つばめ投資顧問が怪しいと言われる理由は？会費や銘柄成績まで調査

「YouTubeで『つばめ投資顧問』を知ったけど、検索で『怪しい』という言葉が出てきて…」このような不安を抱えていませんか？

結論からいえば、つばめ投資顧問は金融庁に登録された正規の投資助言業者であり、 怪しい会社ではありません。

では、なぜ「怪しい」などと言われてしまうのでしょうか？そこには原因があるはずです。

この記事では、中立的な立場で「つばめ投資顧問」を徹底的に調査。公式サイトの情報だけでなく、口コミ評判も踏まえ、下記の疑問を解決します。

• なぜ「怪しい」と噂されるのか？
• 推奨銘柄は本当に儲かるのか？
• 会費に見合ったサービス内容なのか？

読めばきっと「自分に合うか・合わないか」がクリアになり、後悔のない判断ができるようになります。

つばめ投資顧問が「怪しい」と言われる3つの理由

つばめ投資顧問が「怪しい」と言われる原因で考えられるのは下記の3つです。

• 理由1：過去のYouTubeの発言や炎上騒動
• 理由2：「成績が不透明」という声
• 理由3：ネット上でのネガティブな口コミ評判の存在

理由1：過去のYouTubeの発言や炎上騒動

YouTubeチャンネルの投稿スタイルが、「怪しい」と言われる原因の1つになっている可能性があります。

2023年にAbalance騒動というのがありました。

海外の調査会社のレポートをきっかけに、投資系YouTuberが「Abalance（3856）」を批判し、それに会社側が公式に反論したという騒動です。

この騒動に関わっていた投資系YouTuberの1人が、つばめ投資顧問の代表の栫井駿介氏です。

騒動の動画はすでに削除済みですが、動画内ではエーバランスの社長を「ヤバイ人」などと言って揶揄したような発言があったそう。

また、「三井E&S（7003）」という銘柄を “ 仕手株 ” と呼び炎上。

もともと攻めた傾向のチャンネルのようですね。

切り込むときは遠慮なく、ズバッと切り込むよう。口コミにもそのような意見が多いです。

このような投稿スタイルですし、チャンネル登録者も多いため、アンチも湧きやすいかと思います。

理由2：「成績が不透明」という声

成績の不透明さは「怪しい」という印象に繋がるかと思います。

一応、2019年3月6日までの運用報告はあります。

入金200万円をして＋約19万円（9.5％）になったとのこと。

以前は、定期的に運用報告をしていたようですが、なぜ止めてしまったのでしょうか？

「見せられない理由があるのでは？」と勘ぐってしまいますね。

案の定、成績がない点に不安を感じる声もありました。

特定の場面だけ切り取って「どうだ！」と嘘をつくよりかはマシですが、データがないと評価しようがありません。

こうした実績の不透明さが不信感を増長させてしまっているのでしょう。

理由3：ネット上でのネガティブな口コミ評判の存在

強い否定の口コミも多数あり、それらを目にしてしまうと「怪しい」という疑念に繋がりやすいです。

おもに運用パフォーマンスの不満が多いです。

期待したほどの成果が得られず、「高い料金を払ったのに指数以下」「ずっと含み損で凍死状態」というような批判の声があります。

結果が出せないのはただの実力不足でしょうが、こうしたネガティブな口コミは「ペテン師なんじゃないか？」という不信感に繋がります。

個別の事実はあるが、全体像の判断は時期尚早

つばめ投資顧問には不安要素や批判が存在しますが、それだけで「怪しい」と断定するのは早計です。

少なくとも金融庁に登録された正式な投資助言業者であり、違法行為や行政処分の事実は確認されていません。

また、悪評だけではなく高く評価する口コミもあります。

判断にはさらに具体的なサービス内容と実績の分析が必要です。

【実態調査】つばめ投資顧問の信頼できる？サービス内容や会費まで

では、つばめ投資顧問の実態はどのようなものなのでしょうか。

運営会社からサービス内容、料金体系まで、客観的な情報を元に詳しく見ていきましょう。

運営会社はつばめ投資顧問合同会社

つばめ投資顧問を運営するのは「つばめ投資顧問合同会社」であり、会社概要は下記のとおりです。

金融商品取引業者として関東財務局長の登録を受けており、日本投資顧問業協会にも加盟しており、法的にも正規の助言業者であるのは間違いありません。

所在地をGoogleストリートビューで検索してみると、旅館のような建物がヒットしましたが会社として実態が確認できるので問題はないでしょう。

代表は栫井駿介（かこい しゅんすけ）

つばめ投資顧問の代表は栫井駿介氏であり、公式サイトによるプロフィール・経歴は下記のとおりです。

鴨井氏は鹿児島県の名門、鶴丸高校から東京大学経済学部に進学し、オーストラリアのボンド大学でMBA（経営学修士）を取得した経歴の持ち主。

大手証券会社での勤務を経て、2016年につばめ投資顧問を設立しました。

その高い専門性と分かりやすい解説で下記のような書籍も執筆。

• 買った株が急落してます！売った方がいいですか？ 株で利益を出す人の考え方
• 1社15分で本質をつかむ プロの企業分析
• 年率10%を達成する! プロの「株」勉強法

個人投資家から厚い信頼を得ています。

投資哲学は素晴らしい企業を適正価格で買って保有する

つばめ投資顧問は「素晴らしい企業を適正価格で買い、持ち続ける」ことを軸に、ウォーレン・バフェット型の投資哲学を掲げています。

おもに次の3つのポイントを重視するとのこと。

短期的な株価変動よりも、企業の本質的価値に着目するスタイルで、王道の長期バリュー投資ですね。

また、投資を通じて顧客が「幸せ」になることをミッションとしており、心から応援したいと思える企業への投資を推奨しています。

2つの提供サービスと会費

つばめ投資顧問には2つの有料サービスがあります。

有料会員（バイロット運用）

メインサービスである、「長期投資家のコミュニティ」と名付けられた有料会員サービスです。

最大の特徴は「パイロット運用」。

代表の栫井氏が実際に自己資金で行うポートフォリオがすべて公開され、会員はそれを参考にしながら自身の投資判断を下せます。

パイロット運用の閲覧権だけでなく、詳細なレポートの提供や会員同士が交流できるコミュニティへの参加権があるのも特徴。

飛び抜けた成果を目指すわけではなく、インデックスを上回る企業に投資すれば長期で資産が大きくなるという考えのようです。

また、「自立した投資家」になるため、パイロット運用から学びを得てほしいとのこと。

しかし、口コミでは日経平均やTOPIXにも勝てていないと報告があります。

そんな結果では学びも得られないですし、年会費もかなり高額なため、後悔しか残らなそうです…。

個別銘柄相談

「推奨銘柄以外で相談したい」、個別銘柄相談はそんなときに使えるサービスです。

1銘柄あたり11,000円（税込）で、Zoomによる1時間の分析・助言を受けられます。

無料サービスも提供

つばめ投資顧問では次の3つの無料サービスもあります。

• YouTube
• ブログ
• メルマガ

YouTube（銘柄分析や投資哲学）

登録者17万人超のYouTubeチャンネルでは、個別企業分析や長期投資の考え方、市場動向の解説などを週に数回更新。

おもに個別企業分析の動画がメインで人気の印象です。

有料コンテンツとは違い、YouTubeは口コミでも評価が高く、多くの方に支持されています。

ブログ（動画の文字起こし）

公式サイト内のブログでは、YouTube動画の内容の要点がテキストで公開されています。

文字でゆっくり読みたい方はこちらがおすすめです。

メルマガ（限定情報）

無料のメールマガジンに登録すると、限定のレポートやセミナー情報などを受け取れます。

まずは無料で情報収集したいという人にとって、有効な手段ではないでしょうか。

つばめ投資顧問の銘柄分析【投資判断として使えるか？】

つばめ投資顧問の分析力は、実際の投資判断に使えるのでしょうか。

ブログで公開されている過去の個別銘柄分析の事例をいくつか見てみましょう。

信越化学は今後も成長が期待できると判断

2024年5月12日に投稿された「信越化学工業（4063）」についての分析記事です。

半導体シリコンウエハーで世界首位の信越化学工業について、同社は世界的な半導体需要の拡大を背景に、今後も継続的な成長が期待できると分析。

景気循環の影響は受けるものの、その圧倒的な競争力から、長期的な視点では魅力的な投資先であると判断していました。

ただし、分析は外れて大幅に下落。

結局、分析時が天井圏となって今もまだ下降トレンド中です。

一時、半値近くまで下落していますので長期投資でもさすがに下げすぎだと思います。

仮に天井で買っていたら、ほとんどの方は含み損に耐えられないでしょう。

INPEXは長期投資のリスクは高いと判断

2025年2月25日に投稿された「INPEX（1605）」の分析記事です。

記事内では、資源価格の変動に業績が大きく左右される点を指摘。

また、世界的な脱炭素の流れの中で、化石燃料事業の将来性には不確実性が伴うとし、長期的な資産形成を目指す投資対象としてはリスクが高いと結論付けています。

実際、INPEXの週足チャートを確認してみると、不起訴な動きをしているのが分かります。

つばめ投資顧問の言うように資源価格の変動に業績が大きく左右されるため、このような株価の動きになるんですね。

直近の2025年6月もイスラエルとイランの問題で原油価格が動き、INPEXの株価も急激に上昇してきました。

このような特徴がある銘柄ですのでトレーディング向きです。

つばめ投資顧問の資産形成に向かないという分析は的を得ているかと思います。

キオクシアは買うべきでないと判断

2024年12月7日に投稿された、IPO銘柄「キオクシア（285A）」の分析記事です。

メモリ市場の激しい価格競争や技術変化のリスクを指摘し、投資家が参入するには厳しい事業環境であるとし、「買うべきではない」と明確に結論付けています。

上場からの株価チャートを確認してみると、IPO銘柄らしいジェットコースターのような動きです。

少なくても現時点だと長投資家向けの値動きではありません。

ただし、キオクシアは上場してからまだ半年とちょっとでこれからの会社です。

長期視点の成否が分かってくるのはもっと先ですので、それまで見守る必要があります。

つばめ投資顧問の銘柄分析は「参考」としてなら十分使える

あくまで「参考」として使うのであれば、つばめ投資顧問の分析は有益になる場面もあります。

銘柄分析はかなり丁重にされており、さすがプロだなっと思わせるような深いものも多いです。

「買い」の判断にするというよりは気になっている銘柄について、

• ビジネスモデルを理解したい
• 業界動向を知りたい
• プロが持っているデータを確認したい

このような掘り下げに活用していくのがおすすめです。

つばめ投資顧問の推奨銘柄は上がる？会員になる価値について結論

有料会員になってまで利用する価値はないと感じます。

口コミを確認すると、「パフォーマンスが悪い」と報告が多数ありますので、支払った費用を回収できないでしょう。

とくに短期的に成果を求める方には不向きです。

つばめ投資顧問は長期的な視点でじっくり資産を育てていくやり方になります。

そのため、長く待てる方以外は価値を感じられないかと思います。

ただし、決して怪しい投資顧問ではありません。

実態を見ればむしろ健全な方針のもとに運営されています。

とくに、YouTubeチャンネルは評価が高いため、そちらだけ活用するのも手です。