「朝日証券」という会社を聞いたことはありますか?
一見すると、どこか信頼できそうな、堅実なイメージを抱かせる会社名です。
しかし、インターネットで「朝日証券」と検索すると、「詐欺」「怪しい」「出金できない」といった、投資家にとって非常に不穏なキーワードが数多く並びます。
果たして、朝日証券は安全な投資先なのでしょうか?
この記事では、朝日証券を名乗る組織の実態を徹底的に調査しました。
金融庁や財務省の公式な警告、被害を訴える声、そして朝日証券を名乗る組織が運営するとされるWebサイトの分析を通じ、その真相に迫ります。
【独自調査】「朝日証券」とは何者か?名前のトリックと運営実態
まず、私たちが「朝日証券」と聞いたときに抱くイメージと、その実態との間にある、決定的な「ズレ」からご説明しなければなりません。
このズレこそが、朝日証券を名乗る組織の巧妙な手口の第一歩となっている可能性があります。
調査を進めるにあたり、当記事がたどり着いた結論から申し上げます。
朝日証券を名乗る組織への投資は、詐欺である可能性が極めて高いです。
なぜ、これほど強く断言できるのでしょうか?
その理由は、朝日証券を名乗る組織の「存在」そのものにあります。
投資家が日本国内で株式や債券などの取引を行う場合、その仲介役となる証券会社は、必ず金融庁の許可・登録を受けた「金融商品取引業者」である必要があります。
そこで、金融庁の「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」や、日本証券業協会(日証協)の「協会員一覧」を調査しました。
しかし、2025年現在、「朝日証券株式会社」という商号で登録されている正規の証券会社は、日本国内に1つも存在しません。
「朝日」という名称は、日本を代表する新聞社や、過去に存在した大手都市銀行などを連想させ、無意識のうちに「信頼できる企業グループかもしれない」という錯覚を与えます。
しかし、実態は正規の登録すらしていない、いわば「正体不明」の組織なのです。
この「名前のトリック」は、投資家を安心させるための巧妙な罠であると考えられます。
また、朝日証券を名乗る組織の実態を探るため、朝日証券でキーワード検索して下記のWebサイトを調査しました。
https://www.ptuhke.com/#/login/start
https://www.khtutpd.com/#/login/start
https://www.hrthlor.com/#/login/start
すると、さらに不可解な点が次々と浮かび上がってきました。
第一に、ドメイン(インターネット上の住所)が異なるにもかかわらず、デザインや内容が酷似している「朝日証券」のサイトが、複数存在している点です。
正規の企業が、理由もなく同じ内容の公式サイトを複数乱立させることは通常あり得ません。
これは、1つのサイトが当局によって閉鎖されても、すぐに別のサイトで勧誘を続けられるようにする、悪質な業者がよく使う手口です。
金融庁も警告!無登録業者の危険性と法的リスク
前述のとおり、朝日証券という正規の証券会社は国内に存在しない、という事実をお伝えしました。
朝日証券を名乗る組織は単に正体不明であるだけでなく、日本の金融当局から「法律違反の疑いがある」として、公に警告されている組織なのです。
調査を進めたところ、金融庁や財務省(関東財務局)が「朝日証券株式会社」を名乗る者に対し、「無登録で金融商品取引業等を行う者」として警告を発している事実を確認しました。

出典:関東財務局公式サイト「無登録で金融商品取引業等を行う者について(朝日証券株式会社(Asahi Securities Co., Ltd.))」
これは、国が「この業者は、法律で定められた登録を受けずに、投資の勧誘や取引といった違法行為を行っている」と公式に断定したことに他なりません。
では、なぜ「無登録」であることが、これほどまでに問題視されるのでしょうか?
私たちが普段利用する正規の証券会社は、金融商品取引法という厳格な法律に基づき、金融庁の審査を経て登録を受けています。
この登録には、会社の財務基盤(十分な資本金)、顧客の資産を会社の資産と分けて管理する「分別管理」の徹底、厳格なコンプライアンス体制の構築などが求められます。
これらはすべて、私たち投資家の資産を守るための「セーフティネット」です。
しかし、朝日証券のような無登録業者は、これらのセーフティネットを一切無視しています。
朝日証券を名乗る組織が集めた資金を自社の運営費とごちゃ混ぜに管理していたとしても、それを咎める法律の網がありません。
一度入金してしまえば、それは投資ではなく、単に正体不明の組織への送金と同じです。
被害者の声から見る手口。「出金拒否」はなぜ起きるのか?
朝日証券についてインターネットの口コミやSNSを調査すると、「怪しい」といった漠然とした不安だけでなく、「出金できない」「詐欺だ」という、より具体的で深刻な声が溢れています。
象徴的なのが、2025年10月に報道された北海道での被害事例です。
報道(TBSニュースなど)によれば、北海道の渡島地方に住む50代の女性が、SNSを通じて投資話を持ちかけられました。
この女性に接触してきた人物は「朝日証券株式会社のカスタマーサービス」などと、公式の担当者であるかのように名乗っていたといいます。
そして、「指定の口座に入金すれば、朝日証券が運用し利益を出資額に応じて分配する」と、高額なリターンを約束する説明を展開しました。
この話を信じた女性は、2025年8月27日から10月15日にかけて、およそ1ヵ月半の間に9回にわたり、指定された口座へ合計2,140万円もの大金を振り込んでしまったのです。
出典:TBS NEWS DIG

出典:X(旧Twitter)
SNS上では、「数回だけお金を返金して安心させ、しばらくすると音信不通になった」といった報告も確認できます。
正規の登録を受けた証券会社は、金融商品取引法に基づき、顧客から預かった大切な資産と、証券会社自身の資産を、明確に分けて管理すること(分別管理)が厳格に義務付けられています。
分別管理は、万が一証券会社が倒産したとしても、顧客の資産が守られるようにするための、投資家保護の根幹となるルールです。
正規の業者であれば、顧客が出金を要請すれば、原則として即座に応じるのが当然の業務となります。
しかし、「朝日証券」のような無登録業者は、この「分別管理」の義務を一切負っていません。
集められた資金は、顧客ごとの口座で管理されることなく、そのまま組織の運営費や、次の詐欺を仕掛けるための広告費、そして首謀者たちの懐へと消えていると考えられます。
被害者の証言で見られるものに、「最初は少額の投資で、実際に利益が出て、問題なく出金もできた」というものです。
これは、投資家を信用させるための、古典的かつ強力な罠に他なりません。
一度でも「本当に儲かった、本当に出金できた」という成功体験をしてしまうと、人間は警戒心を解き、「この会社は信頼できる」と誤って認識してしまいます。
その結果、「もっと大きな金額を入れた方が利益率が上がる」といった甘い言葉を信じ、数百万円、数千万円という、取り返しのつかない金額を追加入金してしまうのです。
もし被害に遭ってしまったら…諦める前に取るべき「3つの行動」
「すでにお金を入金してしまった」「出金を要求しているのに拒否されている」など、もしそのような状況にあるとしても、諦めるのは早いです。
お金を取り返す可能性をわずかでも高めるために、パニックにならず、冷静に、そして迅速に以下の3つの行動を実行してください。
【1】証拠の保全:相手とのやりとりは消さない
まずは、相手とのやり取りを「消さずに」すべて確保することです。
SNSやチャットアプリでの勧誘の履歴、担当者名とメール、指定された振込先口座の情報、そして利益が出ていると表示されているWebサイトの画面スクリーンショットなど、関連するものはすべてが証拠となり得ます。
相手がアカウントを削除する前に、急いで保存しましょう。
【2】警察への相談:証拠とともに最寄りの警察署へ
証拠がある程度集まったら、すぐに最寄りの警察署に相談してください。
これは投資の失敗ではなく、詐欺事件である可能性が極めて高いからです。
最寄りの警察署の生活安全課や、都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口などが担当となります。
被害届が受理されれば、捜査が開始されます。
【3】専門家への依頼:専門的な知識や交渉に頼ることも
警察が犯人を捕まえるための捜査機関であるのに対し、弁護士は被害金を取り戻すための交渉や法的手続きの専門家です。
とくに、投資詐欺や国際的な詐欺被害の対応について実績のある法律事務所へ相談することをおすすめします。
費用は発生しますが、相手方の銀行口座の凍結要請など、個人では難しい具体的な返金手続きを迅速に進めてくれることが期待できます。
安全な投資で資産は増やせる!優良な証券会社を見極めるチェックリスト
朝日証券のような悪質な業者の存在を知ると、「もう投資なんてこりごりだ」「何が安全かわからない」と、資産運用そのものに臆病になってしまうかもしれません。
しかし、日本には金融庁の厳格な監督のもと、長年にわたり健全な経営を続けている、信頼できる優良な証券会社が数多く存在します。
では、その「優良な会社」をどう見極めればよいのでしょうか。
最低限、以下の3つのポイントを必ずご自身の目でチェックしてください。
- 金融商品取引業者であること(登録番号の確認)
- 情報開示が充実していること
- 中立的な口コミ・評判にも目を通す
まず、日本国内で株式や投資信託などの金融商品を扱う業者は、必ず内閣総理大臣(実際には金融庁や財務局)の登録を受け、「金融商品取引業者」として認可されている必要があります。
優良な会社の公式サイトには、必ず「金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第XXXX号」といった登録番号が、フッター(最下部)や会社概要ページに明記されています。
さらに金融庁のサイトには、正式に登録されている金融商品取引業者のリストが公開されています。
正式な金融商品取引業者であることが確認できない証券会社とは取引をしてはいけません。
登録番号が確認できたら、次にその実態をチェックしましょう。
優良な企業は、投資家から信頼を得るために、自社の情報を積極的に開示しています。
「所在地」「代表者の氏名」「財務状況や沿革」「取扱商品やサービスとその実績」などは金融商品取引業者であれば、積極的に開示しているはずです。
最後に、第三者の声も参考にしましょう。
ただし、SNSや口コミサイトの情報をすべて鵜呑みにするのは危険が伴います。
「絶対に儲かる」「この会社は最高」といった、過度に賛美する声ばかりが並ぶ場合は、逆にサクラ(偽の顧客)による投稿を疑うべきです。
本当に信頼できる会社は、多くの人が利用しているため、「アプリが少し使いにくい」「手数料が他社より高い」といった、建設的な批判や要望も存在します。
良い評価と、納得できる範囲の悪い評価が両方見つかってこそ、その会社は実在し、多くの投資家に利用されている健全な証拠といえるでしょう。
【まとめ】朝日証券への入金はストップ!正しい知識があなたを守る
今回は、朝日証券を名乗る組織について、金融庁の警告や実際の被害の声をもとに、その実態を徹底的に調査してきました。
調査の結果、朝日証券が正規の登録を受けた証券会社ではなく、金融庁から「無登録」と警告される違法な組織である可能性が高いことが明らかになりました。
「朝日」という名前から連想される信頼感を逆手に取り、SNSなど手軽なチャネルで「高利回り」を謳って近づき、最終的には「出金拒否」というかたちで投資家の大切な資産を奪い取る。
これは、もはや「投資の失敗」ではなく、明確な「詐欺事件」といえるでしょう。
もし、あなたの元に「朝日証券」から甘い勧誘が来ても、絶対に応じてはいけません。
万が一、既に入金してしまった場合は、これ以上の追加入金は絶対にやめ、すぐに証拠を保全し、警察や詐欺被害に強い弁護士へ相談してください。
安全な資産運用は、信頼できるパートナー(証券会社)を正しく見極めることから始まります。
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