「岡三オンライン、最近ヤバイ?」──。ネット上で情報収集していると度々見かける『解約』の二文字。
「何か重大問題が起きて、利用者が離れているのでは?」「大事な資産を預けて大丈夫か?」と、不安になってしまいますよね。
結論:解約者が続出している事実はありません。
では、なぜここまで不穏な噂が出回るのでしょうか?
この記事では、岡三オンラインに「解約」の二文字がチラつくのか、その噂の原因を徹底解剖します。
また、「岡三証券」との決定的な違い、さらに岡三オンラインの強みにも光を当て、どんな投資家におすすめできるかの答えを提供。
迷う前にこの記事で真相を確認し、失敗しない選択をしましょう。
岡三オンラインで解約の噂が出る理由|弱点と実際の評判を解説
岡三オンラインには、下記のような「うーん、ここがちょっとな…」と思われがちなポイントがあります。
- 単元未満株の手数料がエグい
- ラインナップが少なすぎ問題
- コンタクトセンターは平日だけ
- 解約は紙&郵送でアナログ感MAX
- 二段階認証が不透明で不安
これらが解約の噂を生む土壌になっている可能性があるのです。
一つずつ、忖度なくメスを入れていきましょう。
理由①:単元未満株の手数料がエグい
岡三オンラインは単元未満株に対応していますが、「手数料がエグイほど高い!」と不評です。
以下のように、インターネットだと最低でも220円は発生します。

お小遣い程度の金額から投資できる単元未満株ですが、この手数料が少額投資においてどれだけ痛いかは言うまでもありません。
一方、大手の楽天証券やSBI証券であれば、買付手数料は無料です。
そのアドバンテージはコツコツ投資したい層から大きいため、「ちょっと…他行くわ」となる十分な理由になり得るでしょう。
理由②:ラインナップが少なすぎ問題
ネット証券でありながら、投資信託の取扱本数が大手他社の足元にも及びません。
証券会社名 | 投資信託の取扱本数 |
---|---|
岡三オンライン | 619本 |
SBI証券 | 2,607本 |
楽天証券 | 2,607本 |
松井証券 | 1,903本 |
マネックス証券 | 1,820本 |
オールカントリーやS&P500など基本的なものはあり、NISAにも対応していますが、なにしろ選択肢が少ない…。
購入したい投資信託がなく、ユーザーの離脱を招いている可能性は否定できないです。
また、以前は外国株のオンライン取引ができなかったようですので、そうした不便さも「解約」という噂に繋がっているのだと思います。

理由③:コンタクトセンターは平日だけ
岡三オンラインのコンタクトセンターの対応時間は、「月~金の8:00~17:00」と平日限定。
ネット証券ながら、「リアル証券?」という営業スタイルです。
投資の世界では、何が起こるかわかりません。
日本時間の深夜に米国市場が暴落したり、突発的な材料が出るケースもあります。
また、土日祝日に問い合わせしたいときもあるでしょう。
そんなときのコールセンターなはずですが、岡三オンラインは時間が限定されていて、さらに繋がりにくく、使いにくいと不評です。
岡三オンラインの社員にとってはホワイトな労働環境なのでしょうが、利用者側にとってはブラックそのもの。
「困った時にすぐ頼れないのでは?」という不安感を大きくしてしまうかもしれないです。
理由④:解約は紙&郵送でアナログ感MAX
「さようなら、岡三オンライン」と解約を決意した方に、立ちふさがるのが手続きの面倒さ。
今や、多くのサービスがWebサイト上でポチポチっとクリックするだけで解約できる時代ですよね。
しかし、岡三オンラインは違います。
なんと、解約には「書面での手続き」が必要です。
「書面+捺印」というレガシースタイルが健在。
資産ゼロにしてから紙を取り寄せ、書いて返送…と、まるで昭和の金融機関にタイムスリップしたかのような手間が待ち受けています。。。
理由⑤:二段階認証が不透明で不安
近年、ネット証券への不正アクセスが社会問題化する中で、「二段階認証」はもはや常識中の常識です。
しかし、過去のSNS投稿を見ると、岡三オンラインにはこの二段階認証が導入されていなかった時期があるようです。
そして、岡三オンラインは不正アクセス被害にあった証券会社の1つであります。
もちろん、現在はしっかりと二段階認証が導入されており、セキュリティ対策は強化されています。
しかし、一度ついてしまった「セキュリティ、甘かったんじゃない?」というイメージは、なかなか払拭できるものではないでしょう。
とくに、一度でも不安を感じたユーザーが「やっぱり、もっとガチガチに固めてる証券会社に移ろう」と考えても不思議はありません。
この過去の不安感が、今なお解約の噂の火種として燻り続けているのだと思います。
【3分で理解】「岡三オンライン」と「岡三証券」は何が違う?
岡三オンラインと岡三証券は兄弟関係のようなものです。
大元締めとして、「岡三証券グループ」というホールディングカンパニーが存在します。
その傘下に、岡三オンラインと岡三証券がある、という構図です。
ただし別の会社であり、サービス内容や特徴も大きく違いますので、2つの証券会社の違いを確認していきましょう。
関係性は「ネット部門」と「本店(対面あり)」
岡三オンラインは店舗を持たず、全ての取引がインターネットで完結するネット証券です。
コストを抑え、自分の判断でスピーディーに取引したい投資家向けのサービスになります。
一方、岡三証券は昔ながらの対面型証券会社。
全国に支店を持ち、営業担当者が顧客一人ひとりに向き合ってコンサルティングを行うのが強みです。
おもに富裕層や、手厚いサポートを求める投資家をメインターゲットにしています。
このように、同じ「岡三」の看板を掲げてはいるが、提供しているサービスモデル、ターゲット顧客、そして手数料体系が全く異なる、別々の会社なんですね。
比較表で一目瞭然!両者の決定的な違い
百聞は一見に如かず。表で比較すれば、その違いは火を見るより明らかです。
比較項目 | 岡三オンライン | 岡三証券(対面/オムニネット) |
---|---|---|
サービス形態 | ネット完結 | 対面相談+ネットサービス |
手数料 | ネット証券の中でも標準的(プランによる) | ネット証券よりかなり割高 |
サポート | 電話・メール(コンタクトセンター) | 担当者による手厚い個別サポート |
IPOの扱い | 事前入金不要・完全平等抽選 | 担当者からの裁量配分あり |
取扱商品 | ネット向けに厳選(米国株個別なし等) | 幅広いが、担当者のおすすめ中心 |
おすすめな人 | 自分で判断しコストを抑えたい人 | 専門家に相談しながらじっくり取引したい人 |
見てのとおり、両者は特徴がはっきりとことなります。
先も述べましたが、ターゲット層が違うため、同じ「岡三」ブランドでも中身が違う証券会社なのです。
最大の注意点:IPO当選辞退のペナルティ
岡三オンラインと岡三証券の違いで、IPO(新規公開株)投資家が絶対に知っておくべき重要なルールがあります。
それは、IPOに当選したにもかかわらず購入を辞退した場合のペナルティです。
岡三オンラインはIPO当選を辞退してもペナルティなし。
ですが、岡三証券(本店・支店)では、辞退=次回以降のIPO申し込み権を無期限停止されるケースも。
この「出禁ルール」の違いを知らずに辞退して涙目になった投資家もいるとか。
岡三証券は、IPOに魅力を感じて利用する方も多いかと思いますので注意しておきたいです。
岡三オンラインの6つの強み【選ばれる理由】
ここまで、岡三オンラインの弱点や注意点をネチネチと突いてきましたが、もちろん以下のように良いところもたくさんあります。
- 当たる?利用しやすいIPO
- アクティブトレーダーに最適化された手数料体系
- 「プロ仕様」と評される高機能取引ツール・アプリ
- 全ての投資信託が購入時手数料ゼロ
- 会員限定の日刊・週刊メルマガ
- 取引手数料のFX「くりっく365」
これらは特定の投資家にとって、「ここ以外考えられない」と思わせるほどの、鋭く尖った強みになっているのです。
当たる?利用しやすいIPO

岡三オンラインはIPO投資家から根強い人気を誇ります。
その理由は「事前入金不要」と「完全平等抽選」。
まず、事前入金が一切不要でIPOに参加できること。
口座にお金がなくても、とりあえず抽選に参加可能。
「宝くじ感覚で、夢だけ見ておくか」という気軽な参加ができますので、小資金の投資家にメリットがあります。
さらに、抽選方法が「完全平等抽選」である点も大きいです。
取引実績や預かり資産の額に関係なく、1人1票として公平に抽選が行われるため、大口顧客も投資初心者も、当選確率は全く同じ。
コネもカネもない個人投資家が、一発逆転のホームランを狙える数少ないチャンスが、岡三オンラインにはあります。
実際、SNS等の口コミでは当選報告がチラホラあるので期待ができそうです。
アクティブトレーダーに最適化された手数料体系
単元未満株の手数料はイマイチだと述べましたが、それはあくまで一つの側面に過ぎません。
岡三オンラインは、頻繁に取引を行うアクティブトレーダーにとって利用しやすい手数料プランを用意しています。
それが「定額プラン」。
1日の株式取引の合計金額に応じて手数料が決まるこのプランは、100万円までの取引なら手数料が0円。

さらに、現物取引と信用取引の両方を活用すると合計200万円まで取引手数料0円になります。
デイトレードやスキャルピングで、日に何度も売買を繰り返す投資家にとって、この手数料体系は圧倒的なコストメリットを生みます。
ヘビトレーダーの方なら使いやすい証券会社ではないでしょうか。
実際、手数料に関してはまあまあ評価は良いです。
「プロ仕様」と評される高機能取引ツール・アプリ
岡三オンラインは玄人好みの取引ツールが揃っている印象です。

その代表格が、PC向けの「岡三ネットトレーダー」シリーズと、スマホアプリの「岡三カブスマホ」。
これらのツールは、正直、初心者が見たら「うわ、ボタン多すぎ…」と引いてしまうかもしれません。
しかし、その多機能さこそが、プロのトレーダーから支持される理由。
一度使いこなせれば、自分流にカスタマイズできるため、頼れる武器にできます。
「見た目はゴツいが、性能はピカイチ」。
そんな玄人好みのツールが、岡三オンラインの大きな強みです。
全ての投資信託が購入時手数料ゼロ

岡三オンラインでは、取り扱っている全ての投資信託(ファンド)の購入時手数料が無料です。
よって、どのファンドを選んでも、入り口のコストはゼロ。
これは、投資信託でコツコツ資産形成をしたい人にとって、非常に分かりやすく、かつ強力なメリットになります。
会員限定の日刊・週刊メルマガ
岡三オンラインは口座開設すると、「岡三オンラインマガジン」というメルマガを受け取れます。

メルマガは日刊(朝刊・夕刊)と週間があり、ほぼ毎日配信されます。
内容は、市況情報や注目銘柄のような基本的なものから、「勝ってる人の買ってる株・売ってる株」といった独自企画まで対応。
このメルマガは評価する方も多く、中には「読んだおかげで儲かった!」と利益報告を上げている方もいました。
取引手数料のFX「くりっく365」

株式投資だけでなく、FX(外国為替証拠金取引)サービスも提供。
それが、東京金融取引所が運営する公的な市場「くりっく365」のサービスです。
くりっく365は、取引手数料が0円。
スプレッド(売値と買値の差)は存在しますが、取引ごとにかかる手数料がないため、コストを極限まで抑えてトレードに集中できます。
高水準のスワップポイント(金利差調整分)にも定評があり、長期的なポジションを持つトレーダーからも好評。
FX好きにも岡三オンラインは有力な選択肢です。
【結論】岡三オンラインは万人向けではない!おすすめなのはこんな人
岡三オンラインは、IPO当選確率を上げたいIPOハンター、1日合計100万円以内で爆速デイトレするアクティブ派にとって向いている証券会社です。
もし、あなたがこれらに該当するなら、利用を検討する価値はあるでしょう。
逆に、品揃えの豊富さや、誰にでも当てはまる使いやすさを求めるなら、SBI証券や楽天証券のような最大手を利用したほうがよいです。
クセが強く、ハマる人はハマる証券会社。それが岡三オンラインですので、特定の目的に特化した場面での利用が有効になります。
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