アップ(UP)

投資顧問・株予想サイトの「アップ(UP)」という新サイトを発見しました。

ただ「アップ」は単なる新顔ではなく、悪徳サイトの代表格とも言える「アベニュー」や「アクセス」などを束ねる巨大悪徳組織が生み出した危険度MAXな新サイトの模様です。

最近、同グループは急激に勢力を拡大しており、次々と新サイトが誕生することから、系列サイトに寄せられる口コミは「暖かくなるとゴキブリみたいに湧いて出てくるみたい。」など…かなりの荒れ模様(笑)

同グループでは系列サイトごとにデザインや内容を多少変えていますが、おおよその手法は似たり寄ったりで非常に見分けやすいので、読者の皆さんも以降の検証記事の内容を是非とも参考にしていただければと思います。

既に巨大悪徳組織が生み出したサイトだと察しがついている以上、読者の皆さんには会員登録はおススメできませんが、私は検証のため致し方なく登録してみます。ちなみに登録前の非会員ページはこんな感じです。→実際の画像

「日本最大級の投資家ネットワークによる独自の投資情報をメルマガ配信！」と謳い文句を掲げて集客を行っていますね。この子供騙しのような謳い文句を毎回見るのもいい加減飽き飽きしてきます。

無料会員登録は簡単で専用ファームにメールアドレスを入力して送信するだけ。仮登録状態で届くメールに添付されるURLを踏むと晴れて「アップ」の会員になれます。

既に同グループの系列サイトをご利用された方なら分かると思いますが、会員ページを見るとコンテンツや構成は若干異なれど、全体的な見た目・内容は非常によく似ています。

会員ごとに振り分けれる「スタンダードメンバー」などのステータスはやはり鉄板で設置されているんですね…。本当に芸がありません。中でも系列サイトだと一番分かり易いのがコチラの部分かと思います。

↓系列サイト「マーケットグロース（MARKET GROWTH）」との比較画像↓

記載されている項目がどれも非常に似ていることに加え、免責事項が一字一句違わずに一致します。これは系列サイトである決定的証拠と言ってもいいいでしょう。

コンテンツは無数にありますが、どれも系列サイトのと似たり寄ったりで検証する程の価値は見出せないので、リアルタイムで参考になりそうな以下の3つを検証していきます。

■朝刊・夕刊
寄り付き前と大引け後に1日2度更新される市況情報です。同グループでは毎回お決まりですがコチラのコンテンツでは当然の如く他サイトの記事を丸パクりしています…。 ※比較画像→①「アップ(UP)」、②「Yahoo!ファイナンス」

早速悪徳サイトの特徴が判明しましたね。つくづく悪い意味で期待を裏切らない典型的な悪徳サイトです。

■本日のピックアップ銘柄
市場開催日の寄り付き前に好材料銘柄をいくつか掲載するコンテンツですが、コチラは「株探(かぶたん)」というサイトの記事を丸パクりしています。 ※一部比較画像→③「アップ(UP)」、④「株探(かぶたん)」…論外です。

■銘柄診断
専属コンサルタントが保有銘柄の動向や投資を検討している銘柄に対して無料で診断を行うとのこと。他者の記事を平気無断転載するような素人集団に投資判断を委ねるのは非常に危険です。

同グループ系列サイトでは、登録したばかりの会員には有料情報を開示しないという特徴があります。最初から有料情報の押し売りをすると怪しまれることを警戒しているのかもしれませんね。

なお、登録後しばらくしてから届く勧誘メールは怪しさ以外何もありません。

ちなみに系列サイト「START(スタート)」では2016年5月現在、代表取締役社長自らが有料情報勧誘中です(笑)色々な担当者や情報源を作りあげて勧誘を行ってくるので、安易に興味を惹かれないよう十分にご注意ください。

「アップ」では電話及びメール問い合わせを平日の9時～17時の間、受け付けているようです。

今後どのような流れで勧誘メールが届くのか、系列サイトをいくつも検証してきたので大体の傾向は分かりますが、一応 現在有料情報を取り扱っていない理由をサポート宛にメールで尋ねてみました。

結果は回答なしです。おそらく利用意欲のありそうな会員をどのようにして勧誘しようか、試行錯誤して回答メールを作成しているが故に、回答に時間が掛かっているのでしょう…。気になる回答があれば追加検証します。

ドメイン取得日を調べると「2016年4月13日」で、サイト開設後僅か1ヶ月の新サイトであることが分かります(2016年5月調べ)。

ただ、掲載されている推奨銘柄実績は最古のものが「2016年1月21日」に推奨されたことになっており、明らかにドメイン取得日と相違がありますね。言うまでもなく“偽装された実績”でしょう。心底お粗末な内容です。

続いて、所在地「東京都墨田区文花2-14-8」をGoogleストリートビューで検索した結果、該当した建物がコチラです↓

コチラの建物名は「エルヴィエント墨田吾妻」で、間取り僅か“1K”の賃貸マンションでした。→実際の物件情報

「社内紹介」というページで掲載されていた社内の画像とは大きくかけ離れていますね。ここまで嘘を嘘で塗り固めているとむしろ“アッパレ”です。張本さんなら問答無用で“喝！”と言うでしょうが…。

サイト開設後僅か1ヶ月しか経過していない超新サイト「アップ」を各項目に渡り徹底検証してきました。全ての項目において悪徳サイトの特徴が判明したといっても過言ではないでしょう。

中でも他サイトの記事無断転載をしている点や、表記している所在地がただの1Kマンションで、サイト内で紹介する会社紹介とは大きく異なっていたことなどが印象に残っています。典型的な悪徳サイトですね。

今回新たに誕生した悪徳サイト「アップ(UP)」の系列サイトを以下に並べるので、お時間ある時にでもご確認ください。

↓巨大悪徳グループ系列サイト一覧↓
・コネクト（connect） ※悪徳サイト
・インデックス(INDEX) ※悪徳サイト
・START(スタート) ※悪徳サイト
・日本投資コミッション ※悪徳サイト
・マーケットグロース（MARKET GROWTH） ※悪徳サイト
・ACCESS(アクセス) ※悪徳サイト
・Home（ホーム） ※悪徳サイト
・SUCCESS（サクセス） ※悪徳サイト
・ネクスト（NEXT） ※悪徳サイト
・フロンティア（Frontier） ※※閉鎖寸前
・アセット（ASSET） ※閉鎖
・アベニュー（AVENUE） ※閉鎖
・アドバンス（ADVANCE） ※閉鎖
・ファイナンシャルパートナー（FINANCIAL PARTNER） ※閉鎖
・INVEST（インベスト） ※閉鎖
・トラストオンカンパニー（TRUST ON COMPANY） ※閉鎖
・日本投資コンサルティング ※閉鎖

■無料コンテンツ
・朝刊 夕刊
・本日のピックアップ銘柄
・銘柄診断

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