- エルは米国株投資でFIREを実現した個人投資家
- エルが米国株でFIREした経緯
- エル式「最強の10銘柄」の投資パフォーマンス
- エルの米国株ポートフォリオを分析
- エルの投資戦略は米国株7割・日本株3割
- 【2022年】エルの注目個別銘柄
- エルの書籍「英語力・知識ゼロから始める!【エル式】米国株投資で1億円」の評判
- エルの経歴・プロフィール(GFSで講師を務めるとか)
- エルのSNS
エルは米国株投資で成功してFIREを実現した個人投資家です。
エルは40歳の時に早期リタイアを考え始め、51歳でFIREを達成。FIRE達成時のエルの資産は1億円。
2010年頃~2020年にかけてFIREを意識していたエルは計画の1年前倒しに成功。2019年にFIREに至りました。
エルが早期FIREを実現した背景には「米国株投資での成功」があります。
本記事では、エルが早期FIREするきっかけになった米国株投資術やポートフォリオを調査。どのような投資戦略を立てればFIREに近づけるのかを見ていきます。
エルは元々日本株を中心に投資をしていましたが、米国株投資も行なっていました。
米国株中心の運用にシフトしたのは2015年頃。ネット証券の特定口座で海外株を買えるようになったのがきっかけです。
成長性、収益性の高い米国株に投資を行なうことでエルの資産は増加。
元々立てていたFIRE計画を1年前倒しで達成しています。
▼エルがFIREするまでの軌跡
引用元:ダイヤモンドZAi
エルのFIRE前の年収は1,000万円。すでにローンを完済していたこともあり、投資に割く資金力が高かったこともFIREを早めた要因でしょう。
米国株への投資でFIREを早めたエルは「初心者にもおすすめの米国株」を紹介しています。
どのような銘柄をオススメしているのか見てみましょう。
エルは米国株の中から「1000万円の軍資金を10年後に1億円にしてくれる銘柄群」を公表しています。
その名も“最強の10銘柄”。
最強の10銘柄の投資パフォーマンスは以下の通りです。
▼エル式 最強の10銘柄(年度ごとのリターン)
銘柄名 | コード | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年(3月時点) |
---|---|---|---|---|---|
ビザ | V | 43.30% | 17.21% | -0.30% | -0.10% |
ナイキ | NKE | 38.11% | 40.95% | 18.71% | -18.07% |
コストコ | COST | 45.69% | 32.75% | 51.83% | -8.40% |
ロッキード・マーチン | LMT | 52.53% | -6.45% | 3.19% | 22.84% |
マコーミック | MKC | 23.67% | 14.25% | 2.67% | -1.49% |
ホームデポ | HD | 30.40% | 24.71% | 59.32% | -23.90% |
ユニオン・パシフィック | UNP | 33.69% | 17.68% | 23.32% | -1.91% |
ユナイテッドヘルス・グループ | UNH | 19.99% | 21.22% | 45.14% | -5.23% |
ダナハー | DHR | 49.55% | 45.31% | 48.56% | -16.60% |
チャーチ・アンド・ドワイト | CHD | 8.34% | 25.47% | 18.92% | -4.28% |
(1月に保有開始。12月まで保有していた場合のリターンを計測)
最強の10銘柄の中には、年利50%以上の銘柄も見られます。
日本の投資信託の平均利回りが3%~10%と比べると、米国株の投資パフォーマンスは圧倒的ですね。
エルがこれら10銘柄を”最強”とする理由は3つ。
①企業、会社の事業が強固
②消費者として馴染みが深い
③銘柄の情報を入手しやすい
最強の理由① 企業、会社の事業が強固
最強の10銘柄は収益性が高く、同業他社に打ち勝てるだけの競争力を有している企業で固められています。
例えば日本人にも馴染みのある「VISA」は、クレジットカードで世界一のシェア率を誇っていますね。ユナイテッドヘルスは世界最大手のヘルスケア製品と医療保険を提供する企業。他にもナイキやコストコなどはブランド力も高い。
日本では大手企業になると成長が鈍化する場合もありますが、米国では大手企業でも成長が続く傾向があります。
大手企業でありながら成長企業である点が最強たる理由です。
エルが銘柄を選ぶ際に重要視するのは「収益性」と「成長性」の2点。
「売上高営業利益率」や「営業キャッシュフロー」「売上高」などから収益性を確認し、「売上高が伸びているかどうか」で成長性を測っています。
最強の理由② 消費者として馴染みが深い
エルは銘柄を選ぶ際に「自分がその企業の製品やサービスを利用しているか」を考慮しています。
自分が企業の商品やサービスを利用していると、消費者の視点から企業を評価できるためです。エルは「売買のタイミングも分かりやすい」と言います。
例えば株価が下落した際に市場の影響によるものなのか、それともサービスの品質が落ちたせいなのか判断しようとした時。消費者としてサービスを見ていれば、株価下落要因の予想が付けられます。
サービスの品質低下が要因なら売却のタイミングかもしれません。そうではなく、市場の影響を受けているなら保有を続けるという判断も可能になるでしょう。
投資の神様ウォーレンバフェットは「投資先は自分が理解できるビジネスモデルに限るべきだ」という考えを持っています。エルも同様の考えを持っているようですね。
ちなみに、自分の生活の中で銘柄を探すというやり方は、配当金収入1,500万円を誇る「www9945」も取り入れている手法です。
最強の理由③ 銘柄の情報を入手しやすい
最強の10銘柄に挙げられている企業は世界的な有名企業・大手企業が多いです。
日本にいても情報が入手しやすいため、情報収集には困らないでしょう。
米国株は情報ソースが英語で記載されており、決算情報や、企業情報を読み解くのに苦労する場面があります。その点、日本でも投資している人が多い銘柄は日本語でも情報収集が可能。大手メディアや個人投資家も情報をよく発信していますしね。
「あまり知られていない優良銘柄を探すのも投資の醍醐味では?」という質問に、エルは以下のように回答しています。
『「自分は英語が完璧だし、米国の投資事情にも詳しい」という人なら反対はしません。そうでないなら、みんながよく知るポピュラーな銘柄に絞ったほうが間違いないでしょう。』
エルは上記3つの理由を以て”最強の10銘柄”としています。
確かに米国株は大手企業であっても成長を続けています。投資先に選ぶのは無難と言えるでしょう。
ただ将来有望な米国株を見つけて投資できたら、大きな資産形成に繋がります。2020年には米国の「ジュミアテクノロジーズ」という企業が年内で18倍に急騰しています。
いまではお馴染みとなった「ZOOM」を提供するズーム・ビデオ・コミュニケーションズの株価も1年経たないうちに4倍になりました。
誰もが知る有名企業への投資も良いですが、まだ見ぬお宝銘柄への投資が叶うと飛躍的な資産増加も夢ではありません。
エルは「最強の10銘柄」以外の米国株にも投資しています。
構成銘柄を見ると、やはり消費者の生活に根差した有名企業が多いです。
▼エルの米国株ポートフォリオ(2022年1月31日時点)
銘柄名 | コード | 持ち株数 | 割合 |
---|---|---|---|
バンガード・米国増配株式ETF | VIG | 700 | 11% |
グローバルX NASDAQ100・カバードコール・ETF | QYLD | 4500 | 9.03% |
アマゾン・ドット・コム | AMZN | 20 | 5.78% |
バンガード・米国トータル債券市場ETF | BND | 700 | 5.61% |
チャーチ・アンド・ドワイト | CHD | 500 | 4.96% |
コストコ | COST | 100 | 4.88% |
マコーミック | MKC | 500 | 4.82% |
ホームデポ | HD | 130 | 4.61% |
ビザ | V | 210 | 4.59% |
ユナイテッドヘルス・グループ | UNH | 100 | 4.56% |
ロッキード・マーチン | LMT | 120 | 4.51% |
ダナハー | DHR | 160 | 4.42% |
ナイキ | NKE | 300 | 4.29% |
ユニオン・パシフィック | UNP | 180 | 4.25% |
アップル | AAPL | 250 | 4.22% |
マイクロソフト | MSFT | 140 | 4.21% |
スリーエム | MMM | 160 | 2.57% |
ペプシコ | PEP | 150 | 2.51% |
S&Pグローバル | SPGI | 60 | 2.41% |
シャーウィン・ウイリアムズ | SHW | 75 | 2.08% |
ジョンソン・エンド・ジョンソン | JNJ | 100 | 1.66% |
プロクター・アンド・ギャンブル | PG | 100 | 1.55% |
マクドナルド | MCD | 50 | 1.25% |
ネットフリックス | NFLX | 5 | 0.21% |
SPDR ダウ工業株平均 ETF | DIA | 1 | 0.03% |
引用元:【L】米国株投資実践日記
エルのポートフォリオで注目したいのは、構成銘柄上位にETFが3つ入っている点。それぞれのETFは「連続増配」「超高配当」「安定感」という特色を持っています。
VIG…連続増配を続ける米国株にまとめて投資するETF。S&P U.S. ディビデンド・グロワーズ・インデックスに連動する。
QYLD…NASDAQ100指数の値上がり益を放棄し、その代わりに「配当金」を毎月受け取れるETF。
BND…米国組債権市場全体投資するETF。ブルームバーグ・バークレイズ・キャピタル総合債券指数に連動する。
上記ポートフォリオを見て貰えば分かると思いますが、エルは米国株投資において非常に堅実な運用をしています。
多くの資金力を武器に、倒産する心配が無い有名企業への順張り投資。エルのポートフォリオを見ると、とにかく米国市場に期待している様子が伺えます。
米国株投資インフルエンサーの「バフェット太郎のポートフォリオ」を見ても、個別銘柄は有名企業で固められています。米国の大手企業はそれだけ安定感のある投資先なのでしょう。
最近Youtubeの広告で見かける「竹村尚子」は米国株で将来100倍になる銘柄を探す近未来スイングトレードを開発した人物。
このような投資家たちと比べるとエルは派手さには欠けるものの、堅実な投資をする人からは好感を持たれそうですね。
エルは米国株・日本株ともに投資を行なう二刀流投資を実践しています。
その比率は米国株が7割。日本株が3割。
エルは米国株と日本株の両方に投資することで「一定の分散効果が得られる」と説明しています。
たしかに月別の成績を比較してみると、日本株が良い月もあれば米国株が好調の月もあります。両方に投資をしておくことで、どの時期も安定的なリターンが見込めるという理屈です。
株式市場は昔から「アメリカがくしゃみをすると、日本が風邪をひく」と言われていますしね。アメリカ市場の影響を日本が受けるのは古来から観測されています。
エルは「日本にも米国に引けを取らない優良企業はある」と述べていますし、日米二刀流投資を行なうメリットは高そうですね。
なお、エルは米国株を購入するとき長期投資が前提ですが、日本株は短期的な値上がり益を狙って購入することもあるとのことでした。
エルは2022年に注目している米国株と日本株をひとつずつ挙げています。
【米国株】コストコ・ホール・セール(COST)
【日本株】ソニーグループ(6758)
エルはコストコは「投資初心者が安心して長期保有できる銘柄」として挙げています。
コストコは米ウォルマートに次ぐ第二位の小売りチェーン。エルがコストコを推す理由は、調達コストとほぼ変わらない低価格を武器に会員数を増やしている点と、株価がコロナ禍で下がったところから回復して史上最高値の水準にある点にあります。
エルが2022年に注目する日本株は「ソニーグループ(6758)」です。
エルがソニーグループに注目する理由は「世界と戦える日本企業」である点。ソニーグループの時価総額は日本2位。一時期は低迷していたものの、確かな技術力でゲーム、音楽、映画、半導体など様々な分野で収益を出しています。
エルはソニーグループに対して以下のように述べています。
『日本企業はまだまだ死んではいない。世界に伍して戦える力を秘めている企業が数多くある──。そのことを証明する意味でも、ソニーにはより一層の活躍を期待しています。』
引用元:トウシル
やはりエルが注目するのは超大手企業みたいですね。
個人的には「知る人ぞ知る高騰期待銘柄」も教えて欲しいなーって思います。コストコとかソニーは長期保有で持つには良いと思うんですけどね…。いまから爆発的に伸びるかと言われると疑問です。
エルは米国株に関する書籍を1冊出しています。
書籍の評判を調べたところ「投資初心者に参考になる」「米国株に必要な基礎知識が得られる」といった米国株投資を始めるのに役立ったという意見が見られます。
『日本株投資は5年くらい経験していますが、米国株投資は始めたばかり。
米国株投資の本を何冊か読みましたが、わたし的にはこの本が一番わかりやすかったです。
Q&A形式で解説している基礎の基礎のパートから、元金融マンの著者ならではの視点を学べるパートまで、
投資経験者だからといって当たり前のことをバカにせず、ちゃんと取り上げている点がよかったです。
暗中模索状態の投資初心者であれば、本書を読んでおけば、
米国株投資に必要な基礎知識がひと通り得られると思います。
すでに投資をしている人なら「こんなことわかってるよ」と思われがちな内容も含みますが、
そういう点はバカにせず、あらためてきちんと踏まえておくくらいのほうがよいと個人的には思いました。
あと、著者の投資経験を通じて、著者の人となりが感じられる点も好感を持てました。
本のデザインはヤンチャな感じですが、とても落ち着いた内容で個人的にとても勉強になりました。
』
引用元:Amazon
一方で「銘柄分析の仕方が二番煎じ」「これでFIREは無理」などの意見も。
『内容はどの本にも書いてある事ばかり。
内容も薄い、この内容だとFIREは無理。
既出だか広瀬氏の本を購入された方が絶対に良い。』
引用元:Amazon
これまでに解説した通り、エルは一攫千金でFIREを達成したわけではありません。
エルがFIREを達成した原動力は資金をコツコツと投資に回し続けた努力。
書籍も一攫千金の投資手法が書いているわけではなく、地道な投資を行なう確実な投資について書かれています。
『一攫千金のような派手さはないですが、自分のペースとポリシーをもって地道にやること、またリスク許容しながら確実な投資について書かれていて一気に読みました。日本語・文章自体が綺麗なことも一因だと思います。
自分のできるところからやってみることが大事というメッセージを一定して感じました。
私はほぼインデックスの積み立て式の投資信託一辺倒ですが、少しこのやり方で自分の投資に組み込んでみようと思います。』
引用元:Amazon
エルは株式投資歴30年のベテラン。最終的に1億円になった時点でエルはFIREをしたわけですが、そのための投資戦略は非常に堅実な考えが元となっています。
「英語力・知識ゼロから始める!【エル式】米国株投資で1億円」は、そんなエルの考え方が学べる1冊です。
エルは米国株投資を中心に行なう個人投資家です。
投資歴は31年。51歳で1億円の資産を作ってFIREを達成しました。
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名前:エル
年齢:54歳
家族構成:妻 子ども2人
投資歴:1991年頃、日本株(東京電力・新日鐵)で株式取引を開始。フィデリティやマーキュリーなどのアクティブファンドに熱中した時期あり。UNIQLOを展開するファーストリテイリングが東京(原宿)進出し、フリースブームを起こす前に同社株式に投資し相当額のキャピタル・ゲインを得る。しかし、サブプライムローン問題・リーマンショックに起因した内外株式の大幅下落の影響は回避できず一時資産は半減。2009年末復元し、その後資産は順調に増加し現在は米国個別株式中心に投資中。投資歴31年。
引用元:【L】米国株投資実践日記
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エルはFIRE達成後も個別株投資を継続中。日経マネーやダイヤモンドZAiなどの投資系メディアでインタビューを受けることも多いです。
投資の知識を学べるオンライン投資スクール「GFS」では講師も務めています。
ツイッター…現在の相場観や、気になったニュースの共有がメイン
ブログ…現在のポートフォリオや、買いました銘柄について記載している。エルの投資先を知りたい方はブログを参照。
『エル 米国株』の口コミ
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