木村佳子の評判は?YouTubeやカレンダー投資法から見る実力と信頼性を分析

木村佳子の評判は?YouTubeやカレンダー投資法から見る実力と信頼性を分析

「木村佳子という評論家の評判はどうなの?肩書きや投資法は凄そうだけど……」

経済評論家、株主優待、カレンダー投資法。

聞こえはいいけれど経歴は本物なのか、評判は盛られていないのか、ネット情報だけでは判断しづらいのが実情でしょう。

ときにはSNSで炎上した話まで流れてきて、なおさら混乱します。

本記事では、経済評論家・木村佳子氏について、

  • 年齢や経歴、保有資格といった基本情報
  • 代名詞である「カレンダー投資法」の考え方
  • ネットやSNS上のリアルな口コミ・評判

をわかりやすく整理して解説します。

記事を読み終える頃には、木村氏の投資手法があなた自身の資産形成に本当に必要かどうかが、ハッキリと見えてくるはずです。

木村佳子とはどんな人物?経歴・年齢・保有資格

出典:日本証券新聞

まずは「木村佳子」という人物のスペックを確認しましょう。

結論から言えば、木村氏は単なるメディアタレントではありません。

その経歴は、金融業界の常識から見れば「異端」そのものですが、だからこそ唯一無二のポジションを築いているのです。

木村佳子の年齢・出身・基本プロフィール

木村氏は大阪府大阪市の出身です。

生年月日については公開情報からは確認できませんでしたので、正確な年齢は不明です。

ただし、1980年代から金融業界で活躍していますので、バブル経済の熱狂から、その後の「失われた30年」までを肌で感じてきた世代といえるでしょう。

木村氏のキャリアの面白さは、最初から金融のエリート街道を歩んでいないところにあります。

異色すぎる経歴|芸術大学から金融の世界へ

木村氏の経歴でまず目を引くのが、武蔵野美術大学出身という点です。

金融エリート街道とは真逆で、数字よりも造形やデザインの世界からスタートしています。

この時点で「変わり種だな」と感じる人も多いでしょう。

大学時代からメディアタレント、レポーターとして活動し、テレビの現場で「伝える」仕事を徹底的に叩き込まれました。

視聴者が何に引っかかり、どこで飽きるのかを体で理解した経験は、その後の投資解説に直結しています。

専門用語を並べてマウントを取るタイプの解説者とは違い、生活者の言葉で語るスタイル。

これは才能というより、キャリアの副産物でしょう。

美大で培った構成力と、メディア現場で鍛えられた説明力が合体し、独特のわかりやすさを生んでいます。

「信頼」の裏付けとなる資格と実績

木村氏が単なる元タレントで終わらなかった理由は、資格と実績にあります。

まずMFTA(国際検定テクニカルアナリスト)を日本人女性として初めて取得しています。

テクニカル分析の最高峰資格であり、チャートを感覚論ではなく理論で語れる実務家であることを示しています。

さらにCFPと1級FP技能士も保有しています。

株だけでなく、税金、保険、相続まで含めたライフプランニングの専門家という立場です。

「株で勝てばOK」という短絡的な発想ではなく、生活全体をどう守るかという視点がここにあります。

1987年のブラックマンデーを予見した実績も見逃せません。

暴落前に警鐘を鳴らしたことで、単なる解説役ではなく、相場観を持つアナリストとして評価を確立しました。

情報の後出しジャンケンではない点が重要です。

日本取引所グループ(JPX)の女性講座グランドマスター、日本IRプランナーズ協会の理事長など公的な役割も担ってきました。

業界から一定の信頼がなければ務まらないポジションであり、この点も評価材料になります。

木村佳子のネット・SNSの評判・口コミ・評判【NHK党関連で炎上?】

実績は十分な木村佳子氏ですが、現代の「言論の戦場」であるネットやSNSでは、時としてその鋭さが仇となることもあるようです。

NHK党の立花孝志の襲撃事件についてのポストで炎上

木村氏の評判を調べる際、避けて通れないのがNHK党・立花孝志氏にまつわる炎上騒動です。 

かつて立花氏の事務所が襲撃された際、木村氏はX(旧Twitter)上で、この事件が「自作自演ではないか」とにおわせるような発言を投稿しました。

これに対し、根拠のない憶測であるとして批判が殺到しました。

結果として炎上し、その後、木村氏は立花氏に対して謝罪する事態となりました。

チャートの動きは読めても、ネットやSNSという「感情の相場」を読むのは、プロのアナリストでも難しいということでしょう。

ネットやSNS上の口コミは少ないが一定数のファンはいる模様

ネットやSNSでの口コミは爆発的に多いわけではありません。

ただしYouTubeのコメント欄などを見ると、肯定的な声は一定数あります。

出典:YouTube

木村氏の投資哲学や手法に共感する層がおり、一定数のファンがついている印象ですね。

木村佳子の投資哲学「カレンダー投資法」とは?

木村佳子氏の代名詞とも言えるのが「カレンダー投資法」です。

名前だけ聞くと占いか何かのようですが、その中身は極めて合理的、かつ日本人のメンタリティに合致した手法です。

カレンダー投資法の基本的な考え方

カレンダー投資法は、ズバリ「権利確定月(決算月)の分散」にあります。 

もともと木村氏の著書で発案されました。

出典:Amazon

多くの日本企業は3月や9月に決算を迎えますが、木村式では1月から12月まで、毎月何かしらの「配当金」や「株主優待」が届くようにポートフォリオを組みます。

これは単なるお楽しみではありません。

毎月「ご褒美」が届く仕組みを作ることで、株価が暴落して含み損を抱えた時でも、「まあ、今月もお米が届いたし、売らずに持っておくか」という心の余裕を生み出すのです。

この損失回避性によるストレスを和らげます。

投資を続けるための仕掛けとして、かなり効果的なアプローチです。

どんな銘柄をどう選んでいるのか

カレンダー投資法は、「優待があれば何でもいい」わけではありません。 

木村氏はMFTA(テクニカルアナリスト)の視点でチャートを分析しつつ、PBR(株価純資産倍率)などの指標で「割安度」を厳密にチェックしています。

例えば、

  • 優待で食品がもらえる「尾家産業(7481)」では、総合利回りの高さと長期保有優遇制度に着目
  • 「フジ・メディア・ホールディングス(4676)」では、PBR0.4倍という超割安水準や隠れ資産(不動産)の価値を評価

というような選定基準としています。

ただ優待好きではなく、機関投資家のようなシビアな視点で「負けない銘柄」を選別しているのです。

カレンダー投資法が向いている人・向いていない人

カレンダー投資が向いているのは主婦やシニア層、長期保有派です。

毎月の生活に小さなリターンがあることで、投資を「怖いもの」から「日常」に変えたい人に合います。

逆にカレンダー投資が向いていないのは短期トレード派や爆益狙い層です。

値動きの刺激を求める人にとっては、退屈で遅すぎるでしょう。

木村佳子の情報発信メディア(YouTube・X・ブログ)

木村佳子氏は複数のメディアを使い分けており、それぞれ役割が違います。

YouTubeでは個別銘柄の情報を発信

出典:YouTube

木村氏の強みであるチャート解説や企業分析は、動画との相性が抜群です。

JPXなどの公的機関で講演を行う木村氏の解説は、初心者にもわかりやすいと定評があります。

とくに「木村佳子の気になる銘柄」といったテーマで、具体的な銘柄名を出して解説するスタイルは、次に何を買うか迷っている投資家には有益な情報源となるでしょう。

X(旧Twitter)ではタイムリーな話題についてコメント

出典:X

X(旧Twitter)ではマーケット急変時の見解だけでなく、社会問題にも言及します。

良くも悪くも素の意見が出やすい場ですので、好みが分かれるかもしれません。

なお、木村氏の偽アカウントが確認されているとのことですのでご注意ください。

ブロクでは話題のテーマについて深堀り

出典:エキサイトブログ

YouTubeやX(旧Twitter)では語り尽くせない詳細な分析は、ブログ「ワンダフル ツモロー 『ワンツモ』」で展開されています。

PBR分析や企業のガバナンスに対する批判など、読み応えのある記事が多く、木村氏の評論家としての一面が最もよく表れている媒体といえます。

腰を据えて読むならブログが一番でしょう。

【まとめ】木村佳子の手法は個人投資家にどう役立つ?

木村佳子氏は、美術大学出身というユニークな感性と、超難関資格に裏打ちされた理論を併せ持つ、稀有な経済評論家です。

木村氏の提唱する「カレンダー投資法」は、短期間で莫大な富を築く魔法ではありません。

しかし、毎月届く優待や配当を楽しみにしながら、長く市場に居続けるための「生活の知恵」としては注目ツールの1つです。 

新NISAで「何を買えばいいかわからない」と迷っているなら、まずは木村氏のYouTubeや書籍などで、その投資哲学・方針に触れてみてはいかがでしょうか?

ただし、木村氏のX(Twitter)での発言を見る際は、その「毒」に当たらないよう、少しだけ距離を取るのが正解かもしれません。

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株サイト比較ナビ 編集者

株サイト比較ナビ

2016年に本サイトを設立。専門性・独自性を軸に多種多様な金融商品・サービスを調査&比較し、初心者から中上級者までの投資家の方々へお役立ち情報を提供しています。

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