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GMOクリック証券の基本情報と取扱商品、良い評判と悪い評判について解説します。
利用者の視点でメリット・デメリットと注意点を案内するため、GMOクリック証券の活用方法や、GMOクリック証券の利用が向いている人の特徴がわかるようになりますよ。
GMOクリック証券の基本情報
GMOクリック証券は、GMOフィナンシャルホールディングス傘下のネット証券で、ITの活用によって低コストな金融サービスを提供しています。
ここでは会社概要から運営会社の安定性、2025年に発生した「証券口座乗っ取り被害」の対応まで、GMOクリック証券の基本情報を解説します。
GMOクリック証券の会社概要
GMOクリック証券は、インターネット事業に強いGMOグループのネット証券です。
リーズナブルなコスト体系と自社開発ツールの使いやすさによって、FX(外国為替証拠金取引)やCFD(差金決済取引)などのデリバティブ取引で顧客基盤を拡大してきました。
会社名 | GMOクリック証券株式会社 (旧社名:GMOインターネット証券株式会社) |
設立 | 2005年 |
本店所在地 | 東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス |
代表者 | 代表取締役社長 高島秀行 |
金融商品取引業者 | 第一種金融商品取引業 第二種金融商品取引業 商品先物取引業 |
親会社 | GMOフィナンシャルホールディングス |
証券口座開設数 | 証券取引口座数:54万7,205口座 店頭FX口座数:86万713口座 取引所FX口座数:75万9,167口座 (2025年8月時点) |
口座開設数を見てもわかるように、GMOクリック証券の主力事業はFXです。
店頭FXの取引高は2021年に全世界1位となり、ギネス世界記録にも認定されました。
一方で、GMOクリック証券のミッションは「世界中のあらゆる金融商品を取引できる環境を提供すること」です。
近年は株式や投資信託など他の金融商品の取り扱いも増え、2025年9月には、日本株の取引手数料を完全に無料化しました。
これにより、GMOクリック証券はFX・株式ともに業界最低水準の手数料体系を実現しており、今後ますます利便性が高まると予想されます。
運営会社「GMOフィナンシャルホールディングス」の安定性
GMOクリック証券の親会社は、GMOグループの金融持株会社「GMOフィナンシャルホールディングス」です。
同社はFXや現物株式、暗合資産、NFT(非代替性トークン)など多角化した事業ポートフォリオを構築し、創業以来安定して売上高を伸ばしてきました。
その業績を下支えしているのが、GMOクリック証券のFX事業です。
2025年12月期の中間決算では、営業利益・最終利益ともに上半期として過去最高を更新しています(※)。
海外事業の伸び悩みなど一部課題は見られるものの、収益力は依然として高く、企業全体としての安定性は堅調といえるでしょう。
※出所:GMOフィナンシャルホールディングス「2025年12月期 第2四半期(中間期) 決算短信〔日本基準〕(連結)」
ネット証券初!証券口座乗っ取り被害を全額補償
2025年に多発した「証券口座の乗っ取り被害」に対し、GMOクリック証券はネット証券で初めて全額補償を発表しました。
証券口座の乗っ取り被害とは、巧妙な偽サイト経由でユーザーのパスワードを不正に取得した犯罪グループが、証券口座を乗っ取るかたちで株の売買を行った犯罪の被害です。
2025年の4~5月にかけて多数の証券会社で被害が発生し、2025年1~8月末までの被害総額は6,770億円(※)に上ると発表されています。
※出所:金融庁「インターネット取引サービスへの不正アクセス・不正取引の発生状況」
本来、不正アクセスによる被害は証券会社の約款で補償対象外となるため、各社に被害を補てんする義務はありません。
しかし、業界全体に及ぶ被害の重さを鑑みて、多くの証券会社が特例的に一定額を補償すると発表したのです。
その中でもGMOクリック証券はネット証券初の「全額補償」に踏み切り、多くのユーザーから対応を称賛されています。
【各社の対応】
- 大手対面証券(野村・大和・SMBC日興):原状回復による全額補償
- 主要ネット証券(SBI・楽天・松井):2分の1を金銭で補償
- GMOクリック証券:原状回復による全額補償
■GMOフィナンシャルホールディングスの発表

出所:GMOフィナンシャルホールディングス「2025年12月期Q2決算説明会」
GMOクリック証券の取扱商品・サービス
GMOクリック証券の主要な取扱商品・サービスを紹介します。
FX(店頭FX・取引所FX):業界をリードする主力商品
FX(外国為替証拠金取引)はGMOクリック証券の看板商品で、下記2つのサービスがあります。
取扱商品 | 特徴 |
店頭FX(FXネオ) | ・証券会社と直接取引するFX ・スプレッドが狭く、取引コストを低く抑えられる |
取引所FX(くりっく365) | ・公的な取引所を通じた市場取引によるFX ・取引通貨は30通貨ペアで、多彩な取引が可能 |
初めてFXを行う場合は、デモ取引がある店頭FXがおすすめです。
株・投資信託:取引手数料完全無料・NISAにも対応
株式や投資信託の取り扱いもあり、いずれもNISA口座に対応しています。
取扱商品 | 特徴 |
上場株式 | 日本の上場株式の現物・信用取引が可能 ※米国株・単元未満株の扱いはなし |
投資信託 | 日本の投資信託の スポット・積立購入が可能 |
2025年9月1日の約定分より、すべての上場株式(現物・信用取引)・投資信託の取引手数料が無料化されました。
これにより、特定口座であっても手数料を気にせず、アクティブな売買が可能です。
CFD:取引高は国内トップシェア
GMOクリック証券はCFD銘柄の扱いも豊富です。
店頭CFDの取引高は国内トップシェアを誇り、FXに次ぐGMOクリック証券の看板商品となっています。
取扱商品 | 特徴 |
店頭CFD | ・証券会社と直接取引 ・個別株、株価指数、商品(原油や金など)、 バラエティCFD(米国VIなど)に投資できる |
取引所CFD(くりっく株365) | ・公的な取引所を通じた市場取引 ・2025年5月に取引を開始 |
CFDとは「差金決済取引」のことで、実物資産を持たず、投資対象の値動きだけでやり取りするデリバティブ取引です。
FXもこのCFDの一種で、「為替差益に特化したCFD」といえます。
バイナリーオプション:少額で始めやすいオプション取引
バイナリーオプションも人気商品の1つです。
取扱商品 | 特徴 |
バイナリーオプション (外為オプション) | 5種類の通貨ペアを投資対象とする |
株価指数バイナリーオプション | 日経平均225、米国30のいずれかの 株価指数を投資対象とする |
バイナリーオプションとは、将来のある時点において、投資対象(原資産)の価格が、ある価格よりも「上がる」か「下がる」かを予測するオプション取引です。
「外為オプション」は米ドル/円など通貨ペアの値動きを、「株価指数バイナリーオプション」は日経平均225など株価指数の値動きを予測します。
GMOクリック証券の良い評判とメリット
GMOクリック証券の良い評判をもとに、GMOクリック証券を利用するメリットを解説しましょう。
FXのスプレッドが狭い&スワップポイントが高い
FXでは、実質的なコストである「スプレッド」の狭さと、収益性に関わる「スワップポイント」の高さが重視されます。
GMOクリック証券の店頭FXはスプレッドが狭く、スワップポイントも高水準です。
取扱商品 | 手数料(税込) |
店頭FX (FXネオ) | ・取引手数料:無料 ・スプレッド:原則固定 ∟米ドル/円で0.2銭 ・スワップポイント:変動 ∟米ドル/円で買いスワップ161円~ |
取引所FX (くりっく365) | ・取引手数料:無料 ・スプレッド:マーケットメイク方式 ・スワップポイント:変動 |
実際に使用しているFXユーザーから見た評価ポイントとして、「コストと収益性のバランス」を挙げる声が多くありました。
株式の現物取引手数料が完全無料
GMOクリック証券ではNISA口座・特定口座ともに、株式の現物・取引手数料が「完全無料」となっています。
他の証券会社と異なり、約定金額や取引回数に制限はなく、1日に何度でも、いくら取引しても手数料がかかることはありません。
取扱商品 | 手数料(税込) |
日本株 | ・現物取引手数料:無料 (約定金額の制限なし) ※電話注文除く |
複雑な条件がなく手数料が完全無料のため、トレード回数が多い投資家に高く評価されています。
信用取引の金利・貸株料が低い
信用取引にかかる金利・貸株料も低めに設定されており、業界最安水準です。
取扱商品 | 手数料(税込) |
日本株 | ・信用取引手数料:無料 (約定金額の制限なし) ・買方金利(制度信用):年2.75% ・買方金利(一般信用):年2.00% ・貸株料(制度信用):年1.10% ・貸株料(一般信用・無期限):年0.80% |
上記の金利や貸株料はSBI証券や楽天証券と比較しても遜色なく、一般信用においてはGMOクリック証券のほうが低金利かつ低貸株料です。
CFD銘柄が豊富で取引高は国内ナンバー1
GMOクリック証券はCFD銘柄が150銘柄以上あり、店頭CFDの取引高は国内トップのシェアを誇ります。
■店頭CFDの取扱銘柄
- 株価指数先物:日経平均225など
- 商品:金、原油など
- ETF・バラエティ:米国VI、VIX指数先物など
- 米国株:NVIDIA、テスラなど
■取引所CFD(くりっく株365)の取扱銘柄
- 株価指数先物:日経平均225など
- 商品ETF:金、原油ETFなど
また、GMOクリック証券は最小取引数量が0.1枚からの「ミニCFD」に対応しています。
ミニCFDであれば数百円程度の証拠金で始められるため、少額で手軽にレバレッジのある取引に挑戦したい方にも適しています。
自社開発のツール・アプリが多く使いやすい
GMOクリック証券では創業以来、取引システムの企画から開発、保守、運用までを一貫して自社で行っています。
技術力を活かして開発されたツールやアプリは使いやすく、ユーザーからも高評価を得ています。
■代表的なツール・アプリ
- 「GMOクリック FXneo」:Google Play★4.1 / App Store★4.3
- 「GMOクリック 株」:Google Play★4.2 / App Store★4.4
- 「GMOクリック CFD」:Google Play★4.1 / App Store★4.5
- 「はっちゅう君FX」:WindowsPC用の高機能FXツール
PCにダウンロードして使う「はっちゅう君FX」では、1クリックによる即時注文や通貨ペアごとの注文パターン設定など、自由度の高い注文が可能です。
いずれも直感的な操作で扱えるため、初心者でも安心して利用できるでしょう。
GMOクリック証券の悪い評判とデメリット
一方で、GMOクリック証券では残念な評判もあります。
悪い評判をもとに、GMOクリック証券のデメリットを解説していきましょう。
特定の商品(FXやCFD)に偏りがある
GMOクリック証券はデリバティブ取引に強みがあるため、商品に偏りがある点は否めません。
米国株の取り扱いはなく、投資信託や債券の取り扱いも少ないため、有価証券類のラインアップが物足りないと思う人は多いでしょう。
株式取引手数料の無料化を機に、今後は有価証券類の商品拡充に期待したいところです。
投資信託の取扱本数が少ない
GMOクリック証券の投資信託取扱本数は、2025年9月末時点で132本です。
SBI証券(2,638本)、楽天証券(約2,617本)など主要ネット証券の取扱本数と比べると、圧倒的に少ないといわざるを得ません。
実際にGMOクリック証券のファンド一覧を見てみると、人気の「eMAXIS slimシリーズ」や「のむラップ」シリーズなどはある一方で、アクティブファンドの選択肢が限定的です。
アクティブファンドを含めた幅広いファンドに投資したい人は、他のネット証券も検討する必要があるでしょう。
単元未満株の買付ができない
SBI証券や楽天証券など、主要なネット証券では日本株を「1株単位」で購入できます。
しかし、GMOクリック証券ではこうした「単元未満株」の買付ができず、日本株は原則100株単位でしか購入できません。
とはいえ、株価が高額だと、1銘柄持つのに数十万~数百万円もの資金が必要になることもあります。
少額で株式投資を始めたい人にとっては、単元未満株の買付ができないのは大きなマイナスポイントです。
IPOの取扱数が少ない
GMOクリック証券はIPO(新規公開株)の取り扱いが少なく、近年の取扱実績は「ほぼゼロ」となっています。
■過去のIPO取扱実績
- 2025年:1件(GMOコマース株式会社)
- 2021~2024年:0件
- 2020年:1件(GMOフィナンシャルゲート株式会社)
直近の実績は上記のとおりで、GMOグループ以外では積極的な取り扱いがありません。
IPO投資に力を入れたい人は、SBI証券や松井証券など、IPOに力を入れている証券会社を利用するようにしましょう。
FXで1通貨単位の取引ができない
一部のFX会社では「1取引単位=1通貨」の超少額取引が可能ですが、GMOクリック証券では対応していません。
多くのFX会社同様、GMOクリック証券の最小取引単位は1,000通貨(一部の通貨ペアで1万通貨)です。
1,000通貨だと必要な証拠金額は数万~10万円程度で、現状でも十分少額でトレード可能です。
しかし、FXの初心者で投資額をさらに引き下げたい場合には、1通貨単位で取引できない点を不満に思うかもしれません。
口コミでわかる「GMOクリック証券が向いている人」の特徴
これまでの評価や口コミをふまえると、GMOクリック証券が向いているのは下記のような特徴を持つ人です。
FX・CFDの取引を積極的に行う人
GMOクリック証券はFXやCFDの取扱実績に定評があるため、FXやCFDのトレードを積極的に行う人におすすめです。
実際に口コミを見ると、「10年以上取引があるが問題点はない」という古参ユーザーの声もあり、時間をかけて投資家と信頼関係を構築してきた歴史がうかがえます。
GMOクリック証券では業界最低水準のコスト体系、さまざまな取扱銘柄に加えて、日々のトレードに欠かせない高性能なツール・アプリがそろっています。
よって、初心者から上級者まで安心して活用できるのではないでしょうか。
株のデイトレ・一日信用取引の頻度が高い人
株式の現物・信用取引手数料の無料化により、短期売買を繰り返すアクティブトレーダーにもおすすめです。
口コミでも、「1日に何度も売買するため、制限なしで何度でも取引できるのは助かる」というデイトレーダーの声がありました。
また、株式の信用取引は完全無料ではないものの、手数料体系は業界最安水準です。
1日に何度も同じ銘柄の売買を繰り返す「一日信用デイトレーダー」にとって、GMOクリック証券の投資環境は適しています。
GMOクリック証券を利用する際の注意点
GMOクリック証券を利用する際は、下記のポイントに注意が必要です。
取引ごとにアプリが必要
FX・CFD・株式・バイナリーオプションなど、取引ごとに利用アプリが異なります。
複数の商品に投資する際は各アプリをインストールして別々に開く必要があるため、管理を集約できない点に不便さを感じるかもしれません。
手数料無料にならない場合がある
ネットでの株式取引手数料は完全無料ですが、電話注文による売買は有料です。
また、株式の信用取引では、金利と貸株料が別途発生します。
「取引手数料無料」となっていても別のコストがかかることがあるため、手数料体系はよく確認しておきましょう。
定期メンテナンス・システム障害の対応
ネット証券である以上、システム障害や定期メンテナンスによる一時的な取引停止を完全に防ぐことはできません。
定期メンテナンスの実施情報はあらかじめサイトで確認しておき、万が一のシステム障害に備えて別の証券口座も持っておくなど、個人でできる対策を講じておきましょう。
●定期メンテナンスの実施情報はこちら
●システム障害対応方針はこちら
【まとめ】GMOクリック証券はFX・CFD・株のデイトレにおすすめ
GMOクリック証券は業界最安水準のコスト体系で、FX・CFD・株の短期売買をよく行う人におすすめのネット証券です。
高性能なアプリやツールはすべて自社開発で、ユーザーに寄り添った「わかりやすさ」と「使いやすさ」が大きな魅力です。
一方で、現時点の取扱商品はFXやCFDなどに偏っており、有価証券類の選択肢は限られています。
投資信託での長期・分散投資や米国株投資もしたい人は、SBI証券や楽天証券などとの併用がおすすめです。
アクティブな短期売買はGMOクリック証券で、中長期の資産形成はSBI証券や楽天証券で、というかたちで使い分ければ、それぞれの強みを活かした投資環境を構築できるでしょう。
『GMOクリック証券 公式サイト』の口コミ
口コミ一覧