「おっす、オラニート!」のフレーズで一世を風靡したガリガリガリクソン。
芸人でありながら、株式投資界で頭角を現したガリガリガリクソンは、元手36万円をたった1年半で2,600万円まで増やすことに成功。
「値上がり率の大きい銘柄でストップ高を狙いにいく」「急騰銘柄にインする」など、素人が真似をすると大損しかねない大胆な投資手法を用いてトレードに臨んでいます。
ガリガリガリクソンの投資は、デイトレ~スイングトレードが中心。
どんな投資手法を用いているのか、また何を意識して銘柄を選んでいるのかを調査しました。
目次
ガリガリガリクソンの技法に迫る
ガリガリガリクソンの投資手法
ガリガリガリクソンは、自身の投資手法や投資哲学を株式会社ガリクソンというYouTubeチャンネルで公開しています。
主な投資手法は8つ。
・河内のオッサンの買い投資法
・線に近いところを拾わんかいワレ
・はんね1/2投資法
・下げは10%投資法
・ハミチンブレイク投資法
・高値ブレイク投資法
・スキジャン投資法
・稲アゴ投資法
(参考:第76回 ガリちゃんのテクニカル大公開!SP)
ネーミングセンス爆発!
一見すると「どういうこと?」と思いますが、テクニカル分析を活用した理に適った投資手法であることが分かります。
河内のオッサンの買い投資法
指数の下げに引きずられて下げている個別銘柄を、慌てて損切するのではなく「逆に買う」投資手法です。
出典:株探
<ガリガリガリクソンコメント>
指数に引きずられて安いところ、割れた所を拾わんかいワレ!!!
指数が回復した時に資金が戻りやすい。
相場の雰囲気が悪い時には、ストップ高とか上値を追う投資法をするのではなく、安くなっているところをコツコツ拾う方がよい。
指数の下げに釣られているだけであれば、指数が回復した時には株価回復が見込めます。
ちなみに河内のオッサンというのは、ミス花子が発表した『河内のオッサンの唄』という曲が元ネタになっていると考えられます。
線に近いところを拾わんかいワレ
平行線が下値抵抗線になっている銘柄について、そこを底とみて拾う手法になります。
出典:株探
<ガリガリガリクソンコメント>
ラインを超えるか超えないかのところで続いていて底値が堅い状態。
ここを超えたら買いたい人が多いので、ここのライン(上のライン)でコツコツ買い増し。
しかし、直近の安値を超えると一気にチャートが重くなるため、この安値を割れたら逃げんかいワレのライン(下のライン)があり注意が必要。
心理的節目である“下値抵抗線”を参考に購入する人が多いことを見越してエントリーしています。
はんね1/2投資法
急騰から急落する際のリバウンドラインを、急落値幅の約50%近辺とみて買いを入れる手法です。
出典:株探
<ガリガリガリクソンコメント>
急騰から急落時のリバ狙い、または、急落からの急騰目標ポイントは値幅の50%付近になることが多い。
急騰する銘柄は、数日間は値幅が大きく動く傾向があります。
ガリガリガリクソンは、値幅の50%を基準において売買タイミングをうかがうようです。
下げは10%投資法
特に理由もなく下げている銘柄について、10%辺りをリバウンド(反発)の目途として買いを入れる投資法です。
出典:株探
<ガリガリガリクソンコメント>
悪材料が出たわけでもないのに、人知れず10%ほど下げているのは下げ過ぎということで、その銘柄のリバ底(リバウンドする時の底)を狙う。
10%の下げを基準に、反発を期待してエントリーしています。
理由なく株価を下げているかどうかは、よく確認した方がよいでしょう。
ハミチンブレイク投資法
三角保ち合い上放れで買いを入れる投資手法です。
出典:株探
<ガリガリガリクソンコメント>
三角保ち合いからの上抜けの形。上位互換でモロチン(そこからしっかり上にいくこと)、こすりつけ(ストップ高にいくこと)が存在する。
三角持ち合いの上放れは、株価が上昇トレンドに入ったことを暗示するテクニカル分析として有名です。
線からはみ出したローソク足のことをハミチンと称しているようですね。
高値ブレイク投資法
直近の高値をブレイクした際に買いを入れる投資手法です。
出典:株探
<ガリガリガリクソンコメント>
直近の高値更新を狙った買いの手法。
ブレイクした時の売りの返済買いを巻き込んで高値を目指す。
高値更新した後の板の出方次第で強弱を判断。出来高の多さもポイント。
地合いがよいとどんどん上に行くが、地合いが悪いと上髭になることもあるので注意が必要。
高値ブレイク投資法もまた、有名な投資手法です。
高値を更新した場合、株価がさらに上がる可能性が高いとされています。
スキジャン投資法
レジスタンスラインのブレイクを狙った投資手法です。
出典:株探
<ガリガリガリクソンコメント>
レジスタンスラインに沿って押さえつけられている値動きから、売り枯れであったり、底値が堅くなってきたタイミングでのレジブレ(レジスタンスラインのブレイク)狙いの買いのこと。この形は後場に表れることが多い。
稲アゴ投資法
急落後、再上昇する際に一旦足踏みをするチャートの形を特徴としたブレイク狙いの投資手法です。
じわじわと底が堅くなったの(底値)を確認後、反発狙いで入ること。
出典:株探
チャートの形状が、お笑い芸人「アインシュタイン 稲田」のアゴに似ていることから、稲アゴと呼んでいるようです。
ガリガリガリクソンが動画を上げたタイミングでは、紹介された銘柄の株価がどうなるのかは未知数の状態でした。
実際紹介された銘柄を辿ってみると、ほとんど全ての株価が上昇。
ガリガリガリクソンは”イロモノ”と思われがちですが、投資手法には期待できそうです。
とはいえ、ガリガリガリクソンのやり方は、彼の知識や経験があってこそのもの。
投資理論を理解した後に、相場の中で実践を積んでいく必要があるでしょう。
ガリガリガリクソンの手法を学んでおいて損はないかもしれませんが、再現できなければ猫に小判。
ご不安であれば、ご自身のレベルに合った取り入れやすい手法を学ぶことを視野に入れてみるのも一つの手です。
最近はYouTubeやSNSなどで有益な投資情報が無料で得られる機会も多くなりましたからね。
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ガリガリガリクソンの銘柄選定方法
ガリガリガリクソンは、デイトレにどんな銘柄を選べばいいのか紹介しています。
・前日ストップ高になった銘柄
・出来高が急増した銘柄
・売買代金が膨らみやすそうな銘柄
・材料が出た銘柄
・関連銘柄、出遅れ銘柄
・チャートが面白そうな銘柄
・みんなが忘れたころに動きそうな銘柄
これらの特徴を持つ銘柄を前日のうちにリスト化して、翌日の場中に監視します。
デイトレ用の監視銘柄であるため、すぐに値動きするものがほとんどです。
前日ストップ高になった銘柄
前日ストップ高になった銘柄は、投資家の注目度が高まっています。
そのため、前日に買えなかった人・当日の朝に買いたい人が殺到する傾向があるとのこと。
時間外取引(PTS)での株価をチェックして、翌日の朝イチにどのような値動きを見せるかを監視します。
ガリガリガリクソンは、自分の中で「なぜこの銘柄がストップ高になったのか」を理解しておくことが必要と言っています。
<リストの作り方>
Yahoo!ファイナンスや、株探などのサイトにあるストップ高ランキングを参考に候補を見繕う。
ストップ高になった理由と照らし合わせながら、翌日も上がりそうな銘柄を監視リストに入れる。
出来高が急増した銘柄
出来高が急増した銘柄も、投資家からの注目度が高くなります。
急増した出来高と過去の出来高を比較して、市場の反応具合を確認。どれくらいのペースで出来高が増えているのかを、特にチェックしているそうです。
<リストの作り方>
各市場ごとの出来高ランキングの上位をその理由を把握しながらリストに入れる。
売買代金が膨らみやすそうな銘柄
売買代金が膨らみやすそうな銘柄は、日本市場の中でその分野の注目度が上がっていることを意味します。
出来高ではなく、”売買代金”というのがポイントです。
売買代金とは株価に出来高を掛けて算出するデータのこと。相場のトレンドを判断する指標として用いられています。
ほかの指数や銘柄の売買代金を比較することで、銘柄への期待感や盛り上がりを確認できます。
<リストの作り方>
各市場ごとの売買代金ランキングの上位をその理由を把握しながらリストに入れる。
材料が出た銘柄
材料が出た銘柄は、多くの投資家の注目を集めます。
決算発表やIR、政策などの材料は、インパクトの強さを認識するのが大事です。
なお、場中に出た材料は判断が難しいため、「JC(ジャンピングキャッチ、高値掴み)しないように気を付ける」と、ガリガリガリクソンは述べています。
周りの熱に乗せられるのではなく、冷静にトレードする心がけが必要です。
<リストの作り方>
引け後の盛り上がりが推測できるPTS値上がり率ランキングで理由を把握しながらリストに入れる。
関連銘柄・出遅れ銘柄
盛り上がっているセクターの関連銘柄や出遅れ銘柄、テーマ株を整理しておきます。
これらの銘柄は、「短期的な利益を臨める」とあって個人投資家からの人気も高いです。
関連銘柄を整理してリストを作っておけば、次に同じセクターやテーマが注目を集めた時に役立ちます。
<リストの作り方>
巷で話題となっているテーマに関連する銘柄など自分が好きなもの1つずつピックアップしてリストにいれていく
チャートが面白そうな銘柄
「チャートが面白そう」というのは、ガリガリガリクソン本人の感覚によるものなのですが、
以下のような銘柄を特徴として挙げています。
・節目が近い、下げ過ぎ、下げ止まってきた、反転しそう
・出来高を伴って上髭を作った銘柄、反転後高値意識できそうなチャート
・日足的に反転している銘柄など
<リストの作り方>
例えばIPO相場に資金が入ってきている場合、IPO銘柄の中から反転しそうなチャート形状の銘柄をピックアップする。
みんなが忘れたころに動きそうな銘柄
みんなが忘れた頃に動きそうな銘柄とは、出来高が少なく市場で全く見向きされていな銘柄を指します。
この類の銘柄は「マネーゲーム資金が市場に戻ってきた時に一番最初に動く」とガリガリガリクソンは分析しています。
みんなが忘れた頃に動きそうな銘柄を当てると、相場師として実力がある印象を持たれるため、ガリガリガリクソンは好んで探すこともあるようです。
<リストの作り方>
TV番組(カンブリア宮殿など)の予告に関連しそうな銘柄や、過去にブームになった銘柄などをピックアップしてリスト化。
ガリガリガリクソンは、上記したような特徴を持つ銘柄でデイトレを行なっています。
【参考】
・第16回 ガリクソン通信 『デイトレ用監視リストの作り方』
・第84回 監視リストの作り方!ガチ実践編!
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⇒株で10億稼いだ元証券マンが教える銘柄選定術とは?
ガリガリガリクソンの資産推移
ガリガリガリクソンは、36万円の元手を1年半で2,600万円まで増やしました。
資産の伸びは驚異的です。
参考:ガリクソンの株トレ日誌
ガリガリガリクソンの資産が、爆発的に増えた月は3つ。
・2019年12月(+86万円)
・2020年4月(+132万)
・2020年6月(+250万)
鉄人化計画(2404)やボルテージ(3639)のトレードをきっかけに資産を大幅プラス。
2020年9月~12月にかけては、毎月200万円ほど資産を増やしています。
2020年の相場はコロナショック以後は上り調子でした。連日のように騰がる銘柄も多く、ガリガリガリクソンのデイトレとも相性が良かったのでしょう。
ただ21年3月から負けが込み始めて、トレードブログの更新はストップしてしまいました。そのため、2021年以後のガリガリガリクソンの資産は不明です。
そんなガリガリガリクソンは、2021年12月にツイッターにて「復活」を宣言。
2022年5月には「株式会社ガリクソン」というYoutubeチャンネルを開設して、積極的に投資情報を発信するようになっています。
ガリクソンの株式投資は嘘?
驚異的なペースで資産を増やしたガリガリガリクソンですが、そのトレードに対して「嘘トレード」「エアトレ」といった声が上がっています。
試しに「ガリガリガリクソン」で検索してみると、予測変換で「嘘」と出てきます。
ガリガリガリクソンの“あまりにも出来過ぎている投資結果”に、嘘を疑う声があるようです。
仮想通貨に投資していた頃は、負け報告を全く見たことが無かったとのこと。
『数年前の仮想通貨バブルぐらいからTwitter見てたけど一千万越えるまで勝率100%(負け報告を見たことがない)だったから嘘ついてるんちゃうかなと思っている
デイトレしてる人の平均がどんなもんか知らんからわからんけど』引用元:5ちゃんねる
ガリガリガリクソンには、以下のような非難も寄せられています。
・資産推移を数字で報告するだけで、実際の証券口座の画像を見たことが無い
・持ち越し銘柄に言及しない、バーチャルトレードか?
・仕手グループの広告塔なんだろ?あんな急騰銘柄に都合よく乗れるかよ
ガリガリガリクソンは、過去に飲酒運転で逮捕された過去があります。また良くも悪くもぶっちゃけた話をするため、人によって好き嫌いがクッキリ分かれる人物です。
投資に対して「嘘」を疑う声が出てくるのは、仕方ないのかもしれません。
とはいえ、ガリガリガリクソンのブログやYoutube動画から投資のヒントを得られることも事実です。
投資に対して疑いの声があることは認識しつつ、自分にとって役立つ情報を取捨選択していくとよいでしょう。
ガリガリガリクソンの注目株を知る方法
ガリガリガリクソンは、注目株をツイッターやYoutubeで紹介しています。
※あくまで注目しているだけなので、推奨しているわけではありません
ガリガリガリクソンの株 総括
ガリガリガリクソンは、芸人でありながら資産を爆発的に増やした投資家の一面を持っています。
いまや芸人よりも、投資家としての活躍の方が目立つ人物です。
そんなガリガリガリクソンの投資は、デイトレやスイングトレードが中心。
SNSを通じて積極的に投資情報を発信しているため、興味がある人は覗いてみるとよいでしょう。
『ガリガリガリクソン 株』の口コミ
口コミ一覧
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