立花証券の評判を検索すると、サジェストに並ぶのは「行政処分」「詐欺」「やばい」といった不穏な言葉たち。
これから立花証券の口座を開設しようとする手が、思わず止まってしまったのではないでしょうか?
無理もありません。
2025年、立花証券は金融庁より行政処分勧告を受けた経緯があり、老舗の看板を揺るがす事態となりました。
一方でネット界隈では、「信用取引の手数料がずっと無料」「e支店はガチで強い」と、プロ寄りトレーダーから熱い支持も集めています。
つまり立花証券は、「対面営業では炎上、ネット取引では称賛」という、かなり分裂気味な評判を持つ証券会社です。
この記事では、老舗証券としての「裏の顔(コンプライアンス問題)」と、フィンテック企業としての「表の顔(サービスの強み)」を、最新の調査報告書をもとに立花証券を中立的に解剖します。
記事を読み終えた頃には、「自分にとって使う価値があるのか」が、はっきり見えるはずです。
立花証券とはどんな会社?会長の石井登とは何者?

まずは立花証券の正体を整理しましょう。
立花証券は、名前だけ聞くと昔ながらの証券会社ですが、中身は意外と二面性が強めです。
ここを知らずに評判だけ追うと、判断を誤ります。
立花証券の会社概要と歴史
立花証券は、戦後の混乱期から日本の証券史とともに歩んできた、正真正銘の「老舗」です。
立花証券の会社概要は以下のとおりです。
| 商号 | 立花証券株式会社 |
| 代表者 | 廣瀬 千春 |
| 創業 | 1953年9月1日 |
| 資本金 | 66億9,570万円 |
| 本社所在地 | 東京都中央区日本橋茅場町1-13-14 |
| 電話番号 | 03-3669-3111(大代表) |
| 従業員数 | 415名 |
| 登録番号 | 関東財務局長(金商)第110号 |
野村や大和ほど巨大ではないものの、対面営業の地盤を持ちながら、早い段階でネット取引に舵を切った「中堅の生き残り組」といえます。
老舗とネットのハイブリッド経営が特徴
立花証券の最大の特徴は、日本橋茅場町に本店を構える伝統的な「対面営業」と、「インターネット取引」が同居している点です。
とくにネット取引においては、2013年にリテラ・クレア証券のネット事業を承継するなど、早期からアグレッシブな拡大路線をとってきました。
この「老舗の看板」と「デジタルの足回り」の融合こそが、立花証券の生存戦略だったのです。
代表取締役会長・石井登の経歴と経営スローガン

代表取締役会長の石井登氏は、「コンビニエンス&コンシェルジュ」というスローガンを掲げていました。
ネットの手軽さ(コンビニ)と、対面の専門性(コンシェルジュ)の融合。
確かに理想は美しいです。
ですが現実は、現場のノルマ至上主義が暴走し、経営の目が届いていなかったことが、2025年の行政処分で白日の下にさらされました。
立花証券に対するネットやSNSなど周囲からの評判・口コミは?
では、実際に立花証券を利用している人々、あるいは遠巻きに見ている人々は、この証券会社をどう評価しているのでしょうか?
手数料の安さが評価されている
ネット利用者、とくに信用取引勢からは高評価です。


「信用手数料がずっと無料なのは神」
「少額取引のコストが最安水準」
この部分を評価する方は多いです。
とくにコストに敏感な短期トレーダーに評判が良いようです。
過去の行政処分でイメージが悪化
一方で、一般社会や対面取引を想起する層からは批判されています。
知識の乏しい高齢者を狙い撃ちにした「虚偽告知」という手口の卑劣さが、企業イメージを決定的に破壊しました。
一度失った「信頼」という名の資産は、どんなに手数料を下げても、そう簡単には買い戻せません。
立花証券のサービス特徴と手数料【対面・ストックハウス・e支店の違い】
ここで、立花証券が持つ「3つの顔」を整理しておきましょう。
同じ証券会社でありながら、サービス内容は全くの別物です。
| 通常 (対面営業) | ストックハウス (WEB・スマホ) | e支店 (WEB・スマホ) | |
| 主な取引方法 | 営業員への電話・対面 | インターネット | インターネット (API対応) |
| 主な対象者 | アドバイスを求める層 | 一般投資家・資産形成層 | プロ・デイトレーダー |
| NISA / 投信 | 対応 | 完全対応(充実) | 基本的に非対応 |
| 信用金利 | 標準的 | 標準的(2.0%〜) | 超低金利(1.98%〜) |
| 主要ツール | なし | 立花トレードリッチ | BRiSK Next / 無料API |
通常の立花証券(対面営業)
営業員と電話・対面で取引する、昔ながらのスタイルです。
理想は「寄り添う投資」ですが、実態は手数料優先に傾きやすい構造でした。
ストックハウス:一般投資家向け総合サービス(WEB・スマホ)

ストックハウスは、一般的な個人投資家向けのネット証券サービスです。
最大の特徴は、「信用取引の手数料が恒久的に0円(無料)」であることです。

さらに、投資信託やNISAにも対応しており、長期投資と短期トレードの両方をこなしたい「二刀流」の投資家に適しています。
ツールにはAIによる決算分析機能なども搭載されており、機能面でも大手ネット証券に対抗しうるスペックを持っています。
e支店:プロトレーダー特化型のサービス(WEB・スマホ)

e支店はひと言で言えば、「快適なサービス(NISAやサポート)を捨てて、コストとスピードに全振りしたプラン」です。
お金を借りて取引する「信用取引」の金利が、業界トップクラスの安さ(1.98%)。
売買回数が多い人ほど、圧倒的にコストが浮きます。
ただし、NISAも、投資信託の積み立てもできず、初心者向けの親切なサポートもありません。
ストックハウスが「誰でも乗れる乗用車」なら、e支店は「プロ専用のF1カー」です。
乗り心地は悪いですが、速さとコスト性能は最強といった感じですね 。
立花証券はなぜ行政処分を受けたのか?【2025年最新情報】
2025年に金融庁・証券取引等監視委員会(SESC)は、なぜ立花証券に激怒したのでしょうか?
その理由は、単なるミスではなく、構造的な悪意にありました。
行政処分の理由は「対面営業」における不適切な勧誘
SESCの調査によって暴かれたのは、顧客の無知につけ込む詐欺的なセールス手法でした。

処分理由を簡潔にまとめると以下のとおりです。
- ナンピン買いをさせ、損を利益のように見せた説明
- 顧客の利益より、手数料目的の頻繁売買
顧客の資産が手数料で溶けていくのを横目に、支店長や経営陣はそれを黙認・推奨していたというのですから組織ぐるみです。
これは、言い訳できません。
ネット証券「ストックハウス」への影響はあるのか?
一連の不祥事は「対面営業」に集中しており、ネット取引のシステムや資産管理に直接的な不正があったわけではありません。
ストックハウスやe支店のユーザーにとって、システムが止まるといった物理的な被害は現状確認されていないです。
ただし、親会社の信用失墜による間接的なリスク(サービス縮小や再編など)はゼロではない、と心に留めておくべきでしょう。
「立花証券 詐欺」という検索ワードの正体
立花証券と検索すると「詐欺」というワードが表示されるため不安になりますよね。
これには2つの全く異なる意味が混ざり合っているため、ここで整理しておきましょう。
行政処分=詐欺ではないが、コンプライアンス意識欠如の事例を作ってしまった
立花証券が行った「虚偽告知」は、顧客を騙す行為であり、道義的には「詐欺的」と言われても反論できません。
しかし、刑法上の「詐欺罪」で立件されたわけではなく、あくまで金融商品取引法違反による行政処分です。
とはいえ、「客を騙してでも儲ければいい」という腐った企業風土が認定されたのも事実…。
そうした意味で、意味での「詐欺企業」というレッテルは、甘受せざるを得ないでしょう。
【注意】本当に危険なのは立花証券を騙る「なりすまし詐欺」
もう1つの、そしてより直接的に危険な「詐欺」が、外部犯による「なりすまし(フィッシング)詐欺」です。

- 手口:SNS(LINEやInstagram)で「立花証券公認」「AI銘柄配信」などを騙り、偽の投資サイトへ誘導する
- 特徴:正規のURLではない、謎のドメインを使わせる
- 末路:画面上では儲かっているように見えるが、出金しようとすると「手数料が必要」と言われ、最後は連絡が取れなくなる
立花証券は公式SNSを持っていません。
「LINEで投資勧誘」が来た時点で、それは100%詐欺です。
企業としての立花証券が悪質だとしても、この「なりすまし詐欺」とは無関係です。
ここを混同して、怪しいLINEグループに入らないよう、厳重に警戒してください。
立花証券が向いている人・向いていない人
ここまでの情報を踏まえ、立花証券を利用すべき人と、避けるべき人を仕分けます。
立花証券が向いている人
立花証券の利用が向いているのは下記のような人です。
- コストこそすべてと割り切れるデイトレーダー
- プログラミングができるシステムトレーダー
- 他人のアドバイスを一切必要としない人
「信用手数料無料」と「e支店の信用取引の低金利」は、収益に直結する絶対的な正義です。
コストを抑えながらトレードできます。
無料で使えるAPIを提供している国内証券は希少です。
Python等で自前のアルゴリズムを動かしたいなら、e支店は有益な選択肢となります。
自分で情報を集め、自分で決断できる人にもおすすめです。
営業員の甘い言葉など最初から聞く気がない人であれば、対面営業の闇に触れることはありません。
立花証券が向いていない人
逆に、以下のような人は立花証券の口座開設を思いとどまるべきです。
- 対面でのアドバイスを求める初心者・高齢者
- スマホアプリの使い勝手(UI/UX)を重視する人
- 企業の「クリーンさ」を重視する人
「プロに相談したい」という純粋な気持ちは、この会社ではカモにされるリスクがあります。
行政処分の事実が証明です。
楽天証券やSBI証券の洗練されたアプリに慣れていると、立花証券のツールは古臭く、ストレスを感じるかもしれません。
「不正を働く企業に手数料を払うのは生理的に無理」という方は、迷わず他社を選んでください。
【まとめ】立花証券は対面とネットの評価が分かれる証券会社
立花証券は、
- 対面証券としては、行政処分で信用を失墜
- ネット証券としては、手数料の安さで今も評価されている
という証券会社です。
この二面性を理解したうえで、「自分の投資スタイルに合うか?」という部分を冷静に見て、口座開設を判断するのが正解です。
もしあなたが、コストを抑えたいトレーダーなら、立花証券の扉を叩いてみる価値は十分にあります。
ただし、その扉の向こうに「親切なコンシェルジュ」は期待できないことだけは、ゆめゆめお忘れなきように。
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『立花証券 公式サイト』の口コミ
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