に関しては、意外なことに悪評はほとんど見当たりません。
ただし、「怪しい」というよりは「懐疑的」な声や、手法に関する注意喚起は存在します。
ちょる子氏は信用取引を多用します。
本人もYouTubeなどで赤裸々に公開していますが、失敗したときはかなり損失を出しているようです。
信用取引を活用する短期売買はリスクが高く、初心者が完全コピーすると痛い目を見るかもしれません。
【まとめ】ちょる子の投資手法は再現性があるのか?
結論から言えば、
「ちょる子氏の投資手法の根幹部分は再現性が十分あるが、完全な模倣はリスクが高い」
といえます。
ちょる子氏の戦略の核は、「時価総額1兆円以上」の大型優良株を対象とした「スイングトレード」です。
これは、個別企業の情報を追いかけるよりも、マクロ経済や市場全体のムードを読むことが重要なため、日中相場に張り付けない兼業投資家や主婦(主夫)にも適しています。
市場全体の恐怖指標を見て、優良株の「売られすぎ」を待つという戦略は、非常に合理的で真似しやすい部分です。
ただし、ちょる子氏が資産を急増させた背景には、初期の集中投資や信用取引の活用があります。
これらは高いリターンを生む可能性がある一方、一度の失敗で資産の多くを失うリスクも伴います。
ちょる子氏の「コバンザメ戦略」の哲学は大いに参考にしつつ、レバレッジや集中投資の度合いは、自分自身の資金力とリスク許容度に合わせて調整することが賢明でしょう。



『ちょる子(note)』の口コミ
口コミ一覧