- 「株とまと」が行政処分を受けていた。
- 「株とまと」の口コミ・評判を検証してみた。
- 「株とまと」に実際に登録してみた。
- 「株とまと」の無料コンテンツを検証してみた。
- 「株とまと」の有料コンテンツを検証してみた。
- 「株とまと」のサポート体制を検証してみた。
- 「株とまと」のドメイン情報を検証してみた。
- 「株とまと」の検証結果を総括する。
- 「株とまと」の料金設定。
「株とまと」の運営元「株式会社グロースアドバイザーズ」に対して、平成30年3月2日付けで関東財務局より行政処分が下されていることが判明しました。→金融庁が発行した情報
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■業務改善命令
①役職員が行う投資助言業務の実態を正確かつ網羅的に把握し、投資助言業務を適切に遂行するための内部管理態勢を早急に構築するとともに、確実に機能するように内部監査を実施するなどして役職員に対するけん制態勢を構築すること。
②役職員による不適切な行為を防止するための実効性の高い再発防止策を策定し、役職員自身による業務の自己点検や必要に応じて外部の知見を活用した研修の実施等により役職員の法令等遵守意識を高めるなどして確実に実行すること。
③顧客に対し、今回の行政処分の内容を説明し、適切な対応を行うこと。特に、本件一連の行為において投資助言を受けた顧客に対しては、顧客の公平に配慮しつつ、適切に対応すること。
④本件に係る責任の所在を明確にすること。
⑤上記①から④までについて、具体的な改善策を平成30年4月2日までに書面により報告すること。
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…本件に関してサラっと紹介してしまいましたが、これは大事件。
実は、個人投資家向けに株式投資情報を提供する投資顧問会社に行政処分が下るのは結構久々。2017年はじめに広告露出だけが立派で大手と呼ばれた「株マイスター」「トレーダーズブレインマーケット」「ジャパンストックトレード」が行政処分を受けて以来だと思われます。
また、行政処分を受けたのが地味な運営を行っていた「株式会社グロースアドバイザーズ」だったので、個人的には意表を突かれた感じです笑
では、「株式会社グロースアドバイザーズ」は何をやらかしたのか?
行政処分の原因となった法令違反の全容を晒していきます。
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■法令違反が認められた行為
①営業部門を統括する立場にある同社部長が遅くとも平成27年12月から同29年3月までの間、自らの担当顧客等の買付けにより短期的な株価上昇を期待できる出来高の少ない銘柄を選定し、顧客に推奨する前に自己名義の証券口座で推奨銘柄を買い付け、売り抜けることで利益を得ていた。
②役職員が顧客取引を利用して自己の利益を図るなどの不適切な株式取引を防止するための社内規程等を明文化していないなど当社設立以降、代表取締役らは、役職員の株式取引を把握・管理するための管理態勢を何ら構築していないほか、投資顧問契約に基づく助言の内容を記載した書面を作成・保存するよう指導を徹底していなかった。部長が1年4か月にわたり、社内において業務用パソコン等を利用して頻繁に不適切な行為を行っていたにもかかわらず、当該行為を把握できていない。
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…ちょっと、やってることが“糞過ぎて言葉が出ない”ですね。
「株とまと」は誇大な集客は行っていないものの、「高額な助言料金の割に利益が出ない」や「クズ株ボロ株の推奨オンパレードや既に終わった銘柄の案内ばかり」などと元々悪評が目立っていた会社。
また、銘柄が上昇しなかった際には「こんな相場では‥難しいですね」と言い訳されると、利用者から声が挙がっていました。
どうやら、この悪評は事実だったようで、最初から会員に利益を獲得させる気は一切なく、助言者が売り抜けて利益を得ることが目的だったという紛れもない証拠ですね。つまり、会員は利益を獲得できなくて当然だったのです…。
これは完全なる悪徳行為と断言して平気でしょう。
にも拘わらず下された行政処分の内容は業務改善命令のみで業務停止処分は無し。あまりにも緩すぎる行政処分だったと言えます。
数年に渡り繰り返されていた悪徳行為を見逃した会社に改善の余地を与える猶予もなく、一発で金商剥奪が妥当な処分だったはず。
なお、ユーザーに対して今回の一連の騒動を説明する責任が課された「株とまと」のHPを確認してみると、HPの最下部に目立たないような文字色で小さく「当社に対する行政処分について」というリンクが掲載されていました…。
マジ舐めてますね。実際に被害に遭った投資家の気持ちを考えると怒りがこみ上げてきます。まあ、こんな対応で関東財務局に許されたとしても当サイトでは今回の悪徳行為を徹底的に追及していく所存です。
以上、行政処分に関する追記になりますが、実際に「株とまと」の被害に遭った方のクレームは随時受け付けています。溜まった不満を吐き出したい方は口コミをお寄せください。
なお、株とまとが新たに出した商材「近未来スイングトレード」「キャズム突破銘柄」について知りたい方は講座を監修している「竹村尚子」の検証記事をどうぞ。
※以下、「株とまと」が行政処分を受ける前に作成したサイト検証記事です
「株とまと」は、激高な料金設定且つ質の低い銘柄情報を提供することで有名な投資顧問・株予想サイトです。各コース月額制なのですが…驚くなかれ、月額コース最上プランのお値段はなんと105万円。
無論、高い月額制を取っているからといって優良サイトではありません。
実際に「株とまと」に寄せられている口コミ・評判は優良とは真逆の【悪評】が並んでいます。
中には「担当者が風邪で休んでトンズラする」なんて信じられない投稿も…
詳細な検証は各項目で行っているので、興味のある方は以降の検証記事をご確認ください。
今回検証を行う「株とまと」は、有料会員制の投資顧問・株予想サイトの為、誰でも閲覧できる非会員ページを基に検証を進めていきます。→非会員ページ画像
「株とまと」の非会員ページはサイト名通り、サイトデザインにもトマトが採用されています。どうやら、「木が朱くなると書いて“株”」からトマトを連想し、サイト名が付けられたようです。
一風変わったサイト名の「株とまと」では、運営会社「株式会社グローズアドバイス」の代表取締役社長であり、株式評論家の顔も持つ「山本伸一」氏が主軸となり、銘柄情報の提供を行っているそうです。
非会員トップページ上で鋭い眼光を放っている山本氏ですが、20年以上も証券会社の第一線で活躍し、複数のメディアに記事を連載する業界内ではちょっとした有名人とのこと。
ただ、メディア連載記事紹介一覧にて確認できる、最新の記事は2012年なので、現在はあまり重宝されていないようですね…(笑)
人気が下火になりつつある可能性が高い山本氏が運営する「株とまと」に対するネット上の悪評・被害報告はかなり荒れているので、更に検証の手を強めていくことにします。
投資顧問・株予想サイト「株とまと」は、有料会員制サイトにも拘わらず、無料コンテンツは4つ用意されていて、意外と豊富な印象。どうやら、有料会員へと誘導する色々な策を練っているようです。
■無料メールマガジン「山本伸一の《今日の伸びイチ!》」
明日の注目銘柄や市場動向などの情報をメールにて配信するコンテンツです。
登録完了後のメールマガジンを確認すると、登録記念プレゼントとして「5大投資マニュアル(総額7万6190円相当)」が進呈されています。
詳しくは「大項目4」で紹介しますが、「株とまと」では山本氏が作成する「投資マニュアル」を決して安くはない料金で販売しています…。
一見すると、大盤振る舞いのサービスにも見えますが、実際にお金を支払い購入した会員に知れたら憤慨するのではないでしょうか??情報の安売りとしか思えません。
口コミサイトに投稿されている、実際の購入者の評価を見る限りでは「探せばネット上に溢れている情報。高額のくせに参考にならない。」とあり、実際に私も内容を確認しましたが、実際の購入者の方と同意見です…。
■無料銘柄診断
保有中及び保有検討中の銘柄に対し、アナリストがアドバイスをくれるコンテンツです。これまで、投資家6000人以上の悩みに応えた大人気コンテンツとのこと。
■初めての株式投資
株式投資初心者向けに設置され、株式投資の基礎が学べるコンテンツです。
■山本伸一ブログ
無料メールマガジンにて配信している内容と変わりありません。
投資顧問・株予想サイト「株とまと」では、4種類の有料会員プランと、その他2つの有料コンテンツが用意されています。
■インターネット会員A ※1ヶ月/1万9800円
短期推奨銘柄・売られすぎ銘柄・新相場入り銘柄・信用空売り推奨銘柄・薄商いの急騰期待銘柄・今が旬のテーマ材料期待銘柄・サプライズによる急騰期待銘柄の中から、毎日1~2銘柄提供するプランです。
月額料金が比較的安価と言えども、投資助言サービス等は一切付属していないので、株式投資初心者の利用は向かなそうです。
■インタ―ネット会員B ※1ヶ月/8万円~
インターネット会員Aの情報に加え、厳選した銘柄を週1回提供するプランです。また、提供銘柄に関する助言を最低週1回メールにて行うとのこと。
厳選された1銘柄・最低週1回の助言が加わっただけで、月額8万円と高額になります。株式投資に関して右も左も分からないユーザーは必然的に同プランを利用しなければなりません。それを把握したうえで設定された料金ならば、かなり不親切ですね。
■電話会員スタンダード ※1ヶ月/21万円~
インターネット会員A及びBの情報とサービスに加え、アドバイザーが電話またはメールにて銘柄を推奨するプランです。また電話での個別相談も可能とのこと。
1ヶ月の利用料金はなんと“21万円”です…。ユーザーとしては、電話での助言は必須で付属して欲しいサービスの1つですが、超高額な料金設定から見て、助言には相当な自信を持っているようですね。私には“ぼっ●くり”にしか映りませんが。
■山本情報会員 ※1ヶ月/105万円
株式会社グロースアドバイザーズ代表取締役社長「山本伸一」氏が入手する、最高レベルの回収期待銘柄を厳選して提供するプランです。
1ヶ月の利用料金は105万円と、既に指摘するまでもありませんね。激高です。過去様々な投資顧問・株予想サイトを検証した中でも、最も酷い料金設定かもしれません。
■市況分析レポート「今が買いの好業績株はこれだ!」 ※料金/3千円
不定期にて公開される市況分析レポートです。現在公開中の市況分析レポートでは、少額投資でも十分に10%以上の利益率が狙える、厳選された好業績株を5銘柄提供してくれるそうです。
■投資マニュアル
日経225先物・FX・株式などの投資商品を対象とした、全35種類の投資マニュアルを販売しています。「大項目3」でも触れた通り、高額な料金設定にも拘わらず、内容はネット上にも溢れているような情報です。高額な料金を投下してまで購入する価値はないと思われます。
有料会員登録を検討する際に、そのサイトの実力を確認する為に活用したいコンテンツと言えば、無料銘柄診断が代表的だと思います。
投資顧問・株予想サイト「株とまと」では、これまで投資家6000名以上の悩みに応えた実績があるようで、かなり人気を博すコンテンツの様子。ただ、無料銘柄診断を利用するにあたり、何故か電話番号の入力が必須となっています。→実際の無料銘柄診断申請ページ
相談した銘柄に関する回答は、メールにて送信すれば事足りるのでないでしょうか??他サイトでは、悪質な電話勧誘による被害報告多数挙がっているので怪しげな空気を感じます…。
そこで、適当な電話番号を入力し無料銘柄診断を申請してみることに。すると数時間後に担当の「有我 和美」さんという方から以下の返答が返ってきました。
…やはり、無料銘柄診断の回答はメールではなく電話で行っているようですね。きっと無料銘柄診断をフックにして有料会員への入会を斡旋してくるつもりでしょう。
なお、口コミサイトに投稿されているサポート体制に関する口コミ・評判は「銘柄相談の回答を信じたら大赤字」や「無料提供銘柄の今後の見通しに関して電話で問い合わせが、有料会員に加入しないと回答できないと言われた」など、評価に値する内容は見受けられません。
用意されている全ての無料コンテンツは、有料会員登録をさせる為に仕組まれた、見せ掛けのコンテンツなのかもしれませんね。
「株とまと」のドメイン取得日は「2008年10月20日」で、サイト開設後7年以上が経過しています(2016年調べ)。
運営期間が長ければ長い程、悪評が湧くの仕方ないことではありますが、ちょっと悪評の量が異常です。実は、本大項目に至るまでに、ご紹介した悪評は氷山の一角ということを覚えておいてください…。
様々な口コミサイトで「株とまと」に対する、悪評・被害報告が無数に確認できます。
↓それでは、悪評の数々をご覧ください↓
「担当が変わったんだが、新しい担当が会社にいない(休む)ので捕まらないし、いても、訳わからん事しか言わん、、、高い会費取っといて全く真剣みなし、、」
「はっきりいってヤメタほうがいい。クズ株ボロ株の推奨オンパレードや既に終わった銘柄の案内ばかり、基本なのか全ての推奨銘柄は値動きや高値・安値に関係なく5%利確、5%損切。電話で質問すると「こんな相場では‥難しいですね」と平気で答える。べらぼうに高い会費払って大損こいてしまう。本気でヤメナサイ。」
…今回紹介した複数の口コミを見ると、サイト開設から7年以上の間に一体何人の個人投資家が被害に遭ったのでしょうか??推測するだけでゾッとしますね。
続いて、所在地「東京都中央区日本橋本町4-7-10 HR・NET日本橋ビル4階」を「Googleストリートビュー」で検証したところ、かなり立派なオフィスビルに所在地を置いていることが分かりました。
外観を見る限り賃料は高額な様子、会員から徴収した情報料金で相当な利益を得ていること分かります。→賃料が高額そうなオフィスビル画像
実際に被害に遭ったユーザーからしたら、利益が出ないのにも拘わらず、自分が支払ったお金が一等地に構えるオフィスビルの賃料に消えていると想像するだけで、はらわたが煮えくりかえっていることでしょう。お気持ちお察しします
運営会社「株式会社グローズアドバイス」の代表取締役社長「山本伸一」氏は頻繁にメディアに露出していたようですが、2012年以降はその影を潜めていました。
その理由は、口コミサイトで荒れに荒れる評価の影響かもしれません。メディア側も悪徳サイトの代表取締役社長の記事を掲載することでイメージダウンになり兼ねませんからね。
悪評を集める理由の1つが「激高(ぼっ●くり
)な料金設定」です。助言サービスが一切無い「インターネット会員A」は比較的安価ですが、投資助言サービスが付属すると入会料金は一気に跳ね上がります。株式投資初心者に対して親切心のない料金設定です。
やはり、金の匂いのしないユーザーは寄せ付けない「金儲け主義」の投資顧問・株予想サイトなのでしょうか?? なんにせよ、以上の検証結果や悪評・被害報告を見る限り、高額な料金を支払って、その先の情報を利用したいとは思えませんでした。
なお、無料銘柄診断を利用する際、電話番号の入力が必須となっていますので、個人情報の流出・悪質な勧誘電話には十分にご注意ください。
■無料コンテンツ
・無料メールマガジン「山本伸一の《今日の伸びイチ!》」
※1日2回程度配信
・無料銘柄診断
※電話番号の入力必須、勧誘電話にご注意を
・初めての株式投資
※株式投資初心者向けの基礎情報
・山本伸一ブログ
※メールマガジンにて配信される情報と同じ内容
■インタ―ネット会員A
・1ヶ月/19,800円
※助言サービスなし
■インタ―ネット会員B
・1ヶ月/80,000円
・3ヶ月/210,000円
・6ヶ月/315,000円
・12ヶ月/525,000円
※最低週1回メールでの助言あり
■電話会員スタンダード
・1ヶ月/210,000円
・3ヶ月/525,000円
・6ヶ月/735,000円
・12ヶ月/1,260,000円
※電話での個別対応サービスあり
■山本情報会員
・1ヶ月/1,050,000円
・3ヶ月/1,890,000円
・6ヶ月/2,520,000円
・12ヶ月/3,780,000円
※サービス内容不明
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■投資マニュアル
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