「わずか数万円の投資が、1年後には100万円以上に化けているかもしれない…」。
そんな投資家の夢を形にする可能性を秘めているのが、1株あたりの価格が極端に安い「ボロ株(超低位株)」です。
2026年の株式市場においても、ボロ株からの大きな利益は、個人投資家にとって期待したいテーマといえるでしょう。
しかし、ボロ株は「ボロ」と呼ばれるだけの理由があるのもまた事実です。
安易な飛びつきは、大切な資産を瞬時に溶かすリスクをはらんでいます。
本記事では、ボロ株の定義やおすすめの銘柄の見つけ方、そして2026年に注目したい厳選5銘柄を徹底解説します。
単なる期待だけでなく、リスク管理を徹底した上で「勝てるボロ株投資」の極意を紐解いていきましょう。
ボロ株(超低位株)とは?特徴・魅力を解説
投資の世界で「ボロ株」とは、一般的に株価が100円未満の「超低位株」を指します。
中には数十円、あるいは数円という価格で買える銘柄も珍しくありません。
ボロ株の最大の魅力は、圧倒的な「爆発力」と「資金効率」にあります。
時価総額の大きな銘柄が2倍になるには膨大なエネルギーが必要ですが、50円の株が100円になるのは、ちょっとした好材料ひとつで起こり得るのです。
わずかな資金で数千株、数万株という大量保有ができるため、読みが当たれば一気に資産を増やす夢を現実的に追えるでしょう。
ただし、ボロ株の株価が低迷しているのは、業績不振や財務懸念など、市場から「厳しい」と判断されているケースが少なくありません。
この期待と絶望の表裏一体こそが、ボロ株投資なのです。
テンバガーを目指せる!勝てるボロ株の見つけ方
「ボロ株投資」と聞くと、運任せのギャンブルのような印象を持つ方が多いかもしれません。
しかし、実際に株式市場で成功する投資家たちは、驚くほど冷静に、かつロジカルに銘柄を選別しています。
ただ安いだけの株を買うのは、単なる「負け組への片道切符」でしかありません。
数年後に大化けして、テンバガー(株価10倍株)を目指せるお宝銘柄を掘り当てるための、具体的かつ実践的な3つの選別基準を深掘りしていきましょう。
時価総額は小さめ
ボロ株から大きな利益を狙うなら、まず最初に時価総額を確認してください。
株価そのものよりも、実はこの数字の方が重要と言っても過言ではありません。
なぜなら、時価総額がすでに数千億円規模に達している銘柄が10倍になるには、天文学的な買い資金と数年単位の時間が必要になるからです。
一方で、時価総額が500億円以下、理想を言えば100億円前後の小型株であれば、1つの好材料が見えただけで買いが殺到し、株価が垂直立ち上がりを見せることが珍しくありません。
ただし、時価総額が小さいということは「流動性が低い」というリスクもはらんでいます。
買いたい時に買えても、売りたい時に買い手がいなくて売れない「出口戦略の難しさ」がある点は、ボロ株特有の注意点として頭に叩き込んでおきましょう。
企業の継続性が大事
ボロ株投資における「攻め」が時価総額なら、「守り」は財務の健全性です。
ここでいう健全性とは、決して「優良企業であること」ではありません。
「当面の間、倒産しないこと」です。
ボロ株の多くは業績が悪化しています。
投資を検討する際は、必ず貸借対照表を開き、手元の現金及び預金がどれくらいあるかを確認してください。
「毎月の赤字額に対して、あと何年生き延びられるキャッシュがあるか?」
このチェックを怠ると、株価が上がる前に上場廃止となって、投資資金がゼロになる最悪のシナリオを迎えます。
夢を語る前に、まずは経営を続けるための現金が残っているかを冷徹に見極めることが、勝てる投資家の最低条件です。
業績の急回復や新技術の開発など上昇する理由がある
最後に欠かせないのが、株価が反転するための理由です。
何も理由がないのに、ボロ株が突然上がり出すことはありません。
2026年に向けて注目したいのは、以下のような変化の兆しです。
- 構造改革の完遂:長年足を引っ張っていた赤字部門を切り離し、黒字化のめどが立った
- 新技術・新サービスのリリース:バイオベンチャーの治験進展や、AI関連の革新的なツール開発など
- 国策やトレンドへの合致:脱炭素、防衛、あるいは人手不足を解消するDX関連など
「今はボロ株だが、近い将来、市場がその価値を再評価せざるを得ない理由」があるかどうか。
この裏付けさえしっかりしていれば、一時的な株価の変動に一喜一憂することなく、大きな果実を得るまでホールドできるはずです。
根拠のない「なんとなく上がりそう」という期待は、ボロ株市場では最も危険な考えだと認識しましょう。
2026年に注目したいボロ株テンバガー候補5銘柄を分析
ここからは、2026年に向けて「ボロ株脱出」の期待がかかる具体的な5銘柄をピックアップして分析・解説します。
いずれも株価は100円近辺(あるいはそれ以下)で推移していますが、水面下で反転のエネルギーを蓄えており、テンバガーになる可能性を秘めた顔ぶれです。
もちろん、ボロ株特有の財務リスクや不確実性は拭えません。
各銘柄の「光と影」をしっかりと見極めていきましょう。
ソレイジア・ファーマ(4597):中国販売ライセンスの取得なるか
| 株価 | 29円 |
| 時価総額 | 75億円 |
| 配当利回り | ー |
| PER(連) | ー |
| PBR(連) | 4.19倍 |
| ROE(連) | ▲128.08% |

東証グロース市場 出所:Yahoo!ファイナンス 2026年1月9日時点
バイオベンチャーの中でも、特に中国市場という巨大なフィールドに軸足を置いているのがソレイジア・ファーマです。
ソレイジア・ファーマはがん領域に特化した創薬を行っており、特に「SP-05(アルホリチキソリン)」などのパイプラインに期待が寄せられています。
最大の注目点は、中国における販売ライセンスの進展と、それに伴うロイヤリティ収入の拡大でしょう。
もし2026年に向けて中国での商用化が軌道に乗れば、現在の低時価総額から大きな変貌を遂げるかもしれません。
ただし、バイオセクターの宿命として、研究開発費の先行による赤字継続は無視できないリスクです。
開発の遅延やライセンス契約の条件変更ひとつで、株価が急落する脆さを併せ持っている点は覚悟しておくべきでしょう。
オンコセラピー・サイエンス(4564):がん個別化医療に注力
| 株価 | 24円 |
| 時価総額 | 82億円 |
| 配当利回り | ー |
| PER(連) | ー |
| PBR(連) | 5.16倍 |
| ROE(連) | ▲173.77% |

東証グロース市場 出所:Yahoo!ファイナンス 2026年1月9日時点
東京大学医科学研究所発のバイオ企業として知られるオンコセラピー・サイエンスは、がん治療ワクチンの開発において長い歴史を持っています。
現在は「個別化医療」という、患者一人ひとりに最適な治療法を提供する次世代の医療に注力しており、その技術力の高さは折り紙付きです。
2026年に向けて、進行中プロジェクトの治験データが良好な結果を示せば、一気に「国策銘柄」として輝く可能性があります。
一方で、長年にわたり投資家の期待を裏切り続けてきた超低位株という側面も否定できません。
治験データの結果が悪ければ、大きな失望売りを招くリスクを認識しておきましょう。
RISE(8836):不動産管理の安定性と成長性
| 株価 | 32円 |
| 時価総額 | 30億円 |
| 配当利回り | ー |
| PER(連) | 86.49倍 |
| PBR(連) | 1.86倍 |
| ROE(連) | 0.49% |

東証スタンダード市場 出所:Yahoo!ファイナンス 2026年1月9日時点
超低位株ではありますが、比較的堅実なビジネスモデルを展開しているのが不動産関連企業のRISE(ライズ)です。
RISEは不動産管理やバリューアップ事業を手がけており、フローの利益だけでなく、ストック型の収入を積み上げている点が強みといえます。
2026年に向けたシナリオとしては、インフレ局面における不動産価格の上昇と、都心近郊の再開発需要の取り込みが期待されます。
時価総額が小さいため、業績がわずかに上向くだけでも、株価の修正余地は大きいと考えられます。
しかし、不動産業界は金利動向に極めて敏感なセクターであることを忘れてはいけません。
国内の金利上昇ペースが予想を上回れば、借入負担の増大や物件回転率の低下を招き、再建シナリオが崩れる危険性もはらんでいます。
モブキャストホールディングス(3664):脱・ゲーム依存の多角化戦略「ゆとりの空間」が好調
| 株価 | 40円 |
| 時価総額 | 33億円 |
| 配当利回り | ー |
| PER(連) | ー |
| PBR(連) | 6.41倍 |
| ROE(連) | ▲50.37% |

東証グロース市場 出所:Yahoo!ファイナンス 2026年1月9日時点
かつてはスマホゲームで一世を風靡したモブキャストホールディングスですが、現在は大きな転換期を迎えています。
特に注目したいのが、料理家・栗原はるみ氏のブランドを展開する「ゆとりの空間」を子会社化したことです。
これにより、ヒットの浮沈が激しいゲーム事業から、安定したライフスタイル事業へと収益の柱を移しつつあります。
2026年には、この多角化戦略が実を結び、ボロ株のイメージを払拭する「業態転換銘柄」として再評価されるシナリオが描けます。
懸念点は、既存のゲーム事業が依然として苦戦を強いられていることです。
ライフスタイル事業の成長がゲーム部門の赤字を相殺しきれなければ、株価の本格的な底打ちは遠のいてしまうでしょう。
CAICA DIGITAL(2315):高い自己資本比率を誇る暗号資産関連銘柄
| 株価 | 104円 |
| 時価総額 | 157億円 |
| 配当利回り | ー |
| PER(連) | 173.33倍 |
| PBR(連) | 4.36倍 |
| ROE(連) | 6.30% |

東証スタンダード市場 出所:Yahoo!ファイナンス 2026年1月9日時点
CAICA DIGITALの最大の特徴は、「財務の安定性」にあります。
不採算事業の見直しにより自己資本比率が高くなり、同業のITベンチャーと比較しても倒産リスクが相対的に低い点は、守りの面で評価できます。
現在はWeb3や暗号資産関連のサービスに注力しており、ビットコインをはじめとする仮想通貨市場が2026年に活況を呈すれば、関連銘柄として物色の候補に躍り出る可能性があります。
暗号資産とITサービスのシナジーが発揮されれば、ボロ株脱出も夢ではありません。
一方で、厳しい見方をするならば、これまで何度も期待されながらも、本業の収益性が劇的に改善するには至っていないという現実があります。
市場の流行に敏感な反面、実益が伴わなければ「一時的な仕手化」で終わってしまうリスクには注意が必要です。
やはり買うのは危険?ボロ株の危険なワナと注意点
ここまで、2026年に期待が集まるボロ株の魅力について語ってきました。
しかし、大きなリターンが期待できる一方で、ボロ株投資は大きなリスクも持っています。
単なる安さだけを追い求め、全財産を投じるようなギャンブルに陥らないために、個人投資家が絶対に知っておくべき2つのワナを解説していきます。
ゲームが終了する上場廃止リスク
ボロ株に投資する上で、最も恐ろしいのが「上場廃止」です。
これは投資家にとっての終了を意味し、持っている株がただの紙切れ、あるいはそれに近い価値まで暴落することを指します。
取引所には厳格な上場維持基準が設けられており、時価総額が一定基準を下回ったり、債務超過が解消されなかったりすると、容赦なく退場を宣告されてしまいます。
ボロ株の多くは、こうした基準の崖っぷちに立たされている銘柄です。
「いつか上がる」と信じてホールドしていても、会社そのものが市場から消えてしまえば、再起のチャンスすら失われてしまうでしょう。
銘柄選びの際は、単なるチャートの形だけでなく、適時開示情報で「監理銘柄」や「整理銘柄」に指定されていないか、よく確認する癖をつけてください。
あくまで余裕資金で投資するべき
ボロ株はボラティリティ(価格変動幅)が極めて高く、株価が乱高下することも珍しくありません。
このようなハイリスクな市場に、生活費や将来の教育資金、老後資金のような重要な資金を投じるのは極めて危険な行為といえます。
たとえ2026年におすすめできる優良な銘柄候補であっても、市場全体の地合いが悪化すれば、真っ先に売られるのがこれらボロ株の宿命です。
心理的な余裕がなくなると、わずかな調整で狼狽売りをしてしまい、結果として損失を確定させることになりかねません。
ボロ株攻略の鉄則は、万が一その資金がゼロになっても「まあ、勉強代だ」と笑って流せる範囲の余剰資金で挑むことです。
冷静な判断力を失わない程度の金額に抑えてこそ、ボロ株特有の大きな価格変動を冷静に見ることができるのです。
【まとめ】ボロ株を賢く攻略する方法
ボロ株は、まさに「ハイリスク・ハイリターン」を象徴する投資対象です。
2026年に入り、日本市場の再編や新技術の台頭により、これまで日の目を見なかった超低位株が優良株へと変貌を遂げるチャンスは確かに存在します。
本記事で紹介した有望なボロ株の見つけ方や注目銘柄を参考に、まずは「なぜこの株が安いのか」「その理由はいつ解消されるのか」を徹底的に深掘りしてみてください。
- 時価総額の小ささで爆発力を確保する
- キャッシュの有無で生存確率を確認する
- 明確に上昇する理由がある銘柄に絞る
この3点を守るだけで、あなたのボロ株投資の勝率は飛躍的に高まるはずです。
ボロ株は決して「危険なだけのゴミ」ではありません。
リスクを正しく理解し、賢く付き合うことができれば、あなたの資産形成を劇的に加速させる強力な武器となります。
※本記事内で個別銘柄に言及していますが、当該銘柄を推奨するものではありません。本記事は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的として作成したものではございません。また、将来の投資成果を保証するものでもございません。銘柄の選択、投資の最終決定はご自身のご判断で行ってください。
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