E-株(良い株)は顧客情報を流用する悪質サイト！近付くなかれ！

ここ最近「E-株(e株 良い株)」と名乗る会社から突然ダイレクトメールが届くようになりました。

こんなサイトに登録をした覚えは全くありません。

調べてみると私と同じように「急にメールが届いた」という人が出始めている様子。

そこで「E-株」について調査を開始。

どうやら、メールアドレスが流出してしまった様子。

流出元は「株式なび」というサイトの線が濃厚です。

どうして急に登録した覚えのない会社からメールが届くのか？

その理由を見て行きます。

E-株を運営しているのは「株式なび」と一緒の会社です。

ドメイン情報を調べてみると、IPアドレスが同じものを使用しています。

「株式なび」は当サイトでも検証したことがありましたが、悪徳業者の役満のようなサイトでした。

・無登録業者

・銘柄情報は他所のパクリコンテンツ

・実績のねつ造

・悪評の嵐

2019年後半～2020年初頭にかけて「株式なび」は手当たり次第にユーザーへメールを送り付け、てきとうな銘柄情報を買わせていました。

当然、「株式なび」では儲からないので評判は悪評だらけになります。

そこで新しく用意したのが「E-株」なのでしょう。

サービス名とアドレスだけ変更してやっていることは大差ありません。

以前と同じように銘柄情報の配信を行っています。

しかし、メールアドレスを流用して勝手にダイレクトメールを送り付けるような業者のどこを信頼すればいいのでしょうか？

そもそも「E-株」は金融商品取り扱い業者としての登録をしていません。

仮に、仮に「E-株(旧:株式なび)」が心を入れ替えて良い投資助言をするようになったとしても、違法な営業を行っているのは変えようのない事実です。

E-株サイト内の免責事項には以下の記載があります。

また、メール及び、ホームページ上での提供情報は投資勧誘を目的とするものではなく、情報の提供であり、売買指示ではございません。

引用元：e株 良い株

免責事項に載せてなんとか逃れようとしているみたいですが、行っている内容的に金融商品取り扱い業の取得は必須でしょう。

ちなみに以前運営していた「株式なび」も当然のように無登録業者でした。

「E-株」の提供銘柄は本物でない可能性があります。

E株が推奨しているフーバーブレイン(3927)という株を確認。

確かにチャートを見てみると値上がりしています。

ですが提供日の2020年5月11日には「E-株」はオープンしていないはずなのです。

このサイトが誕生したのは2020年6月27日。

5月11日？誰に何を紹介していたのでしょうか？

サイトで紹介されている推奨銘柄はウソでほぼ確定です。

極めつけに「E-株」のサイトの構成もヒドイものでした。

興味半分でメルマガに登録してみたところ、まさかのIDとパスワードが丸出しのURLが送られてきました。

いや、顧客の情報はもっと大切に取り扱ってくださいよ！

SSLにも対応していないから、このままだと顧客の情報は盗まれまくりです。

しまいには、超簡単な記載ミスも見受けられます。

もう「どういたまして」と言う他ありませんね。

もちろん、些細なミスはあるものですが、こんなところで躓いている投資情報サイトを信用するわけがありません。

このようなサイトは名を変え、品を変え、次々にユーザーに不利益を被らせます。

■E-株の前に運営していた株式なびの評判

株式なびに大切な老後資金を騙し取られました。勧められた株は全部天井つかみで一度も買値を上回らないままロスカットになりました。80万円くらい損しました。絶対に許せないです。

引用元：株式なびの評判|闇営業サイトの真相

推奨銘柄が全て天井掴み。

もはや「狙っているのではないか？」というくらいひどい成績です。

他にもサイト内では「3年連続でお客様満足度91%以上」とありますが、実際は一度も投資で勝てていないユーザーもいました。

サイトにはものすごくたくさん実績が乗ってるのに、実際使ってみたら1回も勝てない、あれは絶対嘘ばかりですね。予想が外れるとすぐに別の銘柄を勧めてくるのもムカつきます。そんな簡単に諦めつく程度の材料で推奨されたら投資家はたまったもんじゃないです。

引用元：株式なびを徹底検証

E-株は最近名前が新しくなったばかりなので、まだ評判はありません。

しかし、すぐに同じ惨劇が起こるのは容易に想像できるでしょう。

被害者にならないためにも、E-株には近づかないことをオススメします。

もし、E-株からメールが送られてきた場合どうすればいいのか？

取れる対応策は2つです。

①迷惑メールのフィルタ設定

②メールアドレスの変更

まずは余計なメルマガが来なくなるように迷惑メールの設定をしておきましょう。

E-株からはメールが届かなくなるはずです。

ただ、上記したようにこの運営会社は名前やアドレスを変えて、手当たり次第に顧客にメールを送り付けているようです。

なので、一番良い対応は「メールアドレスを変更すること」です。

今後も面倒なメルマガに悩まされないためにも、変更できる人は変えておいた方が良いでしょう。

実は投資家を狙った悪質なサイトというのは多数存在しています。

あらかじめ「悪質サイトの見分け方」を知っておけば、変なサイトに登録したり、利用したりすることも無くなります。

自分の身は自分で守れるように準備しておきましょう！

E-株に「上昇銘柄を選定してもらえる」と期待していた人がいるなら、それは厳しいと言わざるを得ません。

実際、「E-株」や「株式なび」といった人の手で選んだ銘柄は、どうしても予測精度に個人差が出ます。

社会情勢、政治経済、企業評価など大量の情報を処理する必要があるからです。

この投資能力は地道に磨いていくほかありません。

E-株は顧客の情報を勝手に流用して、更なる損失を生みかねない危険なサイトです。

突然、飛んでくるメールにもスルー推奨。

関わってはいけないサイトと判定します。