- 「ウォールストリートクラブ(Wall Street Club)」閉鎖のお知らせ。
- 「ウォールストリートクラブ(Wall Street Club)」の口コミ情報 を検証してみた。
ネット上を巡回していると「ウォールストリートクラブ(Wall Street Club)」というサイトを発見しました。初見のサイトなのでドメイン取得日を調べてみると「2016年11月27日」で、サイト開設後2週間程度しか経過していないことが分かりました(2016年12月調べ)。
その為、当然ネット上に口コミ・評判は該当なし。実際に検証を行わないことには何も分からない状況です。
そこで実際に検証を進めたところ、そのきちんとした見た目とは異なり悪徳サイトの特徴が判明。予めお伝えしておきますが、かなり強烈な危険臭が漂っています…。
詳細は以降の検証記事よりご確認いただければと思います。
- 「ウォールストリートクラブ(Wall Street Club)」に実際に登録してみた。
まず、今回検証を行う「ウォールストリートクラブ(Wall Street Club)」はどのようなサイトなのか、「ウォールストリートクラブとは?」には「世界中の著名人や資産家に愛される会員制ファンド」と大々的に掲げられています。
どうやら、ニューヨークを本拠地として世界の主要な金融市場に拠点を擁していて、幅広い機関投資家や個人に主に投資信託や私募投資ファンドを通じて、あらゆる資産クラスの投資商品を提供しているとのこと。
まず、気になるのがサイト開設時期とのギャップです。世界中の資産家に愛されるということは、かなりの老舗でなければおかしな話ですが、日本に進出してきたのは最近で、ニューヨークではかなりの歴史を積み重ねているということでしょうか?真相が気になります…。
そんな「ウォールストリートクラブ(Wall Street Club)」の本拠地ニューヨークのCEOが「Jonathan W. Isaacs」という人物で、日本支店の代表が「林 達也」という人物で、本人画像付きで挨拶が掲載されています。
挨拶内容はいいとして、気になるのが本人画像。もしかしたら実際の本人画像では無い可能性があるので詳しく調べてみたところ、嫌な予感が見事的中…。全くの別人の画像を転載していることが分かりました。某大手キュレーションサイトで今問題になっている「盗用」ってやつです。
↓Genworth社のThomas J. McInerneyさんの画像↓
会社の顔であるCEO及び代表の画像を捏造するなんて論外ですね。関わっていはいけない危険な会社ということを自ら明言しているようなものです。
この時点で会員登録をするのも怖いですが、検証の為なので渋々会員登録…。より深い実態に迫っていきます。
- 「ウォールストリートクラブ(Wall Street Club)」の無料コンテンツを検証してみた。
ちなみに登録後の会員ページはこのような感じで、非会員ページと見た目に然程大きな変化はありません。どのようなサービスが用意されているのか確認できるようになったくらいです。
■最新情報
サイト内の更新情報や、市場の動きなどを掲載するブログのようなコンテンツです。有料情報を利用する上で検討材料となるコンテンツですが、記事の内容をコピーしてGoogleで検索すると、他サイトからの無断転載という事が判明…。※参考資料①サイト内掲載記事画像→転載元記事画像
ちなみに「ウォールストリートジャーナル」「グローバルマクロ・リサーチ・インスティテュート」の記事を転載していました。こんな素人丸出しの運営を行う会社が世界中の著名人や資産家に愛されるはずがありません…。
■アナリスト一覧
所属する4名のアナリストが紹介されています。各アナリストの本人画像と経歴が掲載されているのですが、本人画像は素材画像などを使用、プロフィール情報に関しては他サイトに掲載されているアナリストのプロフィール情報を引用して作成しています…。※参考資料②アナリスト倉田氏画像→転載元画像
※参考資料③アナリスト雨宮氏経歴画像→転載元画像
…これはかなり深刻な状況ですね(苦笑)■お客様の声
実際にサービスを利用した会員の声を掲載していますが、「埼玉県 女性」から寄せられたとされる声は「株式会社プレミアムバンク」から丸パクりしていました。ここまで来ると何も言葉が出ませんよ…。 - 「ウォールストリートクラブ(Wall Street Club)」の有料コンテンツを検証してみた。
「ウォールストリートクラブ(Wall Street Club)」では、世界の市場を知り尽くしたプロが厳選した以下4つのプランが用意されています。
■外貨運用プラン
外国の高金利や為替の差益を資産運用に利用して着実に資産を増やしてきたい会員向けのプラン。最低運用開始金額3万円~。■国内外株式運用プラン
中長期的に超過収益獲得ポテンシャルの高い銘柄を発掘し、アナリスト独自のスペシャリスト戦略で、中長期的に高い超過収益獲得を目指すプラン。最低運用開始金額5万円~。■現物運用プラン
世界の投資家が金を含む現物の価値を見直す中で、中央銀行の超低金利に加え、マイナス金利などの観点から人気の高いプラン。最低運用開始金額10万円~。■WSCファンドラップ
マネジメントの質や経営戦略など長期リターンを左右する定性評価を重視する戦略で、ファンドマネージャーが重点的に担当する富裕層向けのプラン。最低運用開始設定なし。 - 「ウォールストリートクラブ(Wall Street Club)」のサポート体制を検証してみた。
ここまで検証してきた中で気になるのが、サイト開設時期とは大きく異なる内容と、ほぼ全てと言っても過言ではない他サイトからの転載事実に関して。
その点に関して、管理人自らサポート宛にメールで問い合わせてみた結果、何時間待っても回答が届く気配なし。
突かれたら嫌なところをピンポイントで突かれて回答に困っているのか、それとも断固してシカトを貫くつもりなのか?どちらにせよ、まともに回答もできない時点で論外です。
- 「ウォールストリートクラブ(Wall Street Club)」のドメイン情報を検証してみた。
ドメイン取得日を調べると「2016年11月27日」で、サイト開設後2週間程度しか経過していないことが分かっています(2016年12月調べ)。この先、悪さを企んでいるとしか思えない検証結果となっています…。
続いて、所在地「東京都中央区日本橋本町2丁目6-7」を詳しく調べた結果、該当した建物がコチラ↓
コチラの建物は「キュコロ日本橋」で、地上14階建ての賃貸マンションです。気になるのが、会社情報になぜ建物名と階数を表記していないのか?という点。何もやましいことがないなら、堂々と表記すればいいのにと思ってしまうのは私だけでしょうか。
- 「ウォールストリートクラブ(Wall Street Club)」の検証結果を総括する。
「ウォールストリートクラブ(Wall Street Club)」はサイト開設後2週間程度しか経過していない出来立てホヤホヤの新サイトでした。
どのようなサービス提供を行っているサイトなのか、軽い気持ちで検証を進めた結果、悪徳サイトの特徴が続々と浮き彫りになりました…。サイト内に掲載されている記事や画像は全て他サイトからの無断転載だったのです。
ここまでエグイ悪徳行為を行っているサイトってここ最近ではかなり珍しいので、正直ドン引きしてしまいました…。
問答無用の【悪徳サイト】と結論づけて何も問題ないでしょう。「ウォールストリートクラブ(Wall Street Club)」には十分にご注意ください。
- 「ウォールストリートクラブ(Wall Street Club)」の料金設定。
■無料コンテンツ
・最新情報
・アナリスト一覧
・お客様の声■有料プラン
・外貨運用プラン/最低運用開始金額3万円~
・国内外株式運用プラン/最低運用開始金額5万円~
・現物運用プラン/最低運用開始金額10万円~
・WSCファンドラップ/最低運用開始設定なし
(2017年5月13日追記)
投資顧問サイト「ウォールストリートクラブ(Wall Street Club)」の閉鎖を確認しました。
他サイトに掲載されている人物画像を適当に加工して悪用するなど、あまりにずさんな運営を行っていたので、閉鎖も当然です。
現在、利用することはできませんが、実際に利用されていた方、未だに連絡が来る方など、些細な情報でも構いません。是非とも「ウォールストリートクラブ(Wall Street Club)」に関する口コミ・タレコミをお寄せください。
※以降の記事は「ウォールストリートクラブ(Wall Street Club)」が閉鎖する前に検証を行った結果です。
『ウォールストリートクラブ(Wall Street Club)』の口コミ
口コミ一覧