株金山の評判・口コミ｜他サイトの記事を盗用する悪徳サイトだった？

「株金山」は「短期勝負の株情報サイト」と銘打っているので、短期取引に特化した情報提供を行うサイトなのでしょう。

そもそも「株金山」というサイトを初めて知ったという方が大半でしょうし、実は私も先日たまたま「株金山」を発見して、現在検証に取り掛かっているところです。

ネット上の口コミや評判を探しても何も該当しませんし、他の口コミサイトでは「株金山」を取り上げているところすらありません。余りにも情報が少な過ぎますし、陰でコソコソと悪事を働いている可能性もあるので、検証記事では各項目ごとに、徹底的に実態を暴いていきます。

「株金山」は有料会員制サイトの為、無料会員の募集は行っていません。早速ホームページより検証を進めていきます。

まずホームページでは「東京証券取引所」の画像が使用されるなど、いかにも株情報サイトという印象を受けます。後々に見せ掛けのサイトだったとならければいいのですが…。

そんな「株金山」では、経験豊かな専属アナリストが市場を分析し、資金をできるだけ短期で効果的に運用したいという会員のニーズに応えることを目標にしているようです。

単に“専属アナリスト”と言われても正直ピンときません。“実在するのなら”アナリストの経歴や実績を詳細に記載して欲しいものです。ホームページを検証しただけではいまいち実態が掴めませんでした。

「株金山」はシンプルな見掛けによらず、無料コンテンツは全部で7つにも及び、一見すると豊富に見えますが、目を疑うような他サイトの記事転載のオンパレードで、ほぼ全てがパクリ記事で構成されていました。信じられません…。

■今日の相場
株式市場の動向を掲載するコンテンツですが、文章をコピーしてGoogleで検索してみた結果、「日本経済新聞」の記事をそのまま転載していることが分かりました。

↓左が「株金山」、右が「日本経済新聞」↓

ホームページでは、専属アナリストが市場を分析すると豪語していましたが、市場分析とは他サイトの記事を無断で転載することを指しているのでしょうか？かなり怪しい雰囲気が漂ってきましたね…。

■動いた株
そのタイトル通り市場営業日に動いた銘柄の動向や材料を掲載するコンテンツですが、こちらは複数のサイトから記事を転載していることが分かりました。転載元は大手投資情報サイトの「株探」や「Yahoo！ファイナンス」です。

■兜町ひそひそ話
こちらでは買い目安を掲載した注目銘柄らしき銘柄をいくつか掲載していますが、こちらも他サイトの記事をまるっと転載していました。転載元は「ロイター」などが該当しました。パクりのオンパレードですね…。

■チャートチェック
買い時または売り時の局面にある銘柄を毎日いくつか掲載しています。こちらは銘柄名がただ掲載されているだけ。全く参考になりません。

■直近ヒット注目株
配信した注目銘柄の成功した結果だけを掲載して自慢するコンテンツです。検証時に掲載されていた実績では、15銘柄中7銘柄が利食いできたと記載されていますが、普通に負け越しています(笑)

■How To 株
「株の上手な買い方」と「株の上手な売り方」を記載していますが、内容が薄すぎて全く参考になりません。

■用語集
投資用語をまとめたコンテンツです。ネット上に溢れている情報なので、わざわざ閲覧するまでもありません。取って付けたようなコンテンツですね。

「株金山」の無料コンテンツの無残な状況を知ってから有料会員コースの利用検討などできるわけもありません。あれだけ酷い無断転載行為を働いていると、有料会員向けの情報も他サイトの情報をただ横流しにしているだけに感じてしまいます。会員コースは以下の3つです。

■パソコン会員&ｉモード会員
毎日推奨銘柄が掲載されている会員ページを閲覧できるコース。料金は月額3,000円。

■メール会員
パソコン会員&ｉモード会員のサービスに加え、毎日の推奨銘柄や売りタイミングを14時頃までにメール配信するコース。料金は月額6,000円。

■ゴールド会員
過去に推奨した銘柄の売りタイミングなどを相場時間内に適宜メールで知らせるコース。料金は不明。実施時期未定と記載されています。

…どれも説明が少な過ぎてビックリです。また、異常な程に安価な料金は他サイトの情報をただ横流しにしているからこそ実現できる料金設定のように感じてしまいます。更に過去の実績も「2010年4月12日」のものですし、直近の実績を知ることもできません。

ここまで手抜き感満載だと、どこか憤りすら感じてきました(笑)まだ検証を終えていませんが、利用はおススメできないとハッキリ申し上げておきます。

「株金山」の会社概要では電話番号とメールアドレスが表記されているので、おそらく電話とメールどちらも問い合わせを受付けているのでしょう。

ただ気になるのが電話番号です。表記されている電話番号は「090-1047-8024」でどう考えても固定電話でなく、携帯電話の番号ですよね？

専属アナリストが在籍していると記載されていましたが、もしかして個人レベルで運営しているのでは？と考えるのが妥当でしょう。…全くもって運営背景が見えてきません。謎多きサイトです。

「株金山」のドメイン取得日を調べると「2000年4月11日」で、サイト開設後16年もの期間が経過するサイトであると分かりました(2016年5月調べ)。目を疑うようなパクリで構成されたサイトを16年も続けていることはある意味で称賛に値します。

続いて、所在地の検証に移りたいところですが、会社概要に所在地は表記されていません。その他の会社情報を明記されていて、所在地だけピンポイントで明記されていないのが不可解です…。

所在地を知られたらマズイ理由があるとしか思えませんよね。運営元の「合資会社ジェイサイト」を調べても企業ホームページは見当たりませんし、実在する会社なのかすら疑わしくなってきます。

「東京証券取引所」の画像が使用された清潔感のあるホームページはただの見せ掛けでした。どうやら長年に渡りコソコソと悪徳サイトと同様の運営を行っているようです。

相場観や注目銘柄などは全て他サイトの記事を無断でまるまる転載していることが、判明し到底専属アナリストが運営に携わっているようには思えませんでした。有料会員向けの情報もネットで拾ったものの可能が強まります。

また、表記されている電話番号が固定ではなく携帯番号だったり、所在地だけが表記されていなかったりと、色々不可解な点もありました。以上を踏まえると「株金山は悪徳サイト」と結論づけるのが自然でしょう。

■無料コンテンツ
・今日の相場
・動いた株
・兜町ひそひそ話
・チャートチェック
・直近ヒット注目株
・How To 株
・用語集
※参考になるコンテンツなし、ほぼ全てが他サイトの記事無断転載

■パソコン会員&ｉモード会員
・1ヶ月/3,000円

■メール会員
・1ヶ月/6,000円

■ゴールド会員
・料金は不明