YouTubeやXで颯爽と市場を解説する「元機関投資家トレーダー堀江」こと、堀江あきたか氏。
「元機関投資家」「プロトレーダー」――。そんな堀江氏のキラキラした肩書に「この人についていけば勝てるかも…」と期待してしまうのは、当然のことでしょう。
しかし、同時にこうも思いませんか?
「本当に信じて大丈夫なのか?」「騙されて、大切な資産を失いたくない」と。
投資の世界には、 怪しい人たちがゴロゴロいますからね。
結論からお伝えします。
堀江氏の情報は、投資初心者が学ぶべき点が多いと評判な一方、「堀江氏の予測を鵜呑みにして大損した」という悲鳴に近い口コミも存在するのがリアルな実態です。
この記事では、耳障りの良い公式サイトの情報だけではなく、ネット上に転がる忖度のない評判や口コミを徹底的に拾い上げ、堀江氏の「本当の姿」をあますところなく紹介します。
最後まで読めば、あなたが堀江氏を信じるべきか、それとも距離を置くべきか、その明確な判断基準が手に入ります。
そもそも「元機関投資家トレーダー堀江」とは?経歴と投資哲学、実績

まずは、調査対象としている堀江氏が一体何者なのか、そのプロフィールから見ていきましょう。
公式情報から見る経歴とプロフィール(本名・学歴・年齢)
運営サービスの「堀江投資塾」などによると、本名は「堀江あきたか」であり、1974年生まれとのこと。
年齢は2025年時点だと50歳か51歳です。
横浜国立大学大学院国際社会科学研究科を後期退学し、その後、証券会社でプロップトレーダー(自己売買部門のトレーダー)として約10年のキャリアを積んだと公言しています。
なんでも、大学院在学中に倍率167倍ともいわれる難関を突破し、未経験からプロの世界に飛び込んだのだとか。
まるでドラマの主人公のようなサクセスストーリーですが、この「元プロ」という肩書が、堀江氏の最大のブランド資産となっているのは間違いありません。
現在は独立し、「堀江投資塾」の塾長として後進の指導にあたる傍ら、書籍の執筆やメディア出演など、幅広く活動しています。
投資哲学は技術と知識を駆使した実戦的な長期投資
堀江氏の教えの核心は、驚くほどシンプルです。
- 上がっているものを、これからも上がると思って買う
- 下がっているものを、お買い得だと思って買わない
- 予想が外れたら、潔く損切りする
「え、それだけ?」と思われた方もいるかもしれません。
そう、基本はこれだけなのです。
堀江氏はこのシンプルなルールを徹底することの重要性を説いています。
要するに逆張りせずに、相場の方向に順張りするというスタイルですね。
売買タイミングについては、日々のニュースにテクニカル分析を合わせて判断している模様です。
また、投資初心者がつい頼りがちな「ドルコスト平均法」に対しては、「100%正解ではない」「ほったらかしはダメ」と警鐘を鳴らし、より積極的な市場との関わりを推奨しています。
さらに、「CFD(差金決済取引)」という、レバレッジを効かせて少額からでも大きな利益を狙える金融商品を積極的に活用する点も特徴的です。
2021年に米国株式市場の暴落予想を的中させる
堀江氏の実績として、彼自身が様々な場面で強調しているのが「2021年から2022年にかけての米国ナスダック市場の暴落を予測し、的中させた」というものです。
確かに、歴史的な下落相場をピンポイントで予測できたのであれば、それは素晴らしい手腕といえます。
しかし、この「一度きりの大成功」には、少し冷静な視点も必要です。
予言と同じで、マーケットの予測もたまたま当たることはあります。
ですので、一度の予測的中が、継続的な実力を保証するものではありません。
実際、ネット上では「あれはたまたま当たっただけでは?」という、懐疑的な意見も少なくないのが現実です。

【徹底調査】元機関投資家トレーダー堀江のリアルな評判・口コミ
さて、ここからが本題です。
公式情報だけでは見えてこない、堀江氏の「生の声」に耳を傾けてみましょう。
堀江氏の周りには、どんな評判が集まっているのでしょうか。
注意すべき悪い評判・口コミ
まずは、最も気になるであろう、ネガティブな評判から見ていきましょう。
耳の痛い話かもしれませんが、大事な資産を守るためには不可欠な情報です。
暴落予想を信じた人が大損
輝かしい実績として紹介した「暴落予想の的中」ですが、これが悲劇の引き金に。
堀江氏の予想を信じた大勢の人達が大金を失い阿鼻叫喚、罵詈雑言の光景が…。



事の発端は、YouTubeでのナスダック市場の暴落予測です。
堀江氏はナスダックが暴落するため、CFDでの「ショート(売り)」を推奨していました。
これを信じてポジションを持った人達がおり、その後の市場の反発によって大きな損失を被ってしまったというわけです。
当たれば神のお告げ。でも、外れれば雑音どころか有害情報認定。
インフルエンサーの発言の重さを考えさせられますね。
不都合なコメントを削除している
ナスダック暴落を見事に外し、被害者を出したことで堀江氏のYouTubeのコメント欄は炎上した模様。
これに対して、堀江氏がとった対応はコメントの削除との報告が…。

「自分に都合の悪いコメントを削除し、賞賛コメントだらけの印象操作をしている」といった口コミをチラホラ見かけます。
もしこれが本当だとすると、まるで信者だけが集う教祖の説法会のようです。
多様な意見があってこそ、物事の本質は見えてくるものです。
この点は、堀江氏の信頼性を評価する上で、少し気になるところですね。
参考になる良い評判・口コミ
批判的な意見がある一方で、堀江氏が提供するコンテンツ、とくに投資初心者向けの解説については、「わかりやすい」「勉強になる」といった肯定的な評価が数多く見られます。

とくに、YouTubeの基礎講座は、投資の右も左もわからない人が第一歩を踏み出すための「教科書」として、一定の評価を得ているようです。
また、著書『メガ盛 株ドリル』『10万円から本気で億り人を目指すお財布激太りCFD』も概ね好評のようです。


評価を見る限り、プロの知識を初心者にわかりやすく伝える翻訳能力が優れているのは間違いないでしょう。
この点は堀江氏の大きな強みといえそうです。
元機関投資家トレーダー堀江が提供する3つの投資サービスを完全解剖
堀江氏は、おもに3つの媒体を通じて自身の投資哲学や市場分析を発信しています。
無料のものから有料のものまで、そのサービス内容を徹底紹介していきましょう。
①【無料】YouTubeチャンネル「元機関投資家トレーダー堀江の投資塾」

堀江氏の活動の入り口となっているのが、YouTubeチャンネルです。
ここでは、日々のマーケット概況や注目ニュースの解説、投資の基礎知識などを無料で学ぶことができます。

動画は頻繁に更新されており、堀江氏の相場観を手軽に知るには最適なプラットフォームです。
無料で見られる点は魅力ですが、動画の一部は「有料講座への導線」となっており、教育コンテンツというよりマーケティング色が強いという報告もあります。
②【無料】X(旧Twitter)「@risk_loving」

YouTubeよりもさらにリアルタイム性の高い情報が発信されているのが、X(旧Twitter)です。
アカウント名が「@risk_loving(リスクを愛する)」というだけあって、時にはスリリングな相場観が投稿されることも。
例えば、直近だと日米間の関税合意について以下のようにコメントしていました。
Xという媒体上、断片的な情報が多いため、体系的な学びを得るには不向きですが、堀江氏の「今」の考えを覗き見るためのツールとしては有効でしょう。
③【無料 / 有料】「堀江投資塾」

堀江氏のビジネスの核心が、この有料の「堀江投資塾」です。
堀江投資塾は動画コンテンツを通じて、株式投資の基礎から応用、チャート分析、リスク管理、売買タイミングの見極めなど幅広い投資スキルが学べるというもの。
投稿動画は500以上あるとのことでコンテンツは非常に充実しています。

また、堀江氏に直接質問する機会が設けられているのもメリットです。
会員コースは3つあり、料金は下記のとおりになります。
料金 | 質問回数 | |
正規塾生会員 | 年間36,000円 | 年間12回 |
初級講座会員 | 年間25,000円 | 年間6回 |
中級講座会員 | 年間25,000円 | 年間6回 |
最高でも年間36,000円ですので、投資サービスとしては良心的な料金ではないでしょうか。
なお、無料会員もあり、そちらでは一部の動画を視聴できます。
ただし、無料会員では堀江氏の質問はできません。
【結論】元機関投資家トレーダー堀江はどんな人におすすめ?賢い活用法を解説
堀江氏の投資教育は、プロの知識を体系的にまとめているという点で、投資の右も左もわからない初心者が「学びのきっかけ」にするのに向いています。
堀江氏のわかりやすく伝える能力は高く評価されているため、投資の基礎知識を学ぶ「教科書」としてなら使える可能性が高いです。
一方で、堀江氏の予測に頼って一攫千金を狙おうとしている人や、ある程度の知識を持つ中級者や上級者には、正直おすすめできません。
過去に予測を大幅に外して炎上騒動を起こしていますし、評判も悪いです。
提供される情報も、価格に見合うほど高度で専門的とはいえない可能性があるからです。
まずは、堀江氏のYouTubeやXをフォローして、情報のスタイルを把握するのがおすすめです。
そこで堀江氏の投資手法や相場観が自分に合うかどうかをじっくり見極めましょう。
積極的に自分自身の投資に活用していくのはそれからにするのが正解です。
『堀江投資塾』の口コミ
口コミ一覧