ROBOPROファンドを解説!口コミ・評判から購入方法・NISA対応まで総まとめ

ROBOPROファンドを解説!口コミ・評判から購入方法・NISA対応まで総まとめ

従来のロボアドバイザー(ロボアド)とは一線を画した、次世代型のAI投資に注目が集まっています。

その代表格が「ROBOPRO(ロボプロ)ファンド」です。

SBI岡三アセットマネジメントが提供するROBOPROファンドは、資産運用サービス会社「FOLIO(フォリオ)」独自のAIによる投資を活用し、毎月の市場環境に応じて資産配分をダイナミックに変更する点が大きな特徴です。

株式や債券、不動産(REIT)、コモディティ(当面は金)など幅広い資産クラスを組み合わせ、従来のロボアドでは難しかった機動的な運用を可能にしています。

本記事では、ROBOPROファンドの仕組みや手数料、FOLIOが運営するロボアドサービス「ROBOPRO(ロボプロ)」との違い、運用成績、購入方法、そして口コミ・評判までを徹底的に解説します。

AI投資の可能性と課題を冷静に整理し、自分に合った投資判断を下せるような情報を提供していきます。

ROBOPROファンドとは?その特徴・仕組み・手数料は?

出典:SBI岡三アセットマネジメント「ROBOPROファンド」目論見書

まずはROBOPROファンドの特徴・仕組みやコスト(手数料)といった基本情報を解説します。

さらに、投資家が気になる「ROBOPROファンドがどこで買えるのか?」という疑問についてもお答えします。

独自AIによる「ダイナミックな資産配分」が最大の特徴

ROBOPROファンドとは、SBI岡三アセットマネジメントが提供する公募投資信託です。

実際の運用は、2015年設立のFOLIOが開発した独自AIによって行われています。

従来のファンドが株式や債券などの比率を固定する「固定配分型」であるのに対し、ROBOPROファンドは市場環境に応じて資産配分を大きく変える「ダイナミック・アロケーション」を採用している点が最大の特徴です。

ROBOPROファンドは投資対象は株式や債券に加えて、不動産投資信託(REIT)やコモディティ(当面は金)など複数の資産クラスを組み合わせることで、分散効果を高めています。

AIは世界中の経済指標や金融市場データを解析し、毎月ポートフォリオの比率を調整します。

株式市場が不安定なときには債券や金の比率を高め、逆に景気回復の兆しが見える局面では株式の比率を増やすなど、人間では難しい迅速かつ冷静な判断を、感情を排除して行います。

投資家が負担するコスト(手数料)はいくら?

ROBOPROファンドのコスト(手数料)について見てみましょう。

購入時手数料は販売会社により異なりますが、最大3.3%(税込)です。

SBI証券のインターネットコースのように、ノーロード(購入時手数料なし)で買える販売会社もあるため、どの販売会社で購入するかよく検討する必要があります。

信託報酬はどの販売会社で購入しても年率1.562%(税込)、監査費用も同様に年率0.0132%(税込)かかります。

人間のファンドマネージャーが運用するアクティブファンドでは、信託報酬が年率2%前後に達するケースも珍しくありません。

アクティブファンドのコストと比較すれば、AIによる機動的な運用を年率1.5%台の信託報酬の水準で享受できるのは魅力的です。

一方で、注意すべき点も存在します。

現在のインデックスファンドの信託報酬は年率0.1%前後と非常に低い商品もあります。

長期投資となると毎年かかるコストが積み重なり、パフォーマンスに大きな影響を与えます。

AIが市場予測に成功し、超過リターンを生み出せれば問題ありませんが、期待通りの成果が得られなければ「コスト負け」するリスクがあります。

ROBOPROファンドはどこで買える?

ROBOPROファンドはSBI証券、楽天証券、松井証券、マネックス証券、三菱UFJeスマート証券など複数の主要ネット証券で購入が可能です。

2025年10月31日時点では、32社の販売会社で購入可能となっており、良好な運用成績を背景に販売チャネルは拡大しています。

ROBOPROファンドはAIによる高度な運用を提供しつつ、購入チャネルもわかりやすく整備されてきています。

投資初心者でもアクセスしやすい環境が整っている点は、大きな魅力といえるでしょう。

【徹底比較】ROBOPROファンド vs ROBOPROの違いとは?

ROBOPROファンドと、そのルーツとなっているFOLIOのロボアドサービス「ROBOPRO」は、同じAI戦略を用いていますが、投資家にとっての利便性やコスト構造には大きな違いがあります。

ROBOPROファンドとROBOPROの違いは何なのか、これからわかりやすく解説していきましょう。

商品・サービスの形態と最低購入金額

ROBOPROファンドとROBOPROの2つの商品には、「投資信託」と「ラップサービス」という商品形態による違いがあります。

ROBOPROファンドは「投資信託」です。

投資信託は不特定多数の投資家から資金(ファンド)を集めて運用する金融商品です。

投資信託の場合、多くの金融機関で取り扱われているため、口座があればアクセスしやすい商品形態といえます。

また、ROBOPROファンドの場合、100円からという少額で手軽に購入できるのが魅力もあります。

一方、ROBOPROはFOLIOが直接顧客に提供する投資一任契約(ラップサービス)です。

投資家とFOLIOが直接契約を結び、個人の資産運用をすべて任せるという商品形態となっています。

ROBOPROで運用する場合、FOLIOに口座を開設する必要があります。

また、ROBOPROの最低投資金額は10万円となっており、ROBOPROファンドよりもやや高額な資金が必要です。

■ロボアドサービス「ROBOPRO」について詳しく知りたい方はコチラ

ROBOPROとは?実績や評判を調査&様々なサービスと比較

NISA制度への対応

次に注目すべきはNISA対応の有無です。

ROBOPROファンドはNISAの成長投資枠の対象商品として購入できるため、非課税メリットを享受できます。

これは資産形成を考える個人投資家にとって非常に大きな利点でしょう。

一方、ROBOPRO(ラップサービス)はNISA非対応です。

税制優遇制度を利用できないため、長期的な資産形成を目的とする投資家にとっては不利な側面があります。

税制メリットを重視するなら、ROBOPROファンドの方に優位性があります。

コスト(手数料)の比較

そして、投資家が最も気にするコスト(手数料)の面を比較します。

ROBOPROファンドの場合、信託報酬が年率1.562%(税込)、監査費用が年率0.0132%(税込)かかるだけでなく、販売会社によっては購入時手数料が最大3.3%(税込)も上乗せされます。

一方、ROBOPRO(ラップサービス)の運用報酬は年率1.1%(税込)です。

さらにROBOPROでは、積立を15回以上継続すると手数料がキャッシュバックされるキャンペーンが実施されており、長期積立投資を行う投資家にとっては実質的なコスト負担が軽減される仕組みが導入されています(2025年10月31日時点)。

上記で判断する限りでは、ROBOPROの方がROBOPROファンドよりコストがかからないことになります。

運用実績を分析:ROBOPROファンドのリターンとリスク管理能力

投資家がROBOPROファンドに注目する最大の理由は、その運用実績にあります。

従来とは異なるアプローチでのAI運用が提供してきた過去数年間のリターンと、市場下落時のリスク管理能力は、従来の固定的な資産配分の運用を覆すものではないかと期待されています。

バランス型ファンドでありながら世界株式に匹敵する良好なパフォーマンス

ROBOPROファンドの最大の魅力は、そのパフォーマンスにあります。

出典:SBI岡三アセットマネジメント「ROBOPROファンド」販売用資料(2025年9月)

SBI岡三アセットマネジメントの資料によれば、2023年の設定以降、債券やREITに分散投資をしているにもかかわらず、世界株式やS&P500と比較しても遜色ないパフォーマンスを示し、他のバランスファンドとの差別化に成功しています。

この背景には、FOLIO独自のAIによる「ダイナミックな資産配分」があります。

毎月の市場データを解析し、株式・債券・REIT・金などの比率を大胆に変更することで、相場のトレンドを先取りするような運用が可能となっています。

従来の固定配分型の運用では得られなかった柔軟性が、超過リターンの源泉となっているのです。

ただし、過去の成功が未来を保証するわけではありません。

AIの予測は膨大なデータに基づいていますが、想定外の地政学リスクや未経験の金融ショックなどに直面した場合、必ずしも正確に機能するとは限りません。

投資家は「AIだから安心」と過信するのではなく、さまざまな状況でAIが的確な投資判断をしているのか、常にチェックする姿勢を持たなくてはいけません。

ドローダウン抑制に見るAIのリスク回避能力

リターンの高さだけでなく、ROBOPROファンドが評価される理由のひとつが「ドローダウン」です。

ドローダウンとは、投資における「一時的な最大下落幅」を指し、投資のリスクや損失の許容度を判断するために使われます。

市場が急落する局面では、AIが迅速に株式の比率を減らし、安全資産である債券や金へのシフトを行います。

その結果、株式のインデックス(指数)と比べて下落幅を小さく抑えることに成功しています。

前述のSBI岡三アセットマネジメントの資料においても、ROBOPROファンドの最大ドローダウンはマイナス12.7%となっており、同じ期間の世界株式やS&P500の半分程度です。

つまり、世界株式やS&P500の半分程度のリスクで、同程度のパフォーマンスを達成しているといえます。

このようなリスク回避の仕組みは、長期投資を志向する投資家にとって大きな安心材料です。

ROBOPROファンドの評判・口コミ

実際のところROBOPROファンドはどのように評価されているのでしょうか?

ネットやSNSに寄せられている口コミは、ROBOPROファンドの購入を検討する上で非常に重要な参考情報となります。

ここではROBOPROファンドの肯定的な声と、冷静なマイナス面の声の両方を見ていきましょう。

ネットやSNSで見られる肯定的な評判

出典:Yahoo!ファイナンス

出典:X(旧Twitter)

ROBOPROファンドの評判で目立つのは、やはりパフォーマンスの高さに対する評価です。

ネットやSNSでは「安定してよい成績を残している」「下落局面でも比較的安定している」といった声が多く、AIによるダイナミックな資産配分が投資家から高く評価されています。

特に株式市場が不安定な時期でも、債券や金へ迅速にシフトする仕組みが安心感につながっているようです。

次に肯定的な意見として多いのが、NISA対応です。

「非課税枠で長期投資できるのはありがたい」といったコメントが散見されます。

ROBOPRO(ラップサービス)がNISA非対応であることを踏まえると、ファンドの優位性を裏付ける大きな要素となっています。

さらに強調されるのが、「手間なく投資できる」という利便性です。

SBI証券や楽天証券など大手ネット証券を通じて購入できるため信頼感も高く、積立設定も簡単に行える点が投資初心者から支持されています。

ネットやSNSでは「相場を逐一チェックしなくてもAIが調整してくれる」といった声もあり、投資の煩わしさを減らしてくれる点が肯定的な評判の中心になっています。

投資家が指摘するマイナス面と注意すべき点

出典:X(旧Twitter)

出典:X(旧Twitter)

出典:X(旧Twitter)

高い評価の一方で、投資家からはROBOPROファンドの構造や運用に対する、冷静かつ建設的な指摘も上がっています。

特に年率1.562%(税込)の信託報酬は、インデックスファンドと比較するとやはり高いという指摘が根強くあります。

この高いコストを支払うには、AIが今後も安定してリターンを出し続ける必要があるため、この点が長期的な運用における最大の懸念材料だと認識されています。

また、AIがダイナミックに配分を変える結果、短期的に見ると、市場の方向転換を予測するのが早すぎたり遅れたりして、一時的にインデックスファンドに劣後する期間が発生することもあります。

現時点では優れた運用であっても、将来にわたってROBOPROファンドのAI運用戦略が市場に対して有効である保証はありません。

投資家としては、AI運用が有効に機能しているかを常にチェックして、投資の継続を検討する必要があります。

【まとめ】ROBOPROファンドが向いている人は?

ROBOPROファンドは、AIによるダイナミックな資産配分を強みとし、市場平均を上回るリターンを目指す投資信託です。

特に「手間をかけずに投資したい」と考える人にとっては大きな魅力があります。

証券口座から簡単に購入でき、積立設定も容易であるため、投資初心者でもスムーズに始められる点は高く評価できます。

また、NISAに対応しているため、非課税メリットを享受しながら長期的な資産形成を進めたい人に適しています。

市場の変動に応じてAIが自動でポートフォリオを調整してくれるため、相場を逐一チェックする必要がなく、日頃から忙しい方に向いているでしょう。

一方で、ROBOPROファンドはすべての投資家に万能な選択肢というわけではありません。

信託報酬は年率1.562%(税込)とインデックスファンドに比べて高めであり、低コスト重視の投資家には不向きです。

AIの運用は過去のデータに基づくものであるため、予測不能な相場では期待通りの成果を出せない可能性もあります。

したがって「コストを最小限に抑えたい」「市場の動きを自分で判断したい」と考える投資家には適さないでしょう。

ちなみに、安心して投資・資産運用に取り組みたい方は、「マーケットナビ」が1つの選択肢になり得るでしょう。当サイトの編集者も300万円の利益を獲得できたAI株式投資ソフトなので、興味がある方は下記をご覧ください。

ROBOPROファンド
名称ROBOPROファンド
URL
会社名SBI岡三アセットマネジメント株式会社
株サイト比較ナビ 編集者

株サイト比較ナビ

2016年に本サイトを設立。専門性・独自性を軸に多種多様な金融商品・サービスを調査&比較し、初心者から中上級者までの投資家の方々へお役立ち情報を提供しています。

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