CLASS(クラス)が配布している『急騰銘柄の共通点』を調査

CLASS(クラス)に登録する流れ

『急騰銘柄にあった共通点』を受け取るにはCLASSに登録する必要があります。

登録はメールアドレスのみで行えたので、さっそく登録。

すぐにCLASSから「登録完了メール」が届きます。

メールには、公式サイトのURLと「無料ポイント35,000」をプレゼントされた旨が記載されていました。

CLASS(クラス)公式サイトにアクセスしてみると、4つの特典が選べるようになっています。

・投資教材＆ご紹介『新規限定ダブルパック』
　電子書籍「急騰銘柄の共通点」と、利益性の高い投資ツールを紹介
　料金：33,000pt

・「急騰銘柄の共通点」のプレゼント
　料金：5,000pt

・銘柄探しに役立つ投資ツールの紹介
　国内株式専用の投資ツールを3つ紹介
　料金：18,000pt
　※管理人が確認した時点で、売り切れていました

・株式入門の解説書
　これから株式投資を始める方向けの解説書
　料金：12,000pt
　※管理人が確認した時点で、売り切れていました

無料特典35,000ptを貰っていたので、「まぁこの中だったら、ダブルパックかな。ほかの商品は売り切れているみたいだし」ということでダブルパックを申し込み。

「急騰銘柄の共通点」が読めるページを案内されたので、読んでみました。

CLASSの電子書籍「急騰銘柄の共通点」は参考にならない

結論から申し上げますと、『急騰銘柄の共通点』は期待外れでした。

ネットで調べたら分かる情報くらいしかありませんでした。。。

特典の中身を公開するのはさすがに憚られるので、具体的な内容には触れません。

が、この電子書籍を読んだだけでは「短期急騰銘柄は見つけられない」と感じました。

そもそも急騰銘柄の共通点を並べ挙げているだけで、肝心の「どうやったら短期急騰銘柄を見つけられるのか」の説明が全くなかったからです。

急騰する銘柄は、「あとから振り返ったらそんな特徴あったよね」という場合がほとんどで、株価が上がる前の兆候に気付くのは非常に難しい。

例えば”機関投資家が入ってる”なんて、「どうやって気が付けばいいの？」という話です。

先日検証した「山田昴」もそうでしたが、最近は実力ある投資家の上質な情報配信サービスが増えてきているので正直ガッカリしましたよ。

山田昴氏の投資ノウハウを実践し「300万円の元手を1200万円にした」人もいるみたいですからね。

そういえばCLASSで申し込んだダブルパックでは、「利益性の高い投資ツール」の紹介もありました。

無料特典でガッカリしただけに「どんな投資ツールが紹介されるのか楽しみ！」だったのですが、何やらこの辺りからきな臭い雰囲気がぷんぷん漂い始めてきました。

投資ツール販売サイト「Major」に勝手に個人情報を渡された

CLASSで申し込んだダブルパックでは、「投資ツールの紹介がある」ことは記載されていました。

しかし、「個人情報を他サイトに勝手に渡す」という話は聞いていません。

この件は、登録した覚えのない「Major」という投資ツール販売サイトからメールが届いたことで発覚しました。

「えっ、顧客の個人情報を勝手に共有してる･･･？」と気付いてドン引き。一気に不信感が増しました。

CLASSとMajorが裏で繋がっているのか知りませんが、個人情報を流用する会社などもってのほか。

ハッキリ言って、関わり合いにならないことをオススメします。

ただ、万が一にも有能なサービスを案内していたら機会損失に繋がってしまいます。

あまり気が進みませんが、一応「投資の自動売買ツール」とやらも確認してみましょう。

「EXトレード」はFX自動売買ツール

Majorから紹介されたのが、「EXトレード」という自動売買ツールです。

AIが全自動でFXトレードを行ない「平均月利+42％(*1)」という記録を出したとのこと。
(1* 2020年1月～2022年9月の期間)

実績としては申し分ない(本当なら)のですが、ひと言だけいわせてください。

「いや、FXかいっっ！！！！」

すいません、取り乱しました。

元々「急騰銘柄の共通点」に興味があってMajorにたどり着いているので、てっきり株式の自動売買ツールが案内されるものかと。

EXトレードの特徴を商品ページを参考に簡単に説明します。

・AIがトレードを自動で実行する
・1か月あたり+40％が見込める
・年間トータルのマイナス収支は一度もなし
・15万円を3万4,800円に特別割引中
・全額返金保証
・利用上限600名まで
　(※管理人が確認した2023年2月10日段階で、582名まで埋まっていた)

魅力的な商品説明ですが、Major、CLASSに対する信頼が地の底に落ちている管理人からすると、どれもこれも嘘くさく見えてきてしまいます。

EXトレードの評判が見当たらない

EXトレードは、2,000人を超えるユーザーに利益を届けているといいます。

しかし不思議なことに、EXトレードの評判を全く見かけません。

二千人もいれば、評判や口コミのひとつやふたつ出ていてもおかしくないんですけどね…。

EXトレードの運営会社が、この世に存在しない

EXトレードを販売している「株式会社Major」ですが、衝撃の事実が発覚しました。

株式会社Majorなんて会社は、この世に存在していなかったのです。

出典：国税庁 法人番号公表サイト

株式会社Majorの住所所在地は、「東京都千代田区霞が関１丁目４－１」です。

法人はそこには存在しません。

つまりEXトレードは、何処の誰かも分からない人たちが販売する自動売買ツールということ。

控えめに言って怪しすぎます。

実績はもちろんのこと、商品ページで謳っているすべての説明文に疑問を持つべきでしょう。

CLASS(クラス)も怪しい

CLASSの運営会社は「合同会社フォール」です。

合同会社フォールは2022年11月に設立された会社なのですが、それに則ると非常に怪しい箇所が出てきます。

①15,000人以上の利用者が本当にいるのか？
②500社以上との情報交換が行われているのか？
③2013年に所属しているアナリストがいるが、どういうこと？

15,000人以上の利用者が本当にいるのか？

CLASSの会員ページには、「15,000人以上の利用者が資産を50％増やすことに成功している」という旨の記述があります。

調査時点の日付は2023年2月10日。

会社設立から3か月も経たないうちに、15,000人以上の利用者がいるなんてありえるのか？資産50％増も可能なのか？

500社以上との情報交換が行われているのか？

CLASSは”長年”投資に関わる企業をサポートしていたそうで、500社以上と情報交換しているとのこと。

情報交換先は、投資会社、シンクタンク、FX業者、情報会社、銀行、証券会社など。

個人情報を他サイトに回すような企業と、金融機関が情報交換したいと思うかな…。

コンプラチェックで圧倒的なNGを食らう気がしてなりません。

2013年に所属しているアナリストがいるが、どういうこと？

合同会社フォールの設立日は、2023年2月10日です。

しかしCLASSに在籍しているアナリストの中には、「2013年所属」になった人がいます。

ここまでの情報から察するに、CLASSに書かれていることはウソである可能性が高い。

仮に「途中で合同会社になったから、以前の情報が載っていないのは当然」と反論されたとしても、合併の経緯を説明していない理由が分かりません。

長年続いている会社ならば、企業の沿革も載せた方が信ぴょう性が高まります。申し訳ないですが、「あえて情報を載せていない」としか見えないです。

CLASS(クラス)のまとめ

CLASSは『急騰銘柄の共通点』を配布する株情報サイトです。

ただ、その実態は怪しく、個人情報の流用や会社情報などにも不審な点がありました。

怪しいという点では、投資売買ツールを販売する「Major」も同様です。

存在しない会社を騙って商品を販売している点から、関わり合いになるのは非常に危険。

CLASS・Majorどちらのサービスも評判を全く見ないので、もし利用を考えているにしても口コミが出てくるまで様子を見た方がよいでしょう。