上野由洋とは何者？バングラデシュで講師をした男の正体と評判

元TBS報道記者にして、「教育」・「ビジネス」・「投資」の3分野で成功を収める起業家、『上野由洋』氏。

投資に関する情報発信も積極的で、氏から指導を受けたいと考える人も少なくありません。

しかし、その輝かしい経歴の裏で、「過去にバングラデシュの怪しい投資案件に関わっていた」という不穏な噂も…。

この記事では、上野由洋氏の経歴や活動、事業、評判をもとに、本当に信頼できる人物なのかを多角的に検証していきます。

最後まで読めば、「上野由洋」という人物を信頼して良いかの答えが見つかります！

上野由洋の経歴と現在の活動まとめ

冒頭でお伝えしたように、上野由洋氏は企業家や投資家など、マルチに活躍する人物です。

まず、同氏がどのような人物で、どのような事業を手掛けているのか、その全体像を把握することから始めてみましょう。

上野由洋のプロフィール【年齢・学歴・経歴】

GFSの公式サイトによると、上野氏のプロフィールは下記のとおりです。

大学卒業後、報道記者として政治や経済、社会問題を取材し、TBS系「報道特集」などでもスタジオ解説を務めた経歴を持ちます。

東日本大震災の取材を契機に約800時間分の映像を収録し、後にドキュメンタリー映画「生き抜く」を制作。

同作品はニューヨーク・フェスティバルで銀賞を受賞しています。

放送局を退社後は独立し、GFSや映像製作会社を設立し、企業家へと転身。

なお、年齢や生年月日といったパーソナルな情報は公開されていません。

あくまで仕事に関係のある情報のみ公開するというスタンスなのでしょう。

GFS（グローバルファイナンシャルスクール）を創設・運営

上野氏の事業の中核となるのが、オンライン投資スクール「Global Financial School（GFS）」です。

GFSはおそらく、日本でもっとも知名度のある投資スクールではないでしょうか。

オンライン投資スクールとしては、生徒数・講義数・講師数すべてNO.1とのことです。（東京商工リサーチ調べ）

このGFSは上野氏が自身の投資経験をもとに設立しました。

設立当初は少人数の勉強会から始まったそうですが、現在は3万人以上の受講生を抱える国内最大規模のスクールに成長しています。

GFSについては、「学びになる」「知らなかったことが聞けた」など評価する声も多いです。

一方、「受講料が高額すぎる」「情報量が多すぎて扱いきれない」など根強い批判もあります。

GFSについては広告収入目的のアフィリエイターが多いので、口コミでの評価が難しいです。

とくにSNSでの絶賛の声は広告リンクに誘導しているケースが多く、そうしたものは利用者ではない可能性があります。

よって、口コミはあまり鵜吞みにし過ぎないほうが良いですね。

映像制作の分野でも手腕を発揮

上野氏は、「株式会社アジアピクチャーズエンタテインメント（APiE）」を設立し、映画制作・法人向け動画制作・メディア事業を展開。

こちらは、アジア市場に日本の映像作品の配給・宣伝をおこなう会社です。

おもに中国、台湾、韓国などと取引しています。

また、「ムビハピ」というブランドで、法人顧客向けの動画制作サービスを展開。

「報道スタイル動画」というユニークなコンセプトを掲げ、上野氏の元テレビ局スタッフの経歴を活かした「テレビクオリティ」を訴求点としています。

X（Twitter）での発信内容

Xに上野氏のアカウントを見つけましたが、放置アカウントになっていました…。

ポストが1件もありません。アカウントを開設してから1度も使ってないのでしょうか。

フォロワーは1,400人ほどいるため、もしかしたら前は使用しており、何らかの事情でポストをすべて削除したのかもしれません。

怪しい！？上野由洋のバングラデシュ投資を徹底検証

上野氏の周辺で囁かれる「怪しい」という評判。

その象徴的なトピックが「バングラデシュ投資」です。

ここでは、過去に開催されたセミナーの実態と、なぜそれが「怪しい」と見なされるのか、その根源を探っていきます。

過去に開催された「1口100万円」のセミナーとは？

上野氏は、過去にバングラデシュへの投資をテーマにしたセミナーを複数回開催していました。

バングラデシュの驚異的なGDP成長率や若い人口構成といったマクロ経済的な魅力を背景に、不動産投資や現地企業への出資といった案件を紹介。

中には、現地を視察するツアーが組まれることもあったようです。

投資の概要は、1口100万円からでアジア最安値で購入し、3～5年で4～8倍の利益を狙うというもの。

セミナーを開催すると毎回満員御礼だったようで、トータルで数百人が参加したとされています。

なお、バングラデシュの経済成長率は下記のとおりです。

2025年は3％台と過去の中でも最低水準になっています。

成長はしていますが、チャートを見てわかるとおり、かなり成長幅にブレがあるのが特徴です。

典型的な新興国の特徴ですね。

高い成長力はあるものの、安定せずにリスキーなのがデメリットです。

「頓挫した」「怪しい」と評判の出所とその根拠

一部の掲示板や口コミサイトでは、「セミナー後、プロジェクトの続報がない」「進捗報告が不透明」といった批判が見られます。

ただし、続報があるとの報告も。

また、現在も公式サイトは生きており、過去に投稿されたYouTube動画も削除されていません。

このため、プロジェクト自体は頓挫しておらず、今も続いている可能性があります。

では、「怪しい」という声が上がる原因はなんでしょうか？考えられる理由は2つあります。

まず1つ目は、新興国への1口100万円の投資案件という点です。

これを聞くと「なんだか胡散臭い」「詐欺じゃないか？」と思ってしまう方も一定数いるでしょう。

実際、新興国投資の詐欺事件の話はよく聞きますのでイメージが悪いです。そうしたネガティブな印象が不信感に繋がっているのではないでしょうか。

2つ目は、情報の不透明さです。

バングラデシュ投資の実態はほとんど分かりません。情報が少なすぎるため、「怪しい案件なのでは？」と疑われてしまうのも仕方ないです。

以上の2つが原因で「怪しい」という評判に繋がっているのでしょう。

とはいえ、上野氏のバングラデシュ投資が詐欺的なものだという、確たる証拠は見つかりませんでした。

上野由洋の投資実績と実力は本物か？

上野氏は投資家としての一面も持っています。

GFSの創設者として、投資を教える講師として、その実力は誰もが気になるところです。

果たして彼は “ 本物 ” なのでしょうか？

兼業投資家として数億円を運営

GFSの公式サイトや関連メディアでは、上野氏が兼業投資家として数億円規模の資産を運用しているとの情報があります。

学生時代から独学で投資を始め、10年以上の時間をかけて勉強を続けてきた成果とのこと。

当時は情報がなく、色々と失敗や苦労をしたそう。インタビューでは、大学の知り合いに言われるがまま株を買い、大金を失った経験も明かしています。

そうした失敗や苦労が、GFSの設立のきっかけにもなっているそうです。

実積が不透明！？その実力を検証

上野氏の投資実績を客観的に確認することは、非常に難しいのが現状です。

まず、どの銘柄に、いつ、どれくらいの資金を投資し、どれほどのリターンを得たのかといった具体的な情報は公開されていません。

そして、「数億円を運用している」という話も、本人の自己申告に過ぎず、第三者による裏付けがないからです。

こうした実績の不透明さが、上野氏をどのように評価すべきかを難しくしている大きな要因ですね。

実際、上野氏は投資家というよりも経営者やビジネスマンというイメージですし、本人もその面をアピールしている印象です。

GFSのスタッフも、「彼の投資戦略は誰でも再現できるものではない」と認識しています。

これは、上野氏の成功が特定の手法によるものではなく、情報収集力や人脈、さらには事業家としての直感など、個人的な能力に大きく依存していることを意味するのではないでしょうか。

そのため、他人が真似ても再現できない可能性があります。

以上のように、投資家としての上野氏を判断するのは難しいです。

経営者としては間違いなく優秀な方ですが、投資の実力があるかは分かりません。

上野由洋についてのFAQ

これまで見てきた情報を、よくある質問形式で整理してみました。

【結論】上野由洋は信頼できる投資家・教育者なのか？

上野由洋氏は、報道記者としてのキャリアを強みとし、映像・教育・ITの三領域で戦略的なビジネス展開を図る多才な起業家です。

投資家というより、敏腕経営者といった印象の人物になります。

経歴はしっかりしており、大きなトラブルも起こしていませんし、複数の事業を成功させているため、活動の実態もクリアです。

そのため、少なくとも怪しい詐欺師などではないでしょう。

ただし、投資家としての実力や実績は不明です。

よって、投資情報として学ぶというよりは、その経営者としての手腕や経験、センスなどを参考にして、投資に活かすような感じがよいかと思います。