- 「ジャパンストックトレード(JST)」閉鎖のお知らせ。
- 「ジャパンストックトレード(JST)」に対する関東財務局からの行政処分の内容を検証してみた。
- 「ジャパンストックトレード(JST)」の口コミ・評判を検証してみた。
※以降の検証記事は、ジャパンストックトレードが関東財務局より行政処分を受ける以前に綴ったものです。ご覧いただくと、行政処分を受けた事実が無くともやはり悪徳サイトの片鱗は随所にあったことがお分かりいただけるでしょう。
「ジャパンストックトレード(JST)」の運営元である「株式会社CELL」ですが、最近新たに「日本証券投資顧問」と言うサイトを設立していることが判明しました。
「日本証券投資顧問」は他の口コミ系サイトでも紹介がなく、ネット上に利用者の情報などは出回っていない様子です。
現在、集客中で本格的な運営をする為の準備をしているのかもしれません。尚、今後の検証の為に会員登録しましたが情報内容は全て同じでした。新たに設立しなくてはならない特別な事情でもあったのでしょうか?
ちなみに「ジャパンストックトレード(JST)」と言えばネット上での評価が相当荒れている投資顧問会社です。→口コミ画像
この先「日本証券投資顧問」が本格的に始動した際に被害者を出さない為にも、改めて同サイトの検証を進めていきます。
- 「ジャパンストックトレード(JST)」に実際に登録してみた。
無料会員登録を完了すると、胡散臭い謳い文句を大々的に掲載する有料コンテンツの案内が真っ先に視界に入ります。→登録後サイト画像
どうやら、ジャパンストックトレード(JST)では1銘柄につき、30%以上の上昇を目指す仕手株情報の用意があるそうですが、投資顧問が「仕手株」などと言う文言を使用していいのでしょうか? 有料コンテンツの検証は楽しみに取っておくことにします。
続いて、サイト右上にタブのある「契約交付書面」をクリックすると中身は白紙で「締結書面はありません。」との断り書きのみ記述がありました。
たしか、金融商品取引業者には「金融商品取引法第37条の3の規定」に乗っ取り、契約交付書面の掲載義務がある筈ですが…。
一見すると細かい指摘にも思えますが、多額の資産を運用するうえで、サイトの細かい表記がきちんとなされているか否かは重要な事柄です。大切な資産を託すわけですから、運営に抜かりの無いサイトを選定することが必須です。
無料・有料コンテンツの検証前ですが、仕手株と言う文言を使用している点、契約交付書面が掲載されていない点を確認しただけで、個人的には利用したいなどと微塵も思えません。
- 「ジャパンストックトレード(JST)」の無料コンテンツを検証してみた。
私が確認できた無料コンテンツは以下の6つとなります。
■無料銘柄
不定期で無料会員向けに推奨される銘柄情報です。公開時間は19時15分で当日の購入は出来ない様子。実際の株価チャートを確認すると既に動意付いた銘柄でした。一応、参入時期や損切目安も記述がありますが明言は避けるような口調で綴られていました。無料銘柄に関するフォロー等は実施していないとのことですので、株初心者にはお勧めできる内容ではありません。
■JSTの相場観
本日の市況及び明日の展望を朝・昼・夕と3回に分けて配信するレポートです。市況レポートは他サイトの記事転載が判明する可能性が高い重要コンテンツですが…やはり、他サイトの記事を引用していました。
↓比較画像はこちらです↓
どうやらみんなの株式 と言うサイトから記事を転載しているようです。ジャパンストックトレードでは前引け概況を午後12時に更新しているようなので、転載作業時間は僅か12分…。ここまで早いと転載の職人と言っても過言ではありません。
■本日の株価材料/注目の個別銘柄動向一覧
1日の取引の中で材料の発表があった銘柄を掲載するコンテンツです。こちらは株探(かぶたん)というサイトから記事を転載しているようです。次々と発覚する転載事実に呆れて言葉も出ません。■相場コラム『わしの罫線』
登録前のランディングページにて投資助言担当と大々的に紹介されている「橋本明男」氏が毎日執筆するコラムです。罫線分析を基に相場の流れを読み解き、相場展望を綴っています。有数の実績の持ち主とのことですが、悪評の乱発する同サイトに関わることで自身の株が落ちることはないのでしょうか?
■兜町発信!情報通の早耳コラム
大手証券会社に13年勤務した後、華々しいキャリアを経て現在はセミナーや各紙面で活躍する、特別アドバイザー「堀篤」氏が不定期に執筆するコラムです。コラムと併せて堀氏の投資術を学べるDVDの宣伝がされていますので、堀氏が同サイトに関与する本当の目的は自身のDVD売り上げ向上かもしれません。
■株の××教えちゃいます♪
こちらは2015年10月15日を最後に現在は更新されていません。「JSTの相場観」では見事なまでに他サイトの記事を転載している事実が判明しました。コラムを担当する橋本氏及び堀氏以外の従業員は株素人集団なのかもしれません。
転載に次ぐ転載が判明したいま、この利用規約は同サイトが言える内容ではありませんね…。→利用規約画像
- 「ジャパンストックトレード(JST)」の有料コンテンツを検証してみた。
有料コンテンツに橋本明男氏、堀篤氏が関与している様子はありませんでした。投資顧問にも拘わらず「仕手株」を謳う同サイトでは、以下4つの有料コンテンツが展開されています。
■シングルスポット「鉄板銘柄情報」 ※2016年1月公開
何とも胡散臭い謳い文句をバナーに掲載し注目を引く「鉄板銘柄情報」では、中国問題で株価が一段下がったテーマ株に着目し超大幅リターンを狙える銘柄を提供してくれるようです。「勝利期待度MAX」「暴騰」「鉄板情報」などと如何にも信用難い文言を並べ参加者を募っています。
募集人数30名と設定されていましたが、受付終了日時までしっかりと募集を行っていました。情報料金は5万円と比較的安価ですし、信頼のあるサイトであれば即日完売となっても不思議ではない筈ですが、利用者が少なすぎます…。
おそらく、最初から募集人数に限りなどないんでしょうね。悪徳サイトでよく見受ける特徴の一つです。
■スタンダード会員(期間契約Aプラン)
1銘柄につき、最低でも上昇率5%以上を目指す期間契約プランです。月8銘柄程度の提供があり1週間おきに2銘柄を取引していくイメージとありますが、相当しっかりとしたサポートが無ければ利用は難しそうです。■マスター会員(期間契約Bプラン)
1銘柄につき、最低でも上昇率10%以上を目指す期間契約プランです。月4銘柄程度の提供があり、期間契約Aプランの情報も閲覧できるそうです。■エグゼクティブ会員(期間契約Cプラン)
1銘柄につき、最低でも上昇率20%以上を目指す事実上、最強の期間契約プランです。月4銘柄程度の提供があり、期間契約Aプラン及びBプランの情報も閲覧できるそうです。加えて専任アドバイザ―が就任し徹底サポートを行ってくれるとのこと。 - 「ジャパンストックトレード(JST)」のサポート体制を検証してみた。
期間契約プランでは相当なるサポートが整っていないと利用し難いと感じましたが、肝心なサポート体制はどうでしょうか?
管理人自ら実際に問い合わせてみたところ、返答は比較的早い印象。
「資産1000万円で次なる銘柄に投資したいと考える。シングルスポットプラン(鉄板銘柄情報)に興味があるのだが、先ずは無料銘柄への投資から始めた方が良いのか?」との問い合わせに対し返ってきた返答がこちらです。
「現時点で展開しているシングルスポットの方が無料銘柄よりも断然、収益率が高い情報となりますので、1000万円程度の投資であれば利益率の高いシングルスポットをご活用して頂いた方が宜しいかと思われます。」とのことですが、誰も資産1000万円を全て投資するとは言っていません。
リスク管理などは一切考慮してくれない回答に失望しました…。
この調子では、万全のサポートを受けれる保証はなさそうですし、有料コンテンツを利用するのは非常に危険と判断します。
※特商法に記載されているサポート体制に関る表記が以下の悪徳サイトと酷似しています。ご注意ください。
——————————
・投資顧問会社 株アルケミスト
・常勝株式リサーチ
・常勝トレンド.COM
・トレーダーズブレインマーケット
—————————— - 「ジャパンストックトレード(JST)」のドメイン情報を検証してみた。
ドメイン取得日は「2014年2月8日」と設立から約2年が経過する、比較的に息の長いサイトのようです。
念の為、過去の実績に虚偽がないか検証しましたが、最後に更新があったのは2015年9月の提供銘柄と半年間 放置状態で、検証するまでもなく、やる気のなさが垣間見えます。
続いて、特商法にある所在地「東京都渋谷区渋谷 3-26-18 矢倉ビル 5F」を検証していきます。→実際の会社所在地画像
所在地を検証していくと、人財力100 というサイトを運営する「株式会社VERVE」と同一の所在地であることが判明しました。
「株式会社VERVE」は受託開発事業を軸として運営する企業で、株式取引きとは一切精通していない様子ですので、関連性があると思えません。
また「株式会社VERVE」のホームページでは従業員が作業する社内風景写真の掲載がありますので、「ジャパンストックトレード(JST)」が架空の所在地を表記している可能性が高いと見ています。
架空の会社所在地掲載は、私が悪徳サイトの特徴としてあげる重要項目です。最後に悪徳サイトとしての決定的な証拠が判明しました。
- 「ジャパンストックトレード(JST)」の検証結果を総括する。
検証した結果ですが「ジャパンストックトレード(JST)」は、近頃乱立する多数の悪評通り悪徳サイトの可能性が高いと判断します。
「金融商品取引法第37条の3の規定」に反し、契約交付書面の掲載がなく第一印象から疑いの目を向けていましたが、他サイトの記事引用や架空の会社所在など、投資顧問会社としては珍しく悪徳サイトの特徴が随所に垣間見えました。
また、会員の資産を守ることを第一に考えなくてはならない投資顧問の筈が、リスク管理を一切考慮していないと思わせるアドバイスがあり、会員の資産状況より自社の利益を第一に考えている印象を受けました。
検証結果を基に考えると、運営元である「株式会社CELL」が新たに設立した「日本証券投資顧問」も同様に利用をお勧めできるサイトではありません。
刷新されたサイトのデザインや如何にも自社が作成したと思わせる記事に惑わされないよう、十分にご注意ください。
- 「ジャパンストックトレード(JST)」の料金設定
■無料コンテンツ
・無料銘柄
・JSTの相場観
・本日の株価材料/注目の個別銘柄動向一覧
・相場コラム『わしの罫線』
・兜町発信!情報通の早耳コラム!
・株の××教えちゃいます♪
・無料銘柄診断■「鉄板銘柄情報」 ※ 2016年1月公開(現在募集受付終了)
・シングルスポット/50,000円■スタンダード会員(期間契約Aプラン)
・1ヶ月/30,000円
・3ヶ月/80,000円
・6ヶ月/150,000円■マスター会員(期間契約Bプラン)
・1ヶ月/100,000円
・3ヶ月/250,000円
・6ヶ月/450,000円■エグゼクティブ会員(期間契約Cプラン)
・1ヶ月/200,000円
・3ヶ月/500,000円
・6ヶ月/900,000円
(2017年3月22日追記)
投資顧問サイト「ジャパンストックトレード(JST)」の閉鎖を確認しました。現在は「ミリオンストック投資顧問」に名前を変えて運営を行っていますが、姿形を変えても中身は変わりませんので、くれぐれもご注意を。
現在、利用することはできませんが、実際にご利用されていた方、未だに連絡が来る方など、どんな些細な情報でも構いません。是非とも「ジャパンストックトレード(JST)」に関する口コミ・タレコミをお寄せください。
※以降の記事は「ジャパンストックトレード(JST)」が閉鎖する前に検証を行った結果です。
投資顧問サイト「ジャパンストックトレード(JST)」及び姉妹サイト「日本証券投資顧問」は“クロ確定”です。なぜなら、運営会社「株式会社CELL」が「平成28年11月25日付」で関東財務局より行政処分を喰らったことが判明しているからです。早速、勧告の内容を以下に掲載します。
どうやら、【金融商品取引契約の締結又はその勧誘に関して、顧客に対し虚偽のことを告げる行為及び顧客に対し、不確実な事項について断定的判断を提供し、金融商品取引契約の締結の勧誘をする行為】が関東財務局の調べにより発覚 したとのこと。
開いた口が塞がらないとはまさにこの事。許し難き事実です。勧告内容を徹底検証していきます。
■虚偽の内容を告げていた事実が判明
延べ1万人以上の会員に対して、仕手筋情報やヘッジファンド介入情報等、特別な情報を第三者等から入手した旨を謳い、投資顧問契約の締結の勧誘を行っていたが、実際には当該情報を第三者等から事前に入手した事実は認められなかったとのこと…。
更に、投資顧問契約の契約者の人数を限定する意思がないにも拘わらず、「先着○名様」と記載するなどの虚偽の内容を告げていたとのこと…。
投資顧問会社という看板を背負っている会社が「虚偽の告知」など言語同断。行政処分の対象となって当然、むしろ投資顧問会社としての資格をはく奪されても全く不思議ではないレベルの悪事と言えます。
…このような事実があるにも拘わらず「2016年11月27日」時点では行政処分に関して一切触れずに、野面で「危険な銘柄に注意!危険な銘柄とは…」といったタイトルのメルマガで有料情報の勧誘をしてきています。→実際のメルマガ
一番危険なのは他でもない“貴方達”ですよ。
余談ですが…
「株式会社CELL」が関東財務局より行政処分を受けたことが公にされた同日に「株マイスター」を運営する「株式会社SQIジャパン」も行政処分を受けたことが公にされています。勧告内容も酷似するので、もしかして系列グループなのでは??と、睨んでいます。→実際の勧告内容
【追記】上記でご紹介した勧告内容に対し「平成28年12月2日付」で、以下の行政処分が下されることが決定しています。本格的な終了のお知らせです…。
■業務停止命令
新たな投資顧問契約に係る勧誘・契約締結を平成28年12月2日から平成29年1月1日まで停止。
■業務改善命令
再発防止策を策定・実施、全ての顧客に対し今回の行政処分の内容を説明し適切な対応を行う、本件法令違反行為の責任の所在を明確にする、具体的な改善策を平成29年1月4日(水)までに書面で報告する。
『ジャパンストックトレード(JST)』の口コミ
口コミ一覧
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