投資顧問ダイレクトは嘘と法律違反にまみれた最低集団

投資顧問ダイレクトは嘘と法律違反にまみれた最低集団
    1. 投資顧問ダイレクトは嘘と法律違反にまみれた最低集団
  1. 最近よく広告を見かける「投資顧問ダイレクト」を調査したところ、「詐欺会社である可能性が高い」ことが判明。

    存在しない架空の株式会社で営業していることに加えて、投資顧問業を行なうために必要な手続きを取っておらず違法営業をしています。

    挙句の果てに、利用したユーザーからは「利益を得られなかった」という口コミが殺到している様子。

    嘘と法律違反にまみれた投資顧問ダイレクト、その実態を暴きます。

      1. 投資顧問ダイレクトの運営会社が存在していない件

    投資顧問ダイレクトを運営しているのは「株式会社ダイレクト」という企業です。

    公式HPの説明によると「全国に支社を持っており、1970年代から営業をしている」とのこと。

    そんなに古くから営業している投資顧問サイトなら、私の耳に入っていてもおかしくないはずなのですが、正直なところ聞いたことがありませんでした。

    そこで会社情報について国税庁のサイトで調べてみたところ、「株式会社ダイレクト」なんて会社はこの世に存在しないことが発覚。

    投資顧問ダイレクトが存在しない

    引用元:国税庁 法人番号公表サイト

     

    投資顧問ダイレクトは存在しない企業を名乗って営業をしているようです…。

    わざわざ嘘の情報を使って運営するあたり、非常に悪質と言わざるを得ません。

    こうなってくると、公式HPに記載されている会社情報もアテにならないですね。全国の支部も従業員数300人以上も疑わしい…。

    会社が存在しなければ、代表取締役や銘柄を紹介するアナリストも存在するのか怪しい。

    嫌な予感がしたので調べてみたところ、悲しいことにその予感は的中。

    一般の方の画像を勝手に使って、アナリストとして仕立て上げている様子が見られました。

    社会保険労務士法人 アークランドパートナーズの社員

    こちらの写真は「社会保険労務士法人 アークランドパートナーズ」の公式HPで発見しました。

    まったく同じ写真が投資顧問ダイレクトで使われており、この人物はダイレクトには在籍していないようです。

    投資顧問ダイレクト、完全にクロです。

      1. 投資顧問ダイレクトは金融庁の認可無しの無登録業者

    投資顧問ダイレクトは金融庁から営業許可を貰っていない無登録業者です。

    本来ユーザーから情報料金を受け取って投資助言を行なうには、金融庁に届けを出して「投資顧問業」としての登録が必要ですなのですが、投資顧問ダイレクトはこの手続きを踏んでいません。

    投資顧問ダイレクトは未登録業者

     

    投資顧問業の登録が無いままユーザーに投資助言をするのは、金融庁から固く禁じられています。

    それにも関わらず営業をしている投資顧問ダイレクトからは、企業倫理を全く感じられません。

    …とここで気が付いたのですが、投資顧問ダイレクトは「投資顧問業」に登録したくてもできない可能性が高いです。

    金融庁が「投資顧問業」を認める条件として「コンプライアンスの遵守」「投資知識を有していること」「金融業に従事した人員が在籍していること」などがあるのですが、ウソの会社名を使っている時点で、コンプライアンスを遵守する気ないですよね…。(汗)

    あまり考えたくはありませんが、投資顧問ダイレクトが「投資顧問業として登録をしないまま営業をする」と最初から決めていたとしたら?

    平気で違法行為を行なう企業と付き合うリスク、ユーザーにかかる不利益は計り知れません。

    読者の皆様には、このようなサイトに引っかからないようにくれぐれも用心願います。

    ■無登録業者の一覧

    投資顧問Factor

    株式会社都

    投資顧問リード

    投資顧問ステップ

    株式会社豊

      1. 投資顧問ダイレクトは詐欺業者がリニューアルしただけ?

    実は投資顧問ダイレクトを初めてみた時から、なぜか既視感を覚えていました。

    というのも、過去に違法営業をしていた「四季-SHIKI-」というサイトと、投資顧問ダイレクトが酷似していたからです。

    銘柄実績、会員の声を紹介する「提供実績」のページのレイアウトが瓜二つ。

    ふたつを並べられたら「同じ関係者が作っている」と誰でも判断できるような仕上がりです。

    違法業者として運営をしていた四季は、関東財務局から「警告」を受けてすでにサイトを閉鎖済み。

    恐らくこの四季の母体を受け継いだのが投資顧問ダイレクトなのでしょう。

    このようなサイトは評判が悪くなるとすぐにサイトを閉鎖し、サイト名を新しくして改めて集客を行なうという特徴を持っています。

    その証拠に過去に四季を優良投資顧問として紹介していたサイトが、こぞって投資顧問ダイレクトを優良投資顧問として紹介し始めました。

    「金融庁から認められていない投資顧問のどこが優良なんだ?」と思うワケですが、もしかしたら紹介している銘柄の実績がとんでもなく優秀で、無登録業者とか関係なく稼げる可能性は捨てきれません。

    次項では投資顧問ダイレクトの投資の実力について推し量っていきたいと思います。

      1. 投資顧問ダイレクトは投資の実力が皆無

    投資顧問ダイレクトからは、投資能力をひとかけらも感じることができませんでした。

    そもそも検証できるだけの投資情報を、投資顧問ダイレクトは発信していないからです。

    実績として紹介している銘柄は存在しているか定かではなく、配信している投資情報についても他サイトのパクリばかりでした。

    ■銘柄実績を捏造?

    投資顧問ダイレクトの公式HPには推奨銘柄がズラリと並んでいますが、これら銘柄は実際にはユーザーに提供されていない可能性があります。

    この銘柄実績には、投資顧問ダイレクトが存在しないはずの期間の実績まで掲載されていました。

    投資顧問ダイレクトは銘柄実績を捏造?

     

    ドメイン情報からは投資顧問ダイレクトがサイトを開設したのが2021年7月2日だということが分かります。

    サイト開設は2021年ですが、ダイレクトでは2020年の銘柄を紹介したことになっています。いったいなぜ…。

    公式HP内に「※2019年12月にメールドメインを変更したため変更以前の実績も掲載」と書かれていましたが、メールドメインとサイトドメインは全くの別物。

    2021年7月以前の銘柄を紹介できるはずがない点は変わりありません。

    投資顧問ダイレクトが紹介している銘柄実績は捏造されている可能性が高いといえるでしょう。

     

    ■配信している投資情報は他サイトのパクリ

    投資顧問ダイレクトは投資情報を毎日配信しているのですが、それらは他サイトの丸パクリ情報です。

    参照元は「株探」「ロイター」などが多いようですね。

    投資顧問ダイレクトの投資情報は他サイトのパクリ

    全員に共通する市況情報ならまだしも、注目銘柄が他サイトの丸パクリであれば投資顧問ダイレクトを利用する意味がありません。

    無料で見れる株探を確認すればすぐに済む話ですからね。

    投資顧問ダイレクトの投資の実力を調べてみましたが、そもそも検証するに値しない様相を呈していました(実績として紹介されている銘柄がウソであるなら、どうやって判断しろと?)

    そこで投資顧問ダイレクトを利用しているユーザーの口コミ、評判から投資の実力を確認しようとしたところ、かなり悲惨な状況が広がっていることが分かりました…。

      1. 投資顧問ダイレクトの評判・口コミ

    投資顧問ダイレクトの評判を調べてみたところ、損失を抱えているユーザーが多くいることが判明。

    その中でも、合計200万円損失を抱えることになったユーザーの体験談を発見したので、少し長いですが引用します。

    『登録した翌日に電話がかかってきた。ダイレクトの社員で、私の今の投資の悩みや欲しい情報など聞いてくれた。私の投資をよくするために情報を今後提供してくれるとのことだった。
    まずは2万7千円で2.17倍銘柄情報を買ってみないかと提案され承諾。推奨された銘柄はどうも好材料が出ることになっているらしく、その情報を掴んだダイレクトの社員が事前に私に情報を寄越してくれたものという説明だった。
    しかし私が買い付けて2週間、3週間経っても何のニュースも無ければ株価の変動も無い。むしろ買値から下がっている。
    状況を確認するため電話を掛けると、今回の情報は失敗で上手くいかなくなってしまったという説明を受けた。結局買った銘柄は-9%のところで損切りして、改めて今度こそ確かな銘柄に予算を回すことに。
    今度はなんと1銘柄で30万円もする銘柄情報を買わないかと提案され悩んだが、まず間違いなく上がる、これ以上ない絶対の銘柄と念押しされ信用して情報を購入。
    しかしその銘柄も1ヵ月経って1ヶ月半たっても上がる気配なし。問い合わせると、またもや不測の事態とやらで失敗に終わってしまったとのこと。
    今度こそ、今度こそ確実な銘柄情報をお渡しすると言われ、これまで対応してくれていた社員の方ではなくなんと社長が直々に電話で説明してくれた。
    今度の銘柄はさらに高額で50万円。思い切って情報を購入。3日後に大幅下落で只今買値から-25%で塩漬け。
    視界が真っ白になった。今もダイレクトからは毎日のように着信とメールが来る。
    今度こそ!今度こそ勝てる銘柄を渡します!と言ってくる。
    ダイレクトでの被害額総額200万弱。これが私の体験した嘘偽りのない事実です。』

    「まず間違いないく上がる」という言葉を裏切ること計3回。

    いったいどんな根拠を持って銘柄を紹介していたのでしょうか…。

    他にもここでは紹介しきれないくらいの悲痛なユーザーの声がありました。

    利用ユーザーの口コミからも分かる通り、投資顧問ダイレクトの利用は到底オススメできるものではありません。

      1. 投資顧問ダイレクトの利用は危険

    ここまで検証してきた結果、投資顧問ダイレクトは「危険度が高い投資顧問」ということが分かりました。

    登録をしても得られる情報は少なく、利用してみても高騰銘柄を得られる可能性は低いと言えるでしょう。

    これまでに違法行為を繰り返してきた業者と同じ母体である疑惑もあり、あえて利用する価値はありません。

投資顧問ダイレクト
名称投資顧問ダイレクト
URL
会社名株式会社ダイレクト
株サイト比較ナビ 編集者

株サイト比較ナビ

2016年にサイトを設立。専門性を軸とした編集者が、多種多様な金融サービスを調査&比較し、"投資初心者向け"の紹介を行っています。

検証済サイト一覧 無登録業者

『投資顧問ダイレクト』の口コミ

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