山野浩二のタイ株講座の評判｜稼げる投資情報があるのか徹底検証！

投資顧問/株予想サイトの「山野浩二のタイ株講座」では、その名前通り“山本浩二”という人物がタイ株式投資のノウハウを教えるサイトです。

“タイ株”ってあまり馴染みはありませんが、本当に稼げるのでしょうか？

最近著しい成長を遂げている東南アジア諸国の中でも、飲食業など日本企業の進出が急増している国こそタイで、これからどんどんと大きくなっていくことが期待されている国でもあるようです。

発展途上だからこその旨味が多くあるのでしょうが、海外株投資と聞くと難しそうなイメージを持っている投資家も多いでしょう。そのイメージを覆すような魅力があるのか？「山野浩二のタイ株講座」をもとに検証していきます。

「山野浩二のタイ株講座」はホームページはこのような感じです。簡易的なつくりになっていますね。サービス提供に対する熱意があまり伝わってきません…。

そんな同サイトの運営会社が「株式会社アジアンバリュー」で、代表を務めるのがサイト名にも含まれる「山本浩二」という人物です。同社ではアジアを中心とした様々な事業を展開しており、その中の一つとして株情報サイトも運営しているようです。

また山本氏は「タイ株入門」と「ロシア株入門」という本を執筆するなど幅広く活躍しているようですが、アナリストではないようです。あくまで個人投資家というスタンスで個別銘柄の推奨ではなく、株の情報を発信するとのこと。

しかし、タイの企業や関係者との間に数多くのルートを確立していて、情報力にはかなり自信があると豪語しています。まあ、書くだけなら誰でもできますから、現段階では鵜呑みにしない方がいいですね。

無料コンテンツは僅か1つしかありません…。しかも株式投資にリアルタイムで参考に内容ではなく、有料会員向けに配信されるメールマガジンのサンプルです。

サンプルを見るとメルマガは3項目の構成になっていることが分かります。大項目1が「SE市場の市況」、大項目2が「タイ株レポート」、大項目3が「注目の企業動向」といった具合です。

タイ株投資に馴染みのない投資家からすると全く興味を惹かれないでしょうね。どちらかというと既にタイ株投資を行っている投資家向けのサービスのように感じます。

有料コンテンツは会員向けに配信するメールマガジンのみです。個別銘柄の推奨は行っていないと記載されていたので、メルマガの配信がサービスの限界なのでしょう。会員区分が1つしかないのも仕方ありません。

会員向けに配信されるメールマガジンの内容として、以下の4つが紹介されています。

・投資する企業を選ぶために必要な、タイの政治経済情報とその背景
・相場を動かしている、SET市場の機関投資家の動向
・これから成長が見込まれるセクター、個別企業
・タイ現地証券筋の情報

なお配信回数は毎週火曜日と金曜日の週2回以上と少なめ。料金は4週間契約で4,980円です。基本通り週2回しかメルマガが届かなかった場合の総数は8通。1通あたり約600円という計算になりますね。600円なら投資関連の雑誌を買った方が有益じゃないですか？(笑)

「特定商取引に基づく表示」では電話番号しか表記されていない為、おそらく問い合わせは電話でしか受付けていないのでしょう。

ただ、メルマガのサンプルを見るとメールアドレス「[email protected]」が載っていたので、コチラに気になる質問を投げかけてみました。

すると、すぐにエラーメールが届きます。どうやら現在は使用されていないメールアドレスなのか、受信を拒否されているみたいです。気になる点・疑問点があれば直接電話で問い合わせないといけないみたいなので、少し不便ですね。

ドメイン取得日を調べると、「2006年11月17日」と表示されます。サイト開設後9年以上が経過する比較的息の長いサイトのようですね(2016年5月調べ)。実際のところは会員はどのくらい存在するのでしょうか？需要が低いような印象だけに気になります。

続いて、所在地「東京都中央区築地2-1-14トミ－ビル7F」をGoogleストリートビューで検索した結果、該当した建物をご紹介します↓

こちらの「トミービル」は8階建てのオフィスビルで、間取りはワンフロアの20坪といたって普通のつくりです。特にツッコミどころはありません。

タイ株に関する情報を専門に提供する「山野浩二のタイ株講座」の検証を終えました。タイ株という馴染みのない商品だけに手探りの検証となりましたが、おおよその実態は読み取っていただけたかと思います。

そもそも海外投資に難しいイメージを持つ投資家が多いなかで、タイ株投資って更にハードルが高い印象。その印象を取り払う為にあるサイトと思いきや、既にタイ株投資を行っている投資家向けのサービスのようです。

有料会員サービスはメールマガジンの配信だけですし、タイ株に関する知識をゼロから構築するのは無理でしょう。今回の検証を経てタイ株投資に興味を抱くことはありませんでした。

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