元サッカー日本代表の本田圭佑氏は、現在は180社以上に投資する「ベンチャーキャピタリスト」としても知られています。
本田氏が運営するファンドは150億円規模に達し、AI(人工知能)・宇宙・日用品など幅広いスタートアップに投資しており、すでに複数のIPO(上場)企業も生まれています。
この記事では、投資家・本田圭佑氏のリアルな現在地を3つのポイントで解剖します。
- 150億円規模のベンチャーキャピタル(VC)ファンドの実態
- 180社以上の投資ポートフォリオ
- 「投資は投票」という独自哲学
本田氏の行動力や決断力などは投資家として学べるものがありますので、自身の投資・資産形成のヒントにしてみてください。
本田圭佑の投資先は?主要先を紹介

本田圭佑氏はどんな企業に投資しているのでしょうか?
ここでは本田氏の主な投資先を、分野や地域ごとに見ていきます。
AIや宇宙、ヘルスケアなどの先端分野から、日常に関わる国内スタートアップ、さらに海外企業まで投資対象はかなり幅広いです。
本田圭佑が注目する最新の先端分野(AI・宇宙・ヘルスケア)
本田圭佑氏の投資先の中でも目立つのが、社会課題の解決につながる先端分野です。
例えば、次世代のがん検査技術を開発する「Craif(クライフ)」は、尿中のマイクロRNAを解析することで、体への負担が少ない形でがんの早期発見を目指す技術を開発している企業です。
本田氏はこの会社に対して、単独投資家として最大規模ともいわれる約10億円の出資を行ったとされています。
「この技術が広がれば、がんで苦しむ人を減らせるのではないか」
という本田氏が考えが投資の背景にあったとも言われています。
また、AIを搭載したヒューマノイド(人型ロボット)を開発する企業にも投資しています。
ヒューマノイドは人手不足が進む社会の中で、人間の労働を補完する技術として注目されている分野です。
さらに、宇宙通信インフラを構築する「ワープスペース」への出資も話題になりました。
宇宙データリレー衛星を使った通信サービスで、将来的には地球上のどこでも通信できる環境を作ることを目指しています。
本田氏の
「世界規模の課題を解決する技術に投資する」
という姿勢がよく表れている事例と言えそうです。
2021年には、本田氏が率いる「KSK Angel Fund」などから4億円の資金調達に成功しています。

国内の主要な投資先一覧(モビリティ、プラットフォームなど)
一方で、国内ではもっと身近な課題を解決する企業を支えています。
- 電動キックボードの「Luup(ループ)」
- 荷物預かりの「ecbo cloak(エクボクローク)」
- オンライン研修の「manebi(マネビ)」
どれも「あったら便利だな」という不便を解消するサービスばかりです。
また、水循環システムの「WOTA(ウォータ)」への投資も、水不足という地球規模の難題に挑む姿勢に共感してのことでしょう。
これらは氷山の一角で、国内だけで100社以上のスタートアップの背中を押しています。
海外の主要な投資先一覧(Dreamers VC経由)
本田氏の投資は日本国内だけにとどまりません。
米国を中心に活動する「Dreamers VC(Dreamers Fund)」を通じて、海外のスタートアップ企業にも投資しています。
その投資先の1つが、イーロン・マスク氏が創業した「The Boring Company(ボーリング・カンパニー)」です。

地下トンネルを活用した交通インフラの開発を進めている企業で、アメリカの都市で実証実験が進んでいます。
また、「Neuralink(ニューラリンク)」も投資先の1つです。
脳とコンピューターを直接接続するBMI(ブレイン・マシン・インターフェース)技術の研究を進めています。
さらに、音声SNSとして一時期大きな話題になった「Clubhouse(クラブハウス)」にも早い段階で投資していました。
こうした投資を見ると、本田氏がシリコンバレーのスタートアップにもアクセスできる立場にあることがわかります。
本田圭佑が運営する投資会社・投資ファンド一覧
本田圭佑氏は投資ステージや地域に応じて、複数のファンドを使い分けています。
個人投資から始まり、海外ファンド、日本のVCへと広がってきました。
KSK Angel Fund(個人のエンジェル投資の原点)

KSK Angel Fundは、2016年に本田圭佑氏が立ち上げた投資ファンドです。
KSKは「Keisuke Honda」のイニシャルから来ています。
KSK Angel Fundでは本田氏自身の資金をもとに、シード(起業前後のアイデア段階)やアーリーステージ(起業直後の段階)の企業に投資しています。
まだ収益化前のスタートアップに資金を入れる、いわゆるエンジェル投資に近い形です。
サッカー選手として活動しながらも、起業家との対話を重ねて投資判断をしてきたこのファンドが、本田の投資活動のスタート地点になりました。
Dreamers VC(ウィル・スミスと共同設立したグローバルファンド)

Dreamers VCは2018年に設立されたグローバルVCファンドで、俳優のウィル・スミス氏などと共同で立ち上げられました。
Dreamers VCの特徴は、アメリカのトップクラスのスタートアップに投資できる点です。
通常、シリコンバレーの有力VCが関わる企業に投資するには、長年の実績やネットワークが必要になります。
ウィル・スミス氏との協業によって、本田氏もそうした投資機会にアクセスできるようになりました。
前述したThe Boring Company(ボーリング・カンパニー)やNeuralink(ニューラリンク)への投資も、Dreamers VCを通じたものです。
これまでに米国で30件以上のエグジット実績があるといわれています。
X&KSK(日本から「デカコーン」創出を目指す大型ファンド)
X&KSKは2024年に本格始動したファンドで、本田氏にとって最大規模のプロジェクトです。
目標は、日本発のスタートアップから「デカコーン」と呼ばれる大型企業を生み出すことです。
時価総額100億ドル(約1兆5,000億円)以上の未上場企業を目指しています。
X&KSKが注目された理由の1つがその資金規模です。
三井住友銀行やSBIホールディングスなどから、約153億円の資金を集めました。
著名人の名前だけのファンドとは違い、機関投資家から資金を預かって運用している点が評価されています。
X&KSKは、AIスタートアップへの投資にも力を入れているファンドです。
PROTOCOL(プロトコル)などのエコシステム構築
本田氏の活動は、単なる投資だけではありません。
2021年に立ち上げた「PROTOCOL(プロトコル)」は、世界中の起業家と投資家をつなぐ無料プラットフォームです。

スタートアップに必要な知識やネットワークを共有する場として作られました。
また、「KSK Mafia」という学生投資家コミュニティも運営しています。
若い世代の投資家を育てる取り組みで、日本の投資文化を広げることも目的のひとつです。
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本田圭佑の投資実績は?利益はいくら?
これだけ多くの企業に投資している本田圭佑氏ですが、実際の実績はどうなのでしょうか?
MakuakeやAnyMind Groupなど、輝かしいIPO(上場)実績
本田圭佑氏が初期投資していた企業の中には、IPO(新規上場株式)を実現した会社もあります。
クラウドファンディングの「マクアケ」は2019年に東証マザーズへ上場しました。
マクアケは「応援購入」という概念を広めた新しいクラウドファンディングを提供しています。
また、英語コーチングの「プログリット」も2022年の東証グロース市場への上場に成功しています。
さらに、アジアを中心にデジタルマーケティング事業を展開している「AnyMind Group」も2023年に東証グロース市場への上場に導きました。
こうしたIPO事例は、本田氏の投資が一定の成果を出していることを示す例といえます。
投資の利益はサッカー選手時代よりはるかに大きいと発言
本田氏の具体的な投資利益は公開されていません。
ただ投資利益の規模を推測できる情報はいくつかあります。
Dreamers VCでは30件以上のエグジットが出ています。
また、日本の機関投資家から153億円を預かっている点も、ファンドとして一定の評価を受けている証拠といえます。
本田氏自身も、投資から得る収益がサッカー選手時代の年俸より大きいと発言しています。

本田圭佑は投資家としてどんな活動をしている?
そもそも、なぜプロサッカー選手である本田圭佑氏が投資の世界に足を踏み入れたのでしょうか?
その原点となるエピソードと、本田氏の投資哲学の核心に迫ります。
サッカー選手から投資家へ転身した理由
きっかけは、世界を転戦する中で見た「貧困や格差」でした。
社会を良くしたいと考えたとき、本田氏はこう気づいたそうです。
「企業への投資を通じて社会問題を解決できたら」。

つまり、自分がプレイヤーになるのではなく、プレイヤーを支える側になるという発想なのです。
本田圭佑の投資哲学「お金は社会を変える投票」
本田氏のインタビュー記事などを見ると、
「お金は社会を変える投票だ」
というメッセージが伝わってきます。
単に資産を増やすゲームではなく、
「どんな未来を応援したいか」という意思表示だ
という考え方です。
だからこそ、投資を判断する基準はいつも
「この事業は世界を良くするか?」
からのスタートになっているようです。
この信念が、本田氏の投資先に共通するカラーになっています。
投資件数は180社以上|世界的エンジェル投資家としての実績
現在、本田氏は国内外で180社以上に出資しています。
これだけの数を、現役のサッカー活動と並行して行ってきたバイタリティは、正直言って異常です。
今や日本を代表する、世界的にも稀有な「アスリート投資家」としての地位を不動のものにしました。
本田圭佑の投資に対する評判・口コミ
本田圭佑氏の投資家としての評価は、肯定的な意見と批判の両方があります。
もはや完全な投資家という評価
投資界隈の間では、「彼は本物だ」という認識が定着しています。
本田氏自身、
「自分が表舞台で目立つことが投資先の宣伝になり、さらに良い案件が舞い込む」
というサイクルを自覚的に回しています。
日本においては「有名人投資」への理解がまだ低いと嘆きながらも、自らそのロールモデルになろうとしている姿勢は、多くの起業家・投資家から高い評価を受けています。
人物鑑定や脇が甘いという声も
一方で、辛口な意見もあります。
2020年の「WEIN挑戦者FUND」では、内紛やトラブルが原因でわずか9ヵ月で解散し、
「共同創業者の見極めに失敗した」
といった批判を浴びました。
また、オフィシャルアンバサダーを務めた不動産クラウドファンディングサービス「ヤマワケ」での行政処分など、本田氏が直接関与していないにせよ、
「名前を貸す際のガバナンスが甘い」
と指摘されることもあります。
有名人ゆえに、広告塔としてのリスク管理が問われているのも事実です。
【まとめ】投資家・本田圭佑は資産運用にどう活かせるか?
本田圭佑という投資家の軌跡から私たちが学べるのは、「哲学に基づいた決断の速さ」です。
「社会を良くするか?」という自分なりの軸を持ち、これと決めたら即動く。
このスピード感は、個人の投資や仕事でも大きなヒントになります。
一方で、過去にはトラブルもあり、著名人特有のリスクも抱えています…。
投資を考える際は、誰が関わっているかだけでなく、事業内容やリスクを自分で判断することも大切です。
本田氏の壮大な挑戦を参考にしつつ、個人投資家は自分なりの投資を考えていきたいものです。
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『本田圭佑オフィシャルWEBサイト』の口コミ
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