キャリア40年のベテラン投資家で、メディア出演も多数ある大岩川源太氏が講師を務める「先乗り株カレッジ」
チャートを見ずに大口投資家の動きを読む斬新な投資手法で知られ、興味を持っている人も多いでしょう。
しかし、ネット上では悪評も多く、過剰な広告やしつこい勧誘が煙たがれています。先乗り株カレッジは、本当に信用できる投資スクールなのでしょうか?
この記事ではサービスの概要や料金、評判などを紹介し、怪しい点が無いか解説します。
目次
先乗り株カレッジとは?運営会社や料金など
先乗り株カレッジは、大岩川源太氏のネームバリューもあって一見信用できそうなスクールに見えますが、実態はどうなっているのでしょうか?
まずは運営会社や料金、サービスの概要など、基本的な情報について細かく見ていきましょう。
運営は株式会社カイザー
先乗り株カレッジを運営しているのは「株式会社カイザー」です。同社の基本情報は以下の通り。
会社名 | 株式会社カイザー |
所在地 | 〒150-6018 東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー18階 |
設立 | 2019年10月17日 |
代表取締役 | 松尾瑠雅 |
資本金 | 100万円 |
電話番号 | 050-5491-2858 |
メールアドレス | [email protected] |
事業内容 | 先乗り株カレッジ運営事業 株式投資教材開発事業 商品企画開発 セミナー事業・アプリ事業 |
2019年に設立した若い企業で、先乗り株カレッジの運営が主たる事業となっています。
金融商品取引業者の資格は保有せず、あくまでも一般的な投資教材やセミナーの運営のみ行っているようです。
気になるのは代表取締役の「松尾瑠雅」氏について。情報がネット上に全く出回っておらず、公式サイトにすらプロフィールがありません。社長の素性が知れない時点でかなり怪しい会社だという印象です。
公式サイトや広告ページはデザイン的に優れており、一見まともそうな会社に見えますが、謎の人物が社長という点で信頼性は若干揺らぎます。
いっそ、大岩川源太氏が社長になれば良さそうですが……何か裏があるのでは?とつい邪推したくなります。
株式会社カイザーの法人登記を見てみると、最初は福岡県で法人登録され、2020年には住所を東京に移しています。
福岡で何の事業を行なっていたのかは、調べても何も出てきませんでした。
講師は大岩川源太
先乗り株カレッジの講師を務める大岩川源太氏は、多くのメディアに出演している有名な投資家です。プロフィール・経歴は以下の通り。
- 投資インストラクター、株式評論家
- 本名は「岩永勝美」
- 「源太の即効投資戦略」他メディア出演経験多数
- 1981年4月、今川証券(現リテラ・クレア証券)入社
- 1997年2月、今川証券を退社
- 1998年1月、株式会社アセットレボリューション設立
- 2003年、証券新報社の副社長就任
- アセットレボリューションと新報投資顧問の合併に伴い会長職を兼任
- 2006年、新報投資顧問を退社。評論家に
- 2011年、ルナージア・インベストメント入社
- 2013年、同社社長に就任
- 2016年、アセットレボリューション退社
- 2018年、株式会社源太塾設立。代表取締役に就任
元々、今川証券で株式ディーラーなどを務めており、投資歴は40年以上の大ベテランです。「証券新報」を発行していた証券新報社の副社長や、株式会社源太塾の代表などを歴任し、評論家としても活躍。
メディア出演経験も多数あり、「源太の即効投資戦略(日本BS放送)」などに出演しています。有名なのがラジオ日経で2022年まで放送していた「源太緑星株教室」で、新生投資ジャパンの高山緑星氏と共にパーソナリティーとして活躍していました。
投資家の間では一定の知名度がある大岩川源太氏ですから、投資スクールの講師としてはうってつけでしょう。先乗り株カレッジは、投資歴40年のベテランが教えるノウハウの詰まった講座として売り出されています。
サービス概要や料金
人気講師が教える先乗り株カレッジですが、一体どのようなサービスなのでしょうか?
商品ページを見る限り、以下の3ステップで投資のノウハウを勉強することが主なコンテンツです。
- 「オンライン教材」を中心に基礎~常識、応用まで習得
- 「三種の神器」でお宝銘柄を発掘し売買
- お宝銘柄発掘ディスカッションで銘柄発掘&勝率向上
先乗り投資法について、勉強→実践→情報交換という流れで投資の実力を付けていくのがスクールの流れとなっています。
「三種の神器」とは大岩川源太氏のノウハウを詰め込んだ投資ツールで、詳細は後に解説します。料金は「税別35万円」で、学習期間は6ヶ月です。
1ヶ月あたり税込で6万5,000円程度とそれなりの価格ですが、三種の神器という投資ツールの使用料も含んでいると考えれば仕方ないかな?という印象です。
また、先乗り株カレッジにはもう一つ商品があるらしく、それが「先乗り株カレッジネオ」というものです。
Googleで検索してみたところ、詳細はログインIDが必要で見れませんが、1ヶ月単位でサービスが利用できるプランとのこと。
他サイトによると「ツール使用料が1ヶ月税込3.3万円」という情報もあり、おそらく先乗り株カレッジネオは、三種の神器などのツール使用権ではないかと推察されます。
ここまで先乗り株カレッジのサービス概要を解説しましたが、問題はこれらの情報が広告ページにしか掲載されていないことです。
先乗り株カレッジや株式会社カイザーの公式サイトには、詳しい情報が一切ありません。
料金さえも提示されておらず、綺麗な見た目とは裏腹に、かなり怪しい雰囲気があります。
料金やコンテンツついて「意図的に隠しているのではないか?」という疑惑を持たれても不思議ではありません。
サービスの詳細は後に紹介しますが、広告ページは情報がまとまっているとは言い難く、コンテンツ概要について知るだけでも一苦労でした。
あえて情報を小出しにしている印象で、ユーザーを惑わせながら何となく良さそうな雰囲気で買わせようとしているのかも……。
実績は非公開
先乗り株カレッジの実績についてはどうでしょうか?
広告ページの記載では、源太式ノウハウを実践した人の多くが勝ち続けていると謳っています。
広告なので正直当てにならない情報ですが、先乗り株カレッジや株式会社カイザーの公式サイトには他に実績らしい実績が公表されていません。
「受講生の声」として以下のページがあるだけです。
後に口コミを紹介しますが、スクール自体は「基礎的なことが学べて役立った」という意見がそれなりに見られます。
一方で「稼げない」という意見もあり、賛否両論といったところです。
入会・退会方法
先乗り株カレッジの入会方法は、公式サイトのどこにも手続き方法が示されていません。
どうやら、広告ページにメールアドレスを入力すれば、無料講座を受け取れます。
ただ、広告ページによってどうも入会方法が異なるらしく、有料講座の広告ページからはいきなり氏名・電話番号・メールアドレスを入力し、決済方法を選択して入会する方式でした。
次に退会方法ですが、会員ページから行うと特商法の記載に書かれていますが詳細は分かりません。
しかも、契約期間中の解約には一切返金対応しないとのことです。
入会方法にしろ、退会方法にしろ、非常に分かりにくいのは気になるところです。
公式サイトのよくある質問Q&Aを確認しても準備中となっており、とにかくユーザーに情報を渡してくれません。
このように、先乗り株カレッジの公式サイトは乱暴な作りになっています。
いくら大岩川源太氏のネームバリューがあったとしても、まともなサービスは期待できません。
ユーザーファーストの意識が無いサイトには、近寄らない方が賢明でしょう。
先乗り株カレッジの投資手法
先乗り株カレッジの投資手法は、大岩川源太氏のノウハウが詰まった「三種の神器」を使ってトレードするというものです。簡単な内容は以下の通り。
- 源太指数
優良銘柄を投資スタイルや時期、事象に合わせてスクリーニングするためのツール - 源太カレンダー
機関投資家や大口投資家の行動パターンを踏まえ、最適な売買時期を示してくれるツール - 資金管理術
高度な数学理論を応用させた、安全に資産運用を行うためのノウハウ
これら三種の神器を用いて先乗り投資法を実践することが、先乗り株カレッジの目標となります。
三種の神器を用いるため、一般的な株チャートは使用しません。機関投資家や大口投資家の動きを予測し、それに先んじて予めお宝銘柄を買っておくことで大きな利益を狙う手法です。
この投資手法については、さすが投資歴40年のベテランと言ったところで、業界人しか知らないノウハウが詰まった手法だと思われます。
一般的な投資手法とは異なるため、6ヶ月間じっくり学ぶ必要があるというのも分かりますね。
以下では、三種の神器の詳細を解説していきます。
源太指数を参考に銘柄を選ぶ
源太指数とは、「出来高×終値」を掛け合わせた数値を基に作成された指標です。いま買うべき銘柄を探し出すのに利用。
大岩川源太は、「銘柄には売買のエネルギーが存在している」と言います。買いのエネルギーが大きい時に買い、売りのエネルギーが強くなってきたら売り。
どうやら源太指数では、売買エネルギーがどうなっているのかを測るみたいですね。
源太指数は「売買代金移動平均線」と類似。売買代金移動平均線も、トレンドが強気なのか弱気なのか判断するのに使います。
大手証券会社で売買代金移動平均線を使えるのは、楽天証券とSBIネオトレード証券の二社。それ以外は、自分でプログラムを組んで利用します。
他の証券会社で同じような指標を使えるなら、源太指数を利用するメリットは無さそうですが、源太指数にはシーズンごとに高騰しやすい銘柄や、その時旬のテーマ情報を盛り込んでいるそうです。
テクニカル分析を主体に、ファンダメンタル分析を基に銘柄を選ぶイメージでしょうか。
先乗り投資に入会すると、源太指数をスクリーニングツールに応用したサービスも利用できるとのこと。
先乗り投資のスクリーニングツールでどんな銘柄が出るのか調べたところ、広告ページに銘柄の条件(参考例?)が載っていました。
- バリュー株
配当利回り2%以上
PER10倍以下
PBR0.8倍以下 - グロース株
ROE10%以上
時価総額300億円以下
自己資本比率40%以上
バリュー株・グロース株ともに、よくある抽出条件ですね。
たったコレだけのスクリーニング条件で稼げていたら、きっと今ごろ誰もが株式投資で大金持ちになっているでしょう。
流石に根拠と信頼性に欠けるとしか言いようがありませんから、大岩川源太流の条件が付け加えられることを信じたいところです。
源太指数について口コミが寄せられたので紹介します。
源太指数の説明はあるものの、活用方法は知れなかったとのこと。自分なりに考えて使う必要がありそうです。
(そういえば、大岩川源太は「チャートなんか見てるから勝てないんだよ」という旨の発言をしていましたが、チャートは普通に確認するんですかね?)
源太のカレンダーで売買タイミングを測る
源太のカレンダーは、銘柄の売買タイミングを測るために利用されます。
市場のトレンドが変化する「ポイントの日」が予め記載されており、そのポイントの日に向かって売買計画を立てることで利益を大きく取れるとのこと。
- 毎月の傾向と戦略
- 主要な政治・経済スケジュール
- ポイントの日(トレンド転換のきっかけ日)
- 月の満ち欠け
- その他
上記内容が源太のカレンダーに記載されていますが、大岩川源太がどうやってポイントの日を決めているのかというと、「市場に流れる一定のバイオリズムを読んで決めている」と説明がありました。例として、大岩川源太は「機関投資家の決算時期」を挙げています。
機関投資家は11月決算で、12月から運用を開始するところが多い。つまり、12月に上がり調子の銘柄は翌年1月まで調子が良い。他にも5月相場が荒れやすいのは、ヘッジファンド半期決算で銘柄を処分しなければならないから。
上記したような株式市場が毎年同じような動きをする現象を、投資では「アノマリー」と呼びます。全てがアノマリー通りに動くとは限りませんが、投資家の間で共通認識になっているため、アノマリー通りに相場が動くことは珍しくありません。
源太のカレンダーは、大口投資家の動向を見て作られたというよりも、アノマリーに即して作られているのかもしれませんね。
そんな源太のカレンダーは一般販売されており、評判を見ると、「役に立った」という口コミを寄せるユーザーはいるものの、投資成績に結び付けられていない人の声も上がっています。
源太のカレンダーには、前年の指標やイベントが記載されていますので、去年がどんな相場だったか把握するには役立つでしょう。
ただ、「ポイントの日を毎週のように書いてあるんだから、そりゃ当たるだろ」という声もあり、カレンダーが投資の役に立つか疑問視している人もいました。
源太流の資金管理術で売買戦略を立てる
資金管理術では、大岩川源太流の投資計画を伝授するそうです。
どれだけのリターンを期待して投資を行なうのか、どれだけのリスクなら許容できるのか、いつまでに資産形成をするのか等々…。
大岩川源太の資金管理術を学ぶことで、自分の投資計画を立てられるようになるという説明がありました。
生徒はいったん大岩川源太の資金管理術を勉強。そのうえで、保有資産や目標資産を元に投資計画をアレンジする流れのようです。
先乗り株カレッジの評判
先乗り株カレッジは、ネットユーザーからどのように評価されているのでしょうか?
ここでは、SNSや口コミサイトの書き込みを基に、評判についてチェックします。
良い口コミ|効果を実感
先乗り株カレッジは悪い評判が目立ちますが、良い口コミもそれなりに見つかります。
基礎的なことを理解できた、交流しながら学べるのは良い、など評価する声が多く見られ、効果を実感している人もいるようです。
ステムリムさんプラ転してる
— 大将 (@taishou659) August 7, 2023
先乗り株カレッジ効果出てんのかな
講座の内容を評価する声も見られますが、「大岩川源太氏と肌が合わないと続かない」といった意見もあり、人を選ぶ内容になっていると思われます。
無料コンテンツなどで一度、大岩川氏の人柄などを確認した方が良いでしょう。
悪い口コミ|広告や勧誘への悪評多数
悪い口コミは、広告や勧誘に関するものがとりわけ多くあります。SNS上での悪評はそれがほとんどでした。
先乗り株カレッジの大岩川源太からしつこく入会の勧誘があります。
— ksabc39 (@munakatak3927) April 26, 2022
勘弁してほしいですね😵
会社の暇な時間にニュースさらぁって見てると、先乗り株カレッジ?とかいう小学生が切り貼りしたみたいなコラ画像でPRしてる会社あるんだよな…
— えぶり (@SGG_runningRED7) November 3, 2021
もとから興味はないけどそういうとこ雑だと察するわね
講座の内容に関しても不満を持っている人が多く、口コミサイトでは悪評の方が目立っていました。
実際に稼げるようにはならない、言うとおりにしないと叱られる、といった意見が見られます。
大岩川氏の手法は独特なため、稼げるようになるには相当勉強しなくてはならないのかもしれません。
金額的にも高額なため、ある程度の覚悟を持って参加した方が良いでしょう。
先乗り株カレッジの特徴
ここまで紹介してきた内容を踏まえたうえで、先乗り株カレッジの特徴について、メリットとデメリット2つの面から解説します。
メリット|大岩川源太の手法を学べる
先乗り株カレッジのメリットは、やはり「先乗り投資法」という特殊な手法を学べることです。チャートを見ずに大口投資家・機関投資家の考えを先読みして投資するスタイルは、ベテラン投資家である大岩川源太氏ならではの手法でしょう。
大岩川氏のノウハウが詰まった「三種の神器」が利用できるのもメリットの1つ。お宝銘柄を自動で抽出できるツールも用意しており、投資初心者でも比較的簡単に利用できます。
ツールの提供だけでなく、先乗り株カレッジでは投資の基礎から学べるコンテンツや情報交換用のディスカッションチャットも用意しています。大岩川氏の下で、投資について一から学びたい人であれば最適なサービスになるでしょう。
デメリット|不審点が多すぎる
先乗り株カレッジのデメリットは、公式サイトに不審な点が多すぎることです。
コンテンツの詳細がまとまっておらず、料金すら見つけ出すのに一苦労します。入会方法・退会方法に関しても情報が少なく、怪しさを感じずにはいられません。
また、先乗り株カレッジの広告について”誇大広告”という批判が多く、筆者が見つけたものでも「本当に勝てる方法」とか「株で儲けるのは簡単です!」という文言が目立ちます。
悪質な投資広告の典型みたいなもので、不信感を持たない方がおかしいレベルです。
公式サイトの情報もあまり更新されておらず、現在まともに運営されているかも分かりません。
大岩川源太氏は確かに投資家として一定の信頼性があるものの、先乗り株カレッジに関しては相当怪しい案件だと言って良いでしょう。
先乗り株カレッジのコンテンツ
ここで、先乗り株カレッジのコンテンツについて改めて確認してみましょう。
無料コンテンツと有料コンテンツに分けて、どのような内容か解説します。
無料コンテンツ|大した物では無い
先乗り株カレッジの無料コンテンツは、広告ページにメールアドレスを入力することで受け取れるとのことです。
ただ、この無料コンテンツに関しては単なるサービス解説動画だと言われており、別の広告ページでは、その一部と思われる限定動画が公開されています。
実際、無料コンテンツに関する情報は公式サイトでも全く言及されておらず、大したものではないことが窺われます。
「会員登録(だけなら)無料」というレベルで、結局のところ実際にサービスを受けるには有料コンテンツを購入しなくてはならないようです。
一応、先乗り株カレッジや大岩川源太氏はYoutubeチャンネルを運営しているので、それが無料コンテンツと言えばそうかもしれません。
これもまともに運営されてはいませんが、気になる人はチェックしてみてください。
有料コンテンツ|充実した内容だが…
先乗り株カレッジの有料コンテンツは、広告に紹介されている限り、以下の7つが主なものです。価格は税別35万円で、6ヶ月間利用できます。
- オンライン講座
大岩川源太氏が株の常識を提供 - 「源太流三種の神器」講座
三種の神器の使い方について学べる習得講座 - 自動お宝ツール利用権
三種の神器の1つ「源太指数」を入れ込んだお宝銘柄選定ツールの利用権 - お宝銘柄発掘ディスカッション
仲間や講師と優良銘柄を検証するディスカッションサービス - 定例セミナー&懇親会参加権
リアルセミナーと懇親会への参加権 - サポート環境
電話での直接質問も含めた6ヶ月のサポートサービス - 日記システム
証券口座から自動で履歴を取得し売買結果を日記にまとめるシステム
オンライン講座には、大岩川源太氏による株の常識講座と「三種の神器」の使い方講座の2種類があります。三種の神器の1つ「源太指数」を組み込んだスクリーニングツールや、取引履歴を自動で日記化するツールの利用権も付いており、使いながら勉強することが可能です。
また、受講者や講師とのお宝発掘ディスカッションやセミナー、懇親会などコミュニケーションの機会も多数提供。電話でのサポートにも対応しており、高額である分充実した内容となってはいます。
ただ、これはあくまでも広告作成時の情報で、現在まで同じコンテンツが提供されているか不明です。公式サイトでは、コンテンツ情報もキャンペーン告知も、何一つ行っていません。
例えば、参考とした広告ページには「広告を見てから3日以内の申し込みで5万円引き」と書かれていますが、このキャンペーンが今後も続くのか分かりません。
このように、先乗り株カレッジの運営体制には乱暴なものを感じます。ここで紹介した内容も、入会した後で別のコンテンツにすり替えられるのではないか……?
そんな不安を持たれても、仕方がないように思えます。利用する際は十分注意してください。
【まとめ】先乗り株カレッジは効果が出せるのか?
まとめになりますが、先乗り株カレッジは確かに大岩川源太氏の独自手法を学べる点で魅力的なコンテンツではあります。
しかし、口コミを見る限り効果を実感している人は少なく、何より広告が怪しすぎて近寄りがたい印象があります。
大岩川氏の手法は一般的ではないため、習得するにはそれなりに勉強しなくてはなりません。お金を払えば銘柄情報を受け取れる、投資顧問サービスとは異なる点には注意してください。
逆に言えば、一生懸命勉強した人であれば、先乗り株カレッジで効果を出すことも不可能ではないでしょう。実際、口コミでは少数ながら効果を感じている人もおり、決してデタラメなコンテンツではありません。
それでも、広告を見る限り怪しい雰囲気が充満しており、近寄らない方が賢明だと思います。広告からのみ会員登録が可能という不親切な設計も相まって、ユーザーファーストのサービスは期待できないでしょう。
なお、株式会社カイザーを装った”なりすまし広告”が出回っているらしく、公式サイトでは注意喚起を行っています。
アナウンスはしていますが、どの広告が本物で、どの広告がなりすましなのか明確に示しておらず、ここでもユーザーが不利益を被るのを防止しようという姿勢が全く見られません。
大岩川氏の実力には一定の信頼性がありますが、株式会社カイザーの運営体制が”ずさん”である以上、先乗り株カレッジを利用するのは避けた方が良いのではないでしょうか。
先乗り株カレッジの過去情報
過去に、先乗り株カレッジを調査した際の情報を記載しています。
2023年の評判
2021年に先乗り投資が始まって以来、約2年が経過。先乗り投資に入会した人の口コミが徐々に出てくるようになり、その実態と内部事情が見えてきました。
口コミを調べたところ、現状は「稼げなかった」という人からの投稿が目立ちます。
受講生の中には、後悔の念を感じている人もいるようです。これら口コミが投稿された2022年は難しい相場だったので、大岩川源太のスクールに入っていない人も軒並み不調でした。
しかし、先乗り投資は「90%勝てる」「株で勝つための必勝法」という触れ込みだったので、稼げなくて落胆しまうのも無理ありません。
では、「誰も勝てていないのか?」というとそれは違うようです。
先乗り投資では、入学金33万円に加えて50万円を上乗せすることでプレミアム会員になれるのですが、そのメンバーは勝てているように見えるという口コミが寄せられています。
ただ気になるのが、「追加料金を支払ったがアドバイスを殆ど貰えなかった」人も存在する点。
追加料金を払ったからといって、必ず勝てるとは限らないようなので注意が必要ですね…。
そんな中、先乗り投資は「大岩川源太の考え方を学ぶには良い」と評価する投資家の声がありました。
先乗り投資は広告通りの効果を期待するとギャップを感じるかもしれませんが、大岩川源太の投資法を知る教材と捉えると価値を見出せるかもしれません。
2021年の評判
先乗り投資のスクールに入会した「@kabudeoomake」という方が、ツイッターにて投資成績を報告しています。
投資スクールに入る前、kabudeoomakeさんのこれまでの損失額は1000万超えとのこと。
そんな状況を打開すべく、大岩川源太の投資スクールに入りますが…
今日はちょこっとだけ戻してるけど、焼石に水状態笑
— 負け額1000万越え。でもぜったい取り返す! (@kabudeoomake) December 15, 2021
なぜ落ちる時は急で、上がる時はジワジワか。
それは機関の皆さんのエサにされているから。
今の時期は小型株がターゲットで、ジワジワ上がったものを一気に焼き尽くしにくる。ホントろくでもない。#機関最悪
「選んだ銘柄が機関のエサにされている」と呟いており、相当苦労している様子が伺えます。
kabudeoomakeさんが投資をしていた2021年12月は、全体的に悲観ムードの相場でした。オミクロン株の感染拡大・岸田首相の「自社株買い制限を匂わせる発言」、FOMCも後日控えていました。
たしかに難しい相場でしたが、黒字転換した企業や、好業績の中小型株の中には株価上昇していた銘柄も。投資先さえ見極められていれば、利益を得られるチャンスはあったでしょう。
しかし、度重なる相場変動で先行き不透明な中、どの銘柄に投資すればいいか分からなくなるのも無理ない話です。
kabudeoomakeさんは株式投資を始めてから1年半。スクールで学んだことを実践できるようになるには、もう少し時間が必要なのかもしれません。
『先乗り株カレッジ』の口コミ
口コミ一覧