「駐車場投資で年利約8%」「しかも元本保証」。
そんな魅力的な謳い文句の投資商品が「カーパークレント」です。
銀行預金はあまり増えず、株式は値動きが怖い。
まだまだ金利が高いとはいえない時代に、この条件はたしかに甘美です。
ただ同時に、「そんなうまい話があるのか?」「詐欺やポンジスキームじゃないの?」と、ブレーキを踏む理性も顔を出すはず。
結論を先に言えば、カーパークレントは「詐欺」と断定できるものではありません。
しかし、一般的な金融商品とは比べものにならないほどクセの強い、途中解約や資金回収に制限があるオーナー商法(販売預託)に酷似したハイリスク商品であることも事実です。
本記事では、駐車場投資の商品「カーパークレント」について、仕組み・ビジネスモデル・法的な立ち位置を冷静に分解します。
さらに運営会社の実態や、ネット上の評判・口コミがなぜ極端に少ないのかにも踏み込み、リスクとリターンを可視化してみます。
最後まで読めば、手を出すべき投資商品なのかの判断基準が手に入り、「高利回りに目が眩んで始めて後悔した…」という事態を避けられます。
カーパークレントの口コミ・評判はほぼナシ?
まずはカーパークレントの世間の声を探ってみましたが、奇妙なほどに静かです。
「配当金が振り込まれました」という報告はちらほら見受けられます。
しかし、投資家による詳細な体験談や、生々しい悲鳴、あるいは歓喜の声といったものが、ネットの海にはほとんど漂っていません。
これをどう見ればよいのでしょうか?
「便りがないのは良い便り(配当が続いている証拠)」とも取れますが、単に「商品がニッチすぎて情報が出回っていないだけ」という可能性の方が高いでしょう。
悪い口コミがないから安全、とは言えません。
むしろ、誰もまだ「本当のリスク」に直面していない嵐の前の静けさかもしれないのです。
ネットの評判だけで判断するのは、目隠しで綱渡りをするようなものです。
カーパークレントとは?年利7.99%投資の仕組みを整理

カーパークレントは、一般的な不動産投資とも、金融商品とも少し違います。
ポイントは「何に投資しているのか」を正しく理解すること。
まずは基本構造から整理していきましょう。
カーパークレントの基本概要【1口5万円からのコインパーキング投資】
カーパークレントは、簡単に言えば「コインパーキング経営の切り売り」です。
謳い文句は「年利7.99%」「毎月配当」「解約時は元本返金」。
通常なら数百万円かかる初期費用を小口化し、1口5万円というお小遣い程度の金額から参加できるようにした商品です 。
投資対象は「土地」ではなく「駐車場機器」

ここが誤解しやすいポイントなので注意です。
利用者が投資するのは、値上がりが見込める「土地」でもなければ、安定した「駐車場の経営権」でもありません。
あなたが買うのは、「駐車場機器(ロック板や精算機)」という物体です 。
仕組みはこうです。
- 投資家が機器を買う(所有権を持つ)
- その機器を運営会社に貸す(レンタルする)
- 運営会社からレンタル料をもらう
つまり、形式上は「投資」ではなく、「物品の賃貸借契約」です。
買った機械が、どこかのアスファルトの上で雨風にさらされながら稼いでくれる、という理屈です。
初期費用・配当・解約条件の整理
数字周りを整理すると、異常な高利回りが浮き彫りになります。
| 項目 | 内容 |
| 初期費用 | 1口50,000円 |
| 配当 | 月額約333円(年間約3,996円) |
| 利回り | 年率7.99% |
| 解約 | 2ヵ月前の予告で解約可能。 その際、出資金5万円は「全額返金」されると謳われている |
J-REIT(上場不動産投資信託)の平均が4%前後、都内のワンルームマンション投資でも実質3%台と言われる中で、約8%という数字がいかに突出しているかがわかります 。
カーパークレントの運営会社は大丈夫?
投資の安全性は、商品よりも「誰が運営しているか」で決まります。
ここからは、カーパークレントの運営会社「株式会社パークエンジニア」について見ていきましょう。
運営会社「株式会社パークエンジニア」とは

株式会社パークエンジニアの会社概要は下記のとおりです。
| 商号 | 株式会社パークエンジニア |
| 設立 | 2009年7月 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 所在地 | 【大阪本社工場】 〒550-0015 大阪市西区南堀江4-33-23 TEL:06-4394-7423 【東京支店】 〒105-0014 東京都大田区下丸子1-8-14 TEL:03-6435-4731 【名古屋営業所】 〒454-0932 名古屋市中川区中島新町4-1401-F2 TEL:052-383-7707 |
| 役員 | 代表取締役 瀧川 富博 |
パークエンジニアは大阪市西区に本社を構え、東京や名古屋にも拠点を置く企業です。
2009年設立で、創業から数えれば約20年の歴史があります。
ペーパーカンパニーではなく、実体のある企業であることは間違いありません。
特許技術と機器メーカーとしての側面を持つ
パークエンジニアの強みは「技術」です。
単にお金を集めて回すだけの金融ブローカーではなく、自社で駐車場機器を開発・製造するメーカーとしての顔を持っています。
とくに「フロントロック式」と呼ばれる、車の前方でロックする独自の装置については特許も取得しています。

この技術的背景があるため、詐欺グループによくある「実体のない事業」とは一線を画していると言えるでしょう。
【要注意】資本金1,000万円という財務基盤の財弱さ
しかし、ここで冷や水を浴びせなければなりません。
パークエンジニアの資本金は、わずか1,000万円です。
おそらく数百人規模の投資家から資金を集めているでしょうし、さらに実質「元本全額返金」を謳っている企業の体力として、これはあまりに心許ない数字です。
大手コインパーキング会社が数百億円の資本を持つのに対し、ここは個人の住宅ローン程度の資本しかありません。
もし何かあったとき、この「薄い財布」で投資家全員を守り切れるのか。
信用リスクという観点で見れば、黄色信号が点滅しています。
カーパークレント投資の危険性・リスク
高利回りの投資商品には必ず相応のリスクがつきまといます。
それはカーパークレントも例外ではありません。
ここでは、そんな高利回りの裏に隠された、カーパークレントの構造的なリスクを暴きます。
利回りが高すぎる理由と持続性の問題
なぜ、8%もの配当が出せるのでしょうか?
運営会社側の説明は、「メーカー直販だから」です 。

通常なら商社や代理店が抜く中間マージンをカットし、自社製造でコストを半減させているから、その分を投資家に還元できるというロジックです 。
理屈は通っています。
しかし、それが「いつまで続くか」は別問題です。
競合他社との価格競争、資材高騰、あるいは駐車場の稼働率低下。
これらの荒波を乗り越え続けられるだけの体力が、果たしてあるのでしょうか?
元本割れ・返金不能リスクは本当にない?
契約上は「全額返金」とされています。

しかし、よく考えてみてください。
あなたがお金を出して買った機械は、設置された瞬間に「中古品」になります。
雨に打たれ、車に踏まれ、価値は減っていく一方です。
さらに撤去するには工事費もかかります。
それなのに、会社は「全額現金で返す」と約束している。
つまり、返金原資は「機械の売却益」ではなく、「会社の運転資金(または新規投資家のお金)」から出ている可能性が高いのです 。
大量解約が起きた場合、耐えられるだけの未来は見えませんね。
法的なグレーゾーン(預託法・金商法)
この商品は、法の網の目を縫うように設計されています。
実態は、お金を集めて配当を配る「ファンド(投資)」に近いです。
しかし、形式を「機器のレンタル」にすることで、金融商品取引法や預託法(オーナー商法規制)の厳しい規制を回避している可能性があります。
もし将来、規制当局が「これは実質的に違法な預託商法だ」と認定すれば、業務停止命令が出るリスクがあります。
その時、あなたの資産は無事では済まないかもしれません。
過去の投資トラブルとの共通点・相違点
歴史を振り返れば、「和牛オーナー制度」や「磁気治療器の預託商法」など、似たような事件は枚挙にいとまがありません。
「モノを買って、預けて、配当をもらう」という構造は、これらと酷似しています。
もちろん、パークエンジニアには実体のある事業と特許技術があります。
そこは過去の詐欺事件とは決定的に違います。
しかし、「高利回り」と「元本保証」をセットにした預託スキームが、歴史的に見て破綻しやすい構造であることは、肝に銘じておくべきでしょう。
カーパークレントへの投資はどんな人に向いているのか
では、カーパークレントは誰なら検討余地があるのでしょうか?
向いている人の特徴
カーパークレントが向いているのは以下のような人です。
- 余剰資金で投資できる人:万が一、投資した金額がゼロになっても「高い勉強代だったな」と笑える人
- 分散投資の一部として:株や債券以外に、ポートフォリオの1〜5%程度を「飛び道具」として組み込みたい人
- 短期決戦が好きな人:長期保有ではなく、状況が悪くなる前にサッと逃げる自信がある人
向いていない人の特徴
次のような人はカーパークレントに手を出すのは止めておいたほうがよいでしょう。
- 虎の子の資産を守りたい人:老後資金や教育資金など、絶対に減らしてはいけないお金を入れるべきではありません。
- 「元本保証」を鵜呑みにする人:「会社の存続が前提」という隠れた前提を読み取れない人は危険です。
- 投資に「安心」を求める人:安心とは無縁のハイリスク商品です。
カーパークレントは利回り以上のリスクが潜んでいる投資先
カーパークレントは、年利7.99%という数字だけを見ると非常に魅力的です。
しかしその裏には、「運営会社の信用リスク」と「法的な危うさ」が重なっています。
この商品は「儲かりそうだからやる投資」ではありません。
仕組みを理解し、リスクを飲み込める人だけが検討すべき投資先です。
甘い数字の裏側ほど、冷静な視線が必要です。
投資の世界では、それが生き残る唯一の方法です。
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『小口投資で駐車場(コインパーキング)経営ならカーパークレント』の口コミ
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