山中株式投資塾

ホームページに入ると奇妙なイラストが真っ先に目に飛び込んできます。どうやら「usamiyoko」というイラストレーターが描いたイラストのようです。株式投資との接点が全くないので、単なるブログ運営者の趣味でしょうね。

少し奇妙な趣味を持つ運営者は自身を「山の中」と名乗る人物で、プロフィール情報が掲載されています。

自称「第一線株式トレーダー兼投資塾塾長」の同氏は、東日本大震災直前の10日に全株売りシフトで大幅利益を獲得したことや、2011年8月の世界暴落を3日前に世界のリスクマネーの変化を察知したことを自慢しています。

ただ、かれこれ5年以上も前のこと…(2016年7月調べ)。直近の実積が更新されていないということは、目立った結果を出していないということですね。過去の実績にすがっているようにも思えますが、本当に信頼できる人物なのでしょうか？？

無料コンテンツは、ブログ記事のみです。ちなみに有料メールマガジンは用意されていますが、無料メールマガジンは用意されていません。

ブログ記事では、主に相場状況を掲載しています。加えて、塾生向けに配信している銘柄の推移や、塾生案内、相場に向けたボヤキなどを織り交ぜています。

更新頻度はわりと高いことに加え、読み応えある内容なので参考程度に閲覧する分には問題ないでしょう。

有料会員コンテンツは以下の2つで、怪しげな点は見当たりませんでしたが、利用意欲は湧きませんでした。

■山の中の超相場観
1週間ごとの相場観と週間狙い目銘柄を配信。買いだけでなく空売り銘柄も掲載するとのこと。配信頻度は毎週土曜日で、料金は月額1,728円。料金は安価ですが、サンプル版は「2012年」のものであまり参考にはなりません。

■情報配信コース＆銘柄特選コース
何かしらの情報を配信してもらえる入塾制度が用意されていますが、サービス概要や料金設定は一切記載されていません。申込み先としてメールアドレスが掲載されているだけです。

有料コンテンツを利用した場合どの様なサポートを受けれるのかは記載されていない為、特段サポートなどは行っていないのかもしれません。

「山中株式投資塾」のサイト内には通常表記されている筈の「会社情報」が表記されておらず、連絡先として表記されているのはメールアドレス「[email protected]」のみです。

この状況から推測するに個人レベルで運営するサイトの可能性が高いですが、実際のところはどうなのでしょうか？気になるところです。

ドメイン取得日を調べると「2004年7月30日」と表示されます。このドメイン取得日は同サイトのものではなく、アメーバブログのドメイン取得日なので、参考になる材料ではありません。

ブログを過去にさかのぼってみると、最古の記事は「2009年7月8日」なので、実際は開設後7年が経過することが分かります(2016年7月調べ)。ただ、開設当初は時事問題に関する記事しか掲載していなかった模様です↓

続いて、所在地の検証に移りたいところですが、先述した通り会社情報が表記されていないので、当然所在地も表記されていません。検証の余地がないので検証結果の総括に移ります。

各項目に渡り一通り検証した結果、「山中株式投資塾」は個人レベルで運営する株ブログの可能性が高いと判断します。会社情報が表記されていない点、ブログをホームページ代わりにしている点などを見るとそう推測できます。

そもそも素性の分からないような人物が提供する情報など信頼できません。せっかく大事な資金を切り崩すのですから、最低限の信頼の置けるサイトの情報を利用したいところですよね。

株式投資は自己責任なので利用を止めたりはしませんが、以上の検証結果を踏まえたうえで慎重なご判断をオススメします。

■無料コンテンツ
・ブログ記事

■有料コンテンツ
・山の中の超相場観/月額 1,728円
・情報配信コース＆銘柄特選コース/料金不明