「勝率80%以上」「株価2倍」など、魅力的なフレーズを謳うのがAI投資ツール『IF(イフ)』です。
「投資の勉強って難しい」「チャートを見る時間なんてない」「感情に振り回されて損ばかり」――。
そう思っている投資家にとって、AIが勝てる銘柄を自動で選び出すという魔法のようなツールですので、気になっている方も多いでしょう。
しかし、『IF』のキャッチコピーである「勝率80%以上」や「株価2倍」というのは本当なのでしょうか?
その高い勝率の裏に、語られていないリスクや落とし穴はないのでしょうか?
本記事では、AI投資ツール『IF』の仕組み・評判・リスクを、裏側まで徹底的に掘り下げます。
この記事を最後まで読むと、「自分が『IF』を利用したほうがよいかどうか?」を判断できるようになりますよ。
AI投資ツール「IF(イフ)」とは?サービスの基本的な仕組み

まずは『IF(イフ)』がどんなツールなのか、その正体を見ていきましょう。
AIによる自動売買ツールなのか、それとも従来の投資アドバイスとは違うのか。
『IF』のサービスの基本的な仕組みと、既存の投資サービスとの決定的な違いを解説します。
AIが銘柄を自動抽出!感情に左右されない取引ができる
『IF』はAI(人工知能)による株式投資支援ツールです。
SNSやニュース、株価データといった膨大な情報をAIが解析し、「今マーケットで注目されているテーマ」と、それに関連する銘柄をリストアップしてくれます。
人間のアナリストが自身の経験や分析で銘柄を選ぶのではなく、AIがSNSやニュース、株価データなど膨大な情報を解析し、有望株を自動抽出してくれるのが特徴です。

ただし誤解してはいけないのは、『IF』は「自動売買ツール」ではないということです。
AIが銘柄を「選んで教えてくれる」だけで、実際の売買は自分で行う必要があります。
つまり、AIが「サポート役」であり、あなたの代わりに銘柄売買のボタンを押してくれるわけではありません。
感情を排した冷静な判断をサポートする「頭脳補助ツール」と考えるとイメージしやすいかもしれません。
ロボアドや従来の投資助言サービスとの違い
『IF』とロボアド(ロボアドバイザー)、投資助言サービスとの違いを比較してみましょう。
| IF(イフ) | ロボアドバイザー | 従来の投資助言サービス | |
| 主な目的 | 有望な「個別株」の銘柄抽出・提案 | 資産運用(ポートフォリオ)の自動構築・運用 | 有望銘柄の推奨・助言 |
| 分析者 | AI (データ解析) | AI (自動運用) | 人間 (アナリスト) |
| 投資対象 | 国内の個別株式 | 投資信託、ETF(国内外) | 個別株式、FXなど様々 |
| 最終判断 | ユーザー自身 | 基本的にお任せ | ユーザー自身 |
| 料金形態 | 買い切り型 (永久ライセンス) | 月額 (預かり資産の●%など) | 月額、年額、成功報酬など |
『IF』は、従来の投資サービスとは立ち位置が異なります。
人(アナリスト)が銘柄を選ぶ従来の投資助言サービスとは違い、AIがデータに基づいて抽出する点が最大の特徴です。
また、資産運用そのものを丸ごと自動でお任せする「ロボアド」とも異なります。
ロボアドが投資信託やETF(上場投資信託)などを用いた「長期・分散」投資がメインなのに対し、『IF』は短期的な値上がり益を狙うための「個別株」の選定をサポートするツール、という位置づけです。
もし運用をお任せしたいならロボアド、アナリストに銘柄選びを相談したいなら投資助言サービスが向いているといえます。
「IF」の評判・口コミまとめ【良い点・悪い点】
では、実際に『IF(イフ)』を利用した人たちの「生の声=評判」はどうなっているのでしょうか?
ここでは、ネット上で見つけた『IF』に関するポジティブな口コミとネガティブな口コミ(あるいは懸念点)を公平に集めてみました。
ポジティブな口コミ(効率的・時短・使いやすい)
レビューサイトには、以下のような好意的な声が寄せられています。





多くのユーザーが「時短」「効率」「使いやすさ」を評価しており、とくに「銘柄選びに時間がかからない」という点が好評です。
とくに、「簡単に使えて有望な銘柄の情報が手に入る」という部分は高く評価されています。
実際に利益が出ている方も多いようです。
買い切り型のため、何度使っても追加料金がかからない安心感も支持されています。
ネガティブな口コミ(高額料金・判断力の成長阻害)
意外なことに、『IF』のサービスそのものを使った人からの「損した」「詐欺だ」といった直接的な悪い口コミは、調査した限りではあまり見つかりませんでした。
ただし、懸念点として「料金が高額だ」という声や、「ツール任せになるため、自分自身の投資判断力が成長しないのではないか」といった指摘は存在します。
高額な料金は初期投資のハードルを上げ、もし期待通りの成果が得られなかった場合の経済的負担は大きいです。
また、AIに依存しすぎると、市場の変動や予期せぬ事態への対応力が養われず、長期的な投資家としての成長が阻害される可能性も考慮すべきでしょう。
「IF」のAI投資の魅力とメリット
「勝率80%」という数字に惹かれる一方、半信半疑の方も多いはずです。
ここでは、『IF(イフ)』が投資家に提供するとされる具体的な魅力・メリットを、「実績」「効率」「導入のハードル(無料体験)」という3つの側面に分けて整理します。
メリット1:勝率80%超の高い実績(?)
公式サイトでは、過去のバックテスト(検証データ)で勝率80%超を記録したとされています。
実際に短期で株価2倍になった銘柄が紹介されており、見た目上の実績は華々しいものです。

ただし、これらはあくまで運営会社側による自己申告のデータです。
第三者機関による検証などは行われていません。
「勝率80%超」という数字は夢がありますが、過度に信じるのは危険です。
メリット2:投資効率の良さ
AIが膨大な情報収集と分析を肩代わりしてくれるため、投資家は「AIが選んだ理由(根拠)」や関連テーマを比較検討するだけで済みます。
自分で何時間もニュースや決算を読み込む手間は不要です。
銘柄探しやテーマ分析をAIが代行してくれるため、利用者は通知を見るだけで有望株を把握できるシンプルさ。
「どの株を買えばよいかわからない」という初心者や、「情報収集に時間を割けない」多忙な会社員にとって、強力な時短ツールとなります。
まさに「楽をして稼ぎたい」というニーズに応えるかたちとなっています。
メリット3:無料体験版あり
高額なサービスをいきなり買うのは勇気がいりますが、『IF』には無料体験期間が用意されています。
公式サイトからメールアドレスなどを登録すれば、完全無料でサービスの主要機能を試すことが可能です。
体験版でもAIが抽出した「注目テーマ株リスト」の閲覧機能などが使えるため、サービスの使い勝手や精度を(ある程度)リスクなく試せるのは大きなメリットです。
「IF」のAI投資の注意点とデメリット
『IF(イフ)』の魅力的なメリットの裏に隠された、重大な注意点・デメリットを見ていきましょう。
輝かしい実績アピールの影で、運営会社の実態やAIのロジック、そして料金体系には看過できないポイントが潜んでいます。
デメリット1:AI技術やロジックがブラックボックス
『IF』の最大の問題は、「中身が見えない」ことです。
『IF』のAIがどのようなアルゴリズムで、なぜ高い勝率を出せるのか、その技術的な詳細は公式サイトでは一切説明されていません。
前述しましたが、「勝率80%」や「株価2倍」といった華々しい実績は、すべて運営会社側(合同会社チェンジ)の自己申告です。
それが第三者機関によって監査・検証された客観的なデータであるという証拠は、どこにもありません。
さらに、登記情報によれば、運営元である「合同会社チェンジ」が設立されたのは2025年1月27日です。
AI投資の信頼性の担保となる、長期間にわたる運用実績(トラックレコード)を、この法人が保有することは物理的に不可能です。
デメリット2:料金が高額と報告あり
公式サイトには、『IF』の有料版の料金が明記されていません(2025年11月時点)。
しかし、WEB情報では数十万円に達するとの情報があります。
個人向けの投資ソフトウェアツールとしては、相当な価格設定といえるでしょう。
高額であるほど「すごいAIに違いない」と思いたくなるのが人間の心理ですが、価格と性能は必ずしも比例しません。
投資サービスの利用を検討する際には、冷静な見極めが必要です。
デメリット3:返品・返金が不可
『IF』は月額制ではなく、一度支払えば永久に使える「買い切り型(永久ライセンス)」のサービスです。
これは一見お得に聞こえますが、裏を返せば「一度ライセンスを発行した後の返品・返金には一切応じていない」ということを意味します。
もし「買ったけど思っていたのと違う」と思っても時すでに遅し。
公式サイトに明記されている以上、基本的には泣き寝入りするしかありません。
デジタルコンテンツの性質上、仕方ない面はありますが、「AIがブラックボックス」で「価格が超高額」という点を踏まえると、購入者は極めて大きなリスクを一方的に負うことになります。
【まとめ】投資AIツール「IF(イフ)」がおすすめなのはどんな人?
『IF(イフ)』は万能ではありませんが、下記のような人には向いています。
- 情報収集や銘柄選定に時間を割けない多忙な人
- どの株を買えばよいかわからなくて、銘柄選定に迷いがある投資初心者
- 自分の感情(裁量)ではなく、AIが出したとされるデータ分析や根拠を参考にしたい人
とくに情報収集や銘柄選びの時間を短縮して投資効率を上げたい人や、自身の投資判断のサポートとして利用したい人には適しているといえそうです。
ちなみに、『IF』と一見似ている投資ツールですが、『マーケットナビ』はAIによる注目銘柄の自動選定や売買タイミングのサポートのほか、実績十分な専門家から意見をもらえるなど、各方面からの評価が高いです。
本サイトの編集部員も『マーケットナビ』で300万円の利益を獲得できたので、興味がある方は下記の検証記事をご覧ください。



『IF -イフ-』の口コミ
口コミ一覧