テレビ東京の金融・経済ニュース番組『モーサテ(Newsモーニングサテライト)』や日本経済新聞の紙面で、「中空麻奈(なかぞら まな)」という名前を見聞きしたことがある人は多いでしょう。
淡々と、感情をほとんど挟まずに経済を語る姿が印象に残っているかもしれません。
BNPパリバ証券のグローバルマーケット統括本部副会長。
肩書きだけを見ると、正直それだけで少し距離を感じる人もいるはずです。
一方で、「この人はどんな経歴の人なのか」「結婚や家族はどうしているのか」といった素朴な関心を持つ人も少なくありません。
それと同時に、「中空氏の言うことは本当に信用していいのか」と、どこか疑いの目で見ている人がいるのも事実です。
ネットやSNS上では、中空氏の財政規律を重視する発言を「現実的だ」と評価する声がある一方で、「財務省寄りではないか」と批判する声も目立ちます。
中空氏の評価が割れる理由はどこにあるのでしょうか?
本記事では、中空麻奈氏の人物像、経歴、評判を整理しつつ、中空氏の考え方が個人投資家にとってどう役立つのかを考えていきます。
中空麻奈とはどんな人物?【プロフィールを総まとめ】

まずは、中空麻奈氏の基本的なプロフィールから見ていきましょう。
テレビに出ている姿だけを見ると近寄りがたい印象を受けますが、意外と生活感のある一面もあります。
中空麻奈の経歴:年齢・出身地・出身高校
中空氏のおもな経歴は下記のとおりです。

中空氏の生年月日は公式には明らかにされていません。
ただ、周辺情報からある程度の推測は可能です。
中空氏は東京都立国立高等学校の出身で、同級生にはテレビ東京の元アナウンサーの大岡優一郎氏がいます。
大岡氏が1966年生まれであることを考えると、中空氏も1966年または1967年生まれと見るのが自然でしょう。
現在は50代後半と考えられます。
中空氏の出身は東京都です。
キャリアの特徴としてよく挙げられるのが、株式ではなくクレジット(社債・国債)を専門にしてきた点です。
企業がどこまで借金に耐えられるのか、国の財政がどこまで持つのか。
そうした部分を冷静に見る仕事を続けてきました。
なお、「中空(なかぞら)」という苗字はかなり珍しく、名字の希少性もあって一度聞くと忘れにくい名前です。
中空麻奈の若い頃|バブルと崩壊を同時に見た世代
中空氏が社会に出たのは、日本経済が大きく転換するタイミングでした。
1991年に慶應義塾大学経済学部を卒業しています。
大学時代はバブルの熱気を体感し、就職後すぐに崩壊を迎えています。
新卒で入社したのは野村総合研究所です。
入社後、郵政省関連の研究機関に出向し、財政投融資や国債管理の実務に触れました。
いわば「国の財布の中身」を内側から見る経験をしたことになります。
この時の体験が、後年の中空氏の財政観に影響しているのは間違いなさそうです。
理屈だけでなく、制度としてどう回っているかを若いうちに見ている点は大きいでしょう。
結婚している?夫と家族構成
「中空氏はバリバリのキャリアウーマンに見えるけど、家庭はあるの?」
と思う人もいるかもしれません。
ズバリ言ってしまうと、ご結婚されていて2人の息子さんがいます。
結婚したのは野村総合研究所に勤務していた20代の頃です。
夫について詳しい情報は公表されていません。
特徴的なのは、結婚後も旧姓の「中空」を名乗り続けた点で、当時としてはかなり珍しい選択でした。
また、育児休業制度を利用した比較的早い世代でもあり、仕事と家庭の両立を模索してきたことがうかがえます。

息子たちは高校時代に野球をしており、本人も試合を見に行くことが多かったそうです。
中空氏が語っている「仕事50点、家庭50点、合わせて100点」という考え方は、完璧を求めすぎないための1つの工夫だったのでしょう。
中空麻奈の評判・口コミ|なぜ賛否が分かれるのか?
中空麻奈氏に対する評価は、かなりはっきり分かれます。
金融や政策の世界では評価が高い一方、ネット・SNS上では強い反発を受けることも少なくありません。
耳の痛いことでもズバリと言う姿勢が評価
中空氏が肯定的に見られる理由の1つは、現実を直視する姿勢です。
2021年には経済財政諮問会議の民間議員に起用されました。

財務省関連の委員を歴任してきた経歴からも、政策サイドからの信頼が厚いことが分かります。
中空氏は低金利政策について「異常な状態」だと指摘し、企業の淘汰が進まない弊害を強調します。
聞き心地はよくありませんが、金融市場のプロからすれば筋が通っている、という評価になります。
「選択と集中」発言が炎上
一方で、中空氏の「効率」重視の発言が猛反発を招くこともあります。
記憶に新しいのが、2023年9月のNHK『日曜討論』での発言です。
日本の研究力低下の原因について、
「私立大などに助成金をバラマキすぎた。選択と集中ができなかったのが原因」
といった趣旨の見解を示しました。
これにはネット・SNS上の研究者やアカデミア界隈が総スカンでした。
「最近のデータでは広く配るほうがイノベーションにはいい」「現場を知らない暴論だ」と批判が殺到し、炎上しました。
金融のロジックを学術界に持ち込んだことで、「現場知らずのエリート」というレッテルを貼られる一因になってしまったんですね。
財務省の回し者と酷評
中空氏の財政規律重視の姿勢は、積極財政派から強く批判されがちです。
消費増税や歳出削減に理解を示す発言が、「財務省の代弁ではないか」と受け取られるためです。
ネット・SNS上では「財政緊縮派」「御用学者」といった言葉で語られることもあり、評価はかなり辛辣です。
妄言やトンデモ説と揶揄
さらに、ブルームバーグの記事で「日本国債の格下げリスク」に触れ、
「格付け会社に格下げすると言われたいくらいだ」
という趣旨の発言をした際は、批判のボルテージが最高潮に達しました。
反対派からは「自国通貨建て国債でデフォルトなどあり得ないのに、不安を煽っている」と、「トンデモ発言」認定されたりもしています。
中空氏なりの「あえて危機感を煽って改革を進めたい」という意図は、反対派には「現実無視のポジショントーク」としか受け取られていないのが現状です。
中空麻奈の経済・投資哲学とは?
評価は分かれますが、中空麻奈氏がクレジット分析の専門家であること自体は疑いようがありません。
その考え方の中心には、常に「信用」という視点があります。
キーワードは「リアリスト(現実主義)」
株式が成長を語る市場だとすれば、社債や国債は失敗の確率を見る市場です。
中空氏は、楽観論に流れがちな空気に対して、繰り返し警鐘を鳴らしてきました。
金融緩和は一時的な延命措置であり、いつまでも続けられるものではない。
「金利がある状態こそが普通だ」という考え方です。
また、著書『金利上昇は日本のチャンス』にもあるように、金利上昇局面の現在こそ、好機と捉えているようです。

ゾンビ企業への厳しい目
中空氏は、低金利でどうにか生きている「ゾンビ企業」は淘汰されるべきだという立場をとっています。
ダメな企業が退場し、人材や資金が成長分野へ移ってこそ、全体の賃上げや生産性向上ができるという主張です。
「痛みを避けていては再生はない」。
この冷徹なリアリズムこそが、政府や海外投資家に信頼される理由であり、同時に一般庶民の感覚と衝突する原因でもあるわけです。
中空麻奈の考えは個人投資家にどう役立つ?
中空麻奈氏の考え方は、個人投資家にとっても参考になる部分があります。
それを確認していきましょう。
株式一辺倒から「信用」を見る視点へ
個人投資家はつい「どの株が儲かるか(夢)」ばかり追いがちですが、中空氏の視点は「この企業、この国は生き残れるか(現実)」です。
中空氏は、今の世界的な株高に対し、大きなリスクが潜んでいると警鐘を鳴らしています。

みんなが浮かれている時こそ、クレジットアナリストのように「倒産確率」や「資金繰り」といった地味な数字を見る。
その冷静さが大怪我を防ぐのです。
債券・金利を理解すると相場の景色が変わる
中空氏が繰り返し勧めているのが、債券を含めた分散です。
金利が上がれば、債券の利回りも良くなりますので、派手さはありませんが、金利収入は相場が荒れている時の支えになります。
現金・債券・株式をバランスよく持つという考え方は、地味ですが合理的です。
分散とは「視点の分散」である
もう1つ重要なのが、日本円だけに依存しないという考え方です。
日本の財政に問題がないと信じ切るのではなく、「もし違ったら」という前提で備える。
そのため、海外資産や外貨を持つことで自分を守る。
中空氏の悲観的な見方は、リスク管理という意味では役に立ちます。
【まとめ】中空麻奈から学べる「信用」で生き残る投資思考
中空麻奈氏は、夢よりも現実を見るタイプの専門家です。
その姿勢が評価されることもあれば、反発を招くこともあります。
すべての意見に賛成する必要はありません。
ただ、耳障りが悪いからといって無視してしまうのも危険です。
市場が楽観に傾いている時ほど、こうした視点は意味を持ちます。
中空氏の考え方をそのまま受け入れなくても、「警告として聞く」だけで十分、投資判断の助けになるはずです。
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