資産8億円超の投資家「かんち」とは?高配当株の選び方から評判まで徹底調査

資産8億円超の投資家「かんち」とは?高配当株の選び方から評判まで徹底調査

「どうすれば8億円もの資産を築き、年間2,000万円以上の配当金を生み出せるのか?」

資産8億円超の投資家「かんち」氏のような配当長者になりたいと憧れ、その投資手法や高配当株の選び方、保有株が知りたい方は多いでしょう。

かんち流投資術は「シンプルなのに再現性が高い」のが最大の強みです。

配当株を「貯金」感覚で積み上げ、売らずに持ち続ける。

たったそれだけで驚異的な資産形成を実現しました。

この記事を最後まで読めば、あなたもかんち氏の投資哲学のエッセンスを学び、自分の資産形成に活かす具体的な第一歩を踏み出せるはずです。

では、給与だけに頼らない「自分年金」づくりのヒントを手に入れにいきましょう。

資産8億円超の投資家「かんち」とは何者?

出典:X

まず、かんち氏の経歴や投資哲学、活動など、その素顔に迫っていきましょう。

消防士から投資家へ【経歴とプロフィール】

かんち氏のプロフィールで最も驚かされるのは、その前職が「消防士」であることでしょう。

金融エリートや起業家ではなく、働く地方公務員だったのです。

氏名かんち(本名非公開)
生年1961年(三重県生まれ)
投資歴22歳で株式投資を開始
経歴・地方公務員(消防士)として勤務
・49歳で早期退職(FIRE)を達成

株式投資を開始したのは22歳のとき。

祖母と父も投資家という「投資一家」の血を継ぎ、若い頃から「現金より株」という価値観を自然に身につけていたかんち氏。

消防士として働く傍らコツコツと資産を積み上げていきました。

当時は給料も高くなく、入金するのにいろいろと苦労したそうです。

そして、49歳で資産2億円を突破したタイミングで早期退職、いわゆる「FIRE」を実現します。

また、FIRE達成後の約13年間で資産を2億円から8億円へと4倍に増やしているという事実も、かんち氏の投資手法が本物であることを証明しています。

出典:トウシル

年間配当2,000万円という驚異的な実績

かんち氏を語る上で欠かせないのが、「年間配当2,000万円」という圧倒的な数字です。

これは、月収に換算すると約166万円。

多くのサラリーマンの年収を、わずか3ヶ月足らずで稼ぎ出してしまう計算になります。

しかも、これは労働収入ではなく、株を「保有しているだけ」でチャリンチャリンと懐に入ってくる不労所得。

まさに、多くの人が夢見る「配当金生活」の究極体といえるでしょう。

この経済的基盤があるからこそ、日々の株価の動きに一喜一憂することなく、心穏やかな投資ライフの実現ができるのです。

「貯株」を軸にした投資哲学

かんち流の代名詞が 「貯株(ちょかぶ)」 です。

株を短期的に売買するのではなく、「果実(配当金)を生む木」としてコツコツ買い増し、ほとんど売らずに保有し続けます。

この哲学は、いくつかの具体的な行動指針に集約されます。

  • 買ったら売らない:一度手に入れた「金の卵を産むガチョウ」は手放さず、徹底した長期保有。株価変動に振り回されない「ほったらかし投資」が実現
  • 常時フルポジション:資産のほぼ全てを株式に投じ、現金を眠らせない。市場成長への強い信念と、機会損失を嫌う姿勢の象徴
  • 配当金再投資:配当金は余すことなく再投資し、複利で資産を雪だるま式に拡大。FIRE後に資産を4倍に押し上げた原動力

つまり、かんち氏にとっては「株こそが貯金」なんですね。

X(旧Twitter)とブログで情報発信

かんち氏は、自身の投資哲学や日々の相場観を、SNSやブログを通じて積極的に発信しています。

Xではタイムリーな市況分析や投資に関する気づきをポストしています。

ブログではより詳細な投資戦略や、生活を豊かにする株主優待の活用術などを公開しています。

出典:Amebaブログ

かんち氏の投資に興味があるなら、Xとブログが一番気軽に触れやすいメディアですので、フォローしてみてはいかがでしょうか。

出版した株本はAmazonでベストセラー

かんち氏の著書『ほったらかしで年間2000万円入ってくる 超★高配当株 投資入門 「自分年金」を増やす最強の5ステップ』。

出典:Amazon

発売後またたく間にAmazonでベストセラーとなりました。

2025年9月時点でも8万部突破と絶好調です。

タイトルどおり高配当投資の入門書として、多くの個人投資家から「わかりやすい」「すぐに実践できる」と絶賛されています。

かんち流!年間配当2,000万円を生み出す高配当株の選び方5ステップ

では、資産8億円超を築いたかんち氏は、どのようにして投資すべき銘柄を選んでいるのでしょうか?

その方法は驚くほどシンプルで、明確なルールに基づいています。

ここでは、かんち氏が実践する高配当株の選び方を5つのステップで解説します。

ステップ1:配当利回り3.5%以上の銘柄を抽出

最初の関門は「配当利回り」です。

まずはスクリーニング機能を使い、配当利回り3.5%以上の銘柄をリストアップします。

これが、インカム(配当収入)を重視するかんち流の第一歩です。

ただし、これはあくまでも銘柄の機械的な足切りラインです。

かんち氏は、業績が右肩上がりで成長している企業であれば、利回りが3%台でも購入対象にするという柔軟な視点も持っています。

カチコチのルールブックではなく、企業の将来性も加味する。

このあたりのサジ加減が、長年の経験に裏打ちされた名人の技といえるでしょう。

ステップ2:事業内容を理解し、将来性を判断する

高利回りというだけで飛びつくのは、素人のやること。

中には、業績悪化による株価下落で「見かけ上」利回りが高くなっているだけの「利回りトラップ」銘柄も数多く潜んでいます。

そこでステップ2では、企業の質を見極めます。

具体的なチェック項目は以下のとおりです。

出典:トウシル

企業の業績がしっかりと成長しており、かつ、その利益を株主に還元する意思(増配)があるかを確認します。

そうすれば、見せかけの高利回りに騙されず、中身の伴った優良企業を選べるというわけですね。

これが配当投資に極めて重要なのです。

ステップ3:バリュエーション(PER・PBR)で割高を排除

いくら業績が良く、配当もたくさん出す優良企業でも、法外な値段で買ってしまっては意味がありません。

いわゆる「高値づかみ」ですね。

そこでステップ3では、株価が割安か割高かを判断する指標(バリュエーション)を使って、高値づかみのリスクを排除します。

かんち氏が用いる基準は非常に明確です。

  • PER10倍以上、PBR1倍以上は割高と判断
  • PER×PBRが15倍を超える銘柄は原則除外

上記の割安指標を使い安値で買えば、購入時の配当利回りを上げることができるのです。

株式投資は「株券」を購入する買い物といえます。

ならば、投資家もセール品を狙うお買い物上手な主婦の方のように、良い商品をいかに安く買うかという視点が大事ということでしょうね。

ステップ4:一時要因で上昇している銘柄を削除

世の中には、ブームや一過性のニュースによって、実力以上に株価が上昇している銘柄があります。

例えば、特定のテーマがメディアで取り上げられて人気化したり、短期的な好材料が出たりした場合です。

ステップ4では、こうした「一時的な要因」で上昇している銘柄を冷静に見極め、投資対象から除外します。

ステップ5:すべての条件をクリアした銘柄を購入&保有

さて、これら4つの厳しい関門をすべてクリアした、選りすぐりのエリート銘柄たち。

いよいよ最終ステップです。

やることは至ってシンプルです。

「購入し、長期的に保有する」

ただ、それだけです。

買いのタイミングについては、「待ち伏せ買い」という戦術が用いられます。

これは、市場全体がパニックに陥って暴落する局面を辛抱強く待ち、優良銘柄がバーゲンセールになったタイミングを狙って集中的に買い向かう手法です。

みんなが恐怖で我先にと逃げ出す火事場で、冷静にカートにお宝を放り込んでいく。

まさに火事場泥棒…いや、百戦錬磨の投資家ならではの逆張り戦略です。

そして一度購入したら、あとは「貯株」の哲学に沿ってひたすら保有。

配当金を受け取りながら、次の暴落という名のバーゲンセールを待つのです。

【公開】投資家かんちのポートフォリオと保有銘柄

かんち氏の投資手法、理論はわかりました。

では、「具体的にかんち氏はどんな株を持っているのか?」というのが、誰もが気になるところでしょう。

ここからは、かんち氏のポートフォリオの中身を、公開されている情報を基にこっそり覗いてみることにします。

保有銘柄数は600銘柄以上

まず驚くべきは、その保有銘柄数です。

なんと600銘柄以上!

これはもはや、個人というより小さな投資信託のレベルです。

これほど多くの銘柄に分散投資するのは、単にリスクを分散させるためだけではありません。

「1銘柄が下がっても他でカバーできる」という心理的な安定効果も狙っています。

これこそが、精神的な安定を保ち、「ほったらかし投資」を実践するための巧妙な心理的装置なのです。

ポートフォリオ構築の基本方針「高配当株50%・優待株30%・成長株20%」

600以上の銘柄は、やみくもに買われているわけではありません。

そこには、明確な戦略に基づいた資産配分が存在します。

それが、「高配当株50%・優待株30%・成長株20%」という黄金比率です。

  • 高配当株(50%):ポートフォリオの中核。年間2,000万円の配当金の大部分ここから生み出される
  • 株主優待株(30%):優待株は生活コストを下げるため、配当金と同等の価値を持つものとみなされている
  • 成長株(20%):キャピタルゲインによる資産価値の増大が目的

この「守り(高配当)」「生活(優待)」「攻め(成長)」の三位一体の布陣こそ、かんち流ポートフォリオの強さの秘密なのです。

過去のインタビューで判明した保有銘柄

過去のインタビューや著書で名前が挙がった、かんち氏が保有する銘柄の一部をご紹介します。

(※あくまで過去の情報であり、現在の保有を保証するものではありません。)

【高配当株の例】

  • 三菱商事
  • 山口フィナンシャルグループ
  • トーメンデバイス
  • 三井住友トラストグループ
  • 東ソー
  • 東海東京フィナンシャル・ホールディングス
  • MS&ADインシュアランスグループホールディングス

【優待株の例】

  • 極洋(高級缶詰など)
  • サンフロンティア不動産(ホテル割引券)
  • イオン、マックスバリュ(買い物での割引効果)

ちなみに、成長株の選定については、かんち氏ご本人は「見る目がない」と謙遜されています。

完璧超人に見えて、意外と弱点もある…?

この人間味あふれる謙虚さが、また多くの人を惹きつける魅力なのかもしれません。

保有株やその考え方については以下の動画が参考になるかと思いますので、良ければどうぞご覧ください。

投資家かんちに対する「評判」と「口コミ」

これだけの実績と影響力を持つかんち氏を、世間はどのように見ているのでしょうか?

X(旧Twitter)から、投資家たちのリアルな声を集めてみました。

書籍が非常に高く評価されている

まず目立つのが、著書に対する絶賛の声です。

このように、投資初心者から経験者まで、幅広い層から「再現性の高さ」と「わかりやすさ」が高く評価されていることがわかります。

配当投資家として憧れの対象になっている

年間配当2,000万円という実績は、多くの個人投資家にとっての「希望の星」であり、憧れの対象となっています。

「いつか自分も、かんちさんみたいに配当金と優待だけで生活できたら…」

そんなふうに、かんち氏に憧れる投資家は少なくないようです。

ネガティブな口コミはある?

かんち氏は影響力が大きいにもかかわらず、批判的な意見がほとんど見当たりません。

唯一見られたのは「投資銘柄の減配」という批判くらいです。

ただし、これについては、600以上の銘柄を保有していれば当然起こり得ることです。

だからこその「超分散」なのです。

多数に分散し、全体でカバーし合って、資産を安定させているんですね。

【まとめ】投資家かんちの高配当株投資はどんな人におすすめか?

かんち氏の高配当株手法は次のような人におすすめです。

  • 長期的な視点でコツコツ資産を積み上げたい人
  • 「配当金生活」や「自分年金」を構築したい人
  • 給与収入だけに頼らない、経済的な安定を築きたい人
  • 一攫千金を狙うのではなく、再現性の高い方法でFIREを目指す人
  • 机上の空論ではなく、実績に裏打ちされた本物の投資家の手法を参考にしたい人

かんち氏の投資法は、デイトレードのような派手さや、一発逆転の刺激はありません。

しかしそこには、誰にでも真似できる可能性を秘めた「再現性」と「継続性」、市場の荒波を乗り越える「安定性」があるのがメリットです。

もしあなたが、将来のお金の不安から解放され、心穏やかな投資ライフを送りたいと願うなら、まずはかんち氏の著書やX、ブログから、その哲学に触れてみることを強くおすすめします。

あなたの投資人生を変える、大きな一歩になるかもしれませんよ。

配当優待生活
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株サイト比較ナビ 編集者

株サイト比較ナビ

2016年に本サイトを設立。専門性・独自性を軸に多種多様な金融商品・サービスを調査&比較し、初心者から中上級者までの投資家の方々へお役立ち情報を提供しています。

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