- 愛鷹は60回のテンバガーを当てた兼業投資家
- 愛鷹が当てたテンバガーの一覧
- 愛鷹流 テンバガーを当てるための投資戦略
- 【2022年】愛鷹が注目する銘柄
- 愛鷹の投資経歴
- 愛鷹の総括
愛鷹は13年間の投資歴の中で「60回のテンバガー」を当てた兼業投資家。
昼は会社で働くサラリーマンの傍ら、愛鷹がいくつものテンバガーを獲得した投資戦略は「超分散投資&長期保有」です。
800銘柄以上に分散投資を行ない、損切りも利確もせずに長期保有。
この投資スタイルで愛鷹は2008年時点で160万円だった資産を2.5億円に伸ばしました。
「テンバガーハンター」の異名を取る愛鷹が、これまでにどのような銘柄に投資してきたのか、銘柄の選定方法や投資手法について見ていきます。
愛鷹が過去に当てたテンバガーは800銘柄中60銘柄。
自身のツイッターで公開されていた愛鷹のポートフォリオを見てみると、株価77倍になった銘柄も見られました。
▼愛鷹が過去に当てたテンバガー(パフォーマンス上位の一部)
上昇率 | コード | 銘柄名 | 取得単価 | 株価(2021/12/28) |
---|---|---|---|---|
77.1倍 | 2379 | ディップ | 51 | 3930 |
48.0倍 | 2492 | インフォマート | 20 | 960 |
39.3倍 | 2491 | Vコマース | 115 | 4515 |
36.9倍 | 2471 | エスプール | 33 | 1219 |
28.7倍 | 2124 | JAC | 76 | 2178 |
28.2倍 | 2127 | 日本M&A | 100 | 2824 |
25.6倍 | 3854 | アイル | 57 | 1462 |
24.9倍 | 3186 | ネクステージ | 101 | 2516 |
23.9倍 | 4369 | トリケミカル | 151 | 3615 |
21.8倍 | 2326 | デジアーツ | 396 | 8640 |
21.1倍 | 3387 | クリレスHD | 34 | 716 |
21.0倍 | 2146 | UTグループ | 205 | 4310 |
18.6倍 | 7679 | 薬王堂HD | 118 | 2193 |
16.6倍 | 2413 | エムスリー | 349 | 5788 |
14.4倍 | 2429 | ワールドHD | 182 | 2622 |
13.8倍 | 8771 | Eギャランティ | 171 | 2353 |
12.8倍 | 3635 | コーエーテクモ | 365 | 4660 |
12.3倍 | 3923 | ラクス | 266 | 3280 |
11.9倍 | 6035 | IRJapanHD | 567 | 6770 |
11.8倍 | 2475 | WDB | 265 | 3120 |
10.9倍 | 3040 | ソリトンシステムズ | 126 | 1376 |
10.8倍 | 3092 | ZOZO | 331 | 3560 |
10.7倍 | 4763 | C&R社 | 186 | 1984 |
10.4倍 | 7148 | FPG | 65 | 678 |
10.0倍 | 2497 | UNITED | 201 | 2016 |
引用元:愛鷹 -Twitter
愛鷹のポートフォリオに共通するのは「取得単価が低い」という点。株価500円未満の銘柄がほとんどです。
株価が安い銘柄に投資をすることで、大きな株価上昇を狙っている様子が伺えます。
テンバガーになるまでに必要な期間は2年間以上が目安。テンバガーを数多く獲得するには、じっと耐え抜く期間も必要なのでしょう。
▼株価77倍超になった「ディップ(2379)」
引用元:ディップ(2379) -株探
愛鷹のテンバガー的中率は7.5%。保有する800銘柄のうち60銘柄がテンバガーを達成しています。100銘柄に投資して7つの銘柄がテンバガーになる計算です。
もし愛鷹の真似をしようと思ったら、100銘柄に分散投資できるだけの資金力が必要でしょう。分散投資をする場合は色んな銘柄に投資できるメリットがある一方で、投資リターンがあまり望めないこともあるので注意が必要です。
愛鷹は分散投資するために最低単元で購入しているとのこと。
元々100円の銘柄がテンバガーになったとしても、最低単元で購入すると利益は9万円にしかなりませんからね。
愛鷹本人も言っていますが、長期投資が前提になるので銘柄を保有し続けるメンタリティも持っておくと良いでしょう。
自分の資金力や資産形成の目標を踏まえて、様々なやり方を検討してみると良さそうですね。
続いて、愛鷹がテンバガーを狙うためにどのような銘柄選びをしているのか、投資手法を実践しているのか見ていきましょう。
愛鷹はテンバガー候補をたくさん買い集めて、株価が上がるまでじっくり待つことで資産を増やしています。
そんな愛鷹の投資戦略は3つ。
①増収増益の好業績企業を沢山見つける
②徹底的な分散投資を行なう
③売らずにホールドし続ける
①増収増益の好業績企業を沢山見つける
愛鷹が銘柄選びで重要視しているのは「増収増益の企業」であることです。
増収増益であれば今後の成長に期待する投資家が増えて、株価上昇が狙えます。
愛鷹が企業のデータを確認する際は、適時開示される決算短信を見るとのこと。一つひとつのデータを丁寧に見るのではなく、「増収増益」かどうかを流し見して確認。「経営成績の概況」にもさっと目を通して、企業を理解する大枠のデータを集めると言います。
愛鷹が細かく企業データを見ていないのは時間を節約するため。「多くの銘柄の情報を仕入れて投資先候補を増やすことが大事」と述べています。
増収増益の企業を見つけた後、愛鷹は中期経営計画の1年目の進捗率を確認します。
『発表直後の第1四半期に会社予想を超える利益が出ていれば中計を実現できるだけの成長性がありそうだと判断できます』
引用元:日興フロッギー
好決算が発表された直後は株価が高騰していることもありますが、『本当に成長する企業は高いところで買ってもテンバガーまでなってくれます』というのは愛鷹談。
テンバガーを見つけるための下準備として、複数の候補銘柄を探しておきます。
②徹底的な分散投資を行なう
増収増益の企業を見つけたら、それらの企業に徹底的な分散投資を行ないます。
投資先を増やすことで、テンバガーになる銘柄の確率を高めるのが狙いです。1つの銘柄だけだとチャンスは1回だけですが、100銘柄に投資していたらテンバガーに至る企業を選ぶチャンスは100回に増えます。
なお「増収増益の企業に分散投資をする」と言っても、テンバガーに至る気配が薄い業種やセクターへの投資は避けます。
例えば、石油、石炭や建設、水産などのオールドエコノミー、電気やガス、食料品などの「ディフェンシブ」と呼ばれるセクターが該当します。
近年の統計を見ると、テンバガーに至るのは「情報・通信」「サービス」業種が5割を占めています。
投資先を選ぶ際には、成長が期待できる業種を中心に分散投資をすると良さそうですね。
「テンバガーハンター」という投資信託も愛鷹と同じく、テンバガーが見込める銘柄への分散投資を行なっています。
自分ひとりで銘柄を管理しきれない人は、テンバガーハンターのようなアクティブ投資信託を利用するのも一つの手です。
③売らずにホールドし続ける
分散投資を行なったあとは「売買をしないで株価が上昇するのをひたすら待つ」とのこと。
『目標はあくまでもテンバガーですから、利確することはほとんどありません。』
引用元:日興フロッギー
投資した銘柄がテンバガーになるのは理想ですが、株価が上振れ下振れすると何とかしたくなるのが人間の性。テンバガーになる前段階で利確をしたり、損切りしてしまう投資家は多いです。
愛鷹は余計な売買行動を回避するために、1銘柄当たりの投資金を絞ることで対応しているように見えます。1銘柄に投資する資金は25万円で固定。自分の給料で挽回できる金額に抑えることで、株価が落ちても動じない精神を保てているのでしょう。
サラリーマンとして働いている愛鷹ならではの投資戦略といえますね。
2022年に愛鷹が注目する銘柄は「日本M&Aセンターホールディングス(2127)」です。
引用元:日本M&Aセンターホールディングス(2127) -株探
日本M&Aセンターホールディングスは中堅中小企業のM&A仲介を行なう企業。
愛鷹は日本M&Aセンターホールディングスに注目する理由として「増収増益(2021年3月期まで11期連続)」を挙げています。2022年3月期も会社予想では最高益を更新すると予想されている点を高評価しているようです。
ちなみに愛鷹は2021年4月にテンバガー期待の10銘柄を紹介していました。
それぞれの銘柄の株価を確認してみましょう。
上昇率 | コード | 銘柄名 | 注目時株価(2021/4/8) | 株価(2022/2/24) |
---|---|---|---|---|
-64.67% | 4484 | ランサーズ | 702 | 248 |
-45.58% | 3768 | リスクモンスター | 1,222 | 665 |
-15.16% | 6062 | チャーム・ケア・コーポレーション | 1,313 | 1114 |
-76.89% | 3674 | オークファン | 1,843 | 426 |
-99.45% | 6541 | グレイステクノロジー | 3,275 | 18 |
-59.34% | 2375 | ギグワークス | 1,028 | 418 |
-8.67% | 1431 | Lid Work | 877 | 801 |
-43.08% | 2127 | 日本M&Aセンター | 2,990 | 1702 |
-76.04% | 2373 | ケア21 | 3,030 | 726 |
-33.55% | 4380 | Mマート | 1,091 | 725 |
引用元:bizSPA!
2022年2月24日はロシアのウクライナ侵攻が始まった日。世界経済に影響及ぼす懸念があったためか、愛鷹が前年に予測していた銘柄は全て下落しています。
最も下落したグレイステクノロジー(6541)は「粉飾決算」があって上場廃止目前。様々な銘柄に分散投資をしていると、こういった企業に投資してしまう可能性も少なからずあるのでしょう。
■2008年~
愛鷹は社会人3年目から個別株投資を始めました。
元々は投資信託に毎月2万円を積み立てていたものの、「投資信託は運用会社にまかせっきりで面白くない」と思い個別株投資に移行します。
初めて買った個別株は「アミューズ(4301)」。買った理由はファンであった「ポルノグラフィティが在籍していた」ためで、この当時は銘柄をあまり分析することはしていなかったようです。
直後に発生したリーマンショックに巻き込まれて、保有していた銘柄の株価は大きく下落。しかし辛抱強く持ち続けたことで株価は回復に至ります。このことから「株価の上下に一喜一憂するべきではない」という教訓を得ます。
その後、愛鷹は「コシダカホールディングス(2157)」への投資で資産を増やしています。コシダカホールディングスはカラオケ店「まねきねこ」を展開する企業。低価格のサービス料金を武器に全国に店舗網を拡大しました。
コシダカホールディングスの株価は10年で80倍に。愛鷹の含み益は1300万円まで膨らみました。
■2011年~
2015年には愛鷹は億り人の仲間入りを果たします。
資産を爆発的に増やすきっかけになった主な銘柄は以下の通り。
・イー アクセス:ソフトバンクグループに買収されて株価高騰
・ディップ(2379):求人広告の人材関連で急伸
・デジタルアーツ(2326):セキュリティーソフトで堅調に推移
■2018年~
愛鷹の保有する銘柄数は800に到達。資産も2億円を突破しました。
配当収入を得るために「配当利回り3%」の銘柄にも投資を行なうようになり、毎年貰える配当金は400万円程になっています。
13年かけて資産を増やしてきた愛鷹の資産推移は以下の通り。
引用元:日興フロッギー
自身の投資スタイルと同様に、時間をかけてじっくり資産を増やすことに成功しています。
愛鷹は「超分散投資と長期投資」の2段構えの戦略でテンバガーを量産している兼業投資家です。
「最低単元数を購入してあとは放置」という投資のやり方は、働きながら投資を続けている人にも参考にできる部分がありそうです。
一流になる人は先人のやり方を真似しています。
身近な生活から成長株を見つける「www9945」や、バリュー株投資で4億円稼いだ「かぶ1000」など、個人投資家から多くの資産を築いた人は多く存在。
自分に合う投資手法を見つけるためにも、色んな人の投資戦略を見てみると良いでしょう。
『愛鷹』の口コミ
口コミ一覧
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