「利回り8%超え」「Amazonギフト券プレゼント」。
そんな甘い響きを謳っているのが、不動産クラウドファンディング「CAMEL(キャメル)」です。
このフレーズに興味を持ちつつも、
「いや条件良すぎて怪しい…。詐欺じゃないの?」
と警戒モードになっているのではないでしょうか?
結論から言えば、CAMELは国と県の許可を受けた正規の不動産特定共同事業者です。
現時点で元本割れの事例などの問題は確認されていません。
とはいえ、それで油断して突っ込むのは早計です。
海外投資特有のリスク、途中解約の「ほぼ不可能ルール」など、初心者が見落としがちなワナも存在します。
本記事では、CAMELと運営会社の背景から高利回りのカラクリ、ネットの口コミ・評判まで、良いところも悪いところもまとめて中立的に徹底検証します。
「ドバイなど海外の不動産投資に興味はあるけど騙されたくない」。
そんなあなたにこそ、じっくり読んでほしい内容です。
CAMEL(キャメル)とは?基本情報と仕組み

まずは、CAMELというサービスがどのようなものなのか、その正体を探っていきましょう。
ただの「怪しいサービス」と切り捨てる前に、その中身を見てみる必要があります。
運営会社「グローバルクラウドエステート」の正体
CAMELを運営しているのは、「株式会社グローバルクラウドエステート」という企業です。
| 会社名 | 株式会社グローバルクラウドエステート |
| 所在地 | 神奈川県川崎市川崎区小川町7番地4 アービラ川崎3階 |
| 設立 | 2012年1月 |
| 資本金 | 100,290,000円 |
| 代表取締役 | 河野 勇樹 |
| 事業内容 | 不動産特定共同事業 不動産(売買・賃貸・管理及び仲介) 経営コンサルティング業 |
| 免許 | 宅地建物取引業神奈川県知事(1)第31829号 不動産特定共同事業許可(電⼦募集取引)神奈川県知事第18号 |
2012年設立、本社は神奈川県川崎市、資本金1億円の不動産会社です 。
不動産クラウドファンディングに必須の「不動産特定共同事業許可」を神奈川県から取得済みで、国土交通省の枠組みに基づいた正式な事業者です。
宅建業免許も保有しており、「少なくとも法律上は白」であることは確認できます。
長嶋一茂がアンバサダーを務めている

CAMEL及びグローバルクラウドエステートの公式アンバサダーには、あのお茶の間の人気者、長嶋一茂氏が就任しています。
もちろん「芸能人が宣伝している=100%安全」という図式は成り立ちません。
しかし、少なくとも地上波でコメンテーターを務めるようなタレントが、反社会的な詐欺会社の広告塔になるとは考えにくいでしょう。
テレビCMこそ打っていませんが、こうしたキャスティングにはそれなりの広告費とコンプライアンスチェックが働いている証拠ともいえます。
サービスの特徴は「海外不動産×クラウドファンディング」
CAMELの最大の特徴であり、他のサービスと一線を画すのが「海外不動産」への強烈なフォーカスです。
日本の不動産クラウドファンディングといえば、都内のワンルームマンションや古民家再生などが相場ですが、CAMELは違います。
ドバイの超高級レジデンスや、UAEのラス・アル・ハイマといった「どこそれ?」と地図を開きたくなるようなエリアの物件を主力としています。

さらに、データセンターや系統用蓄電池といったインフラ施設への投資も可能です。
要するに、「個人では絶対に買えない、なんか凄そうな海外のモノ」にスマホ1つで投資できる。
これがCAMELの売りなのです。
CAMELの不動産クラウドファンディングのメリット
怪しいと言われながらも、なぜCAMELが注目されているのでしょうか?
そこには、投資家の「めんどくさい」を極限まで排除したメリットがあるからです。
完全オンライン完結の手軽さ
不動産投資と聞いてイメージするのは何でしょうか?
週末にスーツを着た営業マンとカフェで面談? 大量の書類に実印を押す作業?
CAMELにはそれが一切なく、全てインターネット上で完結します。

不動産特定共同事業法の「電子取引業務」の認可を受けているため、会員登録から出資、契約、そして配当の受け取りまで、一歩も家から出ることなく完了します。
手間をなるべく減らしたいと考えている投資家にとってありがたい仕様です。
少額から「不動産投資」が可能
通常、不動産投資をしよう思ったら、数千万円あるいは数億円の資金が必要です。
しかしCAMELなら、なんと「1口2万円」から投資が可能です。
これは「匿名組合契約」というスキームを使っているからです。
難しい言葉が出てきましたが、要するに「お金だけ出して、口は出さない代わりに、利益だけちょーだい」という契約です。
投資家は不動産の所有権を持たないので、登記手続きも固定資産税の支払いも不要です。
面倒な管理はすべてプロ(運営会社)に任せて、あとは配当を待つだけです。
この「手離れの良さ」は最強です。
個人では難しい海外不動産・インフラ投資へアクセスできる
不動産クラウドファンディング業者は増えていますが、そのほとんどは「日本の不動産」を扱う業者ばかりです。
人口減少が進む国内市場でパイを奪い合う中、現在、不動産価値が上昇中の「ドバイ不動産」を扱えているのは、事実上CAMELだけという独自のポジションを築いています 。

その象徴ともいえるのが、今まさに建設ラッシュで沸き立っているUAE(アラブ首長国連邦)のラス・アル・ハイマです。
ここにある高級物件「MASAレジデンス」を対象とした「CAMEL9号ファンド」では、想定利回り8.8%という高水準でした。

こちらすでに償還済みであり、配当金もきちんと支払われていたようです。
為替リスクを抑える「円建て」運用
海外投資で最大の悩みは「円高になったら利益が減るのでは?」という為替リスクです。
CAMELは、出資・配当・償還のすべてを円建てで実施するため、投資家は為替変動を気にする必要がありません。
もちろん為替リスクが消えるわけではなく、運営会社が為替差損を負担します。
「初心者にやさしい設計」の裏で、運営会社側がリスクを背負っている構造です。
CAMELはなぜ怪しいと言われるのか?
さて、ここからが本題です。
これだけ好条件がそろっているのに、なぜCAMELは「怪しい」と囁かれるのでしょうか?
そこには明確な理由と、構造的な「落とし穴」があります。
理由1:利回りが高すぎる
「うまい話には裏がある」というのが投資の鉄則です。
CAMELの海外不動産の「年利8%~」という数字は、常識的に考えて異常な水準に見えます。
しかし、これには理由があります。
ドバイなどの新興国の不動産や、データセンターといった新しいアセットクラスは、市場が未成熟であるがゆえに「リスクプレミアム(上乗せ金利)」が高く設定されるのです。
つまり、「詐欺だから高い」のではなく、「みんなが怖がって手を出さない領域だから、高くしないとお金が集まらない」というのが正解に近いでしょう。
ハイリスク・ハイリターンを地で行っているわけです。
理由2:海外不動産の実態が見えない
「ドバイの好条件物件に投資します!」と言われても、実際に現地に行って確認できる人はほぼいません。
Googleマップで場所を見ることはできても、本当にその部屋が確保されているのか、工事は進んでいるのか、一般の投資家には検証のしようがないのです。
この「ブラックボックス感」が、「実は何もないんじゃないか?」という疑念を生みます。
運営会社を信じるしかない、いわゆる「お祈り投資」になりがちなのが、海外案件の怖いところです。
理由3:SNSでのアフィリエイト広告が多い
SNSにあふれるアフィリエイト投稿も、怪しさを加速させています。
本気なのかステマなのかわからない「褒めちぎり投稿」が多く、「いや、これ案件でしょ」と冷めた目で見られてしまう現象が発生しています。
理由4:途中解約は事実上「不可能」
CAMELの投資は事実上、途中解約ができません。
「やむを得ない事由がある場合のみ中途解約が可能」となっています。
「え、でも『権利譲渡』って制度があるでしょ?」と思った方、甘いです。
確かに権利を誰かに譲渡して換金することは可能ですが、5万5,000円(税込)の手数料を取られます。
少額投資の場合、解約すると元本が飛ぶ可能性があるため、一度CAMELに入れたお金は、満期が来るまで「死んだもの」として扱う必要があります。
CAMELに関するネット・SNSの口コミ・評判
理屈はわかりましたが、実際にCAMELに投資している人たちはどう感じているのでしょうか?
CAMELについてのネット・SNS上の声を拾ってみました。
ポジティブな口コミ(高利回り・償還実績・キャンペーン満足度)
やはり一番多いのは、「ちゃんとお金が増えて戻ってきた」という安堵と喜びの声です。
「これまで遅延や元本割れがなく、予定通りの配当が行われている」という実績は、何者にも代えがたい信頼の証です。
また、キャンペーンに対する評価も上々です。
「投資額に対してアマギフ還元率が高すぎる。これだけで利回りが数%上乗せされた計算になる」と、ちゃっかり実質利回りを20%超えにしている賢い投資家もいます。
ネガティブな口コミ(怪しいという先入観・資金拘束)
一方で、ネガティブな意見も散見されます。
「利回りが高すぎて怖い」「ポンジスキームじゃないかと疑ってしまう」という声は根強く残っています。
これは具体的な被害報告ではなく、あまりの好条件に対する防衛本能といえるでしょう。
そしてやはり、「資金拘束が長い」という点に疑問を持つ人もいます。
1年〜2年の間、資金がロックされるため、短期で回したい人には不向きだという冷静な分析もなされています。
【まとめ】CAMELは怪しい不動産投資サービスなのか?
CAMELは「ハイリスク・ハイリターンな正規の投資サービス」です。
- 怪しくない点:許認可を得た正規業者であり、これまでの償還実績は間違いなさそう
- 注意すべき点:海外カントリーリスク、運営会社の破綻リスク(為替リスクを背負っているため)、そして高額な途中解約手数料
とはいえ「誰にでもおすすめできる安全資産」でもありません。
手を出してよいのは、 銀行に眠っているお金のうち、「最悪なくなっても笑って済ませられる」かつ「今後2〜3年は絶対に使わない」という余剰資金がある人のみです。
CAMELはそうしたリスキーな不動産投資サービスという結論です。
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『不動産投資クラウドファンディング CAMEL』の口コミ
口コミ一覧